「新築の平屋はいくらで建てられる?」
「夫婦2人暮らしの平屋を建てる際の費用の目安を知りたい!」
「なるべく安く家を建てたいので平屋を検討している」
平屋は、コンパクトな機能性の高い住宅として人気です。「世帯の人数が少ない」「デザイン性の高い平屋にあこがれている」など、平屋を選ぶ理由は人によってさまざまです。

一口に平屋といってもいろいろな住宅があるので、費用相場がわからない方も多いですよね!
この記事では、元ハウスメーカー営業マンだった筆者が、以下の内容を解説します。
- 新築平屋の坪単価
- 【間取り別】新築平屋の費用相場
- 【主要都市別】新築平屋を建てる土地費用の相場
- 新築平屋の費用を検討する際の注意点
- 新築平屋を建てる際の注意点



平屋の間取りや大きさ別に相場を紹介するので、ぜひ参考にしてみてください!


新築平屋の坪単価は40~60万円


新築平屋の坪単価は、40〜60万円と言われています。
しかし、シンプルな形状のローコスト住宅とデザイン性の高いハイスペックの平屋では、坪単価は大きく変わります。



ローコスト住宅は、坪単価30万円代で建てられる場合もありますよ!
また坪単価は、本体工事費のみであることに注意が必要です。



住宅建設の費用を見積もる場合には、本体工事以外の費用についても理解しておく必要があります!
- 本体工事費(建築総額の約70%)
- 付帯工事(建築総額の約20%)
- 諸費用(建築総額の約10%)
たとえば、坪単価40万円で25坪の家を建てる場合、本体工事費は約1,000万円です。加えて、付帯工事に約280万円、諸費用に約140万円必要です。合計すると、住宅建設費用は約1,420万円になります。
なお家を建てる際の諸費用は、関連記事の「【シミュレーションあり】家を建てる際に必要な9つの初期費用!目安の金額や安く抑える方法を解説」で詳しく解説しています。ぜひチェックしてみてください!


【間取り別】新築平屋の費用相場


新築平屋の費用は、間取りによって大きく変わります。こちらでは、間取り別の新築平屋の費用相場を紹介します。
- 1〜2LDK:約970~1,710万円
- 3〜4LDK:約1,370~2,400万円
それぞれ詳しく見ていきましょう!
1. 1〜2LDK:約970~1,710万円



1~2LDKは、単身世帯や夫婦2人世帯に適した間取りです!
1~2LDKの家を建てるには、17~20坪必要になります。
以下の表は、建築費用総額の目安です(坪単価40~60万円で計算します)。
坪数 | 建築費総額 | 間取り例 |
---|---|---|
17坪 | 970~1,450万円 | LDK14畳(7坪)、寝室8畳(4坪) |
20坪 | 1,140~1,710万円 | LDK14畳(7坪)、寝室8畳(4坪)×2部屋 |
面積を17坪、坪単価を40万円に抑えれば1,000万円前後でも平屋を建てられることがわかります。
2. 3〜4LDK:約1,370~2,400万円
3~4LDKでは、3~4人家族が想定されます。



3~4LDKの場合、24~28坪程度を目安にすると良いでしょう!
以下の表は、建築費総額の目安です。こちらも、坪単価40〜60万円の幅で計算しています。
坪数 | 建築費総額 | 間取り例 |
---|---|---|
24坪 | 1,370~2,050万円 | LDK16畳(8坪)、寝室8畳(4坪)×2部屋 |
28坪 | 1,600~2,400万円 | LDK16畳(8坪)、寝室6畳(3坪)×3部屋 |
3~4LDKの家の場合、1,300万円以上は必要であることがわかります。
自身の予算や家族構成にあわせて、どのような平屋の建築が可能であるか相談したい方は、すーさんの相談窓口をご利用ください。



すーさんの相談窓口では、条件にあわせた間取りの相談やハウスメーカー選びに対応しています!
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【主要都市別】新築平屋を建てる土地費用の相場


国土交通省「令和4年都道府県地価調査(都道府県別・用途別平均価格)」によれば、主要4都市の平均土地価格は以下のとおりです。
- 東京:389,100円/㎡
- 愛知:108,300円/㎡
- 大阪:152,200円/㎡
- 福岡:60,100円/㎡
東京と大阪では、土地価格が6倍以上も離れていることがわかります。



どこで平屋を建てるかによっても、支払う総額が変わってきそうですね!
また、以下の表は坪数別の土地費用の目安です。土地購入時の参考にしてみてください!
34坪 | 40坪 | 48坪 | 56坪 | |
---|---|---|---|---|
東京 | 約4,373万円 | 約5,145万円 | 約6,174万円 | 約7,203万円 |
愛知 | 約1,217万円 | 約1,432万円 | 約1,718万円 | 約2,005万円 |
大阪 | 約1,710万円 | 約2,012万円 | 約2,415万円 | 約2,818万円 |
福岡 | 約675万円 | 約794万円 | 約953万円 | 約1,112万円 |
土地探しについては、関連記事「【選択肢は4つ】土地探しはどこに行けばいい?失敗しないポイントをプロが伝授」で詳しく紹介しています。ぜひご覧ください!


新築平屋の費用を検討する際の注意点3選


新築の平屋を建てる際には、費用に関する以下の3点について注意が必要です。
- 2階建てに比べて坪単価が高い
- 建物の形状で費用が変わる
- 幅広い価格のプランがある
一つひとつ見ていきましょう!
1. 2階建てに比べて坪単価が高い
坪単価は「建築費用÷延床面積」で計算されます。延床面積が狭い平屋は、2階建てに比べて坪単価が高くなってしまいます。



また、平屋は延床面積と同じ広さの基礎や屋根が必要になるため、単価が高くなりがちです!
階層があるため効率的に延床面積を広げられる2階建て住宅と比べて、平屋は坪単価が高くなることを理解しておきましょう。
2. 建物の形状で費用が変わる
平屋は、主に以下のような形状があります。
- 長方形
- L字型
- コの字型
- ロの字型
長方形は最もシンプルな形状で、建築費用は安く抑えられます。一方でL字型やコの字型は、形状が複雑であるため、建築費用は高い傾向です。



費用を安く抑えたい場合には、シンプルな形状の建物を選ぶと良いでしょう!
平屋の間取りについては、関連記事「【オリジナル】おしゃれな平屋のための間取りづくり5つのポイント!4つのパターンから解説」で詳しく解説しています。ぜひチェックしてみてください!


3. 幅広い価格のプランがある
平屋には、ローコストプランやハイグレードプランなど幅広い価格帯を提供しているハウスメーカーがあります。



ハウスメーカーによってはローコストを専門に扱っている会社もあります!
同じハウスメーカーでも、さまざまな価格帯のプランを用意しているので、詳しく比較検討してみてください。
ハウスメーカーのプランの比較にはLIFULL HOME’Sを活用するのがおすすめです。



複数のハウスメーカーのカタログを一括で取り寄せられるので、比較する際に便利です!
LIFULL HOME’Sの家づくりノートの詳細は、関連記事「【めっちゃ簡単】家づくりに役立つノートをもらう方法!よくある疑問もスッキリ解決(PR)」で解説しているので、ぜひ参考にしてみてください!


新築平屋の費用を安く抑える5つのポイント


新築平屋の費用を安く抑えるには、以下5つのポイントを考慮すると良いでしょう。
- シンプルな形状にする
- 最小限の仕切りの間取りにする
- 無駄なスペースを減らす
- 住宅設備のグレードを下げる
- 低価格で施工できるハウスメーカーを選ぶ
一つひとつ確認します。
1. シンプルな形状にする
平屋は、シンプルな四角形の形状にすることで坪単価を抑えられます。「コの字型」や「ロの字型」の家は、日当たりが良くなるメリットがある一方で、複雑な形状がコストアップの原因になることも。



「コの字型」や「ロの字型」の形状の平屋は、屋根や基礎が複雑になるためコストが上がります!
2. 最小限の仕切りの間取りにする
家の中を細かく壁で仕切ると、コストが上がる原因になります。仕切りをなるべく減らして、オープンな空間にすることでコストを削減できるでしょう。



延床面積の狭い平屋は、オープンな空間にすることで居住空間を広く取れます!
プライベート空間が必要な場合には、パーテーションやカーテンなどで工夫すると良いでしょう。
3. 無駄なスペースを減らす
無駄なスペースを減らして延床面積を狭くすることで費用を抑えられます。



たとえば、廊下を極力減らすといった工夫が考えられます!
平屋はワンフロアに必要な部屋や機能を配置する必要があるため、2階建てとは違った工夫が必要です。平屋の間取りに専門性のあるハウスメーカーや設計士に設計を依頼するのがおすすめです。
4. 住宅設備のグレードを下げる



住宅設備のグレードを下げることで、建築費用を抑えられます!
トイレやバスルームなどの住宅設備には、さまざまなグレードの製品があります。費用を安く抑えたい場合は、機能がシンプルな低グレードの製品を選びましょう。
5. 低価格で施工できるハウスメーカーを選ぶ
低価格を売りにしているローコスト住宅のハウスメーカーを選ぶと、低価格での建設が可能です。ローコスト住宅であれば、本体工事500~1,000万円程度での新築が可能になります。
ローコスト住宅は、住宅の規格化による建材の大量仕入れや広告宣伝費の削減などで、低価格化を実現しています。



しかし、ローコスト住宅にはメリット・デメリットがあるので、十分な理解が必要です!
ローコスト住宅の注意点については、関連記事「【実際の声】ローコスト住宅はやばいって本当?口コミや注意点を紹介」で詳しく解説しています!ぜひチェックしてみてください。


平屋の新築住宅の費用は坪単価・広さで計算しよう


新築平屋の坪単価は、40~60万円程度が一般的です。新築費用総額を考える場合、坪単価と希望する家の広さをもとに目安の金額を出してみましょう。



ただし、平屋は坪単価30万円程度のローコスト住宅もあるため、ハウスメーカー選びもポイントになります!
これから平屋の新築を考えている方は、すーさんの相談窓口をぜひご利用ください。



ご自身にあった広さや間取りの相談やハウスメーカー選びなど、住宅に関する相談は無料で対応できます!
知識がなくても心配ないので、お気軽にご連絡ください!

