「住宅ローンを相談するタイミングがわからない」
「家を購入したらローンはどうすれば良いの?」
「家のローンを相談する窓口をどこにするか選ぶポイントが知りたい」
住宅ローンの相談は、いつ・どこにすれば良いかわかりにくいですよね。
おすすめのタイミングは、家の購入を検討し始めたときです。家づくりと並行して進めるのが良いでしょう。また、相談窓口はご自身のニーズにあわせて選ぶことが大切です。
この記事では、以下のことを解説します。
- 住宅ローンを相談するタイミング
- おすすめの窓口
- 窓口を選ぶポイント
- 住宅ローン選びの決め手
- 相談する前に知っておきたいこと
- 相談するときに必要なもの
私は大手ハウスメーカーに15年間勤務した経験があります!経験をもとに家づくりをサポートいたします!
住宅ローンをどこに相談したら良いかわからない方は、ぜひ最後までお読みください。
住宅ローンを相談する4つのタイミング
住宅ローンの相談を検討するタイミングは、以下の4つがあげられます。
- 家の購入を検討し始めたタイミング
- 家の購入が決定したタイミング
- 住宅ローンを見直すタイミング
- 住宅ローンの返済が負担に感じるタイミング
1つずつ確認していきましょう。
1. 家の購入を検討し始めたタイミング
家の購入を決意した段階で住宅ローンを選び始めると、どの程度の金額を借り入れできるかが把握できます。
購入する土地や物件の価格に、目安がつけやすくなりますよね!
また、購入決定後に住宅ローンの審査で「希望金額が借りられなかった」という事態を避けられます。借りられる金額をしっかり把握してから家の購入を決断すると、スムーズにローンが組めるのでおすすめです。
2. 家の購入が決定したタイミング
家の購入が決定してから、住宅ローンを選ぶケースもあります。不動産会社で比較し、検討することが多いです。
購入金額や頭金が決まっているので、借りたい金額が明確になります!
返済プランが立てやすく、購入してからのライフスタイルがイメージしやすいでしょう。
ただし、住宅ローンの相談で時間がかかると、他の方に物件を購入されてしまう恐れがあるので注意が必要です。
住宅の購入が決定してからローンを相談する場合は、できるだけ早めに行動しましょう!
3. 住宅ローンを見直すタイミング
住宅ローンを組んだ後も、定期的に見直す必要があります。金利に大きな変動があったり、ライフプランが大幅に変化したりすることがあるからです。
返済が滞ってしまうと、任意売却や競売にかけられてしまう恐れがあります!
パートナーの転職や子どもの進学はもちろん、金利の情報を早めに知るため経済ニュースに関心を持っておくことが大切です。
4. 住宅ローンの返済が負担に感じるタイミング
家計の状況が変化したら、住宅ローンの返済を見直すタイミングです。子育てやパートナーの転職などで世帯収入が減ってしまい、住宅ローンの返済を負担に感じることがあるでしょう。
一時的な変化ではなく長期的に返済が厳しくなる可能性があるなら、早めに相談するのがおすすめです!
ほかの金融機関に借り換えをして月々の返済額を減らしたり、返済期間を変更して教育資金や老後資金を貯めやすくしたりといった対策を提案してもらえます。
ただし、借り換えによって、現状よりも住宅ローンの返済が厳しくなってしまう場合があります!
ひとりで決めるのではなく、必ず専門家に相談して最善の選択をすることが大切です。
住宅ローンの相談はどこがいい?4つのおすすめ窓口
住宅ローンを検討するといっても、取り扱っている金融機関や商品がわからない方は多いでしょう。その場合は、以下のような相談窓口を利用するのがおすすめです。
- 金融機関の相談窓口
- 住宅金融支援機構
- 不動産会社
- ファイナンシャルプランナー
それぞれ順番に見ていきます。
1. 金融機関の相談窓口
銀行や信用金庫では、住宅ローン専用の窓口が設置されていることがあります。
具体的な金利や毎月の返済額を提示してもらえるので、相談してみてください!
ただし、比較できるのは、銀行や信用金庫が提供する商品のみです。実際に住宅ローンを決めるときは、他の金融機関で出している商品をチェックしましょう。
住宅ローンを検討するなら、モゲチェックがおすすめです。住宅ローンは金額が大きいので、0.1%でも金利が低いほうが返済が楽になります。
プロのアドバイザーに相談できるので、借りようとしている住宅ローンがベストな条件かどうかを質問できますよ!
モゲチェックの詳細は、関連記事「【金利0.1%の差が命取り】住宅ローンの負担を下げるにはモゲチェックがおすすめ!使い方をわかりやすく解説」で解説しているので、ぜひ参考にしてみてください!
2. 住宅金融支援機構
住宅金融支援機構は独立行政法人で、民間金融機関と提携して固定金利の住宅ローンである「フラット35」を提供しています。
全期間固定金利型住宅ローンのため、長期的な支払いについてのシミュレーションがしやすいのが特徴です!
補助金や助成金についての説明が受けられるので、気になる方は窓口で相談してみましょう。
3. 不動産会社
住宅ローンの相談は専用の窓口だけでなく、物件を取り扱う不動産会社でも相談可能です。
ファイナンシャルプランナーや、住宅ローンアドバイザーの資格を持っている職員がいます!
ただし、必ず有資格者がいるわけではないので注意が必要です。
なお、住宅ローンに迷ったら「すーさんの相談窓口」をご活用ください。大手ハウスメーカーに15年務めた知識と経験を活かし、住宅ローンに関する無料相談を実施しています。
家づくりの相談を受け付けているので、お気軽にご相談ください!
\ ノープランでOK /
4. ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルプランナーに相談すると、住宅ローンだけでなく返済プランを提案してもらえます。
生活にかかるお金と住宅ローンを計算してもらえるので、返済する際のイメージがつきやすいです!
金融機関や不動産会社では無料で相談できるのに対し、ファイナンシャルプランナーに相談すると相談料がかかるので注意しましょう。住宅ローンの契約依頼はできない点についても気をつける必要があります。
【ニーズ別】住宅ローンの相談窓口をどこにするか選ぶ4つの方法
住宅ローン相談窓口には、それぞれ特徴があります。後悔しないためにも、目的に合ったところを選ぶことが大切です。
- 住宅ローンを具体的に理解し安心して利用したい
- 商品を比較検討して固定金利で住宅ローンを組みたい
- 急ぎで住宅ローンの手続きを進めたい
- 住宅ローンだけでなく返済プランも相談したい
順番に解説するので、どこがご自身に当てはまっているかを確認しながら読み進めてみてください。
1. 住宅ローンを具体的に理解し安心して利用したい
住宅ローンの理解を深めて安心して利用したい方は、銀行などの金融機関に相談するのがおすすめです。
金融機関は、お金を貸すプロです!
どこよりも住宅ローンに詳しいはずです。金利や年数など、細かく知りたい方は金融機関に相談してみてください。
ただし、商品は自社で提供しているものしか紹介されません。できるだけ金利が低い銀行でローンを組みたいと考えている場合は、商品を紹介されてもその場で契約しないように注意しましょう。
2. 商品を比較検討して固定金利で住宅ローンを組みたい
多数の商品を比較して住宅ローンを組みたいなら、住宅金融支援機構に相談するのがおすすめです。
住宅金融支援機構は、固定金利であるフラット35を提供している独立行政法人です。
シミュレーションができるため、どこの銀行に借り入れをお願いすれば良いか比較できます!
フラット35を積極的に検討している方は、住宅金融支援機構に相談するのが良いでしょう。
3. 急ぎで住宅ローンの手続きを進めたい
住宅ローンを検討せずに家の購入を決めてしまった場合は、不動産会社に相談するのがおすすめです。
家の購入を決断した後に、住宅ローンをゆっくり選んでいる時間はありません。
なかなか決まらないと、他の購入者に物件を取られてしまう恐れがあります!
購入する物件が決まっている場合は、不動産会社で住宅ローンを相談するとスムーズです。
急いでいるからといって、金利や手数料の高い銀行にお願いするのは避けたいですよね。ご自身でも借入先をいくつか検討して別途審査に出しておくと、失敗するリスクが減ります。
4. 住宅ローンだけでなく返済プランも相談したい
返済プランや今後のライフプランも一緒に相談したい方には、ファイナンシャルプランナーに相談するのがおすすめです。
「住宅ローンを組んだ場合に、本当に返済できるかが不安」という悩みを解消できます!
返済できるか不安なのは、現在の収支の把握ができていないのが原因です。加えて結婚や出産など、ライフプランの変化による支出のイメージができないと不安が解消されません。
ファイナンシャルプランナーは、お金に関するプロ。日常生活に必要な収支を可視化し、倹約できる部分を把握して提案してもらえます。
ファイナンシャルプランナーに相談する方法がわからない方は、一度「すーさんの相談窓口」をご活用ください。住宅ローンだけでなく、家づくり全般の無料相談を実施しています。
「ファイナンシャルプランナーに相談したくても誰に聞けば良いかわからない」と悩んでいる方は、お気軽にご相談ください!
大手ハウスメーカーに15年務めた住宅販売のプロが、あなたの悩みを解決します!
\ ノープランでOK /
決め手はここ!住宅ローン選びで比較検討するポイント3選
住宅ローンを比較検討するうえで、知っておきたい種類や仕組みは以下の通りです。
- 金利と金利のタイプ
- 保証料の金額
- 団体信用生命保険の比較
住宅ローンは、借りる側の状況で正解が違います。金融機関に相談して勧められた商品だからといって自分に合っているとは限りません。
住宅ローンを選ぶ際は、必ず複数の金融機関や不動産会社に相談しましょう。
1. 金利と金利のタイプ
金利とは、借りたお金に対して支払う利息の割合です。金融機関から100万円を年利1%で借りた場合、1年後には101万円を返済しなくてはなりません。しかし、月々返済して元金100万円を少なくすれば利息は減っていきます。
ボーナスなどで繰り上げ返済すると利息はさらに減りますよ!
また、金利には固定金利型と変動金利型・固定金利期間選択型があります。同じ金利で借りられる固定金利型の利率が高く設定されているでしょう。
なお、住宅ローンの失敗については、関連記事「【悲惨】無理な住宅ローンを組んだ方の末路!破綻する原因や失敗を避ける7つのポイントを解説」で解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。
2. 保証料の金額
住宅ローンを借りるには保証料が必要です。住宅ローンの返済は長期にわたるので、現時点で支払い能力があっても病気や失業などで返済できなくなることがあるからです。
以前は連帯保証人を定めていましたが数千万円の保証人を立てるのは難しいため、現在では保障会社を利用して融資を受けることが一般的となりました。
保証料の支払い方法には、前払いと金利上乗せがありますよ!
種類 | メリット | デメリット |
---|---|---|
前払い型 | 毎月の返済額が減る | 初期費用が増える |
金利上乗せ型 | 初期費用が減らせる | 毎月の返済額が増える |
それぞれの金融機関によって保証料は違います。また、保証料が要らない金融機関もあるので情報を集めて比較検討しましょう。
3. 団体信用生命保険の比較
団体信用生命保険とは、住宅ローンの契約者が返済期間中に死亡や高度障害などになると返済を免除する保険です。家族の住居を守るため、ほとんどの金融機関で保険への加入が融資条件になっています。
金利を上乗せして初期費用を抑える「金利上乗せ型」と保険料を毎月支払い確定申告できる「保険料支払型」があります。契約前から加入していた保険と重複しているケースもあるため、保険の見直しが必要になるでしょう。
生命保険の見直しをすることで、節約に繋がりますね!
初心者に最適な住宅ローンの選び方については、関連記事「【後悔しない】初心者に最適な住宅ローンの選び方5ステップ!失敗を防ぐポイントも紹介」で解説しているので、ぜひ参考にしてみてください!
住宅ローンを相談する前に知っておきたい知識5選
住宅ローンについて知識がなければ、金融機関に自分の希望の条件を伝えることは出来ません。また、複数の住宅ローンを提案されても比較検討できないでしょう。
失敗しないために、種類や返済方法など以下の5つを紹介します。
- 住宅ローンの種類
- マイホームに必要な費用
- つなぎ融資の利用と流れ
- 住宅ローンの返済方法
- 団体信用生命保険
借りてから後悔しないために、住宅ローンの特徴を知っておきましょう!
1. 住宅ローンの種類
住宅ローンを選ぶうえで、一番重要なのは金利です。マイホームを購入するには何千万円もの借り入れになるため、0.5%金利が変わるだけで最終的な返済額が大きく変わってしまいます。
借り入れ金額3,500万円で35年のローンを組んだ場合、返済額の比較は以下の通りです。
金利を0.5%で借りた場合 | 金利を1%で借りた場合 | |
---|---|---|
月々の返済額 | 90,854円 | 98,799円 |
総返済額 | 38,159,049円 | 41,495,997円 |
総利息額 | 3,159,049円 | 6,495997円 |
金利が0.5%違うと、最終的に300万円以上も多く支払うことに!
住宅ローンには「固定金利型」「固定金利期間選択型」「変動金利型」の3種類の金利タイプがあります。それぞれの商品内容と特徴を以下のようにまとめました。
金利タイプ | 商品内容 | 特徴 |
---|---|---|
固定金利型 | 借入時の金利が最終返済まで続く | 一定した金利が続くため返済計画が立てやすい |
固定金利期間選択型 | 金利を固定する期間が選択できる | 固定した期間は金利が上がらない |
変動金利型 | 期間ごとに金利を見直す | 借入時の金利が固定金利型より低い |
相談する金融機関によって各金利タイプの利率が違うので、必ず複数の見積りを比較検討しましょう。
2. マイホームに必要な費用
マイホームにかかる費用項目を知っておかないと、住宅ローンの返済で後悔します。家を建てる費用には以下の項目があります。
- 土地代や建築費
- 付帯工事費(外構・給排水工事など)
- 諸費用 (手数料・税金・引越し代など)
マイホームは土地や建物以外にも設備やカーテンなどの費用があることを忘れがちです。また、引越し代など住宅ローンでは借りられない費用もあるので、頭金を入れすぎると資金が足りなくなる場合があります。
外構費が足りなくなるケースが多いので気をつけましょう!
家を建てる費用については、関連記事「【要チェック】家を建てる費用は3,500~4,500万円!価格別のマイホームのイメージや注意点を解説」で解説しているので、ぜひ参考にしてみてください!
3. つなぎ融資の利用と流れ
主に注文住宅では、マイホームが完成する前に資金を用意する必要があります。何千万円もの現金を支払うことが難しいため、多くのケースでつなぎ融資を利用するでしょう。
住宅ローンは、住宅が完成しなければ借りられません。そのため、つなぎ融資を使ってマイホームの引き渡しの前に一時的に融資を受けて、完成時に住宅ローンで返済します。
つなぎ融資は住宅ローンよりも金利が高く設定されていますよ!
つなぎ融資の利息は住宅の着工から引き渡しまでを日割りで計算するので、工事が長引くと利息が増えるので注意しましょう。
4. 住宅ローンの返済方法
住宅ローンの融資は、返済期間に応じた利息と合わせて返済します。返済方法は、以下の2種類です。
- 元利均等返済(元金と利息と合わせた合計を一定額返済する)
- 元金均等返済(元金を一定額返済する)
メリットとデメリットを知っておくと、返済方法を選ぶ時の役に立ちますよ!
返済方法 | メリット | デメリット |
---|---|---|
元利均等返済 | 毎月の返済額が一定になる | 完済するまでの総額が多くなる |
元金均等返済 | 毎月の返済額が早く少なくなる | 返済当初の金額が多くなる |
また、ボーナスを併用すると月々の返済が少なくなりますが、労働環境の変化に対応しづらいので注意が必要です。
5. 団体信用生命保険
もしもの時に備えるために、住宅ローン契約者の団体信用生命保険の加入を条件にしている金融機関が多いです。保険金の受取人が金融機関であるため、万が一の時は住宅ローンの残高が0になります。
保険料は金融機関が支払うことが多いです。しかし、ガンや脳卒中などの特約をつける場合には契約者が支払います。保険料を金利に上乗せすることで初期費用は抑えられますが、支払い総額が増えるでしょう。
団体信用生命保険の特約は、加入時のみ付けられるので注意しましょう!
住宅ローンの相談をする際に必要な書類4選
住宅ローンを相談するために、必要な書類があります。どこの窓口でも必要なので、事前に揃えておきましょう。
- 収入がわかるもの
- 勤務先がわかるもの
- 物件の概要がわかるもの
- 他のローンに関するもの
1つずつ確認してください。
1. 収入がわかるもの
住宅ローンを具体的に相談するなら、収入がわかる書類が必要です。
会社員なら源泉徴収票、自営業なら過去3年分の確定申告書と決算書を用意しましょう!
住宅ローンで借り入れられる金額が大体わかります。具体的に話が進められるので、相談するときは持参しておきましょう。
2. 勤務先がわかるもの
収入がわかる書類に勤務先情報が記載されていれば、別途用意しなくても大丈夫です!
住宅ローンの審査では、勤務先の情報を参考にすることがあります。源泉徴収票などに記載がない場合は、健康保険証などを準備しておきましょう。
3. 物件の概要がわかるもの
物件の情報や価格がわかる書類があると、具体的なシミュレーションがしやすくなります。
借り入れが必要な金額が、ある程度把握できるためです!
建売住宅の場合はチラシ、注文住宅の場合は見積書などを準備しておきましょう。
4. 他のローンに関するもの
住宅ローン以外に組んでいるローンがあれば、返済予定表などの書類を準備しておきましょう。
住宅ローンの審査に必要です!
住宅ローンの審査では、滞りなく返済できるか判断する必要があります。車をローンで購入している場合は、残債がいくらあるかの情報が必要です。
今後の返済プランを立てるうえでも必要なので、住宅ローンの相談をする場合は忘れずに持参しましょう。
住宅ローンをどこに相談するか迷ったらすーさんに相談しよう
住宅ローンの相談は、できるだけ早いタイミングでおこなうのがおすすめです。事前に借り入れできる金額を把握しておくことで、購入できる家の価格帯が把握できます。
早めに相談すれば、複数の商品をゆっくり比較検討できるのもメリットです!
「自分で調べてみてもうまく理解できない」「結局何が良いかわからず決められない」と悩んでいる方は「すーさんの相談窓口」をご活用ください。
大手ハウスメーカーへ15年勤務した経験をもとに、今抱えているあなたの悩みを解消し、家づくりが成功するためのアドバイスをおこないます。