「注文住宅って、費用が高そう…」そんな不安を抱く人も多いでしょう。でも実は、2,000万円台でも家族が暮らしやすい注文住宅を建てることは十分可能です。
理想をすべて叶えるのは難しくても、間取りの工夫や優先順位のつけ方次第で、予算に収まりつつ満足度の高い家づくりは実現できます。
この記事では、2,000万円台で建てた実例や、コストを抑えながら満足度を高めるヒントを紹介します。「限られた予算で、後悔しない家づくりがしたい」そんな方にこそ読んでほしい内容です。

2,000万円台の注文住宅、本当に建てられるの?
結論から言えば、2,000万円台でも注文住宅は十分に建てられます。建売住宅と違って、住宅は設備や内装、間取りを自由に選べる分、予算に応じて調整しやすいのが魅力です。

自由に選べる分、ついこだわりすぎてしまうことも…。だからこそ、“どこを優先するか”を最初に決めておくと安心です!
とはいえ、あれもこれもと希望を詰め込みすぎると、すぐに予算オーバーになってしまうことも。無理のない家づくりをするには、総予算の内訳をしっかり把握し、優先順位をつけながら“ちょうどいい家づくり”を目指すことが大切です。



見積もりに含まれているのは、“建物だけ”というケースも多いんです。あとから『こんなにかかるの!?』と焦らないためにも、“全部込み”で考えることがポイントです!
実際には、本体工事費のほかにも以下のようなさまざまな“見えにくい費用”がかかってきます。
- 地盤改良
- 外構(庭・駐車場・フェンスなど)
- 水道・ガス・電気の引き込み
- 登記費用・火災保険
- 住宅ローンの諸費用 など
建築費だけでなく、これらすべてを含めた“総予算”で計画しておくことが、後悔しない家づくりへの第一歩です。
【住宅のプロが伝授】2,000万円の家を建てる10のコツを解説!費用内訳や注意点も紹介
【完全網羅】木造建築のメリット5選!デメリットの対策方法や鉄骨造についても解説
木造や鉄骨、2階建てや平屋でどう変わる?
木造住宅は建材や工法のコストが比較的安く、2,000万円台でも建てやすい工法です。一方、鉄骨造は耐久性や耐震性に優れますが、コストは上がりがちです。
また、平屋は階段のない暮らしやすさが魅力ですが、広い土地が必要になるため、土地代を含めて考える必要があります。土地代とのバランスを見ながら、間取りを工夫することが大切です。



特に平屋は土地代とのバランスがポイント。広さよりも“住みやすさ”を優先した設計がおすすめです!
【迷わない】平屋と二階建てどっちがいい?メリット・デメリットや決めるポイントを徹底解説
エリアによって、建てやすさに差がある!
同じ2,000万円台でも、建てられる家の大きさや設備はエリアで異なります。地方や郊外では土地購入費用が抑えられる分、建物にしっかりと予算をかけられます。
一方、都心部では敷地面積が限られるため「延べ床面積を絞って建てる」スタイルも現実的な選択肢です。



郊外なら広めの家、都心ならコンパクトで効率的な間取り。エリアの特性に合わせて、“わが家にとってのちょうどよさ”を見つけていきたいですね!
わが家の暮らしにちょうどいい。注文住宅の間取りの工夫を実例から学ぶ


2,000万円台で建てられた実例には、予算を抑えながらも快適に暮らすためのヒントがたくさん詰まっています。ここでは、2つの実例をもとに間取りのアイデアや暮らしやすさの工夫を見てみましょう。
遊び心をカタチにした4LDK|ガレージのある、自分たちらしい住まい


引用:SUUMO
千葉県で建てられたこちらの住まいは、ガレージ付きの4LDKの間取りです。本体価格は約2,000万円ながら、趣味の空間や吹き抜けを取り入れた設計となっています。
2階の廊下やリビングからガレージを見下ろせる間取りは、まるでショールームのよう。車好きにとっては、理想の住まいといえるでしょう。
吹き抜けを採用することで、愛車を眺めながらくつろげる空間に。さらに、家族の気配も感じやすく、心地よい距離感が保てます。コンパクトな家でも「自分たちらしい暮らし」が詰まっています。
木のぬくもりに包まれる2階建て暮らし|広がりを感じる、約38坪の住まい


引用:SUUMO
静岡県で建てられたこちらの住まいは、延床面積37.8坪、4LDK+土間+趣味室の2階建てです。本体価格は約2,000万円と予算を抑えながら、木のぬくもりを感じられる開放的な空間が魅力です。
1階には約20帖のリビングと和室が一体化した大空間が広がり、吹き抜けの効果もあって、自然光がたっぷり入る心地よい空間に。
3帖の玄関土間は、自転車やアウトドア用品の収納など、多目的に活用できるのも嬉しいポイントです。こうした細やかな設計の工夫が、日々の暮らしをぐっと快適なものにしてくれます。
「こうすればよかった…」2,000万円の家づくりでよくある間取りの後悔
予算を2,000万円台に抑えて家を建てる際、間取りに関する後悔の声は以下のようにたくさんあります。
- 「部屋を広く取りすぎて収納が足りなかった」
- 「風が抜けにくくて夏がつらい」
- 「家事動線が長く、毎日の作業が大変になった」
- 「夫婦の寝室が手狭になった」
- 「リビングに十分な明るさが入らない」



“せっかく建てるなら…”と欲張りすぎると、あとで『こんなはずじゃなかった…』ってなることも。だからこそ“ここだけは大事にしたい”っていうポイントを見つけて、そこにしっかり予算をかけていくと、後悔の少ない家になります!
2,000万円台で家を建てるなら、すべてを叶えようとせずに「ここだけは外せない」というポイントを明確にし、そこに集中して投資することで、限られた予算でも満足のいく住まいに近づけます。家づくりは、今の暮らしだけでなく、5年後・10年後の生活も見据えて設計することが大切です。
「ちょうどいい家」を目指して。2,000万円の家づくりのヒント


限られた予算だからこそ、工夫のしどころはたくさんあります。ここでは、“わが家にちょうどいい家”を叶えるために意識したい3つのポイントをご紹介します。
優先する場所、ゆずれる場所を明確にする
「LDKは広くしたいけれど、子ども部屋は最小限でいい」
「お風呂は一般的なものでいいけれど、キッチンにはこだわりたい」
きっと家族のなかにも、「ここだけはどうしても叶えたい!」という希望があるはずです。満足度の高い家づくりをするためには、家族のなかで優先順位をはっきりさせることが大切です。すべてを満たそうとすると、どうしても予算オーバーになりがちです。
「どこにお金をかけるか」「どこなら標準仕様で十分か」を整理することで、限られた予算でも納得のいく家づくりが可能になります。



『全部大事!』って思ってしまうのもわかります。でも、メリハリをつけて優先順位を決めることで、本当に大切な部分にしっかりお金をかけられます!
【見直して】ハウスメーカー選びに疲れたと感じる7つの原因!対処法や対策も解説
素材や設備はバランスをとって選ぶ
すべてをハイグレードにしたくても、限られた予算で実現するのは簡単ではありません。大切なのは、“身の丈に合った選び方”をすることです。
たとえば、毎日使うキッチンや浴室などは、使い勝手を重視してアップグレードすると暮らしの満足度が高まりやすいでしょう。一方で、床材や壁紙は標準仕様でも十分…。そんな割り切り方もひとつの手です。
「いいものを選ぶ」よりも「わが家にとってちょうどいいものを選ぶ」という視点を持つと、家づくりが前向きになります。



“いいもの=高いもの”とは限りません。わが家の暮らし方に合っているかどうか。それが、設備や素材選びのいちばん大事な視点です!
【予算内に収めよう】新築にいらない設備10選!不要な間取りや予算削減のコツも紹介
建築会社選び次第で住まいの満足度は大きく変わる
同じ予算でも、依頼する建築会社によって提案力や設計の柔軟さは大きく異なります。ローコスト住宅を得意とする会社でも、プランニングの工夫次第で「え、これがこの価格で?」と驚くような提案が出てくることも少なくありません。
逆に、大手ハウスメーカーであっても、標準仕様では満足できない場合もあるでしょう。そのため、施工実例をたくさん見て「“わが家らしい提案をしてくれそうだな”と感じられるかどうか、そんな直感も大切にしてみてください。
金額だけでなく「暮らしに寄り添ってくれるかどうか」という視点も加えて依頼先を選びましょう。



金額やブランド名だけじゃなく、“この人たちなら、わたしたちの話をちゃんと聞いてくれそう”って思えるかどうかも大事なポイントです!
2,000万円台の注文住宅を建てるなら!おすすめのハウスメーカーを紹介
2,000万円台という限られた予算のなかでも、理想の家づくりを叶えてくれるハウスメーカーはあります。ここでは、コストを抑えつつ、品質やデザインにも定評のあるハウスメーカー5社を紹介します。
アイフルホーム
子育て世代や共働き家庭に寄り添ったプランが豊富で、コスパ重視の家づくりに定評があります。LIXILグループの強みを活かし、住宅設備も高品質。安心して暮らせる家づくりが可能です。
商品ラインナップも幅広いため、ライフスタイルに合った住まいづくりを検討しやすいでしょう。低価格ながらも、暮らしやすさと安心感のある住まいを提供してくれるハウスメーカーです。
引用:アイフルホーム
住宅情報館
住宅販売にとどまらず、自社で設計・施工も手がける総合住宅企業です。建売やセミオーダー商品も扱っており、コストを抑えつつ、自分たちらしい住まいをカタチにしやすいのが特徴です。
即入居できる物件も多いため、急ぎで引越しをしたい方にもおすすめです。特に、価格とスピード、安心感のバランスを取りたい方に向いています。
引用:住宅情報館
秀光ビルド
“全てコミコミ価格”を掲げた定額制注文住宅が魅力のハウスメーカーです。建物本体の価格だけでなく、諸費用も含めた透明性の高い価格設定のため、初めての家づくりでも安心して進められます。
間取りの自由度も高く、ローコストでも自分たちらしい住まいを実現したい人にぴったりです。
引用:秀光ビルド
桧家住宅
独自の全館空調「Z空調」や、高い断熱性能にこだわった設計で、快適性の高さに定評があります。機能性とデザイン性を両立しながら、ランニングコストの軽減も意識した住まいづくりが可能です。
共働き家庭や子育て世帯からも高い支持を集めており、ローコストでも快適な暮らしを求める方にぴったりのハウスメーカーです。
引用:桧家住宅
大和ハウス
全国展開の大手ハウスメーカーで、技術力や信頼性が抜群です。高価格帯のイメージがあるものの、実はローコストシリーズも展開しており、2,000万円台でも高品質な住まいが実現可能です。
将来のメンテナンスや住み替えも視野に入れた、長期的なライフプランを立てたい方には安心感のある選択肢となります。
引用:大和ハウス



同じ2,000万円台でも、会社によって得意なことや提案のスタイルはずいぶん違います。だからこそ、“わが家に合う会社”を見つけるために、じっくり比べてみることが大切です!
ハウスメーカー | 特徴 | 価格の安心感 | 提案の自由度 | 向いている人 |
アイフルホーム | ・LIXILグループ・子育てや共働き世代に人気 | ◎コスパ重視 | ○プラン豊富 | 暮らしやすさと安心を両立したい人 |
住宅情報館 | ・設計~施工まで自社対応・即入居物件もあり | ◎ 費用明確 | △ セミオーダー中心 | 早めに入居したい人・価格重視派 |
秀光ビルド | ・「全部コミコミ」の定額制が魅力 | ◎ 明朗会計 | ◎ 間取りの自由度高め | 初めての家づくりで安心感がほしい人 |
桧家住宅 | ・高気密・高断熱+Z空調で快適性重視 | ○ 仕様により変動 | ○ 商品設計済み | 快適な住環境を重視する共働き家庭 |
大和ハウス | ・大手の信頼感と長期サポート | ○ ローコストシリーズあり | △ 規格中心 | 長く安心して住みたい人 |
2,000万円台でも、自分たちらしい家は建てられます
家づくりを考えはじめたときに「2,000万円で注文住宅って、やっぱり厳しいのかな…」と、不安に思う人は多いかもしれません。しかし、限られた予算のなかでも、工夫しながら自分たちらしい暮らしをカタチにすることは可能です。



「自分たちにちょうどいい」を積み重ねていくことが、無理せず心地よく暮らせる家づくりの近道です。
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