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【見落としがち】中庭のある家で後悔する7つの理由!対策や間取り例をプロが解説

「中庭のある家を建てたいけど後悔しないか不安…」
「憧れるけど手入れが大変そう」
「中庭のメリットは?」

あき

中庭に憧れるものの、後悔したという声も聞くので迷っている方もいるのではないでしょうか。

中庭には自然光を取り入れやすかったり、気軽に外へ出られたりするメリットがあります。しかし、初期費用は高額で住み始めてからもメンテナンスの手間がかかることから「後悔した」という意見は少なくありません。

そのため、中庭のある家を建てて後悔しないためには対策をチェックしておくことが大切です。

この記事では、15年以上の住宅販売の経験がある筆者が、中庭のある家について以下の内容を解説します。

  • 形状別の特徴
  • 後悔する理由
  • 魅力と対策
  • 間取り例
すーさん

中庭を作ろうか迷っている方は、ぜひ最後までご覧ください!

目次

中庭のある家とは?3つの形状別に特徴を解説

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中庭の形状は主に以下の3つです。

  1. L字型
  2. コの字型
  3. ロの字型

中庭を作りたいと考えている方は、形状や特徴をチェックしてから好きなものを選びましょう。

1. L字型

L字型は、中庭を2つの壁が囲むタイプで、最もシンプルな形のため間取りの自由度が高いのが特徴です。

すーさん

中庭を作ると間取りが制限される場合がありますが、L字型なら形がシンプルなので少ない制限で建てられます!

中庭でも最も安く建てられるので、初期費用を節約したい方にもおすすめです。ほかの形に比べてプライバシーの確保は難しいですが、その分融通が利きやすい面があります。

2. コの字型

あき

壁がコの字型になっているため、L字型よりプライベートを確保しやすいのが特徴です。

風通ししやすく、日光も採り入れられ排水工事は必要ありません。

すーさん

L字型とロの字型のいいところだけを厳選した形状です!

L字型よりは高額になっていますが、その分メリットが多いです。しっかりプライバシーを守りながら生活したい方は、コの字型を検討してみてください。

3. ロの字型

四方を壁に囲まれているため、プライバシーが確保できるのがメリットです。どの部屋からも中庭を見られますが、必要なメンテナンスが多いため費用が高くなりがちです。

排水工事が必要だったり定期的なメンテナンスに手間がかかったりするため、あらかじめ調べておきましょう。

あき

ロの字型はメリットも多いですが、その分デメリットも多いのが特徴です!

理想の中庭を考えて、どれが一番適しているのか考えてみましょう。

中庭のある家で後悔する7つの理由

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中庭のある家で後悔する理由は以下の7つです。

  1. 初期費用が高い
  2. 部屋の面積が狭い
  3. 冷暖房の効率が悪い
  4. 動線が長い
  5. メンテナンスの手間がかかる
  6. 景観が良くない
  7. 虫が発生しやすい

実際に家を建ててから後悔しないためにも、理由をチェックして対策を考えてみましょう。

1. 初期費用が高い

建物の形は複雑になるほどコストがかかるため、中庭を作ると初期費用が高額になってしまいます。2,500〜3,500万円ほどが相場である30〜35坪の注文住宅が、3,500万円以上になることがあります。

あき

初期費用は出費が多いので大変です…

外構や外壁にこだわるとさらに値段が高くなるので、見積もりの後にどこを削ればいいのかわからない事態にもなりかねません。

すーさん

どこにお金をかけるのか考えておかないと、予算の上限をとうに超えてしまうでしょう。

中庭のある家を建てる際は、初期費用についての関連記事「【シミュレーションあり】家を建てる初期費用は物件価格の15〜30%!9つの内訳や安く抑える方法を解説」をチェックして、目安をつけておくと安心です。

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2. 部屋の面積が狭い

中庭に面積を取られるため、あらかじめ間取りを考えておかないと部屋が狭くなってしまいます。広い部屋を作りたい場合は、敷地面積を広くしたり中庭を小さくしたりする工夫が必要です。

すーさん

中庭込みで考えなければなりません!

中庭はメインの居住スペースではないため、ほかの部屋が狭くなって後悔するパターンもあります。間取りを考えるときは、中庭込みで考えましょう。

3. 冷暖房の効率が悪い

中庭を作ると、窓の数が多くなったり外構が外気に接しやすくなったりするため、冷暖房の効率が悪くなり断熱性能が落ちやすくなります。冷暖房の効率が悪いと、夏は室温が上がりやすく、冬は下がりやすくなり快適に過ごせないことが懸念されます。

あき

新築を建てたのに気温に悩まされるのは嫌ですよね…

また、中庭は壁で囲われているため湿気がこもりやすく、対策しなければカビが発生するなど快適に過ごせない可能性があります。

4. 動線が長い

あき

中庭を挟んだ対角の部屋への動線が長いと、ストレスを感じることがあります。

中庭を突っ切ることは可能ですが、夏や冬は室内との温度差が大きいため外に出たくないと感じるでしょう。そのため、生活動線が長く複雑だとストレスを感じてしまいます。

生活動線は中庭とは離れたところにまとめておけば、後悔を減らせるでしょう。

5. メンテナンスの手間がかかる

中庭を綺麗に保つためには、以下のような定期的なメンテナンスが必要です。

中庭に必要なメンテナンス
  • 外壁・ウッドデッキの塗替え
  • シンボルツリーの剪定
  • 排水溝の清掃

これらのメンテナンスを定期的にしなければならないため、中庭を作ることで家を建てた後にもお金や手間がかかります。

メンテナンスの手間を減らすには、新築の時点で耐久性のある素材を選んだりかかるコストをシミュレーションしたりすることが大切です。

あき

中庭を作ろうと考えている方は、ハウスメーカーと相談しておきましょう。

6. 景観が良くない

中庭のある家は、思いのほか景観に関して問題が発生しやすいです。中庭にはあまり日が当たらないことが多く、家の中が暗く感じられることがあります。

あき

南側に面した窓が小さくなる傾向があり、日当たりが悪くなってしまいます。

日光は家の明るさや居心地の良さを大きく左右するため、これは大きなデメリットとなるでしょう。とくにロの字型の中庭を持つ家は、その形状から景観が悪くなりがちです。

中庭の周囲を壁が囲むため、外部からの視覚的な開放感が失われ、閉塞感を感じることがあります。

7. 虫が発生しやすい

中庭のある家は、虫が発生しやすいことにも注意が必要です。虫は光や水気のある場所に集まりやすいため、中庭という環境は虫にとって非常に魅力的です。

特に夏場などは、虫の繁殖が活発になるため、中庭に面した部屋や庭に虫が集まりやすくなります。中庭に面した窓は大きな窓を設置することが多く、室内の光を外に漏らしやすくなるため虫を引き寄せる要因となるからです。

また、中庭の水気も虫の発生を促進する要因です。

すーさん

中庭のある家は虫の集合地帯になりやすいため、日常的に虫の駆除や発生予防に気を遣う必要があります!

中庭のある家の魅力3選

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中庭のある家は、後悔ポイントだけでなく以下のような魅力もあります。

  1. 自然光を採り入れやすい
  2. プライベートを確保できる
  3. 気軽に外へ出られる

中庭を作ろうか迷っている方は、ぜひ参考にしてみてください。

1. 自然光を採り入れやすい

中庭に面した壁すべてに窓を取り付けられるため、自然光を採り入れやすく部屋が明るくなります暗くなりがちな北側でも明るくなるので、電気の消費量を最小限に抑えられて光熱費の削減も可能です。

すーさん

近くに大きな建物があったり、北向きだったりするような日光が入りにくい立地の場合は、中庭を作るのがおすすめです。

家を建てる際の日当たりの良さについては、関連記事「【抜群に気持ちいい】日当たりのいい家の7つの魅力!方角ごとの特徴や悪い際の対策法も紹介」をチェックして、特徴を理解しておくと安心です。

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2. プライベートを確保できる

中庭には壁があるため、一般的な開けた庭よりプライベートを確保しやすいのが特徴です。ロの字型にすれば四方を壁に囲まれているため、通行人と目が合ったり隣人の視線が気になったりすることもありません。

あき

中庭は周囲の目を気にせずのびのびと過ごせます!

外の視線を気にせず庭での時間を楽しみたい方におすすめです。

3. 気軽に外へ出られる

中庭があると、バーベキューやキャンプが自宅でできます。大きな窓に面している中庭なら、外に出るハードルが低くなるでしょう。

すーさん

いつでも外に出られるのは嬉しいポイントですね!

とくに小さな子どもがいる場合は、毎回外に出て遊ばせるのは大変です。そのようなとき中庭であれば、子どもが道路に飛び出すリスクを低減できるので、安心して遊ばせられます。

中庭のある家で後悔しないための7つの対策

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中庭のある家で後悔しないためにできる対策は、以下の7つです。

  1. L字型にする
  2. 敷地面積を広くする
  3. 断熱性の高い素材を選ぶ
  4. 生活動線を意識した間取りを考える
  5. 雑草対策する
  6. 水はけをよくする
  7. プロに相談する
すーさん

住み始めてから後悔しても解決できないので、間取りを考える時点で対策を練っておくのが大切です!

理想の家づくりをしたい方は、対策方法をしっかり押さえておいてください。

1. L字型にする

中庭の建築コストを下げるためには、L字型がおすすめです。建築物は角が増えるほどコストが上がるので、角の多いロの字型やコの字型は高額になることが多い傾向にあります。

すーさん

さらに、ロの字型は四方を壁で囲まれているため、排水工事も必要です!

初期費用をあまりかけずに中庭を作りたい方は、L字型を検討してみましょう。初期費用がかかりすぎると、生活を圧迫してしまうことがあります。

あき

理想の中庭を作れるように、事前に必要な費用をチェックしておくと安心です。

2. 敷地面積を広くする

中庭を作ると室内の面積が狭くなるため、あらかじめ敷地面積を広くしておくと後悔しません。中庭を作る前提で、室内の間取りを考えるのがおすすめです。

都心部は土地代が高くなりやすいので、敷地面積を広くするなら郊外や田舎も視野に入れてみましょう。広い敷地面積を確保できない場合には、L字型を採用することでコンパクトに収まります。

すーさん

マイホームの敷地面積とあわせて、中庭の形も考えておくと後悔を減らせます。

3. 断熱性の高い素材を選ぶ

中庭は断熱性が悪くなりやすいので、窓や外壁の素材は羊毛や無繊維系などの気密性の高いものを選びましょう。

あき

羊毛や炭化コルクは断熱性に優れているためおすすめです。

無繊維系は安いのが特徴ですが、湿気対策が必要なためメンテナンスする必要があります。それぞれ特徴や料金が異なるので、しっかり比較しておきましょう。

断熱性のある素材については、関連記事「【一覧表】新築外壁の種類・色の選び方!素材別の特徴や費用の目安を解説」で詳しく解説しています。ぜひ参考にしてみてください!

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4. 生活動線を意識した間取りを考える

生活動線が複雑だと生活しにくくストレスを感じるため、間取りを考える時点で具体的な生活を想像しておきましょう玄関付近に洗面所を設置したり、リビングの近くに階段を設置したりすれば生活動線がスムーズになります。

あき

中庭があることで生活しにくくならないためにも、過ごしやすいかどうか事前にシミュレーションすることが大切です!

タウンライフを活用すれば、複数者からあなただけのオリジナルな間取りを提案してもらえます。複数の提案を一括で比較検討できるので、具体的な生活をイメージしやすいでしょう。

タウンライフの詳細は、関連記事「【希望が叶う】理想の家を実現する間取りの決め方を徹底解説!無料でプロに依頼する方法を紹介」で解説しているので、ぜひ参考にしてみてください!

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5. 雑草対策する

中庭に植物を植えすぎると雑草の管理が大変になるため、対策を考えておくことが大切です。砂利や防草シートを引くことで管理の手間を省いたり、虫よけ効果のあるハーブを植えたりして簡単に手入れできるようにしておきましょう。

すーさん

雑草対策をしておけば、住み始めてからの負担を減らせます!

6. 水はけをよくする

中庭のある家で後悔しないためには、特に水はけの良さを確保しましょう。大雨が降ってもスムーズに排水できるように、設計時に勾配を設けることをおすすめします。

家の駐車場や庭のように、側溝や道路に向かって斜めになっている設計を参考にするとよいでしょう。

すーさん

雨水が自然に流れるようになります!

庭全体が少しずつ低くなるように設計することで、雨が降った際に水たまりができるのを防げます。水たまり対策には、タイルを敷き詰めることも有効です。

あき

タイルは水はけを良くする特性があるため、水気だけでなく湿気が溜まりにくくする効果もあります!

7. プロに相談する

中庭のある家を計画する際、イメージがなかなか湧かない場合や具体的な対策がわからない場合は、プロに相談することを強くおすすめします。

あき

自分で考えるだけでは限界があるため、専門知識を持つプロの意見を取り入れることで、後悔のない家づくりができます!

建築設計士や庭師、リフォーム会社などの専門家に相談すると、具体的なアドバイスを得られるでしょう。過去の事例や最新の技術を踏まえた上で最適なプランを提案してくれるため、安心して任せられます。

なお「すーさんの相談窓口」では、後悔を減らすための対策やあなたにあった中庭の形を提案しています。中庭の設計で不安を感じている方は、ぜひお気軽にご連絡ください。

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中庭のある家の間取り例3選

ここからは中庭のある家の間取りの例を3つ紹介します。

  1. L字型
  2. コの字型
  3. ロの字型

詳しく見ていきましょう。

1. L字型

L字型の中庭のある家は、家の一部がL字型に囲む形で中庭を配置するスタイルです。以下のような間取りが実現できます。

リビングからダイニングまで一続きになったスペースが中庭に面しており、広々とした開放的な空間が広がっています。

すーさん

大きな窓が設置されているため、自然光がたっぷりと入り込み、明るく快適な居住空間となっていますね!

2. コの字型

コの字型の中庭のある家は、建物が三方向から中庭を囲む形になっています。たとえば、以下のような間取りです。

あき

リビングから直接中庭に出られるため、家の中と外が一体となった開放的な生活を楽しめますね!

中庭にはデッキスペースや植栽を配置することで、おしゃれなプライベート空間を実現できます。

3. ロの字型

ロの字型の中庭のある家は、建物が四方向から中庭を囲む形になっています。以下のような間取りを実現できるでしょう。

中庭を囲む形でリビングやダイニング、寝室などが配置されており、各部屋からアクセスできる設計が特徴です。

すーさん

中庭にはウッドデッキや庭園が設けられており、自然に癒される空間を実現できています!

中庭のある家を建てて後悔しないために対策をチェックしておこう

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中庭のある家は、しっかり対策することで後悔を減らせますそのため、生活動線を意識したり、断熱性の高い素材を選んだりしましょう。

あき

中庭のある家は、対策をチェックしておくと後悔のない物件を建てられます!

家づくりにおいて「失敗した」と感じないためには、プロへの相談がおすすめです。「すーさんの相談窓口」では、大手ハウスメーカーで15年の勤務経験のある住宅のプロが、あなたに寄り添った提案や中庭の説明などを行っています。

すーさん

これまで5,000名以上の相談に乗り、数々の悩みを解決してきました。

相談は無料なので中庭のある家で後悔したくない方は、ぜひお気軽にご連絡ください!

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この記事を書いた人

失敗&後悔しない家づくりに関する情報を発信|家づくりが楽しすぎて家オタクと化した30代主婦|家づくり中に会いたい女No.1と呼ばれるまでに|Instagramアカウントはフォロワーさん6.8万人超え|家づくりの事を徹底リサーチして分かりやすく伝えます

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