「バリアフリー住宅を新築で建てたいと考えている」
「バリアフリー住宅を建てるのには、どのくらいの費用がかかる?」
「新築のバリアフリー住宅に使える補助金を知りたい!」
バリアフリー住宅とは、誰でも安全で快適な生活を送れる住宅のことです。将来のことを考えて「マイホームはバリアフリー化したい」と考えている方も多いのではないでしょうか。
とはいえ、バリアフリー住宅にどのくらいの費用がかかるのかイメージが湧きませんよね。
あまりにも高額であれば、建築するかどうか迷ってしまいます!
結論からお伝えすると、バリアフリー住宅の費用は1,000~3,500万円です!
一般的な住宅と比べても、特別高額というわけではありません。
この記事では、バリアフリー住宅について以下の内容を解説します。
- 費用の目安
- 使える補助金制度
- おすすめのハウスメーカー
最後まで読むことで、バリアフリー住宅にかかる費用が理解でき、後悔のない家づくりを進められるでしょう。ぜひご一読ください。
バリアフリー住宅とは?定義と魅力をサクッと解説
「そもそもバリアフリー住宅ってなんなのだろう?」と考えている方も多いのではないでしょうか?
こちらではバリアフリー住宅に関する以下の基本情報を解説します。
- 定義
- 魅力
順番に見ていきましょう。
1. バリアフリー住宅の定義
「バリアフリー住宅」には、明確な定義はありません。一般的には、段差をできるだけ取り除いた住宅を指すことが多いです。
そもそも「バリアフリー」は、障壁(バリア)を除去(フリー)するという意味です!
バリアフリー住宅は、小さな子どもから高齢者まで、幅広い年代の方が安全で快適に過ごすことを目的としています。段差をなくすだけでなく、手すりやスロープを付けたり、エレベーターを設置したりなどをする住宅も多いです。
どんな方でも暮らしやすいのは、バリアフリー住宅のうれしいポイントですね!
2. バリアフリー住宅の魅力
バリアフリー住宅は、主に以下の魅力があります。
- 車いすでの移動がスムーズになる
- 高齢者の転倒防止につながる
- 子どもが段差でつまずくことがない
- 介護者の負担を減らせる
何十年と住む家だからこそ、快適で安全に過ごせる環境は大切です!
バリアフリー住宅は、将来的に介護が必要になったり、足が思うように動かなくなったりしても、快適な生活を送れます。加えて、介護をおこなう方の負担を減らせるでしょう。
さらに、段差によるケガの防止につながります。そのため、小さな子どもや妊娠している方がいても安心して暮らせます。
新築バリアフリー住宅の費用相場
バリアフリー住宅を建てる場合、どのくらい費用がかかるのでしょうか。こちらでは、以下2つの家のパターン別に相場を解説します。
- 平屋
- 二階建て
これからバリアフリー住宅を建てようと考えている方は、ぜひ参考にしてみてください!
1. 平屋
新築のバリアフリー住宅を平屋で建てる場合、1,000~3,500万円が相場です。
価格に幅があるのは、設備やハウスメーカーによって建築費用が異なるためです!
なお、二階建てよりも平屋のほうが、価格が高くなる傾向にあります。その理由は、建物の基礎部分と屋根が二階建てよりも広くなるためです。
基礎部分と屋根は建築料金のなかでは費用が高くなりがちなため、二階建てよりも高価な傾向にあります。
とはいえ「平屋と二階建てのどちらにしようか迷う」という方もいるのではないでしょうか?
両者の違いについては、関連記事「【迷わない】平屋と二階建てどっちがいい?メリット・デメリットや決めるポイントを徹底解説」にて詳しく解説しています。あわせてチェックしてみてください。
2. 二階建て
二階階てのバリアフリー住宅の費用相場は、1,000~3,000万円です。
ただし、この費用はあくまでも目安です。土地購入の有無やハウスメーカーによっては、大きく増減する可能性があります。
特に、二階建てのバリアフリー住宅にはエレベーターを設置する方が多いです。家庭用エレベーター本体は200~400万円、設置するのに30~50万円かかります。
つまりエレベーターを設置する場合は、230~450万円程度の費用が必要ということです!
「希望しているバリアフリー住宅がどのくらいかかるのか知りたい」「費用を抑える方法はないのか」と悩む方も多いのではないでしょうか。
「すーさんの相談窓口」は、マイホームに関するお悩みを解決に導きます。大手ハウスメーカーで15年間営業に携わった私が無料で相談を受け付けているので、ぜひ以下のリンクからLINEの友達追加をしてみてください。
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新築バリアフリー住宅に使える補助金制度
新築のバリアフリー住宅には、主に以下2つの補助金制度を利用できます。
- 【フラット35】S
- 自治体独自の補助金制度
なお、新築時に使える補助金制度は、リフォーム時に使用できるものと比べて少ないのが現状です!
しかし、補助金を活用すれば、ローンの支払いを抑えられたり、建築費用に充てたりできます。ぜひチェックしてみてください。
1.【フラット35】S
【フラット35】Sは、住宅ローン商品である【フラット35】の金利を引き下げられる制度です。金利は、0.25~0.75%引き下げられます。
条件次第では返済総額が100万円以上お得になることもありますよ!
【フラット35】Sの条件の1つに「バリアフリー性」があります。具体的には、高齢者の日常生活をおこないやすくした住宅を指します。
たとえば、段差の解消や手すりの設置などの、移動時の安全性が確保されているかが判断基準です。
2. 自治体独自の補助金制度
自治体によっては、独自の補助金制度を設けている場合があります。
たとえば、兵庫県には「安全で快適な家づくり助成」という制度を設けています。【フラット35】Sの基準を満たし、エコキュートを始めとしたハイブリッド給湯システムを備えた住宅が対象です。
補助対象に該当すれば、最大100万円が支給されます!
このように、自治体によって補助金制度を用意している場合があります。「新築のバリアフリー住宅に使える補助金はないかな」と考えている方は、住んでいる自治体に確認してみるのがおすすめです。
市役所や町役場などの公式サイトを見たり、実際に問い合わせたりしましょう!
バリアフリー住宅を新築で建てる際の費用に関する注意点5選
バリアフリー住宅を新築で建てる際には、以下の5点に注意しなければなりません。
- 予算を決めておく
- 設備や間取りに優先順位をつける
- 複数のハウスメーカーに見積もりを依頼する
- 無理のない範囲でローンを組む
- 維持費について考慮する
これらの注意しなければ「想像以上に建築費用がかさんでしまった」「毎年払う金額が多すぎる」などの状況におちいる恐れがあります。順番に見ていきましょう。
1. 予算を決めておく
家を建てる際には、予算を決めておくことが必要です。予算を設定しなければ、あっという間に建築費が高額になります。
バリアフリーかに関わらず、予算決めはマイホームを建てるうえで必要な行為です!
とはいえ、どうやってマイホームの値段を決めればよいのかわかりませんよね?
マイホームの予算は、年収の7〜8倍程度が無理なく購入できる価格とされています。たとえば、世帯年収が600万円の場合は、4,200〜4,800万円が目安です。
なお、新築の予算がオーバーした際には、部屋数を減らしたり水回りをまとめたりするのがおすすめです。
費用を抑える方法については、関連記事「【計画が命】新築で予算オーバーしたときに削るところ7選!費用を抑えるテクニックを解説」にて解説しています。ぜひチェックしてみてください。
2. 設備や間取りに優先順位をつける
バリアフリー住宅を建てる際には、設備や間取りについて優先順位をつけることが大切です。
せっかくのマイホームなので、あらゆるところにこだわりたい気持ちはわかります。しかし、すべての設備のグレードを上げたり、間取りを特殊なものにしたりすると、コストが高額になりがちです。
あらゆるところにこだわった結果、予算よりも1,000万円高くなるケースは珍しくありません!
優先順位をつける際には、家族全員で話し合うことが重要です。
「お風呂場にスロープは欲しい」「リビングから寝室や洗面台に行きやすくしたい」など、それぞれの希望を出し合っていきましょう。
つけた優先順位は、どこかにメモしておくとハウスメーカーとの打ち合わせでもサッと答えられますね!
3. 複数のハウスメーカーに見積もりを依頼する
バリアフリー住宅を建てる場合、どのハウスメーカーに依頼するかは重要なポイントです。
選定する際には、複数の会社に見積もりを依頼しましょう。ハウスメーカーによって、建築コストは異なります。
安すぎるのも不安ですが、マイホームの費用はできるだけ抑えたいですよね!
複数社に見積もりを取れば、ハウスメーカー同士を比較しやすくなります。そのため、3~4社程度に見積もりを依頼しましょう。
4. 無理のない範囲でローンを組む
マイホーム購入の際、ほとんどの方が住宅ローンを利用するでしょう!
ローンを組む際には、無理のない金額を設定しなければなりません。あまりにも高い金額を借りると、月々の支払いが家計を圧迫してしまう恐れがあるためです。
パートナーや自分が仕事を退職してから、支払いを続けられるのかも不安です!
とはいえ、住宅ローンは金利タイプや契約する金融機関など、決めるべき項目が幅広いです。「どうやって選べばよいかわからない」と頭を抱える方も多いのではないでしょうか。
関連記事「【後悔しない】住宅ローンの選び方を初心者向けにプロが徹底解説!失敗を防ぐポイントも紹介」では、住宅ローンの選び方を詳しく解説しています。ぜひ参考にしてみてください。
5. 維持費について考慮する
マイホームにかかる費用は、購入費だけではありません。建てたあとにも維持費が必要になります。
バリアフリー住宅にかかる主な維持費は、以下のとおりです。
- 固定資産税
- 火災保険・地震保険
- 修繕リフォーム費
維持費は、年間30~40万円が相場と言われています!
バリアフリー住宅を建てる際には、どのくらいのランニングコストがかかるのかを理解しておきましょう。ハウスメーカーに維持費の目安を聞いておくことをおすすめします。
バリアフリー住宅が得意なハウスメーカー3選
「バリアフリー住宅の建築をどこに依頼するか迷っている」という方は多いのではないでしょうか。
こちらでは、バリアフリー住宅を得意とするハウスメーカーを3社紹介します。
- 大和ハウス
- 積水ハウス
- セキスイハイム
各社の特徴について解説するので、ぜひハウスメーカー選びの参考にしてみてください。
1. ダイワハウス
項目 | 概要 |
---|---|
対応エリア | 全国 |
特徴 | ・シンブルな動線が強み ・車いすでも過ごしやすい家が特徴 |
ダイワハウスは、シンブルな動線を強みとしたバリアフリー住宅が特徴です。二階建てはもちろん、平屋の建築もおこなえます。
バリアフリー住宅の実績も豊富なので、安心てマイホームづくりを任せられるでしょう!
2. 積水ハウス
項目 | 概要 |
---|---|
対応エリア | 全国 |
特徴 | ・2010年度のグッドデザイン賞受賞 ・誰でも安全に使える設計が特徴 |
積水ハウスは、2010年度のグッドデザイン賞受賞した「スマートユニバーサルデザイン」が特徴です。
誰でも安全に使える住宅を得意としています。たとえば、引き戸の引手は、指を挟んでしまうことのないよう配慮されています。
小さな子どももケガをしにくい安全な設計ですね!
3. セキスイハイム
項目 | 概要 |
---|---|
対応エリア | 全国 |
特徴 | ・上下階の移動を楽にした住宅設計 ・将来的にリフォームもしやすい |
セキスイハイムの特徴は、上下階の移動を楽にした住宅設計です。
たとえば、階段には転倒や滑るのを防止する工夫が施されています!
さらに、セキスイハイムは、構造体の強みに定評があります。経年変化に合わせた修繕はもちろん、間取り変更など大規模な空間変更も可能です。
バリアフリー住宅の新築にかかる費用を理解して理想のマイホームを叶えよう
バリアフリー住宅にかかる費用は、1,000~3,500万円です。一般的に、二階建てよりも平屋のほうが高額になる傾向にあります。
なお、バリアフリー住宅を建てる際には、あらかじめ予算を決めたり複数のハウスメーカーに見積もりを依頼したりしましょう!
とはいえ「家をバリアフリー住宅にする必要はあるのかな?」「どこまでバリアフリーにするか迷っている」という方も多いのではないでしょうか。
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