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【温度管理が重要】コンクリートの家で後悔する理由7選!快適に過ごすためのポイントも解説

「建てるならコンクリートの家にしたい」
「コンクリートの家は後悔するって本当なの?」
「快適なコンクリートの家にする方法はあるのかな?」

コンクリートの家は、鉄筋や鉄骨で強化させたコンクリートで出来ています。そのため、災害に強いことが特徴です。

あき

コンクリートの家は、高級感と重厚感があって素敵ですよね!

しかし、コンクリートは気温に影響を受けやすいので、温度対策が必要です。対策を怠ると結露してカビが発生することもあるので、後悔してしまうかもしれません。

この記事では、大手ハウスメーカーで住宅を販売してきたプロの筆者が、以下の内容を解説します。

  • コンクリートの家にして後悔する理由
  • おすすめな理由
  • 快適に過ごすためのポイント

コンクリートの家にして後悔したくない方は、ぜひ最後までお読みください!

あきとすーさん
目次

コンクリートの家とは?概要をサクッと解説

コンクリートの家には鉄筋で強化されたコンクリートのRC造と、中に鉄骨を入れたSRC造があります。2種類の特徴は、以下の通りです。

種類特徴
RC造(Reinforced Concrete)鉄筋で強化させたコンクリート造
SRC造(Steel Reinforced Concrete)鉄骨入りの鉄筋コンクリート造

RC造は、鉄筋の型枠に流し込んで強化させたコンクリートの家です。構造上の主要な部分である柱や梁・床などに使用します。

あき

阪神淡路大震災でも倒壊しませんでした!

SRC造のSはSteel (鉄骨)の略で、強化したコンクリートの中に鉄骨を入れます。鉄筋で強化されたコンクリートの中に鉄骨を入れるので、RC造よりもさらに強い構造です。

コンクリートの家を造る工法(組み立て方法)は、以下の2種類があります。

種類特徴
ラーメン構造RCやSRCを枠組みにして住宅を組み立てていく工法
壁式構造柱や梁と壁面をRCやSRCで一体化させる工法

ラーメン構造は壁面がないため、空間の自由度が高いというメリットがあります。一方で壁式構造は、壁で住宅を支えるので、耐震性能がより強化されます。

すーさん

壁式構造は、高層階の住宅にも使われる工法ですよ!

コンクリートの家を建てて後悔する理由7選

コンクリートの家を建てて後悔する理由は、主に以下の7つがあります。

  1. コストがかかる
  2. 熱伝導率が高い
  3. 汚れやすい
  4. 結露しやすい
  5. 土地が重量に耐えられない
  6. ひび割れする
  7. 増改築・取り壊しが難しい

それぞれ詳しく見ていきましょう。

1.コストがかかる

1~3階建ての住宅でコンクリートの家を建てる人は、1~2割程度しかいません。コストが高いため、多くの方が木造か軽量鉄骨造を選んでいるからです。

鉄筋で強化させたコンクリートの製造には、高い技術と品質を確保する必要があります。気温や湿度の変化に対応しないと弱いコンクリートになり、耐久性が低くなってしまうからです。

そのため、木造であれば坪単価は50万円ほどですが、コンクリートの場合は100万円以上になるケースも珍しくありません。

あき

木造よりも高額ですね!

また、デザイナーズハウスなどの注文住宅は構造体を工場ではなく現場で作るため、さらにコストがかかるでしょう(参照:林野庁|住宅における木材利用

マイホームの後悔については、関連記事「【超厳選】マイホームの後悔ランキングトップ5!家づくりのプロが具体例と解決策まで解説」で解説しています。ぜひ参考にしてみてください。

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2.熱伝導率が高い

コンクリートは熱伝導率が高いため、外気の温度に影響を受けやすいのが特徴です。夏は暑く冬は寒いため、一年を通して冷暖房を使う必要があります。

また、蓄熱性が高く冷暖房が効きにくいです。夏の外気温や日差しで熱くなった壁を冷やすには、長い時間がかかるため電気代がかさんでしまうでしょう。

すーさん

コンクリートの家は隙間ができないので気密性が高く、石油ストーブは使えません!

そこで、設置する窓や断熱材の性能を上げる必要があり、コスト増につながるでしょう。

3.汚れやすい

あき

コンクリートの家は汚れやすいので、後悔する人が多いです!

コンクリートは水分を吸収しやすく、雨水や排気ガスでシミができやすいという特徴もありますまた、日当たりが悪いとカビや黒ずみが目立つようになるでしょう。

高圧洗浄機や専用クリーナーなどを使って、こまめな掃除が必要です。また、室内も壁紙のように張り替えてキレイにすることはできません。

定期的なメンテナンスやクリーニング費用がかかるでしょう。

4.結露しやすい

あき

コンクリートの家は結露しやすいですよ!

コンクリートは外気の影響を受けやすいため、室内との温度差が原因で結露します。さらに、気密性が高いために湿気が逃げず、カビやダニなどが発生することも。アレルギーによる健康被害も考えられます。

また、窓枠がサビたりコンクリートが劣化して剥がれたりするので注意が必要です。

5.土地が重量に耐えられない

木材に比べてコンクリートは重いので、地盤が重量に耐えられないケースがあります。SRC造は鉄骨の重量も加算されるので、重さに耐えられる地盤を探すのが大変でしょう。

建物の倒壊を防ぐため、土地改良の工事が必要になる場合があります。工事内容と費用相場は、以下の通りです。

種類工事内容費用相場
表層改良工法
(軟弱な地盤が2m程度)
セメント系の凝固材を地盤に注入する1坪当たり1~2万円
柱状改良工法
(軟弱な地盤が2~8m程度)
セメント系の凝固材を地盤に注入し支持地盤まで強固な柱を到達させる1坪当たり2~3万円
鋼管杭工法
(軟弱な地盤が5~10m程度)
やや細い鋼管杭を埋め込み建物を支える1坪当たり4~6万円
すーさん

コンクリートの家を建てるには、土地選びも慎重に行わなければなりません!

6.ひび割れする

コンクリートは木材のように収縮性がないため、乾燥や膨張でひび割れします。ひび割れを放置すると欠損した部分が大きくなり剥離するので注意が必要です。

コンクリートのひび割れには、以下の4種類があります。

種類ひび割れの状態特徴
ヘアークラック幅0.3mm以下
深さ4mm以下
コンクリートの乾燥や膨張で起きる
乾燥ひび割れ壁に大きな亀裂が入る水分の蒸発によって柱や梁などに引っ張られて起きる
構造ひび割れ幅が0.3mm以上
深さが5mm以上
地震や地盤沈下などによって起きる
沈みひび割れ鉄筋に沿って直線的なひび割れが入る構造体の耐久性を低下させる
すーさん

定期的にメンテナンスしないと、剥離がすすみ建物の寿命を短くします!

7.増改築・取り壊しが難しい

鉄筋で強化されたコンクリートの家は、簡単に増改築できません。特に壁式構造の場合、間取りが決まってしまうデメリットがあります。

結婚や出産などで家族が増えたり、子どもが独立して住む人が減ったりすることもあるでしょう。ライフイベントに対して柔軟性がないことは後悔に繋がるかもしれません。

また、コンクリートの家は強度があるため、取り壊しの費用が高くなります。木造住宅との解体費用の比較は、以下の通りです。

種類解体費用
木造住宅1坪当たり3~4万円
鉄筋コンクリート造1坪当たり5~8万円

仮に30坪の木造住宅であれば、解体費用は90~120万円です。しかし、鉄筋コンクリート造だと150~240万円とコストがかさんでしまいます。

コンクリートの家を解体するには特殊な重機が必要で、リサイクルできる廃材もないため割高な費用になるのです。

あき

間取りで後悔しないためには「LIFULL HOME`S」を活用するのもおすすめです!

間取りの実例や、知らなかったハウスメーカーにも出会えます

LIFULL HOME’Sの家づくりノートの詳細は、関連記事「【めっちゃ簡単】家づくりに役立つノートをもらう方法!よくある疑問もスッキリ解決(PR)」で解説しているので、ぜひ参考にしてみてください!

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コンクリートの家で後悔しない!おすすめな理由5選

コンクリートの家をおすすめする理由には、以下の5つがあります。

  1. 長い期間で見るとコストがかからない
  2. 災害に強い
  3. 火災に強い
  4. 自由な間取りが実現する
  5. 保険料が安くなる

それぞれ解説します。

1.長い期間で見るとコストがかからない

コンクリートの家は耐用年数が47年です。適切にメンテナンスすれば、60~100年持つといわれています。

一方、木造建築の耐用年数は22年と、コンクリートの家と比較すると2分の1以下。コンクリートの家は初期費用がかかりますが、立て替えをしなくても孫の代まで引き継げるでしょう。

すーさん

こまめにメンテナンスすれば、長期的に考えるとローコストで済みます!

工務店選びの後悔については、関連記事「【注意】地元工務店で後悔する7つの理由!失敗しない選び方やメリットも解説」で解説しています。ぜひ参考にしてみてください。

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2.災害に強い

近年の災害は規模が大きく、被害が甚大です。多くの木造住宅が被害に遭う中で、コンクリートの家は阪神・淡路大震災や熊本地震でも被害がありませんでした。

あき

コンクリートの家は横への衝撃に強く、地震や台風でも安心ですよ!

大きな災害が起きても、自宅に被害がなければ避難所生活を送らずに済みます。また、台風の被害も少ないため、沖縄ではコンクリートの家が大半を占めています。

3.火災に強い

火災が起きると炎の温度は900~1,000度になるため、鉄骨造でも家が倒壊する危険性があります。鉄骨は300~500度になると強度が半減するからです。

しかし、耐火温度の高いコンクリートをコーティングすれば、火災でも倒壊しない強い家になるでしょう。

すーさん

コンクリートは燃えることがありません!

4.自由な間取りが実現する

あき

コンクリートの家は、ライフスタイルの変化にも柔軟に対応できますよ!

木造住宅などは柱を置くことで屋根や床の重さを支えています。そのため、1つの空間を狭くすることで地震などの災害に備えています。

一方、コンクリートの家は少ない柱や壁でも強度があるので、広い空間が作れます。広い部屋は開放感があり、収納スペースも確保できるのがメリットです。

コンクリートの家について紹介しましたが、どんな家にしたらいいのかわからない方もいるでしょう。コンクリートの家づくりで迷っている人は「すーさんの相談窓口」の無料相談を活用するのもおすすめです。

すーさん

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5.保険料が安くなる

あき

地震や火災に強いコンクリートの家は、木造建築よりも保険料が安くなりますよ!

住宅物件の保険料の区分は、RC造などの「耐火構造」と木造などの「非耐火構造」に分けられます。コンクリートの家は燃えにくい「耐火構造」なので、保険料が安く設定できるでしょう。

一方、木造住宅は「非耐火構造」という燃えやすい構造のため、保険料が高く設定されています。コンクリートの家は火災と地震をセットにしても割安になるため、ランニングコストの減少に繋がるでしょう。

マイホームの維持費については、関連記事「【対策が重要】マイホームの維持費で後悔する5つの理由!費用を抑える方法と目安も解説」で解説しています。ぜひ参考にしてみてください!

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コンクリートの家で後悔しないために!快適に過ごすためのポイント3選

コンクリートの家で快適に過ごすポイントは、以下の3つです。

  1. 断熱材の素材にこだわる
  2. 高機能換気システムを導入する
  3. 撥水剤で汚れにくい壁にする

確認していきましょう。

1.断熱材の素材にこだわる

以前から使われてきたグラスウールなどの繊維系の断熱材は、水分が中に入り込むと外に排出できません。近年では改良されてきましたが、カビなどが中に繁殖してしまいます。

そこで、硬質ウレタンパネルの設置や発泡ウレタンの吹き付けがおすすめです。高い断熱効果を発揮し冷暖房の効果を逃さないため、夏は涼しく冬は暖かい家になるでしょう。

すーさん

熱伝導率が高いコンクリートの家は、断熱材にこだわりましょう!

2.高機能換気システムを導入する

通常の換気システムは排気か吸気だけの機械換気なので、湿度が高くなり結露します。しかし、高機能の換気システムでは必要に応じて排気と吸気を自動で調節してくれるため、湿度が上がらず快適に過ごせるでしょう。

あき

結露やカビ対策には、高機能換気システムの導入がおすすめですよ!

また、熱交換システムを使って室内の温度を逃さず換気するため、冷暖房の効果を持続させられます。

3.撥水剤で汚れにくい壁にする

コンクリートの外壁に撥水剤を使用すると、雨水などの汚れを保護してくれます。鉄筋やボルトも雨水から保護できるので、耐用年数が延びて費用対効果が高くなるでしょう。

すーさん

外壁の風合いを損なわないように、透明な撥水塗料がおすすめですよ!

コンクリートの家で後悔しないためには温度管理が重要

コンクリートの家を建てて後悔する理由には、コストが高いことや湿度が高くなりやすいことが挙げられます。しかし、断熱材の設置や高機能換気システムの採用で、これらのデメリットを乗り越えられます。

あき

十分な温度管理が重要ですね!

コンクリートの家は長持ちするためコストを抑えられるというメリットもあります。ご自身の要望をまとめたうえで、どのような家を建てるかを検討しましょう。

すーさん

もし決められない場合は、すーさんの相談窓口をご活用ください!

断熱材や高機能換気システムの適切な予算・ローンなど、丁寧にヒアリングをしたうえで家づくりに関する総合的なアドバイスしています。相談は無料なので、以下からお気軽にご連絡ください!

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すーさんの家づくり無料相談

この記事を書いた人

失敗&後悔しない家づくりに関する情報を発信|家づくりが楽しすぎて家オタクと化した30代主婦|家づくり中に会いたい女No.1と呼ばれるまでに|Instagramアカウントはフォロワーさん17万人超え|家づくりの事を徹底リサーチして分かりやすく伝えます

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