「おしゃれな平屋にしたいけど、間取りはどうすればいいの?」
「失敗しないために注意すべきポイントは何?」
「老後も安心して暮らせるおしゃれな家にしたい!」
家族がワンフロアで一緒に暮らせる平屋は、昨今マイホームにと考える人が増えており、ハウスメーカーも力を入れています。
しかし、住みやすさの反面、防犯面のように注意すべき点も複数あり、快適な家づくりのためには慎重に間取りを検討することが大切です。

平屋ならではの注意点や、おしゃれな家にするポイントがありそうですね!
この記事では、おしゃれな平屋の間取りづくりについて、以下のポイントに沿って解説します。
- 間取りづくりのポイント
- おしゃれな平屋の間取りパターン
- 平屋のメリット・デメリット
おしゃれに見せるポイントや、間取りを考えるときに注意したい点についても解説するので、ぜひ最後までお読みください。


おしゃれな平屋にする間取りづくりの5つのポイント


マイホームをおしゃれな平屋にするために、工夫したいポイントは以下の5つです。
- モダンな外観や屋根にする
- 照明を工夫する
- 開放感のあるリビングにする
- 中庭やテラスをつくる
- 平屋づくりに精通している会社を選ぶ
詳しく確認していきましょう。
1. モダンな外観や屋根にする
平屋で真っ先に目につくのが、外観や屋根の部分です。



どんな外観かで、家の第一印象が大きく変わりますね!
2階部分がないことで屋根の形状も良く見えるため、外からどう見えるかにもこだわると、おしゃれな家に仕上がります。
庭や周りの風景なども含めて考え、色や素材にもこだわると良いでしょう。
デザインはハウスメーカーによっても大きく変わるため、理想の外観が叶う会社を探してみてください。
2. 照明を工夫する
平屋は空間を活かした間取りづくりができるため、照明器具にもこだわってみましょう。
間接照明を取り入れたり、カフェにあるようなおしゃれなライトを取り入れたりすると、洗練されたイメージに仕上がります。



照明器具は高さや色を変えることでも、イメージが変わりますよ!
間接照明はあとから取り入れるのが難しいため、設計の時点から検討を始めるようにしましょう。
3. 開放感のあるリビングにする
おしゃれな平屋に欠かせないのが、開放感のあるリビングです。
平屋は2階部分がないため、柱の数や窓の大きさにかかる制限が少なく、開放的な家を設計しやすくなります。



マイホームのLDKは、おしゃれな空間にしたいですよね!
天井を高くしたり、庭との一体感を持たせたりするなど、平屋ならではの空間づくりにこだわってみましょう。
壁の色や照明、採光を工夫することで、さらにおしゃれに、広く見える空間を確保できます。
4. 中庭やテラスをつくる
中庭やテラスをつくると日当たりや風通しが良くなるだけでなく、屋外にプライベート空間を確保でき、おしゃれな家になります。



中庭やテラスは、開放的な雰囲気もつくれますよ!
たとえば、ウッドデッキを設置してアウトドアリビングとして使ったり、芝生を敷いて子どもが安全に遊べる空間にしたりするのもいいですね。
中庭も定期的なお手入れが必要になるため、メンテナンスが簡単なものを選ぶと長くおしゃれな空間を保てます。
コストも考え、理想の中庭やテラスづくりに取り組んでみてください。
5. 平屋づくりに精通している会社を選ぶ
平屋の建築経験が多いハウスメーカーに依頼することで、より具体的なアドバイスや解決策をもらえるため、失敗の可能性を大きく下げられます。
また、これまでに建てた事例を参考に、こだわりの詰まった独自の間取りを検討してもらえるでしょう。



間取りによっては、専門的な知識や技術が必要になる場合も出てくるので、経験の有無が大きく影響します!
理想のイメージに近い会社を選び、ぜひ細部までこだわって間取りづくりをしてみてください。
おしゃれな平屋の4つの間取りパターン


平屋には大きく以下4つのパターンがあり、それぞれのメリット・デメリットを知ることでさらにおしゃれな空間づくりができます。
- I型
- L型
- コの字型
- ロの字型
詳しい特徴を見ていきましょう。
1. I型|コンパクトな暮らしからファミリーまで
平屋で一番多いスタイルが、I型(長方形タイプ)です。シンプルでコンパクトな暮らしが可能になるつくりで、日当たりの良い大きな部屋を確保できます。



I型はシンプルでよくある平屋のつくりですね!
キッチンや洗濯室などの家事動線を短くまとめられるため、暮らしやすい家になるのもメリットです。
I型タイプの難点は、部屋の配置によっては光や風が入りにくい部屋ができてしまうこと。主な部屋が隣接しやすいため生活音が響きやすく、プライベート空間を保ちにくい点にも注意が必要です。
2. L型|プライベートを確保できる
L字型に間取りを配置することで、プライベートを確保しながら間取りにアレンジを持たせられ、より魅力的な平屋を建てられます。



L型は土地が特殊な形をしているときにも建てやすい間取りです!
I型に比べると日当たりを確保しやすくなる点や、開放感のある中庭をつくって庭とのつながりを感じられる家にできるのもメリットです。
プライベートな空間と、ダイニングやキッチンなどの人が集まる空間を分けられるため、居住空間を分けたい人にもおすすめと言えるでしょう。
デメリットはメンテナンスコストがやや高くなりがちな点です。凹凸ができることで、耐震性や外気などからの影響も考えた対策が必要になります。
3. コの字型|二世帯住宅にも最適
コの字型の間取りは、プライバシーを確保しながら庭つきのおしゃれな家にできるのが大きなメリットです。
真ん中部分に共用スペースを置くことで、二世帯住宅でもお互いの距離を保ちながら、それぞれの部屋の日当あたりや風の通り道を確保できます。



家族が多い家や、平屋でもしっかりプライバシーを確保したいときにおすすめです!
デメリットは、家事動線が長くなりやすいこと。メンテナンスのしやすさも考慮したうえで、中庭を含めた設計を行うようにしましょう。
4. ロの字型|中庭がつくれる
家の中央に完全なプライバシー空間がつくれるロの字型の間取りは、広くて個性的な家が建てられます。



工夫次第で使い道が広がる中庭は、他の平屋にはない魅力的な空間ですね!
中庭は屋外でありながら室内のような安全性が保てるため、子どもやペットの遊び場としても最適な空間になり、より開放感を味わえるでしょう。
個性的な家づくりが叶う反面、部屋の配置がやや難しい点や、広さや予算も必要になる点がデメリットです。
また、中庭は水はけの対策が欠かせません。メンテナンス方法について、事前に十分な検討をしておくことが大切です。
なお、そのほかおしゃれな平屋をつくるためのコツを知りたい方は、ぜひ「すーさんの相談窓口」をご活用ください。大手ハウスメーカーで15年間勤務した経験のあるプロが、おしゃれな家をつくるためのアドバイスを行います。



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平屋にする5つのメリット


おしゃれな家を建てるためには、平屋にするメリットを正しく把握しておきましょう。平屋にするメリットは以下の5つです。
- 家族の距離感が近い
- どの年代でも住みやすい
- 生活動線を効率化できる
- 開放感のある空間で住める
- 災害に強い
詳しく見ていきましょう。
1. 家族の距離感が近い
平屋はどの部屋にいても他の家族の気配を感じやすく、孤立を防ぎやすい点やコミュニケーションをとりやすいのが特徴です。



子育て中や両親と同居するとき、ペットがいるご家庭にもいいですね!
一体となって生活できるため、家族のつながりを重要視したい人や、顔を合わせて過ごす時間を大切にしたい人におすすめです。
2. どの年代でも住みやすい



平屋は誰にとっても住みやすく、安全な家づくりが可能です!
小さな子どもやペット、高齢者との生活も安心でき、階段で起きやすい転倒事故を未然に防げます。
子育てを終えて老後を迎え、夫婦2人だけの生活になっても、平屋ならそのまま安心して住み続けられるのも魅力です。
安全に長く住める点や、住み替えが不要な点も、平屋ならではのメリットと言えるでしょう。
3. 生活動線を効率化できる
平屋は2階がないため、生活動線や家事動線が複雑になりにくく、効率化しやすいメリットがあります。
すべての動線が1階のみで完結するため、たとえば洗濯物を干しに2階に上がる、掃除や片付けのために上下する、といった動作が不要です。



毎日2階に洗濯物を干しに行って取り込む作業は、意外と重労働ですよね!
家事動線を優先したつくりにすることでさらに効率化ができるため、家事の時短にもつながるでしょう。
4. 開放感のある空間で住める
平屋は2階がない分ロフトをつくったり、照明器具にこだわったりと、空間の演出を楽しみやすいのも利点です。
また、間取りを工夫すれば外部から目の届きにくい中庭をつくれるため、明るく開放感のあるリビングルームもつくれます。



憧れの中二階をつくるのもいいですね!
吹き抜けをつくったり、壁を少なくしたりもできるため、より開放感のある家づくりを求めている人にピッタリです。
5. 災害に強い
平屋は構造的に安定しているため、災害に強い点も魅力です。
平屋のような2階のないつくりは、災害時にどの部屋からも避難がしやすいメリットもあります。



日本は地震が多いので、地震に強く避難がしやすい平屋は魅力的ですね!
高台といった浸水の心配がないエリアであれば、平屋にすることで倒壊の心配の少ない、安心した家づくりが叶うでしょう。
平屋にする3つのデメリット


平屋にはメリットだけでなく、デメリットも存在します。主なものは以下の3つです。
- 広さが求められる
- プライバシーや防犯面での対策が必要になる
- 採光や風通しなどを考慮しなければならない
ひとつずつ確認していきましょう。
1. 広さが求められる
すべての部屋を1フロアに配置しなければならないため、広い土地が必要になるのはデメリットです。
エリアによっては必要な広さを確保しようとすると、予算をオーバーしてしまうことも。



2階建てなら多少狭い土地でも十分な広さが確保できますが、平屋だと難しくなります。
予算や建ぺい率を考えながら土地を決める必要があるため、場合によってはエリアや予算の変更を検討しなければなりません。
家族の人数や住み方に応じた、十分な広さを確保できることが必須条件となるでしょう。
2. プライバシーや防犯面での対策が必要になる
平屋は一緒に住む家族との距離感が近い反面、プライバシーの確保が難しいのがデメリットです。
音や気配が筒抜けになりやすいため、防音対策やプライバシーを確保するための工夫が欠かせません。
また、外部から丸見えで立ち入りが容易になりやすいため、防犯対策や視線をカットする工夫がすべての部屋に必要になるのも、平屋ならではのデメリットです。
とくに防犯面はしっかりした対策を行わないと、安心して住めなくなるため、間取りの段階から十分検討しておくことが大切です。



せっかく建てた家が、安心して住めないなんて嫌ですよね…!
なお、平屋の音対策については関連記事「【突き止めよう】平屋がうるさいと言われる3つの理由!後悔しないための対策を解説」で詳しく解説しています。ぜひ参考にしてみてください!


3. 採光や風通しなどを考慮しなければならない
とくに日当たりは周りの環境にも左右されるため、建てる前に間取りや窓をつくる方角を検討しておくことが大切です。



周りの建物が平屋なのか、2階建てなのかによって、間取りが変わってきます!
風通しを考慮するときは、防犯面やプライバシーにも配慮し、部屋の目的に沿って設備等を考えましょう。
窓を増やすと断熱性や耐震性が下がる場合もあるため、適切なバランスで配置することも大切です。
おしゃれな平屋は間取り次第でつくれる!こだわりの家を建てよう


おしゃれな平屋を建てたいなら、間取りにこだわりましょう。



おしゃれな家づくりは間取りから!どんなパターンを選ぶかで、建てられる家の幅が大きく変わります。
平屋は開口部が大きく、開放感のあるおしゃれな家を建てやすいのが特徴です。高い天井や中庭など、他にはない個性的な家が建てられるでしょう。
一方、十分な広さや予算が必要なこと、周りの環境なども考慮しなければならない点は、平屋ならではのデメリットです。



平屋の間取りづくりで悩んだら、ぜひ専門家に相談してみてください!
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