「工務店はどうやって選べばいいんだろう」
「効率的に選ぶ方法はある?」
「工務店の選び方のポイントを知りたい!」
たくさんある工務店の中から、自分たちの理想に合った家を建ててくれる会社を選ぶのは難しいですよね。
理想の工務店を探したいけれど時間がなくて…どこを選んだら良いか迷います!
家づくりを成功させるためには、工務店を選ぶポイントを押さえておくことが大切です。
この記事では、大手ハウスメーカーで15年にわたり住宅を販売してきたプロが、以下の内容を解説します。
- 工務店の選び方
- 注意点
- 契約するまでのステップ
- 提案を断る時の対処法
家を建ててから後悔しないためにも、自分の要求に適した会社を選ぶことが大切です!理想の工務店を見つけて家づくりを成功させたい方は、ぜひ最後までお読みください。
工務店の選び方7選
工務店の選び方は、主に以下の7つです。
- 施工事例や実績はあるか
- 自社施工の工務店か
- 理想的なプランを提案してくれるか
- 口コミや評判は良いか
- 金額は予算内に収まるか
- 建設予定地までの距離は近いか
- アフターサービスは充実しているか
詳しく見ていきましょう!
1. 施工事例や実績はあるか
実績や経験を確認することで、信頼性の高い工務店を選べます。実績が少なくても良い家づくりができるケースはありますが、事前に見分けることは至難の業です。
工務店の創業年数は、期間が長ければ良いというわけではありません。オーナーが変更して経営方針が変わっている可能性も考えられます!
経営は安定しているか、直近の供給棟数、建物の構造や工法など、自分の要望に近い工務店か確認することが大切です。
また、各工務店の施工事例をチェックすることで、外観や内装などが自分たちの要望に合っているかどうかも確認できます。
過去の実績や施工例を確認すれば、企業の技術力や知識力を把握できますね!
2. 自社施工の工務店か
自社で職人を雇用していない工務店では、設計や打ち合わせののち、下請け会社へ施工を任せるケースがあります。
自社施工の工務店の場合、見積もりから完成まで一貫して自社で行うため、外注業者の手配や調整が必要ありません。その分、コストを抑えられます!
また自社施工の場合、トラブル発生時に責任の所在が明確になります。別の業者が介入しないため、品質管理が徹底できるのです。
また、自社施工店は、打ち合わせから工事までがスムーズなのも特徴のひとつです。たとえば、色や仕様を変更したい場合、わざわざ下請け会社を通さず自社職人が対応できます。
自社施工の工務店を選べば、入居後のアフターメンテナンスもスムーズに対応してもらえる安心感がありますね!
3. 理想的なプランを提案してくれるか
工務店選びでは、担当者が自分の要望を理解し、適切なプランを提案してくれるかどうかを確認することも大切です。
工務店の担当者には要望を引き出し、最適なプランを提案するコミュニケーション力が必要不可欠です!
信頼関係が築けなければ、理想とする家づくりの成功にはつながりません。現実的ではない要望に対し、否定や押し付けではなく、代替案や対策を提案してくれるか確認してみましょう。
自分の意見を言いやすく、親身になって希望を叶えようとしてくれる工務店を選ぶことが大切ですね!
4. 口コミや評判は良いか
インターネットや地域のコミュニティ、SNSなどでの口コミや評判が良いかも工務店選びのポイントです。
口コミや評判をチェックすることで、信頼性の高い工務店を見つけやすくなります!
家が完成するまでには、詳細な打ち合わせを何度も繰り返さなければなりません。入居後もアフターメンテナンスやトラブル発生時など、長く関わり続ける必要があるため、コミュニケーションの取りやすさは重要だと言えるでしょう。
接客態度やコミュニケーションの取りやすさなど、評価や意見をチェックすることが大切ですね!
5. 金額は予算内に収まるか
工務店選びの際、複数の会社から見積もりを集めて施工価格を比較し、予算内に納まるか確認しましょう。
価格が安い工務店は品質が低い場合も考えられるため、実績や評判と照らし合わせながら確認することがポイントです!
また、住宅ローンの金利は銀行によって異なります。工務店からすすめられたからといって、比較検討せずにローンを組むのは避けたほうが良いでしょう。
ローンの金利によって、予算オーバーする可能性もありますよね。
予算に適した住宅ローンを比較検討したい場合は「モゲチェック」を活用するのもおすすめです。ネット上で提案してくれ、必要に応じたアドバイスがもらえます。
モゲチェックの詳細は、関連記事「【金利0.1%の差が命取り】住宅ローンの負担を下げるにはモゲチェックがおすすめ!使い方をわかりやすく解説」で解説しているので、ぜひ参考にしてみてください!
6. 建設予定地までの距離は近いか
工務店と建設予定地が近ければ、施工後のトラブルやアフターメンテナンスなどに素早く対応してもらいやすくなります。
建築部材の輸送費や移動費が安く済むので、費用を抑えられますよ。
7. アフターサービスは充実しているか
工務店によって、施工後のアフターサービスや保証などが異なる場合があります。アフターサービスは万全か、トラブルがあった場合に対応してくれるか確認しておけば、安心して家づくりを任せられます。
どんなトラブルが起こりうるのかわかっていないと、必要なアフターサービスや保証が判断しにくいですよね。
家を建てる際、必要なアフターサービスや保証を知りたい方は「すーさんの相談窓口」の無料相談を活用するのがおすすめです。
大手ハウスメーカーで15年間営業を務めた経験のある私が、どんな些細な疑問にもお答えします!
工務店選びのアドバイスも受けられるので、お気軽にご相談ください!
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工務店を選ぶ3つの方法
ここでは、効率的に工務店を選ぶための3つの方法を紹介します。
- Web検索をする
- 住宅雑誌をチェックする
- 相談サービスを活用する
ひとつずつ見ていきましょう。
1. Web検索をする
インターネットの活用は、自宅にいながら工務店を比較検討するために有効な手段だと言えます。「地域名 工務店」「地域名 住宅会社」など、検索窓に入力すれば、効率よく情報を入手可能です。
検索して気になる工務店があったら、資料請求や実際の建築現場の見学、住宅見学会などに参加してみましょう!
2. 住宅雑誌をチェックする
地域の住宅情報雑誌には、ハウスメーカーから工務店までさまざまな施工事例が掲載されています。それぞれ建築会社の施工事例や特徴を画像で比較検討できるので、自分好みの工務店が見つけやすくなります。
自分好みの工務店があったら、資料請求したり実際に足を運んでみたりしましょう!
3. 相談サービスを活用する
家づくりにおける相談サービスでは、以下のような内容に対応してもらえます。
- どのように工務店を選べば良いかわからない
- 土地選びや予算の立て方を悩んでいる
- 提案されたプランや見積もりで悩んでいる
- 質の良い工務店の見極めポイントがわからない
相談サービスでは土地探しからハウスメーカー選びなど、予算に応じて最適なプランを提案してくれるでしょう。
工務店を選ぶ際の4つの注意点
工務店は地域に密着しているため、地域の気候や文化を熟知しています。一方、小規模な企業が多く会社の強みや年間の着工件数も大きく違うため、選ぶ際は注意が必要です。
工務店を選ぶ時の注意点は、以下の4つですよ!
- 完成した家のイメージがわかりづらい
- メンテナンス費用が高い
- 倒産するリスクがある
- 自宅を見学会の提供にお願いされる
家を建ててから後悔しないように、最初に押さえておきましょう。
1.完成した家のイメージが分かりづらい
多額の維持費が発生する住宅展示場は、コスト削減のため多くの工務店は所有していないでしょう。建築棟数も少なく完成見学会やOB宅の訪問イベントもあまりないため、完成後のイメージがしにくいです。
しかし、注文住宅でまったく同じ建物は存在しません。多くの物件カタログや周辺の住宅を参考に、担当者とオリジナルの家を完成していく楽しみがあります。
小規模の工務店で、自社の展示場を所有しているケースはほとんどありません!
そこで、工務店が発信しているSNSや写真、イラストを見てマイホームをイメージしましょう。
2.メンテナンス費用が高い
オーダーメイドの造作家具に憧れますよね!
工務店は自由度が高い設計が魅力ですが規格品ではないため、メンテナンス時は各メーカーの出張費や手数料などのコストが発生します。
特に造作した家具や棚は特殊な塗料を使用しているケースが多く、他の業者には頼めません。設計の段階で、標準仕様やオプション、造作の追加費用について担当者と話しておきましょう。
また、エアコンや水回りなどの修理は地元の業者に頼むと費用が下げられるので、ぜひ試してみてください。
3.倒産するリスクがある
工務店は地域に密着しているため、施工エリアが狭く新規の着工機会が少ないです。また、小規模で経営しているためハウスメーカーと比べると倒産するリスクが高い傾向にあります。
住宅建設費や人件費の上昇で、工務店の倒産数は増えています!
倒産には、以下の2種類があります。
- 民事再生や会社更生による再建
- 事業を精算する破産
再建の場合は、引き渡しまで契約が継続になります。一方、破産した場合は工事を引き継いでくれる業者を見つけなくてはなりません。
なお、倒産すると工事がストップしますが、契約時に支払った前払い金は戻ってきます。しかし、損害賠償は全額が支払われないことがある点には気を付けてください。
事前に年間施工数や住宅完全保証制度への加入しているか確認しておきましょう。
4.自宅を見学会の提供にお願いされる
工務店は展示場を所有していないため、住宅や工事現場の見学会を積極的に行いたいです。そのため、家の完成時には見学会の開催をお願いされることが多いでしょう。
その際、生活をイメージしやすいように、工務店が準備した家具や装飾品が配置されます。使用された家具などは、見学会終了後に貰えるケースがほとんどです。
とはいえ、自宅の提供には以下の注意点があります。
- マイホームに傷をつけられるリスクがある
- 泥棒が下見に来るかもしれない
- 建設費が公開される
- 多くの人にプライバシーが見られる
自宅を提供するのであれば、工務店と納得した条件で承諾してください!
工務店のメリット・デメリットについては、関連記事「【よく考えて】工務店のメリット・デメリット8選!後悔しないための選び方を解説」で解説しています。あわせて参考にしてみてください!
工務店と契約するまでの3ステップ
工務店と契約するステップは、以下の通りです。
- 土地を探す
- 工務店に見積もりを依頼する
- 工務店と契約する
ひとつずつ解説します。
1.土地を探す
通勤や通学の利便性を考慮して、予算内の候補地を複数見つけていきます。また、家族で実現したい暮らしを話し合い、探した土地に優先順位を付けていきましょう。
たとえば、以下のようなニーズがあげられます。
- 庭で子どもや犬と遊びたい
- 交通量の多い道路から離れたい
- 日当たりの良いリビングで過ごしたい
- 最寄り駅が近い
田んぼや畑を埋め立てた地域は注意が必要ですよ!
候補地が見つかったら、災害のリスクがないかハザードマップの確認が必要です。不動産会社に任せっきりにするのではなく、自身で確認してみてください。
なお、土地探しのコツについては、関連記事「【まるわかり】土地探しのコツ7選!家づくりのプロが失敗例や基礎知識もあわせて紹介」で解説しています。あわせて参考にしてみてください!
2.工務店に見積もりを依頼する
工務店と契約する際は複数の会社に相見積もりを貰い、比較検討したうえで仮契約を結びます。見積もりの数が多すぎると、かえって比較検討が難しくなるので注意してください。
見積もりの比較検討は2~3社がおすすめですよ!
また、見積もりの多くが概算や坪単価で提出されるため、以下の3つのポイントを合わせて依頼します。
- 設備のメーカーや種類の条件を統一する
- 住宅性能レベルの詳細を入れる
- 家のサイズを揃える
仮契約を結ぶと多くの打ち合わせが始まるため、この時点で担当者の態度や話し方に共感が持てるかチェックしておきましょう。
3.工務店と契約する
工務店と仮契約を結び住宅費の見積もりも概算ではなく、床や柱に使う木材や設備費の内訳を細かく決めていきます。
間取りや資金計画の具体的な費用は、以下の通りです!
項目 | 概要 |
---|---|
本体工事費 | ・基礎工事 ・屋根・板金工事 ・外装工事 ・断熱・気密工事など |
付帯工事費 | ・地盤調査費用 ・地盤改良工事 ・引き込み工事 ・外構工事など |
諸費用 | ・登記手数料 ・仲介手数料 ・住宅ローンの諸費用 ・つなぎ融資 ・消費税など |
自分の理想の家づくりが予算内にできるように、遠慮しないで提案しましょう。
工務店の提案を断る時の対処法
予算や担当者が合わない時は、話し合いを断る必要がありますよ!
家づくりは建てて終わりではなく、メンテナンスや塗装工事など長く付き合う必要があります。担当者と合わない時は「今回は見送りたい」と伝えましょう。伝える際には、以下の3つのポイントがあります。
- 理由を伝える
- 早く伝える
- 担当者に直接伝える
どんなに理想的な家づくりであっても、予算を大幅に超えるのはおすすめしません。税金や家電の購入など、住宅ローン以外の出費が発生するためです。
断る理由は、工務店側の改善点に繋がる貴重な意見になります。早く正確に伝えるためにも、担当者へ直接連絡してあげてください。
工務店の選び方をマスターして家づくりを成功させよう
工務店を選ぶときには、実績やプラン提案力、アフターサービスの充実度など、ポイントを押さえておくことが大切です。
最適な工務店を選ぶためには、Web検索や住宅雑誌をチェックするだけでなく、プロの目線から判断してもらうことも有効です。
「すーさんの相談窓口」では、大手ハウスメーカーで15年住宅販売した経験を活かし、丁寧にアドバイスします!
相談は無料なので、家づくりを成功させたい方はぜひお気軽にお問い合わせください!