【実例から学ぶ】新築平屋の失敗例と対策13選！後悔しない間取りのポイントやメリットも解説

「新築で平屋を建てるときはどんなことに注意すればいいの？」
「平屋の失敗例が知りたい！」
「後悔しないための間取りのポイントは？」

とくに防犯や動線をしっかり考えておかないと後悔しやすいため、家を建てる前に十分検討することが大切です。

この記事では、住宅のプロである筆者が新築平屋について、以下の内容を詳しく解説します。

• 新築平屋の失敗例と対策
• おすすめポイント
• 平屋が向いている人の特徴
• 間取り作成のポイント
• 坪数別の間取り事例

建ててから後悔しないように、これから平屋の間取りを考える方はぜひ参考にしてみてください！

【口コミあり】新築平屋の失敗例と対策13選

コンパクトで安全な家づくりができる平屋は人気が高いですが、実は間取りに悩んだり失敗したりする人もたくさんいます。

新築平屋の主な失敗例は、次の通りです。

1. 日当たりや風通しが悪い
2. 収納が足りない
3. 動線が悪い
4. 防犯面に不安が残る
5. 洗濯物を干すスペースがない
6. 音が気になる
7. トイレが足りない
8. 子どもの成長に合わせにくい
9. プライベートが確保できない
10. 外からの音が気になる
11. 広さや立地で妥協してしまった
12. 災害への耐性に不安がある
13. 予算オーバーしてしまった

対策と一緒に、ひとつずつ確認していきましょう。

1. 日当たりや風通しが悪い

平屋なら日当たりや風通しが最高だと思って建てたのに、実際に暮らしてみると思ったより日が当たらない・風通しが悪い、という話はよくあります。

平屋はワンフロアにすべての部屋を配置しなければならないため、実は間取りの調整が難しいです。

暗い部屋や風通しが悪い場所にある、窓が片方にしかないなど、条件の悪い部屋ができてしまうため、換気や採光などをよく考えましょう。

2. 収納が足りない

平屋で部屋数が少なくてもじゅうぶんだけど収納が足りない！

— めぇᏊ*´ꈊ`*Ꮚひつじの皮をかぶったかえる (@borninwinter11) March 4, 2023

平屋の場合、スペースが限られることも多いため、収納が足りなくなる失敗例も多いです。

最初によく検討しておかないと、収納のために家具を置くことになり部屋が狭くなる原因になります。

その場所で使うものや、部屋の使用目的を考え、収納の数や場所などを決めることが大切です。

3. 動線が悪い

洗濯や家事動線を考慮しなかったために、使い勝手が悪い間取りになるのもよくある失敗のひとつです。

動線ばかり意識すると廊下が増えすぎて収納が減るケースもあるため、具体的にシミュレーションしながら考えることが大切です。

動線を考えたうえで水回りを1ヵ所に集中させると、工事費も安くなります。毎日の家事が楽になり、時間やお金の節約にもつながるため、じっくり検討しましょう。

4. 防犯面に不安が残る

平屋は開放的な家になる一方、防犯面が大きな課題です。また外からの視線が気になるケースも多いため、対策が欠かせません。

安心して生活できるように、窓の構造や設置場所などを慎重に検討することが大切です。

たとえば以下のように、安全面を考慮した対策を行いましょう。

防犯ガラスは高額ですが、泥棒に入られて被害に遭い、その後安心して住めなくなることを考えると安く済むはずです。

5. 洗濯物を干すスペースがない

意外と問題になりやすいのが、洗濯物を干すスペースです。とくに雨の日に困りやすく、人数が多いほどスペースの確保が難しくなります。

雨の日以外にも、花粉や黄砂で外に洗濯物を干せない日もあるでしょう。動線を意識しながら干す場所を考えておくことが大切です。

家族が増えても困らないように、少し余裕を持たせてスペースを確保しておくと安心です。

6. 音が気になる

トイレやお風呂などの水回りを使う音や、キッチンにある食器洗浄機の音が気になって眠れない、居間のにぎやかな声が受験期の子どもの妨げになるなど、騒音は家庭内でも大きなストレスになります。

防音対策をしっかり行う、部屋の配置を考慮するなど、音への配慮を十分に行いましょう。

7. トイレが足りない

我が家はトイレが１つなんだけど、サユもノリくんも天照らす様状態になるから、足りない。夢は平屋のマイホームだけど、平屋にトイレを２つ作らないとダメだなぁ。

— ぱんぴょ子 (@chipirona) March 8, 2012

平屋ならトイレは1ヵ所でよいと考える方も多いのですが、実は配置や家族構成によっては大きな後悔につながります。

トイレはプライバシーや音への配慮も大切なので、リビングや寝室から離すといった配置もポイントになります。

しかし、寝室やリビングからあまりに遠いと利便性が悪くなり、住み心地が悪くなる原因になりかねません。

広さを変えて2つ設置してみると、予算や設置場所の問題も解決しやすいでしょう。

8. 子どもの成長に合わせにくい

夫婦＋子ども2人で平屋30坪

子ども小さい時は良いけど、成長したらきついのでは？？
生活できるけど手狭だよなぁ

— へき地にいた病院総合診療医👓 (@RIFamilyP) May 18, 2021

平屋を建てるときは、間取りに可変性を持たせておくことも大切です。ライフスタイルの変化に対応できない間取りだと、住むにつれて不自由さを感じることになるからです。

分割できる子ども部屋や、成長に合わせて部屋の大きさを変えられるようにするなど、工夫しておくと便利です。

9. プライベートが確保できない

来月家出来て引っ越しだけど予算で坪数削ったからやっぱり広くはないな😅
水害多くなってるし最大浸水想定3mの地域だから2階建てがいいって言ったのに、夫が腰痛で2階上がれなくなるかもって平屋にしたから大雨の時は落ち着かないだろうな😫娘と早目の避難を心がけよう…

— はらぺこ☺︎@1y11w←40w1d🎀 (@rie11211006) August 9, 2024

各部屋が近すぎたり開放しすぎたりすると、家族のプライベートが確保できなくなってしまいます。

一人で過ごせる時間や安心してリラックスできる空間も必要です。プライバシーを重視した間取りづくりをしましょう。

10. 外からの音が気になる

平屋はすべての部屋が地上と近いため、外の音が直に入ってきやすいです。通りかかる車やオートバイの振動、遊んでいる子どもの声などがしっかり響くので、集中したいときやリラックスしたいときは気になるかもしれません。

寝室や仕事をする部屋を道路から遠ざける間取りにしたり、防音効果の高い断熱材を使用したりするなど、あらかじめできる対策を行なっておくと安心です。

11. 広さや立地で妥協してしまった

予算不足が原因で土地の広さや立地で妥協すると、トラブルの元や後悔する原因になりやすいです。

たとえば日当たりが悪い土地を買ってしまった、平屋にした結果隣家から丸見えになってしまったなどはよく聞く話です。

平屋のメリット・デメリットをよく考え、立地や周りの状況も考えたうえで家や土地を購入することが大切です。隣家とのスペースを確保する、視線を遮る構造にするなど、妥協したことで後悔しないような対策をきちんと行いましょう。

12. 災害への耐性に不安がある

来月家出来て引っ越しだけど予算で坪数削ったからやっぱり広くはないな😅
水害多くなってるし最大浸水想定3mの地域だから2階建てがいいって言ったのに、夫が腰痛で2階上がれなくなるかもって平屋にしたから大雨の時は落ち着かないだろうな😫娘と早目の避難を心がけよう…

— はらぺこ☺︎@1y11w←40w1d🎀 (@rie11211006) August 9, 2024

平屋は水害といった災害に弱い特徴があります。2階に避難できないため、川の近くのように水害の多い土地の場合は十分な注意が必要です。

ハザードマップをしっかり確認すること、避難場所や避難経路を調べて安全を確保しておくことはもちろん、必要な備えを行っておくことも大切です。

水害が気になる地域であれば、基礎を高めにつくる、道路から一段上がった場所に建てるなど、対処できる場合もあります。

災害への備えを十分にしておけば、家族が安心して暮らせるでしょう。

13. 予算オーバーしてしまった

平屋には必須といえる防犯対策や、あれもこれもと採用した結果、予算を大きくオーバーしてしまったというケースは非常に多いです。

日当たりや風通しが確保できる構造や防犯性の高い二重ガラスなど、コストがかかる部分が多いためです。

安心して暮らせる家にするためには、予算内でやりくりすることや、最初に十分な予算を用意しておくことも必要になります。

予算を大きくオーバーして住宅ローンを借りると、月々の支払いが困難になることも想定されるため、慎重に検討することが大切です。

できる限り予算内になるよう、優先順位を決めて安全性と利便性を確保できる間取りを考えましょう。

なお、このほかの実体験や詳しい対策を知りたい方は「すーさんの相談窓口」をご活用ください！大手ハウスメーカーに15年勤務した私が、どんな些細なお悩みにも回答します。

相談は無料なので、少しでも不安がある場合は利用して解消するのがおすすめです。

【口コミあり】新築平屋で失敗なし！おすすめポイント5選

ここでは、新築で平屋を建てるおすすめポイントを紹介します。

1. 地震の影響を受けにくい
2. 長く暮らしやすい
3. 家族間のコミュニケーションが取りやすい
4. メンテナンス費用が抑えられることがある
5. 個性的なデザインを試しやすい

失敗例とあわせてチェックすることで、平屋を建てることを具体的にイメージしてみてください。

1. 地震の影響を受けにくい

被災地支援に行ってきました。
いろいろ思うことはありますが、やっぱり平屋は地震に強いんだなと実感。
築うん十年経ってそうな平屋でも、とりあえず住めそうな見た目で残っている。
その横の歪な2階建は見事に倒壊。

— NABE@遠州地方 (@KickBozz) March 2, 2024

平屋は建物の敷居が低いため、地震の揺れの影響を受けにくいです。また、地震だけでなく台風に強い点も特徴です。

強風の影響を受けやすい海沿いの地域では、平屋の家が多く並んでいます。災害による被害が見込まれる場合は、平屋を選ぶのがおすすめです。

地震に強い家づくりについては、関連記事「【暮らしを守る】地震に強いハウスメーカー10選！選び方や耐震性の高い家の特徴を紹介」で詳しく解説しています。こちらもぜひチェックしてみてください。

2. 長く暮らしやすい

平屋戸建にしてよかった
平屋ってだけでスーパーバリアフリー。
戸建だから車から玄関が激近。
平屋ゴリ押しした過去の私に感謝！

— ちぃまま☺︎5y&4y&2y&0y (@takosuke26) May 16, 2024

寝室が2階にあると、老後に階段の上り下りを不便に感じるようになります。だからこそ、ワンフロアの平屋はバリアフリー対応しやすい家として知られているのです。

子どもが巣立った後にも住み続けることを考えると、平屋を選ぶのがおすすめです。

3. 家族間のコミュニケーションが取りやすい

私の同級生も平屋建てました！
理由を聞くと
ベランダテラスにして、外でバーベキューをする。
リビング学習、ひきこもり防止、家族とのコミュニケーション重視。
屋根にソーラーパネルを沢山つけて、自家発電により生活や電力を売る。
子供が将来同居させないので出て活かせる為、広い家にはしない。

— くらげ@👶卍🥕2.8y🏕🐟 (@mmraic) February 9, 2023

平屋では家族が全員1階にいるため、コミュニケーションが取りやすい点が特徴です。例えば、リビングを通って部屋に行くような間取りにすれば、家族全員が話をする機会が持てるでしょう。

共働きであったり子どもがある程度大きくなったりすると、家族間でのコミュニケーションが減少するケースも珍しくありません。平屋であれば、間取りを工夫することで家族の交流の機会を増やせるでしょう。

4. メンテナンス費用が抑えられることがある

将来的なことを考えたら平屋でいいな。

建売の2階建て3階建てはさー。見た目はいいけど、10年20年で外壁や屋根のメンテナンス必要な感じだから、綺麗に使えば30年もつが中の木が終わってるし。
どっちみちローン払い終わったらボロボロやし。
メンテナンス費用足場から塗装から屋根吹き替え高いし。

— オシリスキー (@OSIRI_SKY) August 4, 2024

平屋の場合、足場の設置が不要であれば、2階建てよりもメンテナンス費用は抑えられます。また、高所作業になりにくい平屋では、簡単な雨どいの修理を自分でできるケースもあるでしょう。

5. 個性的なデザインを試しやすい

今日コンビニの雑誌見てて
おしゃれなマイハウスめっちゃ良いなぁ思った
ガレージ付きで平屋でもめっちゃおしゃれでかっこいい

— しょう (@sho600_ls) March 10, 2024

室内・外観のデザインにこだわりを反映しやすいのも平屋のメリットの1つです。

例えば、全室の天井部分が屋根の真下にあるので、小屋の裏部を利用した吹き抜け空間を作ることも可能です。また、外観が縦横の比率が2階建てとは異なるので、手軽におしゃれなデザインを試しやすいでしょう。

今回紹介したもの以外の平屋のメリット・デメリットについては、関連記事「【プロが解説】平屋のメリット・デメリット12選！二階建てとの比較や懸念点の解消方法を紹介」で解説しています。ぜひ参考にしてみてください！

新築平屋が向いている人の5つの特徴

平屋の家には注意点だけでなく魅力も数多くあります。こちらでは平屋が向いている人はどのような人なのか解説します。

1. 小さな子どもがいる家庭
2. 高齢者や足腰に不安がある人
3. 自然光や開放感を重視する人
4. コンパクトな生活を求める人  
5. 家族とのコミュニケーションを重視する人

一つひとつ見ていきましょう。

1. 小さな子どもがいる家庭

小さな子どもがいる家庭は、平屋のメリットを感じられるでしょう。

またワンフロアであるため、子どもに目が届きやすいことも大きな魅力です。子育て世代にとって、平屋は安全で快適な理想的な住まいと言えるでしょう。

2. 高齢者や足腰に不安がある人

足腰の衰えが気になってくる高齢者や身体に不安を抱える方にとって、平屋は理想的な家です。

またバリアフリー設計が容易であるため、新築時に将来の介護に対応しやすい間取りを整えられます。加齢による身体機能の低下を見据えた住まい選びとして、平屋は最適な選択肢になるでしょう。

バリアフリーの間取りについては、関連記事「【快適】バリアフリーの家におすすめの間取り5選！住宅のプロがポイントや注意点も解説」で詳しく紹介しています。ぜひ参考にしてみてください。

3. 自然光や開放感を重視する人

平屋は天窓や吹き抜けを設けることで、自然光を十分に取り入れた開放的な空間を作りやすい構造です。またリビングから庭やテラスとの一体感も生みやすいため、自然とつながる暮らしを望む方に適しています。

4. コンパクトな生活を求める人  

限られた空間の中で物を減らしてシンプルな暮らしをしたい方に適しています。

必要最小限の空間で快適な生活を送れるため、シンプルでミニマルな暮らしを実現したい方にとって平屋は理想的な住まいと言えます。

5. 家族とのコミュニケーションを重視する人

平屋は家族のつながりを自然に育める住まいです。ワンフロアでの生活は、家族の気配を常に感じられ、自然な会話が生まれやすい環境となります。

孤立しがちな個室が2階にある二階建てとは異なり、平屋では家族の心理的な距離感も近くなりやすいのが特徴です。

新築平屋で失敗しないための間取り作成の5つのポイント

新築平屋で失敗しないために、間取りを作成するときは次の5つのポイントに注目しましょう。

1. 間取り作成の時間を多めに取る
2. ライフスタイルの変化を考慮する
3. 生活のパターンごとにシミュレーションを行う
4. 防犯対策を行う
5. 専門家に相談する

詳しく解説していきます。

1. 間取り作成の時間を多めに取る

間取りには十分な時間をかけ、修正や再検討がじっくりできるようスケジュールには余裕を持たせましょう。

ギリギリのスケジュールで家を建てると、シミュレーションや再検討に十分な時間がかけられず、納得できる家に仕上がらない可能性が高くなるからです。

2. ライフスタイルの変化を考慮する

家を建てるときのことだけ考えていると失敗します。5年後、10年後の家族構成や暮らし方を想定し、間取りが変えられるようにしておくと長く快適に住めます。

男女差に考慮したい思春期や、細かな配慮が必要になる受験期のことも想定しておくと、家族が安心して暮らせるでしょう。

3. 生活のパターンごとにシミュレーションを行う

平日やお休みの日、雨の日など、シチュエーションに分けて詳しく想定してみると、問題点が浮き彫りになり、間取りを再検討するきっかけになります。

シミュレーションで気になった部分は担当者と共有し、間取りに活かしていきましょう。

4. 防犯対策を行う

防犯対策として一般的に採用されることが多いのは、以下のようなものです。

後付けできる防犯対策もありますが、まずは工事の段階からしっかり防犯に強い家づくりを意識することが大切です。

間取りや開口部を工夫することも防犯対策になるため、生活に即した対策を取り入れるようにしましょう。

防犯対策については、私のInstagramの投稿でも詳しく紹介しています。ぜひチェックしてみてください。

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5. 専門家に相談する

家づくりでの失敗を防ぐためには、経験豊富な専門家の意見を聞く、相談することも大切です。

プロに相談することで、自分では気づけないポイントや解決策を見いだせるため、時間や費用の節約にもつながります。

気になることをうやむやにしたり、間取りを他人任せにしたりすると後悔につながりやすいです。失敗しないためにも「すーさんの相談窓口」を活用してみてください！

世帯種類別の失敗しない新築間取りのポイント

平屋は世帯の人数に応じた間取りの工夫をすることで、より快適に暮らせる空間になります。こちらでは世帯別の間取りのポイントを紹介します。

1. 1人世帯
2. 夫婦2人世帯
3. 家族3～4人世帯

それぞれ詳しく見ていきましょう。

1. 1人世帯

単身世帯の平屋では、多くの場合「1LDK」が採用されています。単身世帯は家族のプライバシーや生活音に配慮する必要がないため、シンプルな間取りを作れます。

1人であれば生活のほとんどをLDKで完結させられますが、来客があることを想定して寝室を設けておくことが一般的です。

2. 夫婦2人世帯

夫婦2人の平屋では、互いのプライバシーを確保しながらも、快適で過ごしやすい共有スペースを設けることが大切です。LDKは共有スペースですが、それぞれの趣味を楽しめるスペースがあると居心地の良い空間になります。

寝室を1つにする場合、ゆとりのある広さを確保して、ウォークインクローゼットを併設することで収納力を高めることが大切です。来客用や個々の時間を過ごせる空間として個室がもう1つあれば、より快適な二人暮らしを実現できるでしょう。

3. 家族3～4人世帯

3～4人家族の平屋では、家族共有のスペースと個人の空間のバランスが大切です。まずLDKは家族が集まれる十分な広さを確保しましょう。個室は間仕切りで区切れる設計にすると、子どもの成長に応じて柔軟に対応できるため便利です。

ファミリークローゼットや土間収納など、十分な収納スペースの確保も必要です。水回りは集中させ、洗面所は2ボウルにするなど、朝の混雑を避ける工夫をしましょう。

坪数別の失敗しない新築平屋の間取り事例5選

平屋の具体的な間取りを知りたいという方に向けて、延べ床面積の坪数別に事例を紹介します。

1. 20坪 1LDK
2. 25坪 3LDK
3. 30坪 3LDK
4. 40坪 3LDK
5. 50坪 5LDK

一つひとつ見ていきましょう。

1. 20坪 1LDK

こちらの事例は、延べ床面積20坪のコンパクトな平屋の家です。家の中心に中庭を配置し、採光を確保するとともに部屋通しの見通しも良くなる工夫がされています。

また「シューズインクローク」や「パントリー」、そして寝室横には「ウォークインクローゼット」を配置することで大容量の収納スペースを確保していることも特徴です。

2. 25坪 3LDK

引用：SUUMO

こちらの平屋は、25坪ながらLDKと3つの個室を設けた事例です。駐車スペースを確保するため「L字型」の構造になっていることが特徴です。リビングには「ロフトへの吹き抜け」や「ウッドデッキ」が配置されているため、開放的な空間が作りだされています。

ロフトは吹き抜けがあるためセミオープンな場となっており、収納や趣味のスペースとして活用できます。

3. 30坪 3LDK

引用：SUUMO

こちらの平屋はL字型にして、広い庭を設けた事例です。リビングはウッドデッキで庭につながっているため、家の内外に一体感があります。

またリビング・ダイニングと個室の間は廊下で仕切られており、プライバシーを確保できる工夫がされていることが特徴です。

4. 40坪 3LDK

引用：SUUMO

こちらは40坪・3LDKの平屋です。3部屋の個室だけでなく、ビルトインガレージが設けるなど広さに比較的余裕があります。LDKと個室は比較的長い廊下で隔てられており、プライベートゾーンを切り分けていることが特徴です。

5. 50坪 5LDK

こちらは50坪・5LDKの平屋の事例です。50坪あると広さにゆとりがあり、個室を数多く設けるなど間取りの選択肢が広がります。

収納は2つの納戸に加えて、ファミリークローゼットなど大容量の収納を確保しています。平屋であっても50坪あると2階建てと大きく変わらない、部屋数や収納を確保できると言えます。

新築平屋で失敗しないために新居での生活を具体的にイメージしよう

新築で平屋を建てるときには、新居での生活を具体的にイメージし、シミュレーションを重ねることで失敗しにくくなります。

とくに動線や防犯面はよく考え、快適さや安全性が損なわれないように注意しましょう。また、限られた予算内に収めるために優先順位を付けて検討し、家族の意見もしっかり反映させることが大切です。

すーさんの相談窓口なら、家族構成や予算なども考慮しながら、実際の失敗例をもとに具体的なアドバイスがもらえます。

平屋を建てるときにおすすめのハウスメーカーや、工務店選びのアドバイスもできるので、お気軽に相談してみてくださいね！