「キッチン選びで後悔したくない!」
「自分にとってちょうどよいものを選びたい」
「最新のキッチンにはどのようなものがある?」
新築を建てようとするなかで、毎日使うキッチン選びで後悔したくないと思う方は多いでしょう。予算の範囲内で理想を盛り込み、自分にとってベストなものを選びたいですよね。
収納が少なかったり、コンセントが足りなかったりするだけで後悔してしまうことも・・・・・・。
この記事では、住宅販売のプロが以下の内容を解説します。
- 新築のキッチンで後悔しないためのコツ
- 選ぶときのポイント
- 人気なキッチン
- 主な最新機能
新築のキッチンを選ぶときの後悔を避け、いまよりも快適な生活を送れるようになるので、ぜひ最後までお読みください!
新築のキッチンで後悔しないための5つのコツ
新築のキッチンで後悔しないためのコツは以下の5つです。
- 収納を多くする
- キッチン動線を確保する
- コンセントの位置や数を決めておく
- ごみ箱の置き場所を決めておく
- 料理しやすい高さや幅にする
取り返しの付かない事態を避けるためにも、ひとつずつ詳しく見ていきましょう。
1. 収納を多くする
キッチンの収納が足りないと、ものがあふれて見た目を損なうだけでなく、快適性も失われてしまいます。
いまはよくても、将来的に家族が増えたときに、食器が収納に入り切らなくなってしまうことも・・・・・・。
新築のキッチンでは、以下のような収納を組み合わせれば、限られたスペースを有効に活用できます。
- ウォールキャビネット:壁面に固定できる収納棚
- フロアキャビネット:床に設置する収納棚で家電設置も可能
- パントリー:食品や日用品を保管できる収納スペース
ボトルを立てて置けるようにしたり、カトラリーボックスを付けたりなど、取り出しやすさまで考慮すると快適なキッチンが作れるでしょう。
2. キッチン動線を確保する
キッチン動線とは、主に以下3ヶ所を行き来するときの道のりをあらわす言葉です。
- シンク
- コンロ
- 冷蔵庫
これらが近い距離にあれば、効率的に料理ができますね!
キッチンを考えるときには、動線の確保ができているかどうかを、間取りを見ながら検討する必要があるでしょう。
3. コンセントの位置や数を決めておく
コンセントの位置や数は、使用する家電を想定してから決めておかなければなりません!
数が足りていなかったり、必要な場所に付いてなかったりするだけで、新築キッチンの利便性が失われてしまいます。
冷蔵庫や電子レンジのほか、どの家電を使用するかは家庭により異なるため、必要なコンセントの数を想定しておくことが大切です。
また、ハンドミキサーのようなスポットで使う家電を持っている場合、シンク下にコンセントを設置しておくと快適に使用できます!
新築でおすすめのコンセントの位置については関連記事「【間違いない】新築でおすすめのコンセントの位置13選!決め方のポイントや3つの注意点も解説」で解説しています。ぜひ参考にしてみてください!
4. ごみ箱の置き場所を決めておく
ごみ箱の位置をあらかじめ決めておかなければ、キッチンの見た目や利便性を損なう可能性があります。
ごみ箱は、すぐに捨てられる場所にあるだけでなく、なるべく目立たないようにしたいところです!
燃えるごみだけでなく、缶やビン専用のごみ箱スペースも確保しなければなりません。そのため、キッチンの完成後にごみ箱の位置を決めると、作業の邪魔になるところに設置せざるを得ないケースが考えられます。
ごみ箱の設置をキッチンの計画にふくめることが大切です!
5. 料理しやすい高さや幅にする
新築のキッチンでは、使用する人にあわせるため、主に以下の項目を考慮しましょう。
- 横幅
- 奥行き
- ワークトップの高さ
ワークトップの高さは、自然な体勢で負担のない料理をするため、意識しておくべき項目です。一般的に「身長÷2+5cm」が適正な高さだとされています。
たとえば、身長160cmの場合「160÷2+5cm=85cm」が適した高さだと計算が可能です。キッチンの高さは80〜95cmと規格が定められているので、計算結果と近いものを選ぶことをおすすめします。
せっかくの新築なので、料理しやすい高さや幅にして、快適なキッチンを目指しましょう!
新築のキッチンを選ぶときの3つのポイント
新築のキッチンを選ぶときには、以下3つのポイントがあります。
- キッチンの形|間取りとのバランス
- ワークトップ|耐久性やメンテナンス性
- コンロ|ガスかIH
どのポイントも、キッチンのスタイルを決めるうえで欠かせないものばかりです。ぜひ参考にしてみてください。
1. キッチンの形|間取りとのバランス
キッチンの形は、大きく分けて対面キッチンと壁付キッチンに分類されます。
キッチンの形 | 概要 | 特徴 |
---|---|---|
対面キッチン | リビングやダイニングに対面するキッチン | ・部屋を見渡しながら料理ができる ・広いスペースの確保が必要である |
壁付キッチン | 正面が壁に面しているキッチン | ・最小限のスペースで設置できる ・十分な収納ができないケースがある |
キッチンは、間取りとのバランスを考えて形を決めることが大切です。たとえば、キッチンが中心のリビングにしたい場合は対面キッチンにするのがおすすめです。
反対に、リビングを広く取りたい場合は壁付キッチンにする選択肢もありですね!
間取りで後悔しがちなポイントについては関連記事「【経験者から学ぶ】間取りで後悔しがちなポイント10選!失敗する理由や成功させるためのコツを紹介」で解説しています。ぜひ参考にしてみてください!
2. ワークトップ|耐久性やメンテナンス性
キッチンのワークトップは、耐久性やメンテナンス性などの特徴が素材により異なります。新築のキッチンで主に採用されているのは、以下のような素材です。
ワークトップの種類 | 特徴 |
---|---|
ステンレス | ・汚れに強く錆びにくい ・水垢が付きやすい |
人造大理石 | ・耐熱性がありデザインが豊富 ・汚れが付きやすい |
セラミック | ・耐久性が高くキズにも強い ・価格が高い |
タイル | ・デザイン性があり汚れに強い ・メンテナンス性が低い |
メラミン | ・価格が安くデザインが豊富 ・熱と衝撃に弱い |
たとえば、鍋の料理を多くする場合は、耐熱性に優れたものを選ぶとキッチンが長持ちします。
デザインもふくめて、どの項目を重視したいかでワークトップに採用する素材を決めましょう!
3. コンロ|ガスかIH
新築の場合は、ガスかIHのどちらにするかを判断する必要があります。ガスとIHには、主に以下のようなメリット・デメリットが存在します。
コンロの種類 | メリット | デメリット |
---|---|---|
ガス | ・フライパンを使う料理がしやすい ・災害時の復旧が早い | ・掃除がしにくい ・火災の危険性がある |
IH | ・掃除がしやすい ・火を使わないので安全 | 調理器具を浮かせると加熱しない IH専用の調理器具が必要 |
たとえば、炒めものを多くする場合は、フライパンをコンロから離しても使えるガスのほうが適しているでしょう。
一方IHであれば、メンテナンス性と安全性も重視したキッチンづくりができますね!
新築のキッチンにこだわりたいけれど、考えることが多くて困っている場合は、まずは無料でできる相談窓口の利用をおすすめします。
私は、住宅営業員に対して講習をおこなっている家づくりのプロです。豊富な知識を使って、あなたの悩みを解決します!
キッチンについて相談したい場合でも、体験談を交えて的確なアドバイスをします。理想の家づくりの第一歩をスタートさせたい場合は、ぜひお気軽にご相談ください!
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新築で人気なキッチン3種類
新築で人気のキッチンは以下の3種類です。
- アイランドキッチン
- ペニンシュラキッチン
- セパレートキッチン
実際にどのようなキッチンが新築で採用されているのか、ぜひ参考にしてみてください。
1. アイランドキッチン
アイランドキッチンは、リビングの中央に設置するタイプのキッチンです。
周囲に壁がないため、複数人で同時に料理ができるところが魅力ですね!
キッチンを中心とした間取りにする必要があるため、リビングを大きめに取る必要があるでしょう。
開放的な空間で、自由に料理を楽しみたい方におすすめできるキッチンです。
2. ペニンシュラキッチン
左右のどちらかが壁に接しているキッチンを、ペニンシュラキッチンと呼びます!
間取りとのバランスを取りながらも、ある程度開放的なキッチンが欲しい場合におすすめです。
壁を利用するため間取りに収めやすく、リビングと対面に設置すれば家族とのコミュニケーションにも困りません。
キッチンのみだと調理器具や食器などを入れる場所が少ないため、背面のスペースを利用して収納を工夫する必要があります!
ペニンシュラキッチンについては関連記事「【対策すればOK】ペニンシュラキッチンで後悔する6つの理由!メリットや価格相場を解説」にて詳しく解説しています。ぜひ参考にしてみてください!
3. セパレートキッチン
セパレートキッチンとは、コンロとシンクの配置が分かれているキッチンのことです。
コンロから振り返るだけでシンクを使える設計にできるので、余計な移動をしないで料理ができますね!
コンロとシンク用にキッチンを2つ設置するため、収納にも余裕を作れます。一方で、コストが高い傾向がある点には注意しなければなりません。
広いスペースを確保しながら、効率的に作業をしたい場合におすすめできます。
新築のキッチンに付けられる主な最新機能
新築のキッチンには、以下のような最新機能が付けられます。
- ビルトイン食器洗い乾燥機
- 自動洗浄換気扇
- タッチレス水栓
- ハイブリッドコンロ
- ディスポーザー
積極的に計画のなかに取り入れて、いまよりも快適で機能性が高いキッチンを手に入れましょう。
1. ビルトイン食器洗い乾燥機
新築であれば、キッチンのなかにあらかじめ食器洗い乾燥機を組み込む「ビルトイン食器洗い乾燥機」の利用ができます。
キッチンの上に食器洗い乾燥機を置く必要がないため、調理スペースを十分に確保できるところが魅力です。
家族が多い場合は、容量の大きいものを選べば一度で洗浄が完了します。
手洗いよりも節水になり、家事の時間を減らせるため、新築の機会に導入して生活力をアップさせましょう!
2. 自動洗浄換気扇
従来の換気扇は、定期的にファンを取り外して直接清掃する作業が求められます。しかし、新築で自動洗浄換気扇を選べば、約10年間ファンの掃除をする必要がありません。
ファンに付いた油を除去するのは大変なので、掃除をしなくて済むのなら助かりますね!
ファン内部を自動的に洗浄するため、掃除にかかる時間の削減だけでなく、節水にも貢献します。
3. タッチレス水栓
センサーに手をかざすだけで、水を出したり止めたりできるのが、タッチレス水栓です!
手が汚れた状態でも、水栓に触れることなく使用ができるため、衛生的なキッチンにしたい方におすすめです。
タッチレス水栓のなかには、手や食器が水栓の下にあるのを感知し、自動で水を出す機能が付いているものもあります。無駄に水を流さずに済むため、省エネ効果も期待できるでしょう。
4. ハイブリッドコンロ
ハイブリッドコンロとは、ガスとIHをどちらも使える機能を持つコンロです。
いままではガスとIHをどちらにするか決める必要がありましたが、ハイブリッドコンロであれば両方同時に使えます!
たとえば、炒めものをするときは火力を出しやすいガスを使い、鍋を沸かしたいときには熱伝導率が高いIHの使用ができます。
ガスとIHのよいところを利用して、料理のバリエーションを増やしたい方におすすめできる機能です。
5. ディスポーザー
ディスポーザーとは、キッチンのシンク下に設置する生ごみ粉砕機です。
食べ残しや野菜の食べられない部分などの生ごみを、ブレードで粉砕して水と一緒に流す機能を持っています!
ディスポーザーを使うと、キッチンから生ごみが消えて、害虫発生の予防や悪臭を減らす効果が期待できます。
また、水分をふくんだ重い生ごみを捨てる必要がなくなるため、ごみを出すときの負担や頻度も減らせるでしょう。
排水処理の問題で、自治体によっては設置ができない地域もあるので、事前にハウスメーカーと相談してみてくださいね!
新築のキッチンは自身の料理スタイルにあうものを選ぼう
新築のキッチンは、デザインから収納の方法まで、細かくカスタマイズできるところが魅力です。
まずは、どのようなキッチンにしたいのかを整理したうえで、予算や間取りとのバランスを考えていくことをおすすめします。
自身の料理スタイルにあわせて、理想のキッチンづくりを楽しんでみてくださいね!
また、便利な最新機能が付いているキッチンを選ぶと、いまよりも快適に料理ができる実感を味わえるでしょう。
理想とするキッチンがどこまで実現可能なのかわからず悩む場合は、まずは無料でできる相談窓口の利用をおすすめします。
私は、住宅営業員に対して講師をしている家づくりのプロです!最新のキッチン事情をお伝えするので、きっとお役に立てますよ。
キッチンをふくめた間取りの相談まで同時にできるため、家づくりを始めるお手伝いが可能です。自分にとってベストな新築のキッチンを探しているのであれば、ぜひお気軽にご相談ください!