「ローコストで平屋を建てるとどのような間取りになるの?」
「なるべく費用をかけずに問題なく生活できる間取りにしたい!」
「ローコストで平屋を建てる方法は?」
平屋を建設するうえで低予算に抑えつつ、できるだけ快適に暮らせる間取りにしたいと考えている方も多いのではないでしょうか?

長年住むおうちですから、低価格でも住み心地のよい環境を整えたいですよね!
理想のマイホームをローコストで建てるには、予算からどの程度のレベルの間取りになるか事前に知っておくことが大切です。
今回は、低予算で新築の平屋に住みたいという方向けに、家づくりの専門家が以下について解説します。
- ローコストで建てられる平屋の間取り
- ローコストで平屋を建てるメリット・デメリット
- 建てる方法
- 建てる際の注意点
本記事を読むことで、ローコストで理想の平屋を建てられるかどうかを判断できます。ぜひ最後までお読みください!


【部屋数別】ローコストで建てられる平屋の間取り4種類


ローコストで建てられる平屋の間取りを、1LDKから4LDKまで部屋数別に解説します。



低価格帯の平屋は間取りの自由度が低いため、事前に確認することが大切です!
一人暮らしから家族まで対応した間取りを紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。
1. 1LDK
1LDKの場合、17坪~20坪程度の平屋を建てられます。
ミニマルな間取りで以下のような設備が整っています。
- リビング
- ダイニング
- キッチン
- 洋室・和室のいずれか一部屋
- 風呂
- トイレ



必要最低限の設備が整っているため、一人暮らしやセカンドライフを考えている夫婦の方におすすめです!
17坪であれば、17帖のリビング・ダイニングをつくれるので、快適な空間の中で過ごせます。
2. 2LDK
2LDKの場合、2~3人であれば充分に快適な生活を送れる平屋を建てられます。



坪数によっては、リビングやダイニングをかなり広くできそうです!
19~20坪くらいの平屋を建てる場合は、6帖の部屋を2つ設置でき、洋室と和室に分けることも可能です。
夫婦と子ども3人で暮らす場合は、子どもの成長にあわせて部屋の使い方を決められます。
3. 3LDK
3LDKの場合は、3つの部屋の広さによっては20坪以上必要です。
たとえば、24坪の平屋を建てた場合、以下のように部屋の広さを決められます。
- 15帖のリビング・ダイニング
- 6帖の部屋
- 4.5帖の部屋2つ



リビング・ダイニングが15帖あれば、4人家族でも問題なく過ごせますが、ゆったり過ごすには20帖以上あるとよいでしょう。
坪数が大きければ、ご年配の方がいる場合や生まれたばかりの子どもがいる場合でも廊下を広くして、ベビーカーや車いすを通れるようにできます。
4. 4LDK
4LDKの平屋では、部屋やリビング・ダイニングの配置の自由度が高まります。



28坪あればリビング・ダイニングが16.0帖、6.0帖の部屋を4つという間取りも可能です。
広々としたリビングをつくれ、屋根に窓を取り付けることで太陽光も充分に取り入れられるので、心地よく過ごせます。



お子様が3人いる家族の方でも快適に暮らせそうですね!
このほか、平屋にはさまざまなパターンの間取りがあります。間取りの種類については関連記事「【オリジナル】おしゃれな平屋のための間取りづくり5つのポイント!4つのパターンから解説」で詳しく把握できますので、ぜひ参考にしてみてください!


【予算別】ローコストで建てられる平屋の間取り4選


本章では以下4つの予算額に分けて、どのような間取りの平屋を建てられるかを紹介します。
- 500万円以下
- 500万円~1000万円
- 1000万円~2000万円
- 2000万円以上
ご自身の考えている予算額と照らし合わせながら、間取りを確認してみてください!
1. 500万円以下
平屋はローコスト住宅を選べば、500万円以下でも建てられます。しかし、長期的に住むのが難しい間取りになるのが一般的です。
最低限の設備は用意されているものの、仮設住宅のようにプレハブハウスになってしまいます。



坪単価によっては1LDKの平屋は建てられますが、居住地としてはおすすめできません…
2. 500万円~1000万円
500万円を超えれば、1~2人が長期間住める平屋を建てられます。
建築会社によっては900万円程度で3LDKの平屋も建てられるので、4人家族でも居住が可能です。



ローコスト住宅の費用相場が1坪30~50万円であるため、20坪の平屋も建設できます。
3. 1000万円~2000万円
1000万円以上を予算にしている方は、4人家族で快適に生活できるような平屋を建てられます。こだわりがなければ、1300万円程度で、27坪・4LDKの平屋を建てることも可能です。



収納スペースを各部屋に置いたり1室を和室にしたり、自由度も高くできます!
リビングやダイニングも広く、日当たりのよい快適な空間をつくれます。
4. 2000万円以上
2000万円以上はローコスト住宅とは呼べませんが、より快適な暮らしができる間取りを実現可能です。30坪以上の広々とした平屋も建てられ、ウッドデッキやキッチンなど設備のランクアップも叶えられます。
ただし、設備にこだわりすぎると、より価格が高くなってしまうため注意が必要です。



広さか設備のクオリティの向上か、バランスを取って間取りを決める必要があります!
なお、平屋を新築で建てる場合、部屋数や予算以外にもさまざまな観点から間取りを考えなければなりません。しかし、あまり家づくりに関する専門知識がない場合、自分や家族だけで考えるのは限界があるでしょう。



「ローコストで平屋を建てたいが、自分に合った間取りがわからない」という方は、家づくりのプロに相談するのもひとつの手ですよ!
専門家に相談したいと考えているなら「すーさんの相談窓口」の利用を検討してみてください。すーさんの相談窓口では、元住宅メーカーの営業マンの目線と知識で、土地選びや平屋の間取りについてのアドバイスを受けられます。
ご質問やご相談は無料でできますので、ローコストの平屋の建設にお悩みの方は、お気軽にお問い合わせください!
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ローコストで平屋を建てる3つのメリット


ローコストで平屋を建てるメリットとして、以下の3つがあります。
- 建設にかかる期間が短い
- 住宅ローンを組みやすく返済しやすい
- 住み替えがしやすい
低予算で平屋を建てるべきかどうかの判断材料になりますので、ぜひ参考にしてみてください。
また、平屋のメリットやデメリットは関連記事「【迷わない】平屋と二階建てどっちがいい?メリット・デメリットや決めるポイントを徹底解説」で詳しく解説しています。ぜひ参考にしてみてください!


1. 建設にかかる期間が短い
ローコストの平屋は規格が決まっているため、短期間での建設が可能です。平屋を建設するために必要な資材の統一やムダな作業の効率化を徹底することで、建設期間の削減を実現しています。
注文住宅の場合、基本的にオリジナルの設計になっているため仕様を確認しながら建設を進めなければならず、完成までに長期間を要します。



規格外の家を建築しようとすると、完成するまでに半年以上かかるケースも珍しくありません。
ローコストの場合は、規格が決まっていることより仕様を確認する機会が減るため、数か月で新築の平屋に住めるようになります。
2. 住宅ローンを組みやすく返済しやすい
ローコストで平屋を建てる場合、借り入れ額を抑えられるため、ローンの基準を満たしやすくなります。
一般的なハウスメーカーであれば、多額のお金を借りるので、年収や勤続年数などの基準を満たさないとローンを組めない可能性が高いです。



ローンを組める基準を確認し、もし条件を満たせなかった場合はローコスト住宅がおすすめです!
借り入れ額が少なくなるため返済の負担が小さくなり、自身の貯蓄にもある程度余裕ができるでしょう。貯蓄額が増えると、マイホームのメンテナンス費用や子どもの学費などにも充てられるようになります。
3. 住み替えがしやすい



低価格で購入できるから、注文住宅よりも気軽に住み替えができそうです!
ローコストの平屋は、住み替えや建て替えができるので、今後引っ越しやよりよい家を建てたいと考えている方におすすめです。
ローコストで平屋を建てた場合、金銭的なダメージが少なく、理想の家を建てるためにお試しで居住する方もいます。
ローコストの平屋で一定期間過ごし、よい点や問題点を見つけてから建て替えることで、理想のマイホームを建築できる可能性を高められます。
ローコストで平屋を建てる2つのデメリット


ローコストで平屋を建てるデメリットとして、以下の2つがあります。
- カスタマイズの自由度が低い
- メンテナンス費用が高くなる可能性がある
平屋について正しく理解していないと購入後に失敗する可能性があるので、ぜひお読みください。
また、平屋自体のデメリットに関しては、関連記事「【失敗しない】平屋にすればよかったと後悔した5つの事例!5つの工夫や2階部分のメリットも紹介」で詳しく解説しています。あわせて参考にしてみてください!


1. カスタマイズの自由度が低い
ローコストは規格が決まっているため、カスタマイズ性が乏しい可能性があります。



間取りや設備などにこだわりがあっても「設計できない」「そのメーカーは導入できない」など、要望が通らない可能性も少なくありません。
プラスで費用を払うことで対応してもらえる業者もありますが、予想以上に高額になるケースがあるため注意が必要です。
2. メンテナンス費用が高くなる可能性がある
構造がシンプルで安い材料を使っていると、劣化が早くなります。とくに、外壁や屋根の塗装は通常の注文住宅よりも剥がれやすく、こまめなメンテナンスが必要です。
また、耐震性も最低限のものは保証されているものの、繰り返し地震が発生することでダメージが蓄積されて脆くなることがあります。



破損によりメンテナンス費用が発生する可能性があるため、気を付けましょう!
ローコストで平屋を建てる3つのポイント


できるだけ予算を抑えて建築する方法として、以下の3つがあります。
- 規格が決まっている平屋を選ぶ
- 郊外で建設する
- 廊下の面積を減らす
それぞれ詳しく見ていきましょう。
1. 規格が決まっている平屋を選ぶ
ローコスト住宅は、建設会社が資材を大量発注して材料費を抑えていることから、低価格を実現しています。



ローコストで平屋を建てたい場合は、建設会社が用意した規格プランを選びましょう!
ただし、カスタマイズの自由度は低いため、間取りや設備にこだわりたい方にはおすすめできません。
2. 郊外で建設する
自身が住みたい街でも、中心地から少し外れたところを選べば地価が大きく下がる可能性があります。
極端な例にはなりますが、新宿区内の地価でも以下のように異なります。
- 新宿駅の地価:1坪あたり約4000万円
- 新宿区内にある中井駅の地価:1坪あたり約200万円



同じ新宿でもこれだけ地価に差があるんですね!
同じ区内でも地価が大きく変わるため、住みたいエリア周辺の地価も調査して家を建てる場所を決めましょう。
3. 廊下の面積を減らす
廊下を減らすことで、延床面積を減らせるため建設費削減につながります。



プライベートな空間の部屋と共有空間を離そうとすると、その分だけ廊下が必要になるため、価格が高くなっています!
トイレやリビング・ダイニングなどの配置を考え、できるだけ廊下をつくらないようにしましょう。
ローコストで平屋を建てる際の2つの注意点


ローコストで平屋を建てる際に気を付ける点として、以下の2点があります。
- 価格だけでは選ばないようにする
- 住宅メーカーは慎重に選ぶようにする
家や住宅メーカーの選び方を間違えないためにも、ぜひお読みください。
1. 価格だけでは選ばないようにする
できるだけ低予算で建てたい場合でも、住宅としての性能も考えるようにしましょう。



住宅を建てる際は、以下のようなことが気になりますよね…
- 耐震性
- 快適性
- 断熱性
- 気密性
ローコスト住宅の場合、一般的な住宅よりも劣化しやすい資材を使っているケースがあります。
劣化しやすいとメンテナンス周期が短くなり、かえってランニングコストがかかる可能性があるため注意が必要です。
2. 住宅メーカーは慎重に選ぶようにする
住宅メーカーによって得意分野や品質は大きく異なります。



生活動線やデザインのこだわりも各業者によって個性があるため、複数社に相談してから検討するのがおすすめです!
使いたい素材やデザインなど自分のこだわりを洗い出し、住宅メーカーの特徴と合うかどうかを調べてから依頼してみましょう。
ローコストで平屋を建てるためにプロに相談してみよう


ローコストの場合、1LDKから4LDKまでの平屋を建設できます。業者によっては20帖以上のリビング・ダイニングも実現でき、家族で快適に過ごせるような空間をつくれるでしょう。
低価格であるためローンも組みやすく、返済の負担も抑えられます。ただし、規格が決まっているため、カスタマイズ性が低いので注意が必要です。



理想の平屋を建設できるよう、予算や家づくりのこだわりなどを考慮してから選ぶのがよさそうですね!
また、建設を依頼する前に家づくりの専門家に相談することもおすすめします。「すーさんの相談窓口」を利用することで、予算内でどのような間取りの平屋を建設できるか、より理解を深められます。



住宅メーカーに忖度のないアドバイスをしますので、ローコストで平屋を建てたい方は以下からお気軽にお問い合わせください!

