「家は買うべきか買わないべきか?」
「賃貸に住み続けるよりも家を買ったほうがお得なの?」
「家を買わない選択は賢い?」
家は一生の中でも大きな買い物なので、熟考しないで購入してしまうと後悔するかもしれません。
家を買うべきか悩んでいる方は、マイホームと賃貸、それぞれのメリット・デメリットを把握し、どちらか選んだほうが良いでしょう。

この記事では、大手ハウスメーカーに15年勤務した経験のある元営業マンの私が、以下の内容を詳しく解説します!
- マイホームのメリット・デメリット
- 賃貸に住むメリット・デメリット
- マイホーム購入が向いている人・向いていない人
ぜひ最後まで読んで、マイホーム購入に役立ててみてください!


【家を買うべきか?】マイホームの5つのメリット


ここでは、マイホームの5つのメリットを紹介します。
- 自分の資産が持てる
- ローンを支払えば家賃を支払わなくていい
- いざというときに住宅ローンの支払いの必要がなくなる
- 住宅ローン控除や減税が受けられる
- 老後の住居の心配をしてなくて良い
それぞれ詳しく見ていきましょう!
1. 自分の資産が持てる
マイホームを購入すれば自分の資産になり、売却や賃貸に出すことも可能です。
マイホームは住宅ローンを組んで購入することが多いですが、ローン金利は0.3%~1.4%程度であり、低金利なのも購入しやすいポイントでしょう。



賃貸物件は、家賃を払い続けても資産にはなりません!
2. ローン返済後は家賃を支払わなくていい
住宅ローンの返済が終われば、家賃を支払う必要がなくなります。



人によって返済期間は異なりますが、返済が終了すればそれ以降は管理費(マンション)のみの支払いで、毎月の家賃を支払う必要はありません!
収入が減った退職後に家賃を気にしなくていいので、老後も安心して過ごせるでしょう。



ローン返済が終わっていれば、子どもに残せますね!
3. いざというときに住宅ローンの支払いの必要がなくなる
住宅ローンを組む際には団体信用生命保険に入るため、万が一死亡した場合には住宅ローン残高が0になり、支払いをする必要がなくなります。



世帯主である夫が死亡した場合に残された家族は、住宅ローンを支払う必要がなくなり、金銭的な負担なく今までの住宅に住み続けられます!
万が一の時に家賃を支払う必要がないのは安心ですね。
4. 住宅ローン控除や減税が受けられる
住宅ローンを組むことによって、住宅ローン控除や減税制度を受けられます。



住宅ローン控除は、受けるための要件や住宅の種類によって、控除期間や控除対象借り入れ限度額が定められています!
ちなみに、新築住宅かつ認定住宅であれば、2023年入居の場合、1年間の最大控除額は35万円です。2024年入居であれば、最大控除額は31.5万円になります。
参考:国土交通省「住宅ローン減税」



最大13年間控除されるため、要件をきちんと確認しましょう!
5. 老後の住居を心配してなくていい
一般的に、老後は賃貸物件を借りにくいと言われています。



健康面や金銭面の不安があると賃貸物件は借りにくいと言われており、保証人がいない場合も断られる場合があります!
住宅を購入していれば、老後の住居を心配する必要がありません。



老後に安心して暮らしたい方には、マイホームの購入がおすすめです!
【家を買うべきか?】マイホームの5つのデメリット


次に、マイホームを購入するデメリットを紹介します。
- 住宅ローンが負担になる場合がある
- 自由に住み替えがしにくい
- 固定資産税を支払う必要がある
- メンテナンス費用がかかる
- 倒壊した場合に保険でまかなえない場合がある
それぞれ詳しく見ていきましょう!
1. 住宅ローンが負担になる場合がある
マイホームを購入すると住宅ローンを支払う必要があるため、金銭的な負担になる場合もあります。
夫婦で一緒にローンを組んだ場合、どちらかの収入が減ると支払いが困難になる可能性もあるでしょう。



ただ、きちんと計画を立てれば負担を軽減することは可能です!
住宅ローンの組み方は関連記事「【不安解消】住宅ローンを心配しすぎてしまう人必見!5つの対策や組み方のコツを紹介」にて紹介しています。ぜひご覧ください!


2. 自由に住み替えがしにくい
転勤や子どもの進学などの際に家をすぐに変更しにくく、自由に住み替えられないのがデメリットです。



また、近隣とのトラブルが生じた場合に、すぐに家を売却できない場合もあるでしょう!
今後、転勤や子どもの進学の可能性がある方は、しっかりと考えてからマイホームを購入してみてください。
3. 固定資産税を支払う必要がある
固定資産税は、不動産を保有している間は毎年支払う必要があります。各自治体が課税徴収をし、以下のような計算をします。
固定資産税=固定資産税評価額×標準税率(1.4%)
住宅金融支援機構の「2021年度フラット35利用者調査」によると、一戸建ての取得費用は約3,500万円~4,450万円、マンションの取得費用は4,500万円です。
この価格での一戸建ての固定資産税の年間平均金額は、おおよそ10〜15万円程度、マンションでは11~12万円程度です。
ただ、土地や建物の評価額や軽減措置によっても変わるため、住宅を購入する際には不動産業者に確認してみましょう。



固定資産税は、建物と土地両方にかかり、毎年各自治体に支払う必要があります!
4. メンテナンス費用がかかる



一戸建てもマンションも住んでいれば経年劣化するため、メンテナンス費用がかかります!
新築一戸建ての修繕費用は、年間13.3~26.6万円、30年間で400~800万円かかると言われています。対して、マンションの修繕積み立て費用は、年間12~18万円、30年間で360~540万円程度です。
賃貸物件であれば修繕費用を積み立てる必要はないため、管理費用を少しでも抑えたい方にはおすすめできません。
5. 倒壊した場合に保険でまかなえない場合がある
万が一、台風や水害、地震などで家が倒壊した場合に保険でまかなえない場合には、自費で払う必要があります。
地震保険の上限は建物5,000万円、家財1,000万円であるため、それ以上の損害の場合には自費で支払う必要があるでしょう。



全額補償されるとも限らないため、注意が必要です!
なお、ここで紹介した以外のマイホームに関するメリット・デメリットを知りたい方は、すーさんの相談窓口をご活用ください!
大手ハウスメーカーで15年間務めた経験のある私が、家を買うべきか悩んでいる方の不安を払拭できるよう、全力でアドバイスいたします。
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【家を買うべきか?】賃貸に住む3つのメリット


ここでは、マイホームを購入しないで賃貸物件に住むメリットを解説します。
- 住宅ローンがかからない
- 自由に住み替えられる
- 維持費がかからない
それぞれ詳しく見ていきましょう!
1. 住宅ローンがかからない
賃貸に住む場合には家賃を支払いますが、住宅ローンはかかりません。住宅ローンは、一度組んでしまうと支払えなくなった場合に借り換える必要がありますし、そもそも審査に通らない可能性も。



一方、賃貸物件は収入が減った場合には、安いところに引っ越して住居費を減らせます!
2. 自由に住み替えられる
賃貸物件に住んでいれば、転勤になった場合や近隣トラブルがあった場合にもすぐに引っ越しがしやすいため、自由に住み替えられます。
ライフスタイルに応じた住居の変更がしやすいのは、賃貸物件のメリットです。



飽きっぽい人に賃貸物件はおすすめですね!
3. 維持費がかからない
賃貸物件は、固定資産税やメンテナンス費用などの維持費がかかりません。



家賃と共益費を支払うのみであるため、負担は少なくて済みます!
設備が故障した場合や災害で物件が損傷した場合にも費用を負担する必要がないため、安心して暮らせるでしょう。
【家を買うべきか?】賃貸に住む3つのデメリット


次に、賃貸物件に住むデメリットを紹介します。
- 自分の資産にならない
- 退去時に修繕費がかかる
- 老後に契約しにくい
それぞれ詳しく見ていきましょう!
1. 自分の資産にならない
賃貸物件は、住んでいる限り家賃と共益費を支払い続ける必要がありますが、自分の資産になることはありません。
一方、マイホームは住宅ローンの返済が完了すれば、維持費だけを支払い続けることで自分の資産として扱えます。



賃貸物件の更新料がかかる月には負担も増えますね!
2. 退去時に修繕費がかかる
賃貸物件の退去時には原状回復する義務があるため、修繕費を支払う必要があります。



事前に敷金を支払っている場合が多いですが、足りない場合には追加で請求される可能性もあります!
退去の際には、引っ越し費用だけではなく修繕費用も視野に入れておきましょう。
3. 老後に賃貸物件は契約しにくい
老後は、健康面や金銭的な懸念などから賃貸物件の審査が通りにくいと言われています。また、身元保証人がいなければ更新を断られる場合もあります。
連帯保証人になってくれる身内がいない方は、老後に賃貸物件を借りるのが難しくなる場合があるでしょう。
【家を買うべきか?】マイホーム購入が向いている人・向いていない人


マイホームを購入するメリットとデメリットを踏まえて、マイホーム購入に向いている人と向いていない人の特徴を紹介します。
マイホーム購入を迷っている方は、ぜひ参考にしてみてください。
向いている人の特徴
- 収入が安定している人
- 退職時に住宅ローンを完済できる人
- 多額の貯金がある人
- 自分好みの住宅に住みたい人
- 将来の住む場所に困りたくない人
マイホーム購入は、長期間にわたり住宅ローンを返済する必要があるため、収入が安定していて支払いに問題が起きない人に向いています。



返済の負担を軽減できるため、多額の貯金があって頭金を多く払える人にも向いているでしょう!
また、家を一からデザインできるので、住宅に自分の好みを反映したい人にもおすすめです。
向いていない人の特徴
- 転勤が多い人
- 収入が安定していない人
- 自由に住み替えをしたい人
転勤が多く、引っ越しを頻繁にする必要がある人はマイホーム購入には向いていません。また、収入が安定しておらず、住宅ローンの支払いが滞る可能性がある人にもマイホームは購入しないほうが良いでしょう。



自分の生活スタイルをよく考えてから購入する必要がありますね!
家を買うべきかは理想的な生活スタイルで考えよう


家を買うべきかどうかは、自分が望む理想のライフスタイルによって決める必要があります。どのような生活をしたいか、どのようなライフプランがあるかによって家を購入するべきかどうかは異なります。



マイホームと賃貸のメリット・デメリットを比較して、購入を検討してみてくださいね!
とはいえ、自分では判断できない場合もあるでしょう。住宅ローンや家づくりの心配事を含めて、家づくりのプロに相談してみるのがおすすめです。



私は、大手ハウスメーカーで15年間営業マンとして勤務した、家づくりのプロです。どんな些細な疑問や悩みに対しても、実績や経験をもとにお答えします!
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