「道路沿いの家はうるさいから止めた方が良いって聞くけど本当?」
「道路沿いの家に住むメリットが知りたい」
「実際に住んだことある人の意見が聞きたい」
道路沿いにある家の購入を検討して調べてみると、止めた方が良いと言われているのを聞いて心配になる方もいるのではないでしょうか。
結論から言うと、道路沿いの家は止めた方が良いとは言い切れません。
確かに、騒音や排気ガスの影響で、住みたくないと感じている方は一定数います。しかし、道路沿いに家があると便利なこともあります。
大切なのは、その家に住むあなたが何を重視して家を購入するかです。
目星をつけている土地や家があるなら、その地域に住む人の意見を聞いて判断するのが良いでしょう。
この記事では、大手ハウスメーカーで15年間営業を務め、今では家づくりのサポートを行っている筆者が、以下の内容を解説します。
- 道路沿いの家は止めた方が良い理由
- 住むメリット
- 判断するポイント
- 実際に住んだことがある人の口コミ
道路沿いの家の購入に迷っている方は、ぜひ参考にしてみてください。
道路沿いの家は止めた方が良い7つの理由
道路沿いの家にすると、不快に思うことがあります。購入して住み始めてからは後悔したくないですよね。
道路沿いの家を購入すると、どのようなことが起こりやすいのかを事前に把握しておくことが必要です。
ここでは、道路沿いの家は止めた方が良い理由を7つ紹介します。
- 車の走行音がうるさい
- 大型車が通ると揺れる
- 排気ガスによる影響を受ける
- 洗濯物を干しにくい
- 子どもが飛び出す危険性がある
- 駐車場に車を停めるのが大変
- 家の前に路駐される可能性がある
順番に確認していきましょう。
1. 車の走行音がうるさい
道路沿いに家を建てると、車やトラック、バスなどの走行音がうるさいと感じる場合があります。
交通量が多い道路だと、朝から晩までひっきりなし。
外の音が気になる方は、大通り沿いは避けた方が無難です。
やむを得ず道路沿いに家を建てる場合は、防音機能を重視するのがおすすめです。窓ガラスをペアガラスにしたり、窓に防音テープを貼ったりして対策していきましょう。
2. 大型車が通ると揺れる
トラックやバスなどの大型車が通ると、家が揺れることがあります。
頻繁に起こるとストレスになる方もいるでしょう。
戸建ては木造で建てることが多いので、鉄筋コンクリートのマンションより振動を感じやすいです。家を建ててから後悔する可能性があるなら、道路沿いに家を建てたり、道路沿いの家を購入したりするのは止めましょう。
3. 排気ガスによる影響を受ける
道路沿いの家は、車の排気ガスの影響を受けることが多いです。とくに、高速道路沿いや大通り沿いは、車の交通量に比例して排気ガスも多くなります。
道路沿いの場所は、車通りの少ない場所より空気が汚れています。
家の壁が黄ばんだり、洗濯物が汚れたりしてしまうことも。
道路沿いの家に住むなら、排気ガスの影響があることを念頭に置いた方が良いでしょう。
4. 洗濯物を干しにくい
道路沿いの家に住むと排気ガスの影響があるのはもちろんのこと、洗濯物が人目につきやすいです。
できるだけ外から見られないようなつくりになっていますが、洗濯物が干せる場所を事前に確認しておきましょう。
いくら見えないつくりとはいえ、人通りが多いところでは干しにくいと感じてしまいます。とくに女性は気になるのではないでしょうか。
道路沿いの家に住むなら、室内に洗濯物が干せる空間を用意しておくのがおすすめです!
浴室乾燥機の設置やランドリールームを設けるなど、洗濯物を部屋干しする対策を考えておきましょう。
ランドリールームの必要性は関連記事「【確認必須】ランドリールームがいらなかったと後悔する10の理由!失敗しない対策やメリットも紹介」で解説しています。ぜひ参考にしてみてください!
5. 子どもが飛び出す危険性がある
小さい子どもがいる方は、道路沿いの家はあまりおすすめしません!
突然道路に飛び出してしまう危険性があるからです。親がどんなに注意していても、起こってしまう可能性があります。
子どもは自分のことに集中したり夢中になったりすると、周りが見えなくなってしまうことがよくあります。注意深く見ていても、飛び出してしまう可能性があるのです。
とくに小学生以下の子どもがいる方は、道路沿いの家は止めた方が良いでしょう。
6. 駐車場に車を停めるのが大変
道路沿いの家は、自宅の駐車場に車を停めるのが大変です。
通行する車の邪魔にならないように停める必要があります。
また、車だけでなく自転車や歩行者にも気を遣わなければなりません。運転が不慣れで焦ってしまう方が駐車するのは、難易度が高いと言えます。
道路沿いに家を建てる場合は、駐車場を大通り沿いに面していないところにすると良いでしょう。
7. 家の前に路駐される可能性がある
路駐が多い通りだと、家の前に路駐される可能性があります。近くにコンビニといったお店があると、止められてしまう確率が上がります。
自分の車が出せなかったり家の前にずっと人がいるような感覚になったりして、ストレスが溜まってしまうことも。
人目が気になる場合は、道路に面している窓は開けないようにし、外から家の中が見えないように工夫することが必要です。
止めた方が良いと言われる道路沿いの家に住む5つのメリット
道路沿いの家にはデメリットが多いので、気になる方にはおすすめしません。しかし、道路沿いで便利なことが多く、メリットがあります。
ここでは、止めた方が良いと言われる道路沿いの家に住むメリットを5つ紹介します。
- 人通りが多く防犯性が高い
- 隣人との騒音トラブルになりにくい
- 商業施設へ出かけやすい
- バスやタクシーに乗りやすい
- 車で生活しやすい
一つひとつ見ていきましょう。
1. 人通りが多く防犯性が高い
道路沿いの家は、路地裏にある家と比較して防犯性が高いと言えます。
道路沿いは人通りが多いため、空き巣の被害に遭うにくいためです!
路地裏の静かな家は防犯面で心配という方は、道路沿いの家が安心できるでしょう。
道路沿いの家は見通しがよく通行人が多いため、一人で歩いていても必要以上に不安になることはありません。大通り沿いなら、適度に街灯があるため夜道でも比較的明るいです。
2. 隣人との騒音トラブルになりにくい
道路沿いの家は常に車の走行音があるため、隣人の生活音が少々うるさくても気にならない可能性があります。
周囲の騒音でかき消されて聞こえにくいことも。
自分たちの生活音がうるさくて心配な方や、隣人の生活音が気になってしまう方にはメリットです。
騒音トラブルは路地裏の静かな家の方が、起こりやすいと言えます。
3. 商業施設へ出かけやすい
道路沿いに家があると、出かけるときに便利です。
目的のお店が同じ道路沿いにあるなんてことも。
駅へのアクセスも良いので、便利に感じることが多いでしょう。少し中に入ったところに家があると、どこに行くにも時間がかかり外に出るのが面倒になりやすいです。
気軽に外に出られて、いろんなところにアクセスしやすい道路沿いの家は便利なところもあります。
4. バスやタクシーに乗りやすい
道路沿いの家に住んでいると、バス停が近くにあったりタクシーを捕まえやすかったりします。急いでいるときに便利ですよね。
バスの時間が迫っていても、近くに住んでいれば間に合います。
タクシーを呼ばなくても捕まえられる可能性もありますよ!
遊びに出かけるときだけでなく、通勤通学にも便利です。
5. 車で生活しやすい
道路沿いの家の駐車場に車を停めるのは難しいところがありますが、出かけるのには便利。すぐに道路に出られるため、移動がスムーズです。
通勤で車をよく使う方は、道路沿いの家が気に入るかもしれません。プライベートでよく車を使う方も便利だと感じるでしょう。
道路沿いの家は、車をよく使って生活する方には便利な家です!
ここまで、道路沿いの家のメリット・デメリットを紹介してきましたが、自分に合っているか決められない方もいるのではないでしょうか。判断に迷った場合は、家づくりのプロに相談するのがおすすめです。
「すーさんの相談窓口」では、家を建てる場所や土地探しなど、あらゆるお悩みに回答しています。
大手ハウスメーカーで15年間営業を務めたすーさんが回答してくれるので、安心して質問できますよ。
相談は無料なので、少しでも不安を感じている方や家づくりで後悔したくない方は、ぜひお気軽にご連絡ください!
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道路沿いの家に住むかを判断する3つのポイント
道路沿いの家を購入するか迷ったら、気になるところが妥協できるかを考えるのがおすすめです。また、デメリットよりメリットの方が大きいと感じるかどうかもポイントになります。
ここでは、道路沿いの家に住むかを判断するポイントを3つ紹介します。
- 環境音がどの程度気になるか
- 排気ガスの影響がどの程度気になるか
- 道路沿いの家に住むメリットが大きいか
道路沿いの家にしようか迷っている方は、ぜひ参考にしてみてください。
1. 環境音がどの程度気になるか
車の走行音がうるさいと感じるかどうかは、人によって違います。道路沿いに家を購入することを検討している場合は、その場所がどれほどうるさいのかを事前にチェックしてみるのがおすすめです。
交通量がそんなに多くない道路なら、道路沿いでも気にならないかもしれません。
昼間は多少うるさくても、夜寝るときに静かなら大丈夫と感じる方もいるでしょう!
実際に足を運んでみたり、ハウスメーカーや管理会社の人に話を聞いてみたりして、騒音に耐えられるかを実際に確認するのがわかりやすいです。
2. 排気ガスの影響がどの程度気になるか
道路沿いの家は車の通行量が多いため、排気ガスによって空気が汚れやすいです。排気ガスによる影響がそこまで気にならないなら、道路沿いの家でも住み続けられます。
洗濯物を外に干さないようにしたり、庭を設置しないようにしたりして、外の空気に触れないように対策してみるのも良いでしょう。
また、排気ガスの影響がどの程度あるのかを、購入する予定の近隣住民の方に聞いてみるのもひとつです!
その場所に実際に住んでいる人がどう感じているのかを知ることで、購入するかどうかを判断できます。
3. 道路沿いの家に住むメリットが大きいか
道路沿いの家は、デメリットばかりではありません。車移動の際にアクセスしやすかったり、バス停が近くにあったりして便利に感じる方もいます。
路地裏に入ってしまうと、コンビニに行くのも面倒になることも。
道路沿いの家に住むメリットがデメリットより上回るのであれば、購入して後悔することはないでしょう。ただし、妥協点が多すぎると後悔する原因になってしまいます。
少しくらい我慢すればいいと感じるなら、別で探した方が良い場合があるので慎重に判断しましょう。
道路沿いの家に住んだ人の口コミ
ここでは、実際に道路沿いの家に住んだ経験のある人の口コミを紹介します。
悪い口コミがあれば良い口コミもあるので、判断の参考にしてみると良いでしょう。
悪い口コミ
道路沿いの家に住むと、うるさいと感じたり排気ガスが気になったりするようです。道路沿いの家でも、部屋が離れたところにあると騒音と排気ガスはそこまで気にならないのかもしれません。
とはいえ、道路に面した部屋に関しては交通量が少なくても排気ガスが気になる様子。
家を購入するときは、慎重に決断したいですね。
また、子どもが産まれる前に購入して後悔したという声も。小さい子どもがいると、突然道路に飛び出してしまう可能性があります。
「もしそうなったら……」と考えるとゾッとしますよね。
住み替えの予定があるならまだしも、腰を据えて一生過ごしたいと思う家を購入したいなら、道路沿いの家の購入は慎重になった方が良いかもしれません。
良い口コミ
道路沿いだと気軽に利用できるお店があって便利に過ごせるという声が実際にあります。ただ、排気ガスは気になるようなので、洗濯物は乾燥機を利用したり部屋干ししたりするようになりそうです。
また、バス停が家の近くにあるのは、メリットになります。とくに、出かけるときや通勤通学にバスを利用するなら、非常に便利です。
道路沿いに住むと、生活の利便性が上がりそうです。
車の走行音で周囲がにぎやかな環境だと、多少自分がうるさくしてもクレームにならないという声も。
音楽をやっていて家で練習する必要のある方には良いかもしれません。もちろん、家の中でも防音対策は必要です。
道路沿いの家に住むときは周辺の環境を調査しよう
道路沿いの家は止めた方が良いという意見があるのは確かです。実際に、車の走行音や排気ガスで嫌な思いをしている方たちがいます。
しかし、感じ方は人それぞれで、地域や周辺環境によっても変わってきます。
誰かにとってはデメリットが多いと感じる物件でも、あなたにとってはメリットが多いかもしれません。
購入を検討している土地や家の周辺地域の環境を事前に調査し、住んでも問題ないかを判断するようにしましょう。実際に住んでいる人たちの意見を聞くのもひとつです。
事前の調査方法がわからなかったり、道路沿いの家の購入に迷ったりしたら「すーさんの相談窓口」を活用するのがおすすめです。
すーさんは、大手ハウスメーカーに15年勤めた住宅販売のプロ。
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