「広い家に住みたい」
「実現するための方法やアイデアが知りたい」
「住み続ける時の注意点はあるの?」
現在の窮屈な生活から解放されたくて、広い家に住みたいと考えている人もいるのではないでしょうか。広い家に住むことで、家族全員が十分なスペースを持ち、快適な生活環境が持ちやすくなります。
ホームパーティーや趣味の活動など、充実した生活が過ごせますよね!
しかし、広い家といっても人によって環境や状況がそれぞれ違うため、適切な広さを知る必要があります。また、広い家に住むと掃除の手間や建築費、メンテナンス費用がかかるのも事実です。
この記事では、広い家に住みたいと悩んでいる方に、以下の情報を解説します。
- 広い家の目安
- 広い家に住むための方法
- 家を広く見せるアイデア
- 実際に検討する際の注意点
広い家で快適に過ごしたい人は、ぜひ最後までお読みください!
広い家とは?目安をサクッと解説
広い家のイメージはそれぞれの環境によって違いますが、一般的に都市部では150㎡(45坪)以上の床面積で広さを感じます。また、地方や郊外では200㎡(60坪)以上が広い家の目安となるでしょう。
厚生労働省による世帯人数別の居住面積については、以下の通りです。
単身 | 2人 | 3人 | 4人 | |
---|---|---|---|---|
世帯人数別の最低面積 | 25㎡ | 30㎡ | 40㎡ | 50㎡ |
世帯人数別の誘導面積 | 55㎡ | 75㎡ | 100㎡ | 125㎡ |
広い家の目安となる空間があれば、リビングやダイニングルームは十分な広さを確保できます。広さに余裕があるので4LDK以上の間取りが可能になり、家族全員の個室はもちろん書斎や趣味の部屋なども完備できるでしょう。
広い家の目安を基準に、家族の人数や希望の間取りに必要な広さを土地探しに活用してみてください!
参照:厚生労働省|居住面積水準
広い家に住みたいを実現する7つの方法
広い家を実現するには、マイホームの計画段階から設計や間取り・予算などを慎重に進める必要があります。ここでは、広い家に住むための方法を7つ紹介します。
- 床面積を広くする
- シンプルな建物にする
- 天井を高くする
- 廊下の面積を減らす
- 仕切りをなくす
- アウトドアリビングを設置する
- リビング階段にする
広い家に住むために、ぜひ活用してみてください。
1.床面積を広くする
当たり前ですが、広い家にするには床面積を広くすると実現します。とはいえ、床面積を広くすると土地代が上がり予算をオーバーしてしまいます。
そこで、狭い土地でもゆったりとしたLDKが実現する三階建ての家を検討してみましょう。3階建ての家は、各フロアを使用目的ごとに分けることで広く使えます。
2階をLDKにすると日当たりや風通しがよく、夜景も楽しめますよ!
費用を抑えるには、3階部分をロフトに活用しましょう。ロフトは床面積に入らないので固定資産税がかかりません。また、建築費も抑えられるので、ぜひ検討してみてください。
2.シンプルな建物にする
凸凹のないシンプルな家にすると、各部屋が四角くフラットな状態に仕上がります。そのため、生活動線を考慮した家を広く使える間取りにしやすくて便利です。
大きな窓を設置すると、自然光が室内を明るく開放感のある空間にしてくれますよ!
シンプルな形状であれば、部屋を区切らずに使用して視覚的に家を広く見せられます。また、家の建築や加工が少なくなるため、費用が抑えられるでしょう。
3.天井を高くする
天井を高くすると、空間に開放感がでて室内が広く見えます。家族が集まるリビングやダイニングを、屋根の勾配を利用した天井にすると、落ち着いた雰囲気を醸し出せるでしょう。
屋根の勾配を利用すると高い位置に窓を設置できるため、自然光を取り入れやすいです。一方、床に座る空間は天井が高いと逆に落ち着かない可能性があります。
トイレや洗面所などの狭い空間も、天井が高いと圧迫感が出るので注意してください!
住宅展示場や見学会に行った際は、天井の高さを意識してみると発見や気づきが得られます。
天井高については、関連記事「【実例あり】天井高2700で後悔する5つの理由!部屋別の快適な高さも紹介」で紹介しています。ぜひ参考にしてみてください!
4.廊下の面積を減らす
廊下を極力なくすことで、スペースを有効に活用できますよ!
廊下では人がくつろぐことはできません。一般的な廊下の幅は90㎝ほどあり、廊下の面積を少なくすると居住スペースが増えて家が広くなります。
部屋同士がくっついているので、生活動線が短くなり移動がしやすくなるでしょう。また、普段仕切られている廊下は、湿気や熱気が溜まりやすくなりがちです。空気の流れが良くなりニオイやカビの原因が解消します。
しかし、廊下には空間に余白やゆとりを与える役割もあるため、設置する際は収納の併設やギャラリースペースが活用方法としておすすめです。
5.仕切りをなくす
ドアや壁などの仕切りが少ないと遠くまで視線が通るので、家が広く見えます。LDKや和室の仕切りをなくし一つの部屋にすれば、視線を遮るものがないのでリラックスできる空間になるでしょう。
窓からの光や風を遮らないため、心地の良い環境で過ごせますよ!
一方、玄関との仕切りがないと冬などは外の寒い空気が入ってきます。また、トイレとの仕切りがないと音やニオイが漏れる心配があるため、なくす仕切りについてはよく検討してみてください。
6.アウトドアリビングを設置する
庭やバルコニーをアウトドアリビングとして活用しましょう!
庭やバルコニーとリビングを隣接すれば、自然の空気が楽しめる生活空間が広がります。気軽にバーベキューやアウトドアが楽しめる空間として利用できるでしょう。
設置のポイントは、日当たりや風向き・プライバシーなどの考慮です。日除けや雨除けができるオーニングの設置や周囲の視線を感じる時はフェンスや植栽でプライバシーを確保してください。
アウトドアリビングは設置方法やデザインを工夫すれば、家族や友人との特別な時間が楽しめます。
7.リビング階段にする
リビング階段を設置すると、開放的な雰囲気を演出します。階段の向こう側が見渡せるスケルトン階段にすれば空間が広がり、視覚的なアクセントになるでしょう。
また、階段のデザインによって室内の印象が以下のように変わります。
階段の種類 | 与える印象の違い |
---|---|
直線階段 | シンプルでモダンな印象を与える |
L字型階段 | 効率的な空間の利用と視覚的なアクセントになる |
U字型階段 | おしゃれな印象を与え省スペースで設置できる |
一方、リビング階段は、階下のスペースを書斎や収納・子どもの遊び場としても有効活用できます。
普段は洗濯物を干す場所としても活用できますね!
広い家に住むための設計や間取りについてはわかったけど「予算の立て方がかわからない」とお悩みの方もいるかもしれません。そのような方は「すーさんの相談窓口」がおすすめです。
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家を広くするアイデア3選
家を広く見せる3つのアイデアを紹介します。
- 壁や天井を明るい色にする
- 家が広く見える家具を選ぶ
- 土地選びの範囲を広げる
順番に見ていきましょう。
1.壁や天井を明るい色にする
部屋を広く見せるには、色使いが重要ですよ!
家を広く見せるには空間の大部分を占める天井や壁に、膨張色のホワイトやアイボリーなどの明るい色が効果的です。ホワイトやアイボリーは光を反射させるので、空間に圧迫感がなくなり家が広く見えます。
床から天井に向かって明るい色にすると、メインカラーやアクセントカラーと合わせやすいです。また、部屋に占める割合によって色を調整すると、おしゃれで統一感のある空間になるでしょう。
インテリアに占める色使いの割合は、以下の通りです。
種類 | 特徴 | 比率 |
---|---|---|
壁や天井などのベースカラー | 部屋の大部分を占める | 70% |
カーテンや家具などのメインカラー | 最初に目に入る | 25% |
小物やファブリックなどのアクセントカラー | 空間を引き締める | 5% |
各部屋のインテリアを3色程度に抑えると、すっきりした印象になります。
2.家が広く見える家具を選ぶ
床や壁がたくさん見えると、家が広く見えます。そのため、高さの低い家具や家具の向こう側が見える「抜け感」のある家具を置いて圧迫感の少ない部屋にしましょう。
- 背の低い家具
- 奥行の浅い家具
- ガラスを使った家具
- 後ろの壁が見える家具
片方の壁側に家具を寄せるだけでも効果がありますよ!
どうしても高さのある家具を置く時は、入口側に置きましょう。奥に向かって低い家具を置くと遠近法で奥行きのある空間になります。
3.土地選びの範囲を広げる
都市部であれば、広い土地の購入には限界があります。そこで、土地選びの範囲を拡大すれば広い土地を購入する機会が増えるでしょう。
土地を購入するのであれば、希望の予算と広さを明確にして理想の土地を選びたいですよね!
土地購入のチェックポイントは、以下の通りです。
土地の環境 | チェックポイント |
---|---|
周辺環境 | 公共施設や買物施設・病院などがあるか |
形状 | 建てやすい形状の土地なのか |
高低差 | 高低差による工事は必要なのか |
インフラ | 上下水道やガス・電気のインフラが敷地内に引き込みされているか |
都市部から離れると、広い土地が購入できるので、対象の地域を広げてみましょう。ただし、通勤や通学が不便にならない場所など優先順位を決めておく必要があります。
地域によっては、移住支援金や土地購入に使える補助金を出す自治体もあるので確認してみてください。
土地探しのおすすめサイトについては、関連記事「【穴場を見逃さない】土地探しにおすすめのサイト10選!リサーチのコツや注意点を解説」で紹介しています。ぜひ参考にしてみてください!
広い家を検討する時の4つの注意点
広い家に住むときの注意点は、以下の4つです。
- 掃除が大変になる
- 建築費が高くなる
- 光熱費が高額になる
- メンテナンスコストがかかる
順番に解説します。
1.掃除が大変になる
広い家は面積が大きいため、掃除の範囲が広くなって大変です。2階部分だけでなく3階や屋上などがあると、さらに範囲が広がります。
そのため、インテリアを極力減らして掃除しやすい部屋にする必要があるでしょう。
- お掃除ロボットを導入して床に物を置かない生活をする
- 照明器具は掃除のいらない埋め込みタイプにする
- 窓の数を減らす
- 定期的に業者を頼む
マイホームでの生活を意識した家づくりをしましょう。
2.建築費が高くなる
床面積が増えると、材料や手間もその分必要になるので建築費が高くなります。特に1階部分を広くすると、基礎工事も増えるので注意が必要です。
建築費を抑える方法は、以下の通りです。
- 凸凹の少ない総2階の家にする
- 窓のグレードを下げる
- 床材を合板にする
- 照明やコンセントの数を減らす
担当者やプロに相談して、品質を保ちながら費用を抑える工夫をしましょう!
3.光熱費が高額になる
広い空間の温度を調整するには時間がかかるため、光熱費が高くなる傾向にあります。特に真夏や真冬は、さらに時間がかかるので光熱費が高額になりやすいです。
断熱性や気密性の高い家にすると、コストを下げられますよ!
家の性能を上げることで、ランニングコストが下げられます。また、エネルギー効率の高い家電を設置すると、年間の電気代を大幅に削減できるでしょう。
4.メンテナンスコストがかかる
家が広くなると外観や内装など、経年劣化する箇所が増えます。メンテナンスや修理を頼むと修理費用のほかにも、人件費や技術料が発生するでしょう。
そのため、コストを削減するために自分でメンテナンスできる範囲を広げる必要があります。
- 塗装
- 庭の手入れ
- 建具の修理 など
担当者に尋ねれば、修理の方法を丁寧に教えてくれます。
修理キットを用意すれば部品代だけで修理が可能なので、ぜひ挑戦してみてください。
広い家に住みたいなら工夫が必要
広い家に住むことでホームパーティーや趣味の活動など、家族が充実した日々を過ごせます。しかし、広い家に住むためには設計や間取り、予算などの検討を慎重にする必要があるでしょう。
そのため、予算をオーバーしない工夫や家を広く見せるアイデアを活用してください。
光熱費やメンテナンスコストも気になりますね!
なお、広い家づくりで悩みを抱えている方は「すーさんの相談窓口」の利用がおすすめです。LINEを使って無料でサクッと相談できるので、ぜひ気軽に友だち追加してみてください。
相談に乗る私は大手ハウスメーカーで15年間営業を務めた家づくりのプロなので、安心して質問できますよ!