「窓が少ない家にして後悔しないか心配」
「窓を減らして費用を抑えたい!」
「窓が少ない家のメリットは?」
できるだけ費用を減らすために窓の数を減らしたいと思っても、どこを減らしたらよいかわからないですよね。
減らさないほうがよい部屋の窓を減らしたり、必要以上に少なくしてしまったりすると、家全体が暗くなってしまいます。

暗い部屋で過ごしていると、気分が沈んでしまうことも!
この記事では、大手ハウスメーカーで15年間にわたり住宅を販売してきた筆者が、以下の内容を解説します。
- 窓が少ない家で後悔する原因
- 後悔しない工夫
- 知っておきたいメリット
窓を少なくしても快適に過ごしたいと考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。


窓が少ない家で後悔する3つの原因


窓を減らすことで思ったより家が暗くなってしまい、快適に過ごせないのは困りますよね。



窓を少なくして後悔した事例を知って、対策するのがおすすめです!
ここでは、窓が少ない家で後悔する原因を3つ紹介します。
- 気持ちが沈みやすい
- 湿気が多くなりやすい
- 家が暗い
順番に見ていきましょう。
1. 気持ちが沈みやすい
天気が悪いと昼間でも暗いですよね。
— 麺&ウー麺(SRF飯テロしながら-29kg痩せた) (@menhentai_women) November 19, 2020
今の家は前の家より窓が小さく少ないせいか、1日中薄暗くて何だか滅入ります…😅寒いし😅でも前の家に戻りたいとは思わないけどね(笑)
窓が少ないと、日の光が入りにくいため気持ちが落ち込みやすくなります。
太陽の光を浴びることで、セロトニンという神経伝達物質が分泌されます。



セロトニンは、精神の安定や頭の回転をよくするといわれる脳内物質です!
太陽の光を浴びないと、セロトニンが体内で分泌されにくくなるため、気分が落ち込んだりイライラしたりしやすくなります。
2. 湿気が多くなりやすい
窓が少ない家に住んで後悔していることはとにかく家にカビが生えやすいことです。
私が引っ越した家はマンションで3部屋あるのに窓が1つ、あとはベランダで、一番窓がついていてほしいお風呂やトイレに窓がありません。そのせいかお風呂やトイレにカビが生えやすくこまめに掃除をしないとすぐに赤いぬめりがでてきてとても気持ち悪い思いをしています。
一応、申し訳程度の換気扇はありますが力が弱いのか風呂場を完全に乾燥させることなんてできません。
引用元:後悔している理由を書き込むブログー窓が少ない家にした人たちが後悔している理由
窓が少ないと、どうしても通気性が悪くなります。



湿気が溜まりやすく、カビが生えてしまうことも!
窓を設置する場所を工夫して、湿気がたまらないように心がけましょう。
窓の設置を工夫しただけでは解決できない場合は、換気の回数を増やしたり、除湿機や扇風機を活用したりして、空気の循環をよくするように対応するのがおすすめです。
3. 家が暗い
だんだん家が建ってきて今のところ後悔ポイントは少ないんだけど、イメージより違ってた点が。
— はまポタ@横浜で注文住宅 (@k_mtmt) June 4, 2023
今まで引違い窓しか経験ないからかもだけど、すべり出し窓は数字上の大きさより実際は小さく感じる。
1階2階はかなり暗い。断熱有利だけどちょっとこれは嫌だな。
もっと各窓大きく取ればよかった…



窓を減らしすぎると、家全体が暗くなってしまいます。
明るくするには常に電気をつけておく必要があるので、電気代が上がりやすいです。
窓を少なくしたいけれど家が暗いのは嫌だと感じる方は、明るくなる工夫をする必要があることを念頭に置いておきましょう。
窓が少ない家でも後悔しない5つの工夫


窓が少ない家でも工夫次第で明るくなります。土地の広さや予算を考慮する必要がありますが、できることを考えておくのがよいでしょう。
ここでは、窓が少ない家でも後悔しない工夫を5つ紹介します。
- 大きな窓を取り付ける
- 仕切りを減らして大きな空間をつくる
- 部屋の中心が明るくなるように意識する
- 中庭をつくる
- 湿気が多くなりやすいところに窓を設置する
ぜひ参考にしてみてください。
1. 大きな窓を取り付ける
窓の数を減らす代わりに大きな窓にすると、光が入りやすいので部屋全体が明るくなります。



日中は部屋に電気をつけなくても過ごせるようになるので、電気代が抑えられるのもメリットです!
また、窓が大きくなることで開放感がある空間になり、部屋が広く見えます。壁の部分が少なく外の景色に視界が通るためです。
ただし、1階部分の窓を大きくしてしまうと、プライバシーや防犯に気をつける必要があります。



外から丸見えで、後悔する可能性があるので注意しましょう!
大きな窓は、デメリットを把握したうえで取り付けるようにするのがおすすめです。
日当たりについては関連記事「【良いこと尽くめ】日当たりのいい家の5つのメリット!方角ごとの違いや悪い場合の改善策を紹介」で詳しく解説しています。あわせてご確認ください!


2. 仕切りを減らして大きな空間をつくる



できるだけ仕切りを減らすと、暗い場所ができにくくなります!
ひとつの大きな空間が広がるので、光を遮るものがなく部屋全体が明るくなります。
大きな部屋全体を明るくするためには、設置する窓を大きくしたり天窓を設置したりするのがおすすめです。吹き抜けをつくるとさらに開放感が上がり、明るい空間ができます。
3. 部屋の中心が明るくなるように意識する
窓が小さかったり取り付けられなかったりするなら、天窓を設置したり吹き抜けにして光を取り入れられるよう工夫したりするのがおすすめです。



天窓は屋根につける窓のことをいいます!
光を遮るものがないため、多くの光を部屋に取り入れられるのがメリットです。



朝日を浴びられるので、気持ちよく朝を迎えられますよ!
しかし、天窓をつけてまぶしすぎたという声も。自動で開閉ができるブラインドを取り付けておくと対策できます。
家具が日焼けするデメリットもあるようなので、配置には気をつけるようにしましょう。
4. 中庭をつくる



中庭をつくれば、全体を明るくできます!
外から見えないため、窓が大きくてもプライバシーが守られるのがメリットです。
中庭があれば、バーベキューができたり簡易プールで子どもと遊んだりできます。楽しみ方がたくさんあるので、生活の幅が広がります。



デメリットとしては、ある程度広い土地が必要なことです!
土地の広さや予算を確認して決めることが大切です。
5. 湿気が多くなりやすいところに窓を設置する
トイレや浴室など、湿気が溜まりやすいところに窓を設置して、換気を心がけるようにしましょう。



窓が少ないと換気が不十分になるため、湿気が溜まりやすいです!
日が当たりにくくなることで暗くなり、湿気が溜まるとカビが生えやすくなります。



窓が少ない家で後悔する理由や失敗しないための工夫を知りたい方は「すーさんの相談窓口」を活用するのもおすすめです!
すーさんは、大手ハウスメーカーに15年勤めた実績があり、今までの相談件数は4,000件以上あります。窓が少ないことによる悩みの相談にも乗ってもらえます。
窓を少なくすることで後悔しないかとお悩みの方は、ぜひ一度ご相談ください!
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窓が少ない家で後悔しないために知っておきたい7つのメリット


窓が少ないことは、後悔する原因ばかりではありません。状況によっては、窓が少ないほうがよいこともあるので、目的にあわせて家づくりをするのがおすすめです。
ここでは、窓が少ない家で後悔しないために知っておきたいメリットを7つ紹介します。
- 防犯性が高くなる
- 断熱性が高くなる
- 建設費用が抑えられる
- 冷暖房の効果がより感じられる
- 家具を配置しやすくなる
- 掃除が楽になる
- 外観がスタイリッシュになる
一つひとつ確認していきましょう。
1. 防犯性が高くなる
窓が少ないと外から侵入できる経路が限られるため、防犯性が高くなります。



壁が多くなかなか侵入できない家なら、安心できますよね!
家の中が見えにくく様子がわからないため、外からの視線を気にせずに生活できます。防犯性が高くなることに加え、プライバシーを守れるのもメリットです。
2. 断熱性が高くなる
窓が少ないと外気に触れる場所が少なくなり、空気の通り道が減るので断熱性が高くなります。
断熱性に優れた窓を使用していたとしても、冬場の窓の近くはどうしても寒くなってしまいます。夏になると、窓の外から暖かい空気が入りやすくなってしまいますよね。



家の中の温度を快適に保つためには、窓が少ないほうがよいでしょう!
3. 建築費用が抑えられる
窓を多く設置すると、建築費用が高くなる傾向があります。理由は以下の2つです。
- 窓が多かったり大きかったりする分、耐震性に優れた構造にする必要がある
- 外壁より窓をつくるほうが費用が高い
建築費用をできるだけ抑えたいなら、窓の数を減らすのも選択肢のひとつ。



最近では、建築費用を抑えるために窓を少なくする人も一定数いるようです!
その他、建築費用を抑えるコツは関連記事「【知らなきゃ損】安く家を建てる13のコツ!3つの注意点や必要な3つのことも解説」にて解説しています。をあわせてご確認ください!


4. 冷暖房の効果がより感じられる
窓が少ないと空気の通り道が減るため、気密性が上がります。



エアコンをフル活動させなくても、冷暖房の効果がより感じられるようになりますよ!
夏は涼しく冬は暖かい、過ごしやすい空間がつくれます。エアコンの費用が節約できるのは家計に優しいポイントです。
5. 家具を配置しやすくなる
窓が多いと、棚や机などの家具を配置しにくいことが多いですよね。家具を配置したい場所に窓があると、諦めざるを得ません。



気に入った家具を配置できないと、後悔する原因になってしまいます!
窓が少なければ、気に入った家具を思った通りに配置しやすくなります。壁に飾りを飾れるようになり、おしゃれにすることも可能です。
設置したいお気に入りの家具があるなら、窓を少なくするか小さくするのがおすすめですよ。
6. 掃除が楽になる
窓ガラスや窓枠は、外とつながっている場所のため、どうしても汚れやすいですよね。



こまめに掃除しないと、どんどん汚れが溜まっていきます!
窓ガラスの掃除は、結構大変です。窓が大きくて手が届かないところは、届く高さの台を用意する必要があります。
高い位置に窓が設置されていると、自分で手入れをするのが難しく、業者に頼まないといけなくなることも。
窓が少なかったり小さかったりすると、掃除する場所が減るので楽になりますよ。
7. 外観がスタイリッシュになる
窓が少ないと、家の外観がスタイリッシュでおしゃれになります。デザインにこだわりたい方におすすめです。



凹凸が減るのでかっこよく見えますよ!
おしゃれな家に住んでいると思うと、気分が上がりますよね。家を建ててよかったという気持ちになれます。
窓が少ない家でも後悔したくない方は、はじめての家づくりノートがおすすめです。家づくりに関する必要な知識が詰まっており、一冊で多くの情報を手に入れられます。
その他、ハウスメーカーのカタログを一括請求できるので、比較検討も可能です。
LIFULL HOME’Sの家づくりノートの詳細は、関連記事「【めっちゃ簡単】家づくりに役立つノートをもらう方法!よくある疑問もスッキリ解決(PR)」で解説しているので、ぜひ参考にしてみてください!


窓が多くても後悔することがある


窓が多いと日当たりがよくなり通気性が上がり、メリットが非常に多いです。できれば窓を多くしたいと悩んでいる方もいるのではないでしょうか。
しかし、人によっては窓が多くて後悔することもあります。理由は以下の通りです。
- 思ったより掃除が大変だった
- 配置したい場所に家具が置けない
- まぶしい
- 外からの視線が気になる
窓が多くても少なくても後悔することはあります。



大事なのは、窓を設置する理由が明確であることです!
生活スタイルや理想の家をつくるために、何を重視するのかを明らかにしておくことが大切です。同時に、どんな家具を配置するかイメージしておくと失敗や後悔が減らせます。
窓が少ない家でも後悔しないように工夫しよう


何に後悔する可能性があるのかをきちんと知り、一つひとつ対策をすることで解消されるでしょう。
窓が多いほうがよい場合もあれば、少ないほうがよい場合もあります。



窓を設置・数を減らす目的を明確にして、納得したうえで建築を進めるのがポイントです!
とはいえ、設計段階で建築後のことをイメージするのは難しいですよね。はじめての家づくりなら尚更です。



窓が少ない家を建てることにお悩みなら、すーさんに相談するのがおすすめです!
「すーさんの相談窓口」では、これまで4,000名以上の相談に乗ってきており、窓に関する悩みもたくさん聞いてきました。
すーさんに相談すると、自分では考えつかないアイデアに辿り着けるかもしれません。窓を少なくするかどうかを迷っている方は、ぜひ一度相談して悩みを打ち明けてみてください!

