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【要検討】かね折れ階段のある間取りの4つの魅力を解説!おすすめの設置場所や注意点も紹介

「かね折れ階段の間取りの魅力とは?」
「間取りを決める際にはどのようなことに注意すべき?」
「特徴や費用が知りたい」

かね折れ階段は、途中でL字型にカーブさせ、踊り場をつくる階段のことです。かね折れ階段のある間取りには魅力もありますが、事前に確認しておいたほうがよい注意点もあります。

あき

かね折れ階段が、他の階段とどう違うのかよくわからないですよね!

この記事では、かね折れ階段の間取りについて知りたい方に向けて、以下の内容を解説します。

  • かね折れ階段の特徴と形状別の費用相場
  • おすすめの設置場所
  • 魅力と注意点
  • 設計する際のポイント
すーさん

ハウスメーカーに15年間勤務した私が解説するので、最後まで読んで参考にしてください。

目次

かね折れ階段とは?特徴と形状別の費用相場を解説

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かね折れ階段の特徴と他の階段との違いについて紹介します。

  1. かね折れ階段の特徴
  2. 形状別に見る寸法や費用相場

それぞれ詳しく見ていきましょう。

1.かね折れ階段の特徴

かね折れ階段とは、階段の途中でL字型にカーブさせ、踊り場をつくる階段のことです。踊り場の部分で90度向きを変えており、間取り図で見ると階段がL字の形に見えます。

すーさん

建物や部屋の壁に沿って配置しやすいのが特徴です。

家の形状に合わせた形で設置できるため、階段を基準に間取りを階段に決める必要はありません。リビングにも設置できるため、多くの住宅で採用される階段です。

なお、階段の高さが4m以上になる場合には、かね折れ階段に限らず踊り場を設置するよう建築基準法で定められています。

2.形状別に見る寸法や費用相場

かね折れ階段と他の階段の「寸法」や「費用相場」は、以下の表の通りです。

スクロールできます
階段の形状一般的な寸法費用踊り場の形状
かね折れ階段1.75~2.0畳分25~35万円L字型
直階段1.5~2.0畳分15〜25万円なし
折り返し階段2.0~2.5畳分30〜40万円コの字型
回り階段1.5~2.0畳分30〜40万円なし
らせん階段2.0~2.5畳分30~40万円なし
▲モバイルはスライドできます▲

かね折れ階段は、ストレートな階段である「直階段」よりはスペースを必要とし、費用もかかります。ただし、その他の階段よりは費用を抑えられるでしょう。

あき

直階段よりは高額ですが、他の階段よりはコストを抑えられそうですね!

かね折れ階段を間取りのポイントに!おすすめの設置場所3選

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かね折れ階段を設置するのにおすすめの場所は、以下の3つです。

  1. リビング
  2. 玄関ホール
  3. 廊下

それぞれ詳しく見ていきましょう。

1.リビング

かね折れ階段を設置する場所としておすすめなのは、家の中央であるリビングです。おすすめな理由は、以下のとおりです。

  • 開放感があり、広々とした空間を演出できる
  • 2階までの動線を短くできる
  • 廊下スペースを減らすことで居住スペースを広げられる
すーさん

ただし、テレビの音や匂いが2階に伝わりやすく後悔する場合があるので、慎重に検討してください。

なお、リビング階段については、関連記事「【狭小地でもOK】広い家に住みたいを実現する方法10選!アイデアと注意点をプロが解説」にて詳しく紹介しています。あわせてチェックしてみてください。

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2.玄関ホール

玄関ホールに階段を配置するのは一般的なため、住宅の間取りでよく見られます。

あき

帰宅するとすぐに2階へ上がれるので、動線がスムーズですね!

また、かね折れ階段がリビングやダイニングなどの主要な居室との仕切りの役割を果たすため、来客時や家族が集まる際にもプライバシーが確保されやすいでしょう。リビングに設置する階段と比較して、匂いや音も気にならないのが魅力です。

ただし、家族が集まるリビングを通らずに自室に移動できるため、家族とのつながりが持ちにくくなる点には注意が必要です。

3.廊下

廊下にかね折れ階段を設置するのもおすすめです。ただし、以下のような注意点があります。

  • 廊下スペースが必要
  • 家族の出入りがわかりにくい
  • 2階にアクセスしづらい空間ができてしまう
すーさん

玄関に設置する場合と同じでプライバシーを保ちやすく、匂いも気になりません!

それぞれの設置場所の特徴や注意点を把握して、自分のライフスタイルに合った設置場所を選びましょう。

かね折れ階段の間取りを採用する4つの魅力

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かね折れ階段を間取りに採用する魅力は以下の4つです。

  1. 直階段より勾配が緩やか
  2. 踊り場があるので安全性が高い
  3. 階段下スペースを活用できる
  4. 階段途中で90度向きが変わり視界の変化を楽しめる

それぞれ詳しく見ていきましょう。

1.直階段より勾配が緩やか

かね折れ階段は、角に踊り場を設けられるので直階段よりも勾配を緩やかにできます。直階段とは、1階から2階へ一直線にのびた階段のことで、省スペースで上下階を結ぶため急な勾配になりがちです。

あき

勾配が緩やかだと、子どもも高齢者も上り下りしやすいですね!

年齢を重ねることで勾配が急な階段の上り下りは、負担に感じることがあります。将来のことも見据えて、階段の勾配について検討しておくようにしましょう。

2.踊り場があるので安全性が高い

かね折れ階段には踊り場があるので、転倒した際に階段の一番下まで落下するリスクを小さくできます。

すーさん

ただし、踊り場の広さは階段によって異なるので、スペースが狭い場合には注意が必要です。

一方、直階段で転倒した場合には、一気に一番下まで落下する可能性があります。直階段よりも安全性が高い階段を選びたい場合には、かね折れ階段がおすすめです。

3.階段下スペースを活用できる

かね折れ階段は壁に沿った形で設置されていることから、階段下スペースを収納やワークスペースなどに活用しやすい面があります。

あき

狭小地に家を建てる際には、スペースを有効活用できるのはうれしいですね!

直階段よりも設置スペースを必要としますが、階段下スペースをうまく活用することでデットスペースを減らせるでしょう。

なお、階段下の収納や活用方法については、関連記事「【理想の住まい】マイホームの人気間取りランキングTOP10!3つの成功事例や後悔しないコツも解説」にて詳しく紹介しています。あわせてチェックしてみてください。

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4.階段途中で90度向きが変わり視界の変化を楽しめる

吹き抜けがある間取りにかね折れ階段をつくった場合には、階段を上っている間に90度向きが変わり、視界の変化を楽しめるのが魅力の1つです。

吹き抜け空間の開放的な雰囲気を、毎日の階段の上り下りで感じられます。

あき

踊り場の部分で90度向きが変わるので、他の階段にはない魅力ですね!

ここまでかね折れ階段の特徴や設置場所、魅力について紹介して来ましたが、マイホームに向いているかわからない方がいるかもしれません。そのような方には、「すーさんの相談窓口」がおすすめです。

すーさん

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かね折れ階段の間取りにする際の3つの注意点

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かね折れ階段を間取りに採用する際の注意点は、以下の3つです。

  1. 面積を広くとる必要がある
  2. 建築費用が高くなりやすい
  3. 踊り場で階段を踏み外しやすい

それぞれ詳しく見ていきましょう。

1.面積を広くとる必要がある

すーさん

踊り場を設ける分、直階段と比べて広い面積を確保する必要があります。

一般的に、直階段は1.5~2.0畳分で設置できますが、かね折れ階段は1.75~2.0畳分のスペースが必要なことがほとんどです。

そのため、かね折れ階段を採用することで、居住スペースが狭くなってしまうかもしれません。居住スペースと階段スペースのバランスについて、事前に把握しておく必要があります。

2.建築費用が高くなりやすい

かね折れ階段は、踊り場を設置するため使用する建材が増え、建築費用が高くなりがちです。直階段の設置費用は15~25万円なのに対して、かね折れ階段は25~35万円かかるのが相場です。

ただし、他の階段(折り返し階段、回り階段、らせん階段)よりは価格が抑えられるため、予算に応じて選ぶと後悔を減らせるでしょう。

あき

建築費用を事前に確認しておくと安心ですね!

3.踊り場で階段を踏み外しやすい

かね折れ階段は、90度向きを変えるために途中で面積が異なる段ができます。幅が狭い段では、踏み外しの原因になる可能性があります。

すーさん

2階から1階に大きなものを運ぶ時など、足もとが見えにくい場合などにはとくに注意が必要です!

面積が異なる段の上り下りの際には、段の隅の幅が狭くなる場所に気をつけましょう。

かね折れ階段を設計する際の3つのポイント

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かね折れ階段を設計する際のポイントは以下の3つです。

  1. 転倒しないように踏板を滑りにくくする
  2. 階段下スペースの活用方法を決めておく
  3. 照明にこだわる

それぞれ詳しく見ていきましょう。

1.転倒しないように踏板を滑りにくくする

階段の途中で面積が変わる踊り場のところでは、転倒を防ぐために踏板を滑りにくくしましょう。踏板の昇降部分にある溝だけでは、転倒を防ぎきれない場合があります。

あき

階段の転倒予防については、設計の際に相談しておくとよいですね!

建築後にご自身で滑り止めの設置が可能なので、事前に対策をした場合とかかる費用がどれぐらい違うかを確かめておきましょう。

2.階段下スペースの活用方法を決めておく

すーさん

事前に階段下のスペースの活用方法を決めておくことでデットスペースを減らせます!

玄関や廊下に階段を設置する場合には、収納スペースやトイレとして活用できます。また、リビングに階段を設置する場合には、テレワークスペースや子どもの遊び場、収納スペースとして利用できるでしょう。

階段下のスペースの活用方法を決めておくことで、空間を有効活用できます。

3.照明にこだわる

かね折れ階段を設置するなら、階段の照明にもこだわってみるのがおすすめです。照明の設置場所には、以下のような場所があります。

  • 天井
  • 壁や手すりの裏側
  • 踏板の裏側

ただし、目に直接光が入らないように、設置する場所は検討しておくことが必要です。また、人感センサータイプの照明を採用するのもよいでしょう。

なお、照明の種類には以下のようなものがあります。

  • ブラケットライト(階段の壁に取りつけられる)
  • シーリングライト(天井に張りつけるように設置できる)
  • ペンダントライト(天井から吊るせる)
  • フットライト(足元を照らせる)
あき

照明の種類も様々なので、自宅の雰囲気に合ったものを選びましょう!

かね折れ階段の間取りで迷ったらすーさんに相談しよう

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かね折れ階段の間取りは、直階段よりも勾配が緩やかで安全性が高く、階段下を活用できる点が魅力です。ただし、直階段よりも面積が広く必要で建築費用が高くなりやすいため、採用する際には予算内に収まるかを十分に検討する必要があります。

あき

設計の際には、転倒予防や階段下の活用方法なども検討することが大切ですね!

なお、かね折れ階段の間取りに関して悩んでいる方は、プロに相談するのがおすすめです。

すーさん

私は、大手ハウスメーカーに15年間勤務した家づくりのプロです!

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この記事を書いた人

失敗&後悔しない家づくりに関する情報を発信|家づくりが楽しすぎて家オタクと化した30代主婦|家づくり中に会いたい女No.1と呼ばれるまでに|Instagramアカウントはフォロワーさん6.8万人超え|家づくりの事を徹底リサーチして分かりやすく伝えます

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