「平屋を実際に建てた人の声を聞きたい!」
「平屋と2階建てどっちがよいか迷っている…」
「平屋に魅力を感じるけど、デメリットも知りたい!」
平屋はシンプルなデザインと機能性の高さから、広い世代から注目されている家のつくりです。快適で便利な住まいのように思えますが、事前に理解しておいたほうがよい注意点があります。
この記事では、平屋を建てた方がブログで紹介している「平屋を建てて後悔した理由」について解説します。
内容はハウスメーカーの営業マンとして15年の経験がある私が担保するので、安心して読み進めてみてください!
- 平屋を建てて後悔した理由
- 平屋を建てて後悔しないためのポイント
- 平屋を建てるメリット
- 平屋がおすすめの人の特徴
平屋を建てることを検討している方にとって必見の内容です。ぜひ参考にしてみてください!
【ブログの声から】平屋を建てて後悔した5つの理由
平屋を建てた方のブログを調査すると、後悔した理由として以下の5つが多く挙げられています。
- 理想の間取りをつくることが難しい
- プライベート空間が持てない
- 防犯性が低い
- 水害に不安がある
- 建築費用が高くなる
貴重な生の声をぜひ参考にしてみてください!
1. 理想の間取りをつくることが難しい
平屋は多くの場合、2階建てに比べて床面積が狭くなるため、理想の間取りをつくることが難しいとの声があります。ブログでは、以下のような声が見られました。
- 日当たりや風通しが悪い
- 収納が少ない
- 洗濯物を干す場所がない
間取りを考える際、リビングを南向きに配置すると、寝室や他の部屋は日当たりが悪くなります。2階建てであれば、複数の部屋を南向きに配置できますが、平屋では限られます。
また、限られたスペースで部屋を広く取ると「収納」や「洗濯物の干場」などが後回しになり、十分なスペースを確保できないこともあるようです。
平屋は2階建てとは間取りの勝手が違うので、十分な検討が必要ですね!
2. プライベート空間が持てない
平屋はワンフロアであるため、プライベート空間が持てないという声も多く見られました。
リビングと寝室や子ども部屋が近くなるため、1人の時間が持ちにくいようですね!
また、家族の生活時間が違うと、就寝中にリビングやお風呂の生活音が気になるという声もありました。平屋はワンフロアであるため、屋内の生活音がうるさくなりがちです。
平屋の騒音の問題については、関連記事の「【突き止めよう】平屋がうるさいと言われる3つの理由!後悔しないための対策を解説」でも詳しく解説しています。ぜひ確認してみてください!
3. 防犯性が低い
防犯性の低さを挙げる方も少なくありません!
具体的には、ブログでは以下のような声が確認できました。
- 外から家の中が見えやすい
- 1階の窓が多く泥棒の侵入が不安
平屋は室内の日当たりや風通しをよくするために、大きな窓を設置することが多いです。1階に大きな窓があると、外から家の中が見えやすくなってしまいます。
防犯性を高めるために、フェンスを設置するといった外構の工夫が必要になりますね!
4. 水害に不安がある
平屋は家の中で高い場所がないため、水害への不安を挙げている方も多くいます。
水害の危険が迫った場合、避難所へ行くことが難しければ、2階以上の場所に垂直避難を行うことが一般的です。しかし、平屋では垂直避難ができません。
1階が浸水した場合に備えて、家財道具を2階に避難させることもできないですね!
5. 建築費用が高くなる
平屋は、2階部分がないため費用が安くなるのではと考えている方も多いかもしれません。実際には、2階建てよりも平屋のほうが費用が高額になってしまったという声も多くありました。
平屋の住居スペースを広くするには、広い土地の確保が必要です。
そのため、家を建てる場所によっては、土地代が高額になってしまうケースがあります!
延べ床面積が同じ場合、基礎や屋根の面積が広い分、2階建てより平屋のほうが費用は高額になるでしょう。
【ブログの声から】平屋を建てて後悔しないための5つのポイント
ブログでは平屋を建てて後悔した声が多く確認されましたが、対策を書いている方も多くいます!
こちらでは、ブログの声を参考に平屋を建てて後悔しないための5つのポイントを紹介します。
- 家族の生活にあった間取りをつくる
- 収納スペースをしっかり確保する
- 窓の設置方法を工夫する
- 災害リスクの低い土地を選ぶ
- 外構の工夫で防犯性を高める
それぞれ詳しく見ていきましょう。
1. 家族の生活にあった間取りをつくる
平屋の間取りを考える際には、居住する家族の生活様式を考える必要があります。ブログでは「夫がおしゃれな平屋にこだわった結果、家事動線の悪い家になってしまった」という声もありました。
平屋の間取りは、主に以下4つのパターンがあります。それぞれの特徴を確認してみてください。
タイプ | メリット | デメリット |
---|---|---|
I型(長方形タイプ) | 日当たりのよい大きなリビングがつくれる | 日当たりや風通しの悪い部屋ができる |
L型 | リビングと寝室の距離を取れる | メンテナンスコストがかかる |
コの字型 | 真ん中にリビングを置くことで二世帯住宅も可能 | 家事動線が長くなる |
ロの字型 | 中庭がつくれる | 部屋の配置が難しい |
平屋の間取りについては、関連記事の「【オリジナル】おしゃれな平屋のための間取りづくり5つのポイント!4つのパターンから解説」で詳しく解説しています。ぜひチェックしてみてください。
2. 収納スペースをしっかり確保する
平屋は、リビングや部屋の広さをいかに確保するかにとらわれがちです。しかし、間取りの設計時点で収納スペースの確保する大切さを訴えている方は多くいます。
平屋の場合、天井を高くして屋根裏を収納スペースとして活用することも可能です!
また、元々住んでいた家に比べて床面積が狭くなる場合は、荷物の断捨離も必要になるでしょう。
3. 窓の設置方法を工夫する
大きな窓の設置は、防犯性や断熱性を損ねてしまいます。窓の設置は、以下のような方法を取ればよかったという声が多くありました。
- 高い位置または低い位置に小さな窓を付ける
- 天窓を付ける
- 雨戸やシャッターを設置する
- L字型の建物にする
開放性と防犯性を両立するには、高い位置の窓や天窓を付けるという方法があります。またL字型の建物にすることで、室内に光を取り込みやすくなります。
窓の場所や位置だけでなく、大きな窓には雨戸やシャッターを付けるのも一般的です!
4. 災害リスクの低い土地を選ぶ
平屋は水害に弱い建物であるため、家を建てる場所の災害リスクを調べておけばよかったという声がありました。
水害リスクは、国土交通省の「ハザードマップポータルサイト」から全国のハザードマップを確認できます。土地探しの際には、ぜひ活用してみてください。
また土地探しについては、関連記事の「【選択肢は4つ】土地探しはどこに行けばいい?失敗しないポイントをプロが伝授」で詳しく解説しています。ぜひチェックしてみてください!
5. 外構の工夫で防犯性を高める
防犯性を高めるために、フェンスや生け垣など目隠しになるものの設置をおすすめする声が多くありました。
道路や近隣の建物から室内が覗けないような工夫をするだけでも、防犯性は大きく変わります!
防犯対策には、防犯カメラや人感センサーなどの設置も効果的です。
平屋を建てる際は、間取りをはじめとして、2階建てとは異なる点に注意が必要です。平屋を建てたいけれど土地の選び方や間取りに不安がある方は、ぜひ「すーさんの相談窓口」をご活用ください。
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【ブログの声から】平屋を建てる5つのメリット
平屋を建てる際には、2階建てとは異なる注意点があります。一方で、平屋だからのよさも数多くあります。
こちらでは、ブログの声を元に平屋のメリットを5つ確認していきましょう。
- 家族のコミュニケーションが取りやすい
- 地震に強い
- バリアフリー対応にしやすい
- 開放感がある
- メンテナンスがしやすい
一つひとつ解説します。
1. 家族のコミュニケーションが取りやすい
平屋を建てた方の多くは、家族のコミュニケーションが取りやすくなったことに魅力を感じています。部屋が分かれていてもお互いの気配を感じやすく、とくに小さい子どもがいる家庭に好評です。
廊下が少なく、生活動線がコンパクトになる点も魅力的ですよね!
2. 地震に強い
建物が低いため、地震の揺れの影響を受けにくいことをメリットに挙げる方も多くいます。
建物の上に荷重がないので、平屋は揺れに強いですね!
地震だけでなく、台風といった強風の影響も受けにくいです。強風の影響を受けやすい海沿いでは、平屋の安定性は魅力です。
3. バリアフリー対応にしやすい
階段がなくワンフロアであるため、家全体をバリアフリーにしやすいことも平屋の大きなメリットと言えます。
子どもが独立した後に、夫婦の老後を考えてバリアフリーの平屋を建てる方も少なくありません!
高齢の両親との同居を考えている方にも、平屋はおすすめです。
4. 開放感がある
平屋を建てる方の中には、ウッドデッキのテラスを設置して大きな窓から出入りできる構造にする方が多くいます。
室内と屋外をつなぐ開放感のある設計が人気ですね!
また室内も、天井を高くして開放感のある構造にすることも可能です。「天窓」や「高窓(ハイサイドライト)」を設置できることも、平屋ならではの魅力です。
5. メンテナンスがしやすい
平屋は、2階建てに比べてメンテナンスがしやすいという声も多く見られます。定期的なメンテナンスや修繕費用は、平屋と2階建てでも大きくは変わりません。
ただし、足場の設置が不要なケースであれば、平屋のほうがメンテナンス費用は安くなります!
また、高所作業にはなりにくい平屋では、簡単な雨どいの修理を自分ですることも可能なケースがあるでしょう。
なお、平屋のメリット・デメリットに関しては関連記事「【完全版】平屋のメリットとデメリット10選!おすすめな人の特徴や2階建てとの比較も紹介」で詳しく解説しています。あわせて参考にしてみてください!
平屋がおすすめの人の特徴3選
こちらでは、メリット・デメリットを踏まえたうえで、平屋がおすすめの人の特徴を3つ紹介します。
- 広い土地が準備できる人
- シニア2人世帯の人
- 家族のコミュニケーションを重視する人
ご自身の条件や志向と照らし合わせて、自分が平屋に向いているのか考える材料にしてみてください!
1. 広い土地が準備できる人
平屋は、資金面や立地条件などから広い土地の準備が可能な方に向いています!
平屋の延べ床面積を広く取るには、広い土地を確保するしかありません。狭い土地に平屋を建てると、住居としての機能が大きく落ちてしまいます。
広い土地を持っている、または購入できる条件が揃っている方は、平屋を選択肢として検討してみましょう!
2. シニア2人世帯の人
同居家族が多い場合や今後増える可能性がある家庭で、平屋を建てることはリスクがあります。平屋は部屋数が限られるため、同居家族の増加に柔軟な対応ができません。
シニア世代のご夫婦であれば家族が増える可能性が低く、またバリアフリーにすれば老後を過ごす家としても快適になるでしょう!
3. 家族のコミュニケーションを重視する人
平屋は、家族と同じ場所で同じ時間を過ごすことを重視する方に向いています。
子どもがいる世帯で「リビングで勉強をさせたい」「子ども部屋はつくるつもりがない」という場合は、平屋向きです!
ただし、子どもが成長してプライベート空間を欲しくなった際の対応は、考えておいたほうがよいでしょう。
平屋と2階建ての違いについては関連記事「【迷わない】平屋と二階建てどっちがいい?メリット・デメリットや決めるポイントを徹底解説」で詳しく解説しています。ぜひ、チェックしてみてください!
ブログからわかる平屋の後悔を対策して理想の家を建てよう
平屋はおしゃれなつくりの家も多く、シニアから若い世代まで幅広い年代で人気です。ただし、間取りや防犯・防災面などのデメリットを理解しておくことも大切です。
とくに、間取りは限られたスペースの中で考えなければならないため、2階建てよりも難しいと言えます。ハウスメーカーの平屋の間取り提案にしっくりこない場合は、第三者の専門家への相談がおすすめです。
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