「住宅展示場に行ってはいけないって本当?」
「事前にやっておくべきことは?」
「実際に行ったときに見るべきポイントが知りたい」
家のことは何も知らないけれど、とりあえず住宅展示場にいけば何とかなると思っていませんか。
知識ゼロの状態で住宅展示場に行ってしまうと、最適な家を選べないリスクが高まるため、事前準備をしっかりおこなうことが大切です。
しかし、家づくりの知識がないのに、何を準備すればいいのかわからない方も多いでしょう。
この記事では、家づくりのプロとして4,000名以上の相談に乗ってきた筆者が、以下の内容を解説します。
- 知識ゼロで住宅展示場に行ってはいけない理由
- やっておきたい前準備
- カタログ請求のポイント
- 住宅展示場に行ったときに見るべきポイント
家づくりの手順を失敗したくないと考える方は、ぜひ最後までご覧ください!
知識ゼロで住宅展示場に行ってはいけない5つの理由
家に関する知識なしで住宅展示場に行ってはいけない理由を、5つに分けて解説します。
- よい営業マンに当たらないリスクが高い
- 営業マンの言いなりになってしまう
- 展示場にあるメーカーしか候補に挙がらない
- 家づくりの参考になる情報を得にくい
- 見た目で値踏みされてきちんと相手にされない可能性がある
それぞれ詳しく見てみましょう。
1. よい営業マンに当たらないリスクが高い
住宅展示場にいきなり行くと、その場にたまたまいた営業マンが担当になることがほとんどです。家づくりには、営業担当者の知識や経験、相性が大切ですが数時間の対応では判断がつかないでしょう。
実際、できる営業マンが住宅展示場で待機しているとは考えにくいです!
あまり知識のない営業マンが担当になってしまうと、家づくりに関してよいアイデアをもらえません。満足のいく家づくりができない可能性もあるでしょう。
2. 営業マンの言いなりになってしまう
知識がないと、営業マンの言ったことがすべてだと感じてしまいます。営業マンは自社の家を売ることが目的なので、いいことばかり言ってくるでしょう。
そうなると「そんなにいい家ならここに決めよう」と、他メーカーと比較することをやめて1社に絞ってしまうリスクが高まります。
1社しか見ないで決めるのはかなり危険です!そのメーカーのよいところは、他社も持っている可能性もありますよ!
3. 展示場にあるメーカーしか候補に挙がらない
住宅展示場にモデルハウスを出しているのは、大手メーカーがほとんどです。しかし、モデルハウスにはない中小の工務店・ハウスメーカーも候補に入れたいところです。
知識がないと、展示場にあるハウスメーカーのみを候補にしてしまいがち。
地域密着型で営業している中小の工務店を候補から外してしまうのは、かなりもったいないです!
有名な大手メーカーばかりでなく、中小も含めてできるだけ多くの候補から1社に絞ることが大切です。
4. 家づくりの参考になる情報を得にくい
住宅展示場のモデルハウスは、お客さんに家を買ってもらうためにあります。そのため、設備が標準仕様ではなくオプションをつけて豪華にしているケースが多いでしょう。
また、営業マンもいいところばかり言ってくるため、家づくりのリアルな情報は得にくい環境です。
もちろんモデルハウスと同じ家を建てることは可能ですが、オプションをたくさんつけるとかなりの費用がかかります!
5. 見た目で値踏みされてきちんと相手にされない可能性がある
すべての住宅展示場に当てはまるわけではありませんが、当日の服装や事前アンケートの年収で値踏みされる可能性があります。
営業マンも家を売るのが仕事なので仕方がないともいえますが、いい気はしないですよね!
いきなり展示場にいって適当な扱いをされてしまうと、家を建てること自体がイヤになってしまうかもしれません。
住宅展示場で値踏みされないための対処法は「【知らないと損】住宅展示場で相手にされない人の特徴8選!対処法や予約するメリットを紹介」で詳しく解説しています。ぜひチェックしてみてください!
準備なしで住宅展示場に行ってはいけない!やっておきたい5つのこと
準備なしで住宅展示場に行くと、失敗するリスクが高まります。ここでは、事前にやっておきたい5つのことを紹介します。
- 予算を考えておく
- 専門用語を覚えておく
- 各ハウスメーカーの特徴を把握しておく
- 質問リストを作る
- 建てたい家をイメージしておく
いきなり展示場に行って失敗しないために、ぜひ参考にしてみてください。
1. 予算を考えておく
家を建てる予算はいくらまでか、しっかり決めてから展示場に向かいましょう。予算を決めていないと、営業マンから聞いた金額が基準になってしまいます。
その場にたまたまいた営業マンは、あなたの家の事情を知りません。できるだけ高く売りたいと考えているはずなので、標準以上の価格を提示される可能性が高いでしょう。
いくらまでと決めておくと、予算オーバーしたときにどこを削れるのか交渉できますよね!
家を建てるには、多くの費用がかかります。必要以上に支払いが増えないように、どれくらいの予算内に収めるべきか事前に決めておきましょう。
2. 専門用語を覚えておく
家を建てるのによく出てくる専門用語を覚えておくと、展示場での説明に戸惑うことがありません。よくわからない用語で説明されると「よくわからないけど、すごくいい家なんだろう」と思ってしまいがちです。
また、いちいち質問すると「何も知らないんだな」と、営業マンに足元を見られる可能性もあります。説明がその都度中断されるので、十分な情報を得られないまま時間が過ぎていくこともあるでしょう。
ハウスメーカーのカタログを事前に取り寄せて、どんな用語が出てくるのか調べておくといいですよ!
3. 各ハウスメーカーの特徴を把握しておく
住宅展示場に行く前に、ハウスメーカーの特徴を把握しておくと外装や内装に惑わされることがありません。知識なしで住宅展示場に行っても、目に見える特徴しかわかりません。
しかし、実際に重要なのは耐震性や断熱性など暮らしやすさに関連するものです。
ハウスメーカーにより、得意とする性能が異なります。どんな性能に優れているのか、カタログで比較するといいですよ!
なお、ハウスメーカーの選び方については「【元住宅営業マンが力説】ハウスメーカーの選び方7選!失敗しないための5つの注意点を紹介」で紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください!
4. 質問リストを作る
質問したい内容をリストにしておくと、重要なことを聞き逃してしまうことがないので安心です。
事前にカタログを取り寄せることをおすすめしていますが、ハウスメーカーを比較しているとさまざまな疑問が出てくるはずです。
限られた時間を有効活用するために、聞きたいことはすべて当日質問して疑問を解消しましょう!
5. 建てたい家をイメージしておく
「どの地域に建てたいのか」「どんな広さ・間取りの家を建てたいのか」など、理想の暮らしが叶う家をイメージしておきましょう。
希望はたくさん出てくるでしょう。ピックアップしたものには優先順位をつけておくといいですよ!
建てたい家が決まっていると、譲れない条件と妥協してもいいポイントが明確です。営業マンも、どんな家づくりが可能なのか具体的な提案をしてくれるので、より家づくりが現実的になります。
「建てたい家をイメージするといっても、何からスタートしたらいいか迷ってしまう」という方は、すーさんの相談窓口へお気軽にご相談ください!
\ ノープランでOK /
住宅展示場に行く前にカタログ請求しよう【LIFULL HOME’Sがおすすめ】
住宅展示場に行く前に家の情報を集めるなら、カタログの取り寄せがおすすめです!
LIFULL HOME’Sは、無料で住宅のカタログを一括取り寄せできます。家のイメージが固まってない方も、
- 建築予定地
- 建物の価格
- 人気のテーマ(ローコスト、高断熱、平屋など)
などから取り寄せるカタログを選ぶことも可能です。まずは取り寄せて、どんなハウスメーカーがあって、それぞれどんな特徴を持っているのか比較してみてください。
LIFULL HOME’Sのカタログを取り寄せると、お金や土地など充実した情報が満載の「家づくりノート」がもらえます。気になる方は、ぜひチェックしてみてください。
LIFULL HOME’Sの家づくりノートの詳細は、関連記事「【めっちゃ簡単】家づくりに役立つノートをもらう方法!よくある疑問もスッキリ解決(PR)」で解説しているので、ぜひ参考にしてみてください!
住宅展示場に行ったときに見るべき3つのポイント
住宅展示場に行ったら、以下3つのポイントを抑えて家を見るのがおすすめです。
- 住宅性能
- 仕様
- 生活動線や収納の配置
それぞれ詳しく解説します。
1. 住宅性能
住宅性能は、カタログに記載されている内容でもある程度の情報は入手できるでしょう。しかし、詳しい情報は住宅展示場でしっかり確認するのがおすすめです。
とくに耐震性能・断熱性能・気密性能は住み心地に大きく関わるので、標準仕様でどれくらいなのかしっかり確認しておきましょう。
自分である程度知識をつけておくと、カタログに記載された数値と実際の数値の違いなどがわかるので、より性能のよい家を選べます。
2. 仕様
気になる家が見つかったら、どの部分が標準仕様(またはオプション仕様)か確認しましょう。モデルハウスでは、家をよりよく見せるためにフルカスタムされているケースがほとんどだからです。
標準仕様で建ててイメージと全然違ったら悲しいですよね…
オプション仕様の箇所は、標準仕様だとどうなるのかも確認しておくと安心です。標準仕様・オプション仕様を上手く取り入れることで、理想の家に近づけるでしょう。
3. 生活動線や収納の配置
住宅展示場に行くと、どの家もステキに見えるものです。しかし、実際に暮らす場合に不便な点はないか、しっかり確認することが大切です。
とくに、生活するうえでの動線は必須。たとえば、洗濯してから干すまでや、各部屋への移動へのアクセスのよさは、考慮しておきましょう。
よいところや不便に思う点があれば、メモしておくといいですね!
また、収納は十分足りるのか、使いやすい場所に配置されているかも重要なポイントです。実際に住んだらどうかしっかりイメージして、厳しい目でチェックしましょう。
住宅展示場に行ったときの3つの注意点
実際に住宅展示場に行ったときの注意点を、3つ紹介します。
- アンケートにすぐ記入しない
- キャンペーンがあるからといって即決しない
- 複数社をしっかり比較する
ここまでしっかり押さえてから、住宅展示場に向かいましょう。
1. アンケートにすぐ記入しない
住宅展示場に行くと、すぐにアンケートを書かされることがあります。しかし、アンケートを記入すると、各ハウスメーカーからたくさん連絡が来るようになります。
また、アンケートを記入すると対応した営業マンがそのまま担当になってしまうことも。
気に入ったハウスメーカーや、相性のよい営業担当者であった場合のみアンケートを記入するのがよいでしょう!
2. キャンペーンがあるからといって即決しない
契約を急がせようと、期限付きのキャンペーンを打ち出してくることがあります。「今しかない」と焦って契約すると、後悔するリスクが高まります。
キャンペーンが適用されるかよりも、理想の家を建てることのほうがずっと大切です!
割引やキャンペーンに惑わされず、理想の家を実現できるハウスメーカーを選びましょう。
3. 複数社をしっかり比較する
「事前に取り寄せたカタログでよかった1社のみ見る」のではなく、できるだけ多くのハウスメーカーを見ましょう。
カタログで見るのと実際の家では、違う点もあります!
住宅展示場に行くメリットは、その場でしか得られない情報を入手できることです。できるだけ多くのハウスメーカーを見て、よかったところやイマイチな点を比較してみましょう。
また、営業担当との相性も重要です。よい営業担当が見つかれば、家づくりがスムーズに進むでしょう。
準備なしで住宅展示場に行ってはいけない!建てたい家をイメージしよう
住宅展示場に行くなら、事前にしっかり準備をすることが大切です。まずは、カタログを取り寄せて、さまざまなメーカーの特徴や専門用語などをしっかり理解しましょう。
住宅展示場に行くメリットもたくさんあります。
充実した時間にするために、ぜひこの記事を参考にやるべきことを実践してみましょう!
また「家づくりに関して何をすればいいのかわからない」と悩む方は「すーさんの相談窓口」へお気軽にご相談ください。住宅のプロが、あなたに合うアドバイスをおこないます!
\ ノープランでOK /