【ランキング形式】平屋を扱うおすすめハウスメーカー15選！選び方や注意点を解説

「平屋を建てるにはどのハウスメーカーがいい？」
「ハウスメーカーを選ぶときのポイントは？」
「注意点はある？」

理想の平屋を建てたいけれど、どのハウスメーカーが良いのか、選ぶときのポイントがわからず迷う方は多いのではないでしょうか。

この記事では、家づくりのプロである筆者が以下の内容を紹介します。

• 平屋を扱うおすすめのハウスメーカーランキング
• ハウスメーカー選びのポイント
• 注意点

平屋を扱うおすすめハウスメーカーランキングTOP10

平屋を建てる際の、ハウスメーカーのランキングTOP10は以下の通りです。

1. 積水ハウス
2. 住友林業
3. セキスイハイム
4. パナソニックホームズ
5. トヨタホーム
6. へーベルハウス
7. ミサワホーム
8. ダイワハウス
9. 三井ホーム
10. 一条工務店

1位. 積水ハウス｜間取りの自由設計

項目	概要	概要
商品名	平屋の季（ひらやのとき）	里楽（りらく）
間取り設計の自由度	こだわりの設備を設置可能	・バリアフリー ・快適空間設計を重視
住宅性能の工夫	・鉄骨1・2階建構法 ・ダイナミックフレーム・システム	・木造住宅構法 ・シャーウッド構法
実績	累計建築戸数世界一 （2023年1月31日時点） 住宅性能4項目が最高等級

積水ハウスは、累計新築戸数が世界トップレベルのハウスメーカーです。

平屋には2種類の商品が用意されており、オリジナル構法で開放感のある自由な空間を実現できます。

2位. 住友林業｜木材にこだわった平屋

項目	概要
商品名	GRAND LIFE（グランドライフ）
間取り設計の自由度	・I型・L型など間取りプランを用意 ・家事動線にこだわっている
住宅性能の工夫	住友林業のオリジナル部材を使用
実績	ウッドデザイン賞受賞実績あり

住友林業は、木にこだわりを持ったハウスメーカーです。使用する木材は、約15種類のなかから選べます。

特徴は、木造住宅にもかかわらず、間取りの自由度が高い点です。たとえば、リビングの天井は最大で2.8mに設計できます。

3位. セキスイハイム｜住宅性能にこだわり

項目	概要
商品名	・ステイステイ＆ワークモデル｜平屋 ・ステイ＆ワークモデル｜with PETS ・そだての家 ・楽の家 ・1.5階の平屋 ・2×6のおしゃれな平屋
間取り設計の自由度	・暮らし方や要望に応じて図面と概算を作成可能 ・独自構造で柔軟な間取り変更可能
住宅性能の工夫	耐震、耐熱、断熱、省エネ、耐水性など
実績	・グッドデザイン賞受賞（2022年） ・国土交通大臣賞受賞

平屋プランは6つあり、ライフスタイル別の豊富な間取りパターンから選択できます。

永く暮らすための住空間や設備設計に配慮した「ユニバーサルデザイン」を取り入れているのもポイントです。

4位.パナソニックホームズ｜おしゃれな外観やデザイン性が強み

項目	概要
商品名	平屋の住まい
間取り設計の自由度	・スキップフロアの設置が可能 ・動線を考えた配置設計が得意
住宅性能の工夫	耐久性の高い独自の工法を採用
実績	–

パナソニックホームズは、おしゃれな外観やデザイン性にこだわった平屋を得意としています。「テクノストラクチャー」という独自の工法を採用しており、安全性も高いのが魅力です。

5位. トヨタホーム｜独自の全館空調システム

項目	概要
商品名	・Smart stage+ HIRAYA ・SINCE piana 理想の平屋
間取り設計の自由度	10パターンの間取りをベースにプランを選べる
住宅性能の工夫	・全館空調「スマート・エアーズ」を搭載可能
実績	LCCM住宅対応

トヨタホームは、独自の全館空調「スマート・エアーズ」が特徴です。暑い夏の熱中症や寒い冬のヒートショックなど、室温の影響による事故を防止できます。

6位. ヘーベルハウス｜自由度の高い間取り

項目	概要
商品名	平屋の暮らし
間取り設計の自由度	・ニーズにあわせて商品から選べる ・オプション設定あり
住宅性能の工夫	・ALCコンクリート ・耐震性・耐火性・防水性あり
実績	大震災時の全半壊ゼロ

ヘーベルハウスは、ALCコンクリートと呼ばれる軽量気泡コンクリート「ヘーベル」を使用しているハウスメーカーです。また、独自の構造を採用し、耐震性の高さには定評があります。

7位. ミサワホーム｜人と地球に優しい住まい

項目	概要
商品名	・CENTURY Stylepro HIRAYA ・Granlink HIRAYA ・SMART STYLE A HIRAYA ・MJ Wood HIRAYA
間取り設計の自由度	ライフスタイルにあわせて設計可能
住宅性能の工夫	・温度差換気 ・バリアフリー設計 ・耐震性
実績	・地震による倒壊ゼロ ・33年連続グッドデザイン賞受賞（2022年時点）

ミサワホームは、地震といった外力を受け止めるモノコック構造「木質パネル接着工法」を採用し、創立以来、高い耐震性を誇っているハウスメーカーです。

8位. ダイワハウス｜全方位の高性能

項目	概要
商品名	・xevoΣ平屋暮らし ・xevoGrandWood平屋暮らし
間取り設計の自由度	専門家チームによる自由設計が可能
住宅性能の工夫	・バリアフリー ・耐震・耐熱性能の高いxevoΣ（ジーヴォシグマ） ・鉄骨造と木造の2つの工法
実績	全国104,198戸の供給実績 （2023年4月1日時点）

ダイワハウスは、全国に約10万戸の供給実績を誇るハウスメーカーです。

家づくりの専門家や社内建築家、インテリアコーディネーターなどが在籍しているのもポイントです。

9位. 三井ホーム｜全館空調実績1位

項目	概要
商品名	三井ホームの平屋
間取り設計の自由度	ニーズに柔軟に対応
住宅性能の工夫	・独自の高性能屋根断熱パネル ・医師も認めた全館空調システム
実績	・注文住宅や医院・施設建築 ・ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス普及に注力

三井ホームは、三井不動産グループの住宅ブランドで、注文住宅以外にも医院や施設などの建築実績が豊富なハウスメーカーです。独自の屋根断熱材「ダブルシールドパネル」を採用した平屋は、日射熱をやわらげ、夜も室温の変化が少ないといった特徴があります。

10位. 一条工務店｜理想の暮らしと間取り

項目	概要
商品名	一条の平屋
間取り設計の自由度	モデルハウス仕様が標準仕様
住宅性能の工夫	・高性能断熱材使用 ・熱交換換気システム ・屋根一体型の太陽光パネルによる耐震性
実績	ギネス世界記録TMトリプル達成

一条工務店は、ギネス世界記録TMトリプル達成の実績を誇るハウスメーカーです。

また、ライフスタイルにあわせて、さまざまな平屋プランを提供しています。住まいの性能だけでなく、住宅設備に至るまで自社グループで開発、内製化しているため、モデルハウスが「標準仕様」なのも特徴のひとつです。

【ローコスト対応】平屋を扱うハウスメーカーランキングTOP5

「平屋の建築費は高くて手が出しにくい」と考えている方は、ローコスト住宅を得意とするハウスメーカーがおすすめです。価格を押さえつつ、クオリティの高い住まいを実現できます。

こちらでは、平屋を扱うローコストのハウスメーカーをランキング形式で紹介します。

1. タマホーム
2. 富士住建
3. アイフルホーム
4. ユニバーサルホーム
5. アキュラホーム

各会社の特徴を順番にみていきましょう。

1位. タマホーム｜60年保証の耐久性

項目	概要
商品名	GALLERIART
間取り設計の自由度	ライフスタイルや家族構成にあわせた自由設計
住宅性能の工夫	・長期優良住宅対応 ・木造軸組在来工法 ・ヒノキ土台を採用 ・断熱等性能等級5
実績	・注文住宅新設着工棟数が全国3位 （2021年度） ・省エネ住宅特別優良企業賞受賞

タマホームは、優秀企業賞や省エネ住宅特別優良企業賞など、さまざまな方面から高く評価されているハウスメーカーです。周辺の住環境をふまえつつ、ライフスタイルや家族構成にあわせた間取りの提案をしてくれます。

2位. 富士住建｜外観も完全自由設計

項目	概要
商品名	HIRARI
間取り設計の自由度	自由設計で無駄のない間取り提案
住宅性能の工夫	・長期優良住宅対応 ・選べる4つの建築構造
実績	地域密着40年を超える施工実績

富士住建は、地域密着型のハウスメーカーで40年を超える施工実績があります。

平屋が完成したあとも定期点検や、有償で3年目以降のアフターメンテナンスも充実しているので、万が一の不具合に素早く対応してもらえますよ。

3位. アイフルホーム｜キッズデザイン賞

項目	概要
商品名	FAVO for HIRAYA
間取り設計の自由度	ライフスタイルや家族構成で選べる自由設計
住宅性能の工夫	・「耐震等級3」相当を実現する新技術 ・剛床工法 ・24時間換気システム
実績	累計契約棟数19万棟 （2022年7月末時点）

住宅メーカーと工務店のメリットを活かし、良質な家を最適価格で提供しています。

FAVOシリーズは、子育てママの「こんな家がほしい！」を叶えるための工夫が詰まっています！

4位. ユニバーサルホーム｜テレワークに対応

項目	概要
商品名	・フラットワン ・フラットワン（JP/PR） ・アルファヴィータ
間取り設計の自由度	–
住宅性能の工夫	・全面床暖房対応 ・耐震等級3相当
実績	熊本地震時87.5%の住宅が無被害

ユニバーサルホームは、テレワークに対応した平屋を扱っています。たとえば、スキップフロアにはデスクやチェアを置いての作業が可能です。

また、全面床暖房に対応しており、冬でも快適に過ごせるでしょう。

5位. アキュラホーム｜完全自由設計が売り

項目	概要
商品名	–
間取り設計の自由度	完全自由設計
住宅性能の工夫	・耐震等級3 ・全館空調システムを採用
実績	ZEHに対応

アキュラホームは、建築コストを抑える様々な工夫を施しているハウスメーカーです。「平屋を建てたいけど、建築費用がネック」という方におすすめです。

また「完全自由設計」をうたっており、家族の要望をマイホームに取り入れられます。

なお、ハウスメーカー選びに悩んだ際は「すーさんの相談窓口」を活用するのもひとつの方法です。ノープランでも無料でアドバイスがもらえるため、家づくりについての情報収集をしたい方におすすめです。

平屋を扱うハウスメーカー5つの選び方

平屋を扱うハウスメーカーの選び方は、以下の5つです。

1. 平屋の商品やプランがあるか
2. 間取り設計の融通が利くか
3. 住宅性能に工夫があるか
4. ローコストに対応しているか
5. 実績があるか

1. 平屋の商品やプランがあるか

平屋を扱うハウスメーカーには「おしゃれな平屋」「動線の良い平屋」など、それぞれ特徴があります。

たとえば、デザイン性や省エネ性に優れたメーカーや、自分が求める特徴を持っていれば絞り込みやすくなるでしょう。

2. 間取り設計の融通が利くか

平屋は、ワンフロアに全ての部屋を納めなければなりません。そのため、間取り設計の融通が利くハウスメーカーを選ぶのがおすすめです。

平屋は、生活動線の良さやライフステージの変化などを考慮した間取り設計が必要です。長く住むための平屋を建てるのであれば、ある程度は理想を聞き入れてもらいたいはずです。

3. 住宅性能に工夫があるか

平屋は2階建てに比べて部屋の温度が上昇しやすいため、断熱性を重視する必要があります。

ハウスメーカーによって、検査基準が設定されているか、第三者検査システムがあるか、高性能な材料を使用しているかなど、確認してみるのがおすすめです。

4. ローコストに対応しているか

ローコストで平屋を建てたい場合、取り扱いのあるハウスメーカーをチェックしてみましょう。ローコストに対応しているハウスメーカーを選べば、建設コストを削減でき、家を建てたあとも経済的余裕を持って生活できます。

ハウスメーカーによって特徴や保証などが異なるため、複数社を選び比較検討するのがおすすめです。ローコストに対応しているハウスメーカーは、適切な資金計画を立ててサポートしてくれる可能性があります。

5. 実績があるか

ハウスメーカー選びに迷う場合、過去の建築施工例や実績をチェックしてみてください。

平屋は他の構造と比べて、独特の設計や専門知識が必要です。

また、建築後の保証やアフターサポートが期待できます。平屋が完成したあとのトラブルに対し、適切に対応してもらえる可能性が高いでしょう。

ハウスメーカーの情報や自分の要望などをまとめておきたい方は、LIFULL HOME’Sの「家づくりに役立つノート」を活用するのもおすすめです。

平屋を建てる際の3つの注意点

平屋を建てる際の注意点は、以下3つです。

1. 予算を決める
2. 立地や環境に配慮する
3. 間取りの優先順位を決める

1. 予算を決める

平屋に限らず、家を建てる際は土地代や固定資産税などの費用を把握し、建築予算を決めておくことが大切です。

ハウスメーカーからの提案を聞いていくうちに「オプションでこうしたほうがいいかも」「やはりこちらの木材のほうが素敵」など、気づけば予算が膨らんでしまうことは少なくありません。

なお、住宅ローンの金利は銀行によって異なるため、ハウスメーカーからすすめられたからといってローンを組むのは避けたほうが良いでしょう。

自分の状況に適した住宅ローンを知りたい方は、必要に応じてアドバイスがもらえる「モゲチェック」がおすすめです。

2. 立地や環境に配慮する

平屋は周囲の環境からの影響を受けやすく、近隣の住宅や道路などを考慮する必要があります。

また、自然環境の影響も検討し、地震や洪水、津波などのリスクを軽減できるよう配慮が必要です。

3. 間取りの優先順位を決める

平屋を建てるときは、家の間取りの優先順位を決めておくようにしましょう。間取りによって、家の機能性や住みやすさが左右されます。

とはいえ、間取りを決めておいても、予算や土地の広さ、形や立地条件などによって変更を提案されるケースが考えられます。ハウスメーカーの担当者と話し合い、希望をすりあわせることが大切です。

平屋の建築実績が豊富なハウスメーカーを選ぼう

理想の平屋を建てるためには、自分たちのニーズに合った提案をしてくれるハウスメーカーを選ぶことが大切です。あらかじめ、間取りの優先順位や立地条件・予算などを決めておくと、後悔のない家づくりができるでしょう。

ハウスメーカーによって特徴がそれぞれ異なるため、数社に絞って比較検討するのがおすすめです。

「すーさんの相談窓口」では、ハウスメーカーの選び方や失敗しないためのポイントを紹介して、理想の平屋暮らしをサポートします。ハウスメーカー選びで迷っている方は、お気軽にご相談ください。