「オープンクローゼットのデメリットとは?」
「クローゼットを扉なしにすると後悔する?」
「目隠しはどうすればよいか知りたい」
オープンクローゼットは、扉なし収納のことで、中の衣類が見えるつくりをしています。「見せる収納」として人気が高いですが、衣類にホコリがつきやすかったり、日焼けしたりするなどのデメリットもあります。
デメリットも把握しておかないと、後悔しそうですね!
そこで、この記事では15年ハウスメーカーに勤務した家づくりのプロが以下の内容について解説します。
- オープンクローゼットとは何か
- オープンクローゼットのデメリット・メリット
- 後悔しないための対策
具体的な対策方法も紹介するので、最後まで読んで参考にしてください!
オープンクローゼットとは?サクッと解説
オープンクローゼットとは、扉のついていないクローゼットのことです。「見せる収納」として衣服やカバンなどの小物を収納することで、アパレルショップのような雰囲気をだせます。
アパレルショップにいるみたいで、自宅での服選びが楽しくなりそうですね!
また、相性が良いことからウォークインクローゼットに採用されることが多いです。
ウォークインクローゼットについては、関連記事「【超有益】ウォークインクローゼットで失敗する7つの理由を解説!後悔しないためのポイントも紹介」で解説しています。ぜひ参考にしてみてください。
オープンクローゼットのデメリット5つ
オープンクローゼットには、以下のようなデメリットがあります。
- 衣類にホコリがつきやすい
- 衣類が日焼けすることがある
- 中身が見えることから生活感がでる
- 防虫剤や除湿剤の効果が下がる
- 冷暖房効率が下がる
それぞれ詳しく解説します。
1.衣類にホコリがつきやすい
オープンクローゼットは扉がないことで、より衣類や小物にホコリがつきやすくなります。クローゼットを人の出入りが多い場所に設置した場合には、特に気になる可能性が高いです。
清潔さを保つために、扉がついている場合よりもこまめに掃除する必要があります!
衣類を大切にするためには、定期的な掃除や部屋の換気をすることが欠かせません。
2.衣類が日焼けすることがある
オープンクローゼットのある部屋や場所にもよりますが、扉がある場合よりも衣類が日焼けしやすい点がデメリットです。そのため、日の当たらない場所に設置するのがおすすめです。
また、部屋の蛍光灯に当たることで、衣類の色が褪せてしまうこともあります!
直射日光や蛍光灯の下などの設置を避けることで、対策可能です。一度日焼けをした衣類は元に戻せないため、気になる場合にはカーテンを設置したり、衣類カバーを使用したりしましょう。
3.中身が見えることから生活感がでる
オープンクローゼットは中身が丸見えになるので、整理整頓されていないと生活感がでてしまいます。
生活感をださないためには洋服や小物をきれいに収納する必要がありますね!
また、オープンクローゼットのある部屋に来客を通す場合には、視線が気になってしまうこともあるでしょう。きれいな収納を保つ自信がない方には、オープンクローゼットはあまりおすすめできません。
4.防虫剤や除湿剤の効果が下がる
防虫剤や除湿剤は、密閉された空間でより高い効果を発揮します!
防虫剤は、空気中に成分が漂うことで衣類に虫がつくことを防げるため、オープンな空間では性能を発揮しにくいでしょう。
そのため、オープンクローゼットで防虫剤を使用する場合には、カバータイプがおすすめです。大切な衣類を守るために、防虫剤や除湿剤の効果が下がらないよう対策をとる必要があります。
5.冷暖房効率が下がる
オープンクローゼットでは、扉つきクローゼットよりも冷暖房効率が下がる点もデメリットです。冷やしたり、暖めたりする必要がないクローゼットの内部にまで冷気や暖気が流れ込むためです。
クローゼット内部に空気が流れこむのを遮断する必要があります!
冷暖房を使う夏と冬には、ロールスクリーンやカーテンをつけるなどの対策をとりましょう。
ここまで、オープンクローゼットについて解説してきました。とはいえ、実際に建てる家にオープンクローゼットが適しているか判断できない方もいるでしょう。
オープンクローゼットにある家づくりで悩んでいる方は、15年間ハウスメーカーの営業マンとして勤務した経験のある「すーさん」に相談するのがおすすめです。
これまで5,000人以上の家づくりに関するお悩みを解決してきました。どのような些細な悩みにでも丁寧に答えてくれるので、ぜひ活用してみてください。
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オープンクローゼットのメリット5つ
オープンクローゼットには、おしゃれさ以外にも以下のようなメリットがあります。
- 通気性が良い
- 物の出し入れがスムーズにできる
- 狭いスペースで収納を確保できる
- 開放感がある
- 施工費用を抑えられる
それぞれ詳しくみていきましょう。
1.通気性が良い
オープンクローゼットは、通気性が良いのがメリットの1つです。
扉やドアによって空気の流れが遮断されず通気性がよいため、カビやダニの発生が少なくなります。
対して、扉つきのクローゼットは湿気がこもりやすく、カビやダニが発生しやすいため、定期的な換気が必要です。大切な衣服をカビやダニから防ぎたい方に、オープンクローゼットはおすすめです。
2.物の出し入れがスムーズにできる
オープンクローゼットには扉がないので、衣類や収納物の出し入れが楽にできる点がメリットです。
扉やドアを開け閉めする手間がないので、両手がふさがっていても利用できます!
洗濯後の衣類を収納する際にも、扉がないことから動線がスムーズになります。家事効率のアップを考えている方に、おすすめな収納といえるでしょう。
3.狭いスペースで収納を確保できる
オープンクローゼットは狭いスペースでも収納を確保できます!
扉やドアが必要ないため、狭いスペースでも設置できます。限られたスペースで十分な収納をつくる場合には、オープンクローゼットがおすすめです。
また、扉を設けないぶん奥行きを深くできます。ハンガーポールを前後に2本設置できるので、手前と奥で「よく使う衣類」「シーズンオフの衣類」などに分けられるのが利点です。
狭いスペースの活用方法については、関連記事「【完全ガイド】狭小住宅で後悔する11の理由!住宅のプロが間取り実例や対策も解説」で解説しています。ぜひ参考にしてみてください。
4.開放感がある
オープンクローゼットには、開放感を演出できるのが特徴です。部屋とクローゼットが一体化するため、部屋を広く見せてくれます。
収納を設置する部屋が狭い場合には、オープンクローゼットがおすすめです。
「見せる収納」を意識して、整理整頓することで部屋のインテリアのようになります!
5.施工費用を抑えられる
オープンクローゼットは扉の設置が必要ないので、施工費用を抑えられる点もメリットです。クローゼットの広さによって異なりますが、棚やハンガーパイプを取り付けるのみで3〜25万円程度が目安です。
クローゼットの扉やドアを設置する場合には追加で5〜15万円程度かかるため、その分のコストを抑えられます。
費用を抑えて収納を増やしたい方におすすめです!
オープンクローゼットで後悔しないための対策6選
ここでは、オープンクローゼットで後悔しないための対策を6選紹介します。
- 衣類にカバーをかける
- ロールスクリーンやカーテンで目隠しする
- 普段着用しない衣類は衣装ケースで保管する
- 1人ひとりの収納場所を分ける
- ニーズが満たせるように設置する
- 物や収納棚を床に直接置かない
採用を検討している方は、ぜひ参考にしてください。
1.衣類にカバーをかける
オープンクローゼットにした場合には、衣類にカバーをかけるのがおすすめです!
カバーをかけることで、衣類にホコリがついたり、日焼けしたりするのを防げます。とくに、使用頻度が少ない衣類はホコリが付着しやすいので、カバーをかけておくとよいでしょう。
なお、衣類カバーは不織布タイプを選ぶのがおすすめです。不織布タイプには小さな穴が開いているため、通気性がよくカビも防げます。
ビニールタイプは中身が見えやすい点がメリットですが、日焼けを防げず、通気性が悪いのがデメリットです。
喪服などの着る頻度の少ない衣服には、防虫効果があるカバーを使用するのもおすすめです。
2.ロールスクリーンやカーテンで目隠しする
オープンクローゼットの中が丸見えになるのを防ぎたい方は、ロールスクリーンやカーテンで目隠ししましょう。
クローゼットの中を隠せるので、生活感がでるのを防げます!
また、衣類にホコリがついたり日焼けしたりすることを防止できます。
さらに、クローゼット内に空気が流れこみづらくなるので、冷暖房の効率の低下も防げるでしょう。ロールスクリーンやカーテンを設置することで、オープンクローゼットのデメリットを解消できます。
3.普段着用しない衣類は衣装ケースで保管する
普段あまり着ない衣類はハンガーにかけて収納するのではなく、衣装ケースやタンスに保管しましょう。一緒に防虫剤と除湿剤を入れておけば、大切な衣類を虫やカビから守れます。
密閉空間に衣類をしまうことで、防虫剤や除湿剤の効果が発揮されますね!
大切な衣類を虫食いやカビなどから守るためには、着用頻度が低い衣類は衣装ケースで保管するようにしましょう。
4.1人ひとりの収納場所を分ける
オープンクローゼットの衣類の出し入れがしやすいように、家族1人ひとりの収納場所を分けるのがおすすめです。
家族の衣類が分けて収納されていないと、出し入れが面倒になる可能性が高いからです。ただし、間仕切りを使用すると、ライフスタイルが変化した場合に対応しにくくなります。
クローゼットの右は子ども、左は両親などと大まかに区切ると使いやすいです!
5.ニーズが満たせるように設置する
オープンクローゼットは、設置する場所によって「広さ」や「使いやすさ」が異なります。
収納する衣類や小物を把握して、設置する場所を決める必要がありますね!
また、扉のないウォークインクローゼットを採用する場合には、出入り口の設置場所をよく検討しておくことが大切です。収納力に差が出るため、容量を重視したい方は出入り口は端にするのがおすすめです。
設置する目的やニーズを明確にしてから、オープンクローゼットをつくるようにしましょう。
6.物や収納棚を床に直接置かない
物や収納棚を床に直接置かないようにしましょう。
オープンクローゼットはホコリがたまりやすいため、下に物を置くのはおすすめできません。浮かせる収納を採用するようにしましょう。
また、床面がオープンになっていることで、掃除機をかけたりモップかけたりなどの掃除がしやすくなります。
ただし、床面に物を置けないと収納力は減少します。キャスターつきのボックスを設置するなど、移動可能な収納を選ぶことで、掃除しやすく容量の多い収納が実現できるでしょう。
対策すればオープンクローゼットのデメリットは攻略できる
オープンクローゼットには、衣類にホコリがつきやすかったり、生活感がでてしまったりするなどのデメリットがあります。また、防虫剤や除湿剤の効果や冷暖房効率も下がることも懸念されるポイントです。
後悔を防ぐためには、事前に対策をとる必要がありますね!
とはいえ、オープンクローゼットで後悔しないための対策がわかっても、設置が適しているかどうかわからない方も多いでしょう。
オープンクローゼットを設置するか迷っている方は、15年間ハウスメーカーで営業を経験した家づくりのプロである「すーさん」に相談するのがおすすめです。
成功例だけではなく失敗例も知っているので、さまざまな視点からアドバイスできます!
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