「ビルトインガレージの費用相場は?」
「建築後にどのような費用がかかるかを知りたい!」
「費用を安くする方法は?」

車が好きな人だとビルトインガレージは憧れますよね!
ビルトインガレージは建築費で選ぶのも大切ですが、建てた後の費用を考慮することも重要です。
初期費用だけしか考えていないと、思ったより高額なことに気づかず後悔してしまうでしょう。
今回は、ビルトインガレージの付いた家を建てたいという方向けに、家づくりのプロが以下について解説します。
- ビルトインガレージの費用相場
- 建設後に発生する費用項目
- 費用を安く抑える方法



できるだけ低価格で理想のビルトインガレージの付いた家を建てる方法を紹介します。ぜひ参考にしてみてください!


ビルトインガレージの建設費用の相場


ビルトインガレージの費用相場は、一坪あたり50〜80万円です。



収容台数ごとの必要な坪数と費用相場は、以下のとおりです!
収容台数 | 必要な坪数 | 費用相場 |
---|---|---|
1台 | 4~5坪 | 200万~400万円 |
2台 | 10坪程度 | 500万~800万円 |
3台 | 20坪程度 | 1,000万~1,600万円 |
この費用相場はあくまでも目安であり、ガレージ内の設備を高機能にしたり、高品質な材料を使ったりした場合、相場より高くなることがあります。
所有している自動車のサイズによっては必要な坪数が異なるため、注意が必要です。



ワゴン車や大型SUVなどを所有している方は、駐車スペースを広くしたほうが良さそうですね!
車いすを載せられる車を所有している方も、積載のために坪数を大きくする必要があります。
ビルトインガレージの住宅を建てる際の費用シミュレーション3選


ビルトインガレージのある住宅を建てる際の費用について、以下3つのパターンを想定してシミュレーションします。
- 30坪・木造2階建てで2台分のビルトインガレージを付けた場合
- 50坪・コンクリート造2階建てで2台分のビルトインガレージを付けた場合
- 20坪・木造平屋1LDKで1台分のビルトインガレージを付けた場合
住宅にかかる費用も含まれるので、ぜひ参考にしてみてください。
1. 30坪・木造2階建てで2台分のビルトインガレージを付けた場合
30坪の木造建築に2台分のビルトインガレージを付ける場合、10坪分がガレージのスペース、20坪分が居住スペースとなります。



木造2階建ての坪単価が50~60万円程度であるため、20坪だと1,000~1,200万円がかかります!
収容台数2台分のビルトインガレージの費用相場が500~800万円であるため、合計1,500~2,000万円が必要です。
2. 50坪・コンクリート造2階建てで2台分のビルトインガレージを付けた場合
50坪・コンクリート造2階建てで2台分のビルトインガレージを付けた場合、2,900~4,800万程度の費用が必要です。
鉄筋コンクリート造一軒家の坪単価は60万~100万円です。
10坪がビルトインガレージ、40坪が居住スペースとなるため、住宅には2,400万~4,000万円程度の費用が発生します。ビルトインガレージは10坪で500万~800万円であるため、合計金額が2,900万~4,800万円となります。



木造か鉄筋コンクリートかによって、坪単価が大きく変わるんですね!
3. 20坪・木造平屋1LDKで1台分のビルトインガレージを付けた場合
20坪の木造平屋に1台分(5坪分)のビルトインガレージを付ける場合、15坪が居住スペースです。
木造平屋の坪単価の相場は40〜60万円であるため、15坪で600〜900万円となります。
1台分のビルトインガレージが250~400万円となるため、合計850~1,300万円で建てられます。



坪数が小さければローコストで建てることも可能です!
また、ローコストの平屋の間取りについては、関連記事「【現実的】ローコストで建てられる平屋の間取り4種類!低予算にするポイントや注意点も解説」で紹介しています。ぜひ参考にしてみてください!


ビルトインガレージの建設後にかかる費用項目


ビルトインガレージの建設後にかかる費用項目として、主に以下の2つがあります。
- メンテナンス費用
- 固定資産税
建設後の費用も意識して、ビルトインガレージの建設を検討しましょう!
1. メンテナンス費用
メンテナンス費用は、ビルトインガレージにある設備の性能を維持するための費用です。
具体的には、以下のような費用が発生します。
- 空調やガレージの清掃費用
- シャッターの保守点検や修理にかかる費用
- 白アリや湿気などの対策(木製シャッターの場合)



メンテナンス費用の相場は、数万から数十万円程度です!
ほかにも照明や空調などの光熱費が発生します。
2. 固定資産税
ビルトインガレージが家屋部分の面積の20%未満であれば、固定資産税が発生しません。しかし、家屋部分の面積の20%以上であれば固定資産税の対象となるため、支払う必要があります。
ただし20%未満であっても、ガレージ内の設備を高価にすると固定資産税の評価対象になるため注意が必要です。



より詳しい費用の詳細やシミュレーションは、すーさんに相談してみてください!
「すーさんの相談窓口」では、元ハウスメーカーの営業マンの目線で、ガレージのある家の費用や間取りについてのお悩みを解決いたします。
ビルトインガレージに関するお悩みも無料で相談できますので、ぜひ利用を検討してみてください!
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ビルトインガレージの費用を安く抑える方法8選


ビルトインガレージの費用を安く抑える方法として、以下の8つがあります。
- 新築時に取り付ける
- 耐食性の高いシャッターを選ぶ
- 巻き上げ方式のシャッターを選ぶ
- 今後購入する車種や台数も意識して建てる
- 複数の業者に見積もりを依頼する
- オプションの追加を最低限に抑える
- 低価格の素材を選ぶようにする
- カーポートや独立式のガレージも検討する
できるだけこだわりのない部分は費用を抑えられるよう、ぜひ実践してみてください!
また、ビルトインガレージを建てて後悔したという事例については、関連記事「【失敗を避ける】ビルトインガレージでの後悔事例5選!対策や設置するメリットも紹介」で紹介しています。あわせてお読みください!


1. 新築時に取り付ける
リフォームでビルトインガレージを取り付けるとより費用がかかるため、新築で建てることをおすすめします。



後でリフォームを依頼すると、予想以上に高くて諦めざるを得ないケースもあるようです…
また、新築した家の間取りによってはビルトインガレージを増設できない可能性もあります。



どうしても後で増設しなければならない状況であれば、新築時にハウスメーカーと相談しましょう!
2. 耐食性の高いシャッターを選ぶ
シャッターの修理費用を抑えられるよう、デザイン性だけでなく性能で選ぶことも大切です。
とくにシャッターはサビると昇降できなくなってしまうため、耐食性で選ぶことをおすすめします。安価なシャッターを選んでしまうと短期間でサビが発生してしまうため、頻繁に交換する必要があり費用が発生します。



多少値が張ったとしても、サビにくいステンレスやアルミ製のシャッターを選びましょう!
3. 巻き上げ方式のシャッターを選ぶ
できるだけシャッターの費用を抑えられるよう、低価格のものが多い巻き上げ方式のシャッターを選ぶのがおすすめです。
シャッターには、以下のようなタイプがあります。
シャッターのタイプ | 概要 | シャッターの価格相場(収容台数1台分の場合) |
---|---|---|
巻き上げ式 | シャッターボックスに巻き上げて収納する方式 | 15〜50万円 |
オーバースライダー式 | ガレージの天井に板のようにしまう方式 | 50〜120万円 |
横引き式 | 左右にスライドする方式 | 15~110万円 |



素材やサイズによって異なりますが、巻き上げ式が低価格で抑えられる可能性が高いです!
ただし、巻き上げ式は開閉スピードが遅く騒音になりやすいデメリットもあるため、性能で選びたい方はほかのタイプも検討しましょう。
4. 今後購入する車種や台数も意識して建てる
現在小さい車に乗っていたとしても、6人以上乗れる車やキャンピングカーなどサイズの大きい車に買い換えたいと考えている方もいますよね。



収容台数についても、子どもが車を購入したときのことを想定したほうが良さそうです!
台数が増えたら月極駐車場を契約すればいいと考えている方もいるかもしれませんが、満車で停められない可能性もあるので気を付ける必要があります。



今後電気自動車を購入する方は、充電スタンドの設置ができるようスペースを余分につくりましょう!
増設によってリフォーム代が増えないよう、将来設計も考慮してガレージの広さを決めることをおすすめします。
5. 複数の業者に見積もりを依頼する
業者によって料金が異なるため、複数の業者に見積もりを依頼するのが鉄則です。
同じ条件で見積もりを依頼したとしても、会社によって得意な工法や使用する資材が異なるので、費用に差が生じます。



見積書を確認し、項目でわからない箇所があれば必ず聞きましょう!
インターネットに記載されている相場よりも高く表示される可能性があるため、納得のいく説明をしてもらうようにしてください!
また、見積もりを出す際の注意点については、関連記事「【要確認】注文住宅で見積もりを出す際の注意点8選!予算オーバーしたときの対処法も解説」で紹介しています。あわせてお読みください!


6. オプションの追加を最低限に抑える
できるだけ内部の設備をシンプルにし、追加オプションを減らしましょう。シャッターを手動タイプのものにしたり、空調の設置をやめたりすることで費用を抑えられます。



後付けで問題ない設備もあるため、とくにこだわりがない箇所は、最低限必要な設備だけで済ませることをおすすめします。
7. 低価格の素材を選ぶようにする
低価格でメンテナンス費用があまりかかりにくい素材を選びましょう。
ビルトインガレージは、以下のような素材で建てられます。
- 木材
- 鉄骨
- 鉄筋コンクリート



木材がもっとも安いですが、メンテナンスが頻繁に必要になるため、ランニングコストが高くなりがちです!
長期的に居住するのであれば、メンテナンス費用を抑えられる鉄骨や鉄筋コンクリートを検討しましょう。
8. カーポートや独立式のガレージも検討する



独立式ガレージとカーポートは、以下のような相場で建てられます!
車庫の種類 | 費用相場(収容台数1台の場合) |
---|---|
カーポート | 40万~100万円 |
独立式ガレージ | 100万~300万円 |
ビルトインガレージ | 200万~400万円 |
自身の予算と希望のバランスを取って、最適な種類を選択しましょう。
ビルトインガレージの費用に悩むならプロに相談しよう


ビルトインガレージの坪単価は50~80万円が相場です。収容台数が1台の場合、200~400万円、2台の場合は500~800万円となります。



建てた後は設備のメンテナンス費用や固定資産税が発生するため、ランニングコストも意識して建設しましょう!
また、できるだけ安く抑えたい場合は、巻き上げ方式のシャッターにしたり、追加オプションを最低限のものにしたりするなど工夫することをおすすめします。



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