「コンセントの位置の決め方がわからない…」
「位置決めで後悔することってないのかな?」
「家のコンセントの位置に迷ってるんだけど、途中で変更できる?」
新築住宅のコンセントについて、どう配置すればいいのか悩みますよね。コンセントが足りないと生活が不便になりますし、多すぎると見た目や費用が心配になってしまいます。
家族の人数が多いほど「この数で本当に足りるの?」と心配になりますよね!
コンセントは、数だけでなく位置も重要です!
この記事では、新築でおすすめのコンセントの位置について、以下の内容を詳しく解説します。
- 新築でおすすめのコンセントの位置
- 位置を決めるときのポイント
- 失敗しないための注意点
コンセントの位置は建築前に決めておく必要があり、途中で変更すると設置費用が高額になってしまう場合があります。
新居に引っ越してから後悔しないためにも、ぜひ最後までお読みください。
新築で「コンセントの位置が悪い」と後悔する人は多い
残念ながら、コンセントの位置で後悔する方は多いものです。実際、X(旧Twitter)では、以下のような投稿が見受けられました。
コンセントの位置だけでなく、数にも注意したほうがよさそうですね!
「コンセントについてもっと考えればよかった」とならないよう、マイホームを建てる際は位置や数などを吟味しましょう。
なお、関連記事「【前例から学ぶ】新築でやっておけばよかった13の後悔!失敗しない対策も紹介」では、新築で後悔しないためのポイントをまとめています。コンセント以外にも注意すべき内容があるので、ぜひチェックしてみてください。
【15パターン】新築でおすすめのコンセントの位置と数の目安を解説
新築でコンセントの位置は、以下の15パターンを考えておきましょう。
- 玄関
- キッチン
- ダイニングテーブル周り
- リビング
- ソファ
- 脱衣洗面所
- 寝室・ベッド
- ウォークインクローゼット
- 納戸
- 廊下・階段
- トイレ
- 外回り
- エアコン
- 倉庫
- 子ども部屋
パターン別に位置だけでなく、数の目安も紹介します。ぜひチェックしてみてください。
1. 玄関
玄関には、掃除やクリスマスツリーなどのための電源を確保しておくと安心です。
玄関にカウンターや靴箱を設置する場合は、その上にコンセントを配置すると便利に使えます。
靴箱の上にコンセントがあると、季節の飾りつけをするときや照明器具などを使うときに便利ですね!
足元にも、掃除機を使えるようにコンセントを設置しておきましょう。玄関内を掃除するときや、外で電気を使いたいときにも役立ちます。
なお、コンセントの数は1個で問題ないでしょう。
2. キッチン
キッチンは使用する電化製品がとても多いため、家具の配置もふくめてコンセントの位置と数を検討しましょう。
普段使っているキッチン家電をリストアップし、だいたいの配置を決めておくことがポイントです!
なお、キッチンでは、以下のような家電を使用するでしょう。
- 冷蔵庫
- オーブンレンジ
- 炊飯器
- トースター
- コーヒーメーカー
- 電気ケトル
- ミキサー など
同時に使わなくてもオーブンレンジやトースターなどのように、コンセントに刺したままの家電もあります。そのため、コンセントの数は5~6個設けるのがおすすめです。
また、パントリーの中に家電を置きたい場合は、内側にもコンセントを用意しておきましょう。
なお、キッチンでは、コンセントの位置や数以外にも注意すべきポイントがあります。詳しくは、関連記事「【生活力アップ】新築のキッチンで後悔しない5つのコツ!人気の種類や選ぶときのポイントを解説」にて紹介しているので、ぜひチェックしてみてください。
3. ダイニングテーブル周り
ダイニングテーブル周りには、テーブルの高さに合わせたコンセントを設置すると便利です。
ホットプレートをふくむ、テーブル上で使う家電が使いやすくなります。また、少し多めに用意しておくと家電が増えたときに対応しやすいです。
位置を高めにしておくと、コードが足に引っ掛かりにくくなりますよ!
手元で扇風機を利用したい夏場にも便利なので、足元にもひとつあると良いでしょう。
コンセントの数は、3~4個が好ましいです。
4. リビング
リビングは、テレビや録画機器など複数の電源が必要になります。
パソコンやゲーム機器、Wi-Fiルーターなどで使用するため、タコ足配線にならないように多めに設置しておきましょう。
今使っているコンセントの数をしっかり確認しておくことが大切です!
とくに、今の家に比べてリビングが広くなる場合は、具体的な家電置き場をシミュレーションして必要なコンセントの数を計算してみてください。
なお、広さ別のコンセントの数の目安は以下のとおりです。
- 4.5〜6畳:2~3個
- 6〜8畳:4個
- 8〜10畳:5個
リビングは、家電が増えやすい場所のひとつです。想定より多めにコンセントを用意しておくことで後悔が少なくなります。
5. ソファ
リビングにソファを置く場合は、やや高めの位置にコンセントを配置しましょう。床に近い場所に設置するとソファに隠れてしまう可能性があります。
ソファの高さや配置を考慮して、設置場所を決めましょう!
また、ソファでパソコンを使用する場合は多めに設置し、充電コードの長さも考慮したうえで配置を考えてみてください。
スマホの充電などができるようにしておくと便利ですね!
6. 脱衣洗面所
脱衣洗面所は、洗濯機やドライヤー、電動歯ブラシなどを使うためのコンセントが必要です。目安として、1~2個設けるのがおすすめです。
ただし、位置を低くしすぎると洗面台の水がかかってしまう可能性があります。やや高めに設置しましょう。
また、洗濯機のそばには、複数のコンセントを用意しておくことをおすすめします。
将来乾燥機を置きたくなったときに活躍しますよ!
7. 寝室・ベッド
ベッド周りも、コンセントの位置や高さが重要です。模様替えをしても対応できるように、2~3個設置しておくと良いでしょう。
ベッドでスマホなどを充電したい場合は、高い位置にあると便利ですね!
また、間接照明や美容機器、加湿器などの家電を使いたい場合も考えて、低い位置にも用意しておくいいでしょう。
寝室の場合、延長コードを使うと夜間に足を引っ掛けやすくなります。使う家電に合わせて、コンセントを配置してみてください。
8. ウォークインクローゼット
ウォークインクローゼットにコンセントがあると、掃除やアイロンがけなどの家事をするときに便利です。除湿機や空気清浄機を使うこともあるため、床の低い位置に設置するといいでしょう。
クローゼット内で掃除機を充電したい場合には、掃除機に合わせた高さに設置しておくと便利ですね!
なお、広いウォークインクローゼットの場合は、手前と奥にコンセントを設置しておくと使いやすいです。そのため、1~2個設置すると役立つでしょう。
9. 納戸(なんど)
納戸(なんど)は広さに関わらず、最低でもコンセントを1つ設置しておきましょう。
掃除や除湿機を使いたいときに、コンセントが必要になりますよ!
広さに余裕がある場合は、2つ以上設置しておくと部屋の使い道が広がります。
広い納戸なら、コンセントがあれば家電の充電スペースや書斎としても活用できますね!
コンセントがあるだけで、さまざまなスペースとして転用できます。あらかじめ設置しておくのがおすすめです。
10. 廊下・階段
廊下や階段にもコンセントが1つあると、非常灯やサーキュレーターを使う際に役立ちます。また、掃除機をかけるときには、延長コードを使用する手間が省けるでしょう。
そのため、現在は必要性を感じていなくても設置しておくことをおすすめします。
夜間のトイレのために、足元灯をつけたいときにも便利ですよ!
11. トイレ
トイレには、できれば2個コンセントがあると便利です!
1つは温水洗浄便座用のため、便座近くの奥のほうに設置します。もう1つは、冷暖房器具を使いたくなったときのために、入り口近くに設置しておくのがおすすめです。
冬は冷えるので、トイレに暖房を置けると便利ですね!
年齢を重ねると冷え込むトイレが苦痛に感じる場合があります。必要なときに家電が使えるように、余裕を持たせておきましょう。
12. 外回り
屋外での活動を想定して2~3個のコンセントを用意しておきましょう。
庭の近くにコンセントがあると、BBQなどをするときに電源が使えるので便利ですよ!
庭の近くや駐車場、勝手口などにもコンセントを設置しておくことをおすすめします。
駐車場に電気自動車用のコンセントをつける場合は、200Vコンセントが良いですね。
なお、防犯カメラや照明を設置する際には、電源が必要になるケースが多いです。検討している方は、あらかじめ設置場所を決めておきましょう。
13. エアコン
エアコンは専用コンセントが必要です。そのため、後付けする際には多額の費用がかかることがあります。
子どもが増えるなどの家族構成の変化を想定して、各部屋にコンセントを用意しておきましょう。
エアコン用のコンセントは、天井近くにすることで目立たなくなりますよ!
リビングのような広い部屋の場合は、200Vのコンセントを指定しておくと、大型のエアコンも難なく設置できます。部屋の広さを考慮して、エアコン専用のコンセントを設置しましょう。
14. 倉庫
コンセントがあれば、倉庫内に照明を置けます。そのため、暗くなりがちな倉庫を明るく保てるでしょう。
日が落ちても作業しやすいですね!
コンセントの数は、1つあれば十分です。
15. 子ども部屋
子ども部屋は、成長に応じて家具や家電の配置を変える傾向にあります。そのため、コンセントの位置や数は重要です。
子ども部屋では、主に以下の家電を置くことが多いので、どこに設置するかでコンセントの位置を決めましょう。
- 電気スタンド
- 扇風機
- ヒーター
- パソコン・タブレット
- 電子ピアノ
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家づくりについて不安なことはなんでも聞けるので、ぜひお気軽に利用してみてください!
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新築でコンセントの位置を決めるときの3つのポイント
新築でコンセントの位置を決めるときのポイントは、以下の3つです。
- 使う家電や家具を考えて配置する
- 将来のライフスタイルの変化に備えて配置する
- 多めに配置しておく
詳しく確認していきましょう。
1. 使う家電や家具を考えて配置する
何のために使うかをしっかり考えてから決めることで、設置場所が決まりやすくなります。
その部屋や場所で使う家電、家具の配置も考慮したうえで、丁寧に検討していきましょう。
家具を置くことが決まっている場合は、高さも考えて設置すると使い勝手が良くなります!
また、キッチンやリビングなど、複数の家電を使うコンセントは容量をチェックしておくことが大切です。
タコ足配線は危険がともなうので、絶対にしないでください!
2. 将来のライフスタイルの変化に備えて配置する
将来家族が増えたり、間取りを変更したりする可能性がある場合は、対応できるだけのコンセントを用意しておく必要があります。
とくに、部屋を2つに分ける予定がある場合は、それぞれでエアコンや家電を使うことになります。十分な数のコンセントがないと不便に感じるでしょう。
後で増設するのは大変なので、最初にしっかり配置しておくことが大切です!
部屋の使い方だけでなく、必要になる家電の変化にも注目しましょう。
子育てや介護などの予定がある場合は、コンセントを多めに設置しておくと対応しやすくなります。
3. 多めに配置しておく
コンセントの数や配置に迷ったら、多めに配置しておくと失敗しません。
コンセントが不足すると、延長コードの使用やタコ足配線になってしまい、安全性を担保できなくなってしまいます。
新築だからこそ使う家電を考えて、用途に合ったコンセントを配置したいですね!
多めに配置しておけば、想定外の使用や家電の増加にも対応しやすくなります。とくに、リビングやダイニングキッチンなど、複数人で使う場所は予備コンセントをつけておくと安心です。
新築でコンセントの位置に失敗しないための5つの注意点
新築でコンセントの位置に失敗しないために気をつけたいことは、以下の5つです。
- 建築前に決めておく
- 高さや種類も考慮する
- 位置を変える場合は早めに相談する
- 配置図を作成する
- 高さを考慮する
順番に説明していきます。
1. 建築前に決めておく
建築後に増設や移設することになると別途工事が必要になり、費用が3倍ほどかかってしまいます。
そのため、設置に迷う場所は多めにつけておくのがおすすめです。
ただし、あまりに多すぎると見栄えが悪くなる可能性があります。
部屋の用途や広さに応じて、数を検討しましょう。
2. 高さや種類も考慮する
コンセントは使う家電に合わせた種類や高さのものを配置しましょう。とくに、エアコンは専用コンセントが必要なため、設置場所をしっかり考える必要があります。
また、複数の家電を同時に使うことが多いキッチンや洗面所などは、容量や高さなども考慮すべきです。
容量オーバーすると、ブレーカーが落ちたり火災の原因になったりして危険です!
延長コードを使用すると、足を引っかけて怪我をする可能性もあります。お子さんや高齢者がいる場合は、安全面も考慮しながらコンセントの位置を決めましょう。
3. 位置を変える場合は早めに相談する
コンセントの配置を変更できる期間は、会社によって異なります。
工務店はギリギリまで対応してもらえることが多いですが、大手ハウスメーカーでは早めの相談にしか対応できないことがあります。
事前にいつまで変更が可能か確認しておきましょう。
変更できないこともあるため、最初にしっかり検討しておくことが大切なんですね!
設置に迷ったときは、予備用だと思って多めにつけておくと後悔を防げます。
4. 配置図を作成する
新築のコンセントの位置を決める際には、配置図を作成しましょう。間取り図にコンセントを取り付ける場所を書き込むことで、家具や家電の設置場所が明確になります。
配置図を作成するメリットは、イメージが湧きやすいことです。必要な箇所がわかるので「少なすぎるかもしれない」という懸念を払しょくできるでしょう。
配置図があれば「寝室のコンセントの位置どこだったけ…」と悩むこともなくなりそうですね!
5. 高さを考慮する
新築の住宅は、コンセントの高さも考慮して位置を決めましょう。
一般的には、床から25cmの高さが好ましいとされています!
なお、家具や家電によっても高さが異なります。以下に目安を記載したので、参考にしてみてください。
- 掃除機:30〜40cm
- デスク・勉強机:70〜90cm
- エアコン用:180〜200cm
- 洗濯機:105〜110cm
コンセントの位置を決める際には「どの部屋にどの家具・家電を置くか」を決める必要があります。
新築ならコンセントは多すぎるぐらいでOK!後悔や見落としがないように位置を決めよう
新築の場合は、コンセントを予定よりも多めに設置するぐらいがちょうど良いです。コンセントが必要な家電は意外に多く、今後も増える可能性が高いためです。
また、ライフスタイルの変化で使う家電が変わるため、足りなくなるケースも珍しくありません。
家電が増えてもいいように、予備のコンセントをつけておくと安心ですね!
必要なコンセントの種類や数で迷ったり、設置場所や高さで判断しかねたりする場合は、すーさんに相談してみてください。
家づくりの成功例や失敗例を数多く知っているので、後悔しないためのアドバイスが可能です。
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