【要検討】ツーバイフォー(2×4)のハウスメーカーおすすめ12選！魅力や注意点も解説

「ツーバイフォーで家を建てるにはどこのハウスメーカーに頼めばいいの？」
「ツーバイフォーがいいって言うけど本当？」
「何に気をつけて検討すればいいかわからない」

ツーバイフォーはもともと北米などの海外で使われていた建築工法です。枠組壁工法とも呼ばれています。

デザインや間取りに多少の制約があっても、性能が良くてコストが抑えられる住宅にしたい方におすすめの工法です。

しかし、日本は湿度が高いため、結露しやすくカビが発生してしまうリスクがあります。

そこでこの記事では、以下の内容について紹介します。

• ツーバイフォーの魅力
• おすすめのハウスメーカー
• ツーバイフォーを検討するときの注意点

ツーバイフォーの住宅を検討している方は、参考にしてみてください。

ツーバイフォー(2×4)工法の魅力をサクッと解説

壁や天井などの面で支えているため、ほかの構造と比較しても耐震性に優れています。そのため、地震や強風の影響を受けづらいのが特徴です。

ほかにも、ツーバイフォーには以下の魅力があげられます。

コストパフォーマンスに優れ建築者の技術差が出にくいのは、きちんと規格化されているためです。工場で制作した六面体構造を現場で組み合わせていくため、施工者の技術力にかかわらず高品質の家に住めます。

性能が高い家に住みたいけれど、予算が限られている方はツーバフォー工法で家づくりを検討してみると良いでしょう。

ツーバイフォー(2×4)工法でおすすめのハウスメーカー12選　

ここでは、ツーバイフォー工法を使っているおすすめのハウスメーカーを12社紹介します。

1. 一条工務店
2. 三井ホーム
3. 三菱地所ホーム
4. 住友不動産
5. 木下工務店
6. アーデンホーム
7. スウェーデンハウス
8. メープルホームズ
9. セルコホーム
10. ヤマダホームズ
11. ウィザースホーム
12. ミサワホーム

一つひとつ確認して、自分に合ったハウスメーカーを選びましょう。

1.一条工務店

項目	概要
企業名	株式会社一条工務店
対応エリア	全国（沖縄を除く）
建築工法	・ツインモノコック構造 ・モノコック構造
特徴	・外内ダブル断熱構法で気密性抜群 ・熱交換換気システム「ロスガード90」で最大90％の温度交換率を実現 ・六面体の箱型パネル構造でゆがみにくい住まい

一条工務店は「家の性能」を大切にしているハウスメーカーです。

木造軸組構造にツーバイフォーの概念を取り入れたモノコック構造にすることで、耐震性能をさらにアップ。30年間に渡る実大実験で、耐震性を検証し続けています。

自社グループ工場での開発と生産を軸に行っているため、品質を落とすことなくコスト削減が実現しています。快適に過ごせる空間を作りたい方におすすめのハウスメーカーです。

2.三井ホーム

項目	概要
企業名	三井ホーム株式会社
対応エリア	全国（沖縄を除く）
建築工法	・プレミアム ・モノコック構法
特徴	・トラスフロアで変形に強い空間を実現 ・衝撃に強く熱を跳ね返す屋根「ダブルシールドパネル」 ・湿気に強いBSウォールを採用

三井ホームは、ライフスタイルに合わせた住まいを提案してくれるハウスメーカーです。

ほかにも、飛来物にも負けないほど頑丈な「BSウォール」や、約2.4tの大型車に相当する重量にも耐えられる屋根「ダブルシールドパネル」を採用することで、より強固な建物に仕上げます。

また、オリジナルの全館空調システムを取り入れているため、高気密にもかかわらず換気がしっかりできる仕様が特徴です。

3.三菱地所ホーム

項目	概要
企業名	三菱地所ホーム株式会社
対応エリア	東京・神奈川・千葉・埼玉・茨城・大阪・兵庫・奈良・京都（一部地域を除く）
建築工法	ツーバイネクスト構法
特徴	・自社開発のエムビーウォールで最大5.7mの開口を実現 ・独自技術のハイサーキュレートシステムで熱と湿気を排出 ・火災被害を最小限にするファイヤーストップ構造

三菱地所ホームは、ツーバイネクスト構法で家づくりをしています。ツーバイフォーの優れた耐震性や耐久性に加え、空間創造の自由度を進化させた構法が特徴です。

独自開発技術のエムビーウォールや3Dティンバーフレームのおかげで、ツーバイフォー工法で決められた「開口幅4ｍ」という制限を気にしなくて済みます。

他社では実現できない家づくりができるでしょう。耐久性を維持しながら間取りの自由度が上がるのは、魅力的なポイントです。

4.住友不動産

項目	概要
企業名	住友不動産株式会社
対応エリア	北海道・宮城・東京・神奈川・千葉・埼玉・群馬・茨城・栃木・新潟・愛知・三重・岐阜・静岡・大阪・兵庫・京都・奈良・岡山・広島・福岡
建築工法	・ウッドパネル工法 ・2×4工法 ・2×6工法
特徴	・パーティクルボードで優れた高耐震構造 ・超耐震構法であるニューパワーコラムを採用 ・外壁通気工法で結露を防ぐ

住友不動産は、3種類の工法からニーズにあった住まいの建築ができます。

ツーバイフォー工法に、超耐震構法であるニューパワーコラムをかけ合わせることで、耐震性能が約30％アップします。家の倒壊要因となるねじれ破壊の危険を低減してくれるのが特徴です。

また、透湿・防水・遮熱シートは熱カット率98.8％を実現し、夏は涼しく冬は暖かい空間で生活できる仕様です。外壁通気工法を導入しているため、通気性も確保されています。

ツーバイフォーのほかにも扱っている建築工法があります。従来工法と比較したい方は、住友不動産に問い合わせてみるのがおすすめです。

5.木下工務店

項目	概要
企業名	株式会社 木下工務店
対応エリア	東京・神奈川・埼玉・千葉・茨城・宮城・福岡・佐賀
建築工法	・ツーバイフォー工法 ・木造軸組工法
特徴	・木造耐火構造で家の自由度が広がる ・ツーバイフォーの特性を活かしたプランの提案 ・商品ラインナップが豊富でニーズに合わせたプランが選べる

木下工務店は、ツーバイフォー工法の特性を活かした商品ラインナップが豊富なことが特徴です。木造軸組構法で施工もできます。

制震システムである「DUOフレーム工法」を標準採用することで、地震の揺れを最大70％低減してくれます。住まいの倒壊を防げるため、大切な家族を守ることが可能です。

繰り返す余震にも効果を発揮するため、維持メンテナンス費用がかかりません。さらに、どのような土地でも設置できることも魅力です。

性能だけでなくデザインにもこだわりたい方におすすめのプランです。

6.アーデンホーム

項目	概要
企業名	株式会社アーデンホームインターナショナル
対応エリア	北海道・青森・秋田・福島・栃木・群馬・神奈川・山梨・静岡・岐阜・滋賀・兵庫・長崎・宮崎
建築工法	ツーバイフォー工法
特徴	・日本の住環境を加味した輸入住宅 ・北米生まれの輸入住宅で台風竜巻に強い ・高い断熱性に調湿性能と安全性を加えた断熱材アーデンウールを使用

アーデンホームは、輸入住宅を取り扱っているツーバイフォー工法のハウスメーカーです。耐震性や耐火性、耐久性はもちろんのこと、耐風性にも優れています。

断熱材にアーデンウールを使用することで、周囲の湿度を50〜60％に保ち壁内結露を防止するため、カビやダニの発生を防ぎます。

また、24の商品ラインナップの中から、ニーズに合わせて選択できるのが魅力です。

7.スウェーデンハウス

項目	概要
企業名	株式会社スウェーデンハウス
対応エリア	北海道・宮城・東京・埼玉・群馬・栃木・新潟・千葉・神奈川茨城・山梨・静岡・石川・富山・福井・長野・兵庫・大阪・滋賀・広島・愛知・福岡・大分・長崎
建築工法	モノボックス構造
特徴	・木製サッシ3層ガラス窓 ・24時間熱交換換気システムで85％の熱交換率を実現 ・含水率15％以下に保たれた木材を使用

スウェーデンハウスは、北欧の住宅を日本で実現させたハウスメーカーです。ツーバイフォー工法を活かしたモノボックス構造を採用しているため、耐震性や耐久性に優れています。

さらに、木製で3層構造のガラス窓は、断熱性能を高めています。木枠のサッシはアルミサッシと比較すると約1,700倍の断熱性があるのが魅力です。

24時間熱交換型換気システムを採用し、結露を防止しています。

8.メープルホームズ

項目	概要
企業名	株式会社 サンタ通商
対応エリア	北海道・宮城・山形・福島・東京・埼玉・千葉・神奈川・群馬・栃木・茨城・山梨・長野・新潟・静岡・愛知・三重・大阪・兵庫・京都・滋賀・和歌山・岡山・山口・福岡・佐賀
建築工法	・ツーバイフォー工法 ・ティンバーフレーム工法
特徴	・木材は森林保護の先進国カナダから輸入 ・全熱交換器型の換気システム「澄家Eco」を採用 ・ティンバーフレームとツーバイフォーを併用して強い構造体を実現

メープルホームズは、カナダから木材を取り寄せている輸入住宅のハウスメーカーです。

海外のおしゃれな暮らしや雑誌で見る邸宅など「世界の素敵な住宅デザイン」をテーマにして、心地よく暮らせる住まいを提供することをコンセプトとしています。

木質建材の多くは北米から輸入しているため、より海外に近い家づくりが実現できるでしょう。

高品質な建材を活かし、ツーバイフォー工法とティンバーフレーム工法を併用して強い構造体を実現する仕様です。海外のおしゃれな住まいに憧れている方に、おすすめのハウスメーカーです。

9.セルコホーム

項目	概要
企業名	セルコホーム株式会社
対応エリア	北海道・青森・岩手・宮城・秋田・山形・福島・東京・埼玉・千葉・神奈川・群馬・栃木・富山・石川・山梨・岐阜・静岡・愛知・三重・滋賀・大阪・兵庫・奈良・岡山・広島・徳島・愛媛・福岡・長崎・熊本・大分・鹿児島
建築工法	ツーバイフォー工法
特徴	・二重三重のファイヤーストップ構造で延焼を防止 ・断熱材は遮音性にも優れたグラスウールを使用 ・高耐久遮熱型透湿防水シートで快適な住まいに

セルコホームズは、カナダの輸入住宅ハウスメーカーです。カナダはツーバイフォー工法発祥の地で、住宅先進国といわれています。

多彩なデザインで豊富な森林資源を用いた木造建築で、リノベーションをしながら長く暮らせるのがカナダの住宅の特徴です。

耐久性を保つためには、湿気を溜めないことも大切です。セルコホームズなら、通気層や透過防水シートで壁内結露を防げます。

10.ヤマダホームズ

項目	概要
企業名	株式会社ヤマダホームズ
対応エリア	青森・岩手・宮城・秋田・山形・福島・東京・埼玉・千葉・神奈川・群馬・栃木・茨城・新潟・石川・山梨・長野・岐阜・静岡・愛知・富山・福井・三重・滋賀・京都・大阪・兵庫・奈良・和歌山・岡山・広島・徳島・香川・愛媛・高知・福岡・佐賀・長崎・熊本・大分・宮崎・鹿児島
建築工法	木造軸組パネル工法
特徴	・ホルムアルデヒド発散区分F☆☆☆☆を取得したやさしい建材 ・強度のばらつきが少ない構造用集成材を使用 ・天然乾燥と乾燥装置で含水率15％以下に

ヤマダホームズは、ヤマダ電機グループのハウスメーカーです。従来工法とツーバイフォー工法のような壁パネルを組み合わせたハイブリッド工法で、優れた耐震性や耐久性を発揮しています。

建材にこだわり、世界最古の木造建築である法隆寺にも使用されているヒノキを選択していることも特徴です。

強度や性能だけでなく、暮らしやすいアイデアを提案してもらえるところも嬉しいポイントです。

11.ウィザースホーム

項目	概要
企業名	株式会社ウィザースホーム
対応エリア	東京・千葉・埼玉・神奈川・茨城・山梨
建築工法	モノコック構造（ツーバイシックス）
特徴	・ツーバイシックスで曲げ強度約2.5倍、圧縮強度約1.6倍 ・面材と枠組材を一体化したダイヤフラムで構造 ・床下通気工法と外壁通気工法、棟換気で湿気を防ぐ

ウィザースホームは、ツーバイシックス工法を採用しています。そのため、ツーバイフォー工法と比較して、建物の強度は約2.5倍、断熱性能は約1.6倍も高いことが特徴です。

また、全館空調・24時間換気システムが搭載されています。通気口がしっかり設置されているので、気密性が高くても結露を防ぎ、腐食やシロアリから家を守ります。

断熱性の高い住宅で暮らしてみたい方に、おすすめのハウスメーカーです。

12.ミサワホーム

項目	概要
企業名	ミサワホーム株式会社
対応エリア	全国（沖縄を除く）
建築工法	木質パネル接着工法によるモノコック構造
特徴	・高分子接着剤とスクリュー釘の優れた接合技術で強固で安全な住まい ・モノコック構造に最適な連続布基礎を採用し荷重を分散 ・台風や積雪にも強い構造

ミサワホームは、木質パネル接着工法を用いたモノコック構造が特徴のハウスメーカーです。

高い耐震性や耐久性、断熱性や気密性を木質パネル接着工法で実現しています。木質パネルは1枚1枚丁寧に作られ、高分子接着剤とスクリュー釘の優れた接合技術が強固で安全な住まいに仕上げています。

すーさんは、大手ハウスメーカーに15年勤めた住宅販売のプロです。建築工法に関する知識が豊富なので、目的にあった住まいを提案してもらえます。

ハウスメーカー選びに行き詰まっているなら、どんな些細なことでも一度ご相談ください。

ツーバイフォー(2×4)工法を検討する際の4つの注意点

ツーバイフォー工法は、耐震性や耐久性、断熱性や気密性に優れた建築工法です。しかし、結露や腐食の対策ができていないと、建築後に後悔するかもしれません。

ここでは、ツーバイフォー工法を検討するときに気をつけたい注意点を4つ紹介します。

1. 壁内結露で合板が腐るリスク
2. 施工次第では低気密になる可能性
3. 自由な間取りを実現できない可能性
4. 換気が不十分だと湿気が溜まりやすくなる

順番に確認していきましょう。

1.壁内結露で合板が腐るリスク

ツーバイフォー工法に限らず、どんな工法でも知識と技術不足で木材が腐ることがあります。

ツーバイフォーでよくある事例は、壁内結露が発生して腐ってしまうことです。壁内で結露を発生させないためには、防湿気密シートを使って入り込んだ水蒸気を外へ出す必要があります。

ハウスメーカーを選ぶときは、防湿気密シートが使用されているかを確認しておきましょう。防湿気密シートの代わりに袋入り断熱材シートで対応するケースがありますが、水蒸気を外に出す役割は期待できません。

2.施工次第では低気密になる可能性

高気密になりやすい工法だったとしても、施工の技術次第では低気密になることがあります。ツーバイフォーは技術差が出にくい工法ですが、プロが施工するハウスメーカーを選択するようにしましょう。

ツーバイフォーは面で家が作られるため、高気密になりやすいのが魅力です。気密性が高く保たれれば、室内が暑すぎたり寒すぎたりせずに快適に過ごせます。年数が経っても性能が維持されやすいことも特徴です。

3.自由な間取りを実現できない可能性

ツーバイフォー工法は従来工法の住宅と比較して、間取りを自由にできない可能性があります。六面体構造のボックスを組み合わせた工法だと、柱や壁を自由に動かすことが非常に難しいためです。

ハウスメーカーを検討する際は、間取りの自由さやプランの豊富さを重視して選ぶのがおすすめです。理想の家に近づけるための方法を探すと、満足度の高い家を建てられます。

4.換気が不十分だと湿気が溜まりやすくなる

ツーバイフォー工法は木造軸組構法と比較して、気密性が高くなりやすいです。そのため、換気が不十分だと、壁内に湿気が溜まりやすくなります。

十分な換気ができるシステムの導入が必要です。ツーバイフォーで住宅を建てようと検討中の場合は、換気方法についても調べておきましょう。

ツーバイフォー(2×4)工法のハウスメーカー選びに迷う方はすーさんに相談しよう

ツーバイフォーは、海外では一般的な建築工法です。六面体構造を組み立てて建築するため強固な構造になり、耐震性や耐久性に優れています。

しかし、日本は海外と違って湿気が多いため、対策を取っているハウスメーカーを選ばないと壁が腐ってしまうリスクがあります。

これまで4,000人以上の悩みを解決してきたので、住宅に関する知識が豊富です。大手ハウスメーカーに15年勤めた経験と実績をもとに、ぴったりのメーカーを提案します。何を重視して決めたら良いかにわからない方は、お気軽にご相談ください。