「家の建築費用を1,000万円以下に抑える方法を知りたい」
「家を建てたいけど、高額になるとローンが大変」
「ローコスト住宅って設備や性能は大丈夫?」
家を買うとき、ローンを計画通りに返していけるか不安な方もいるでしょう。できるだけ費用を安く抑えて、引き渡し後の生活に余裕を持たせたいですよね。
ローン返済の負担を少なくするためには、ローコスト住宅がおすすめです。実はローコスト住宅なら、1,000万円以下で住宅を建てられます。
この記事では、15年以上の住宅販売の経験がある筆者が、以下の内容を解説します。
- 1,000万円以下で住宅を建てられる理由
- ローコスト住宅を建てるときのポイント
- 1,000万円以下で住宅を建てるときの注意点
- おすすめのハウスメーカー
1,000万円以下で家づくりをしたい方は、しっかりチェックしておきましょう!
ローコスト住宅なら1,000万円以下で家を建てられる
ローコスト住宅なら1,000万円以下で家を建てることも夢ではありません。
こちらでは、以下3つの項目からローコスト住宅の概要を紹介します。
- 家の特徴
- 坪単価
- 間取り
ローコスト住宅を建てようと考えている方は、特徴を押さえておきましょう!
1. 家の特徴
ローコスト住宅は、注文住宅よりもシンプルな外観や内装の場合がほとんどです。すでに間取りや外観が決められていることもあり、自分ですべてを設計することはできません。
とことんこだわりたい方は、物足りないと感じるかもしれませんね!
建築費用を1,000万円以下に抑えたい方は、シンプルな家になることを念頭に置いておきましょう。
2. 坪単価
ローコスト住宅の坪単価はおよそ30万円です。30坪くらいの家なら900万円で建てられて、2LDKから3LDKの間取りを確保できます。
3LDKであれば、子どもがいる家族でも快適に過ごせるでしょう。もう少し費用を安くしたい方には、20坪程度で建てることをおすすめします。
20坪までなら600万円で建てられますよ!
20坪あれば、2LDKの間取りを確保できるので、3人家族くらいならのびのびと生活できます。1,000万円以下で住宅を建てたい方は、坪単価をチェックしてみてくださいね。
3. 間取り
1,000万円以下でも無駄なスペースをなくせば、2階建ても実現できます。あらかじめ間取りが決められている場合があるので、どこまでオーダーメイドできるか確認してみてください。
また、それぞれの空間を活かせるように仕切りや柱を少なくすると、平屋を建てられます!
必要な部屋を最小限にして、何に使うのか明確にしておきましょう。
ローコスト住宅なら1,000万円以下で家を建てられる5つの理由
1,000万円以下で家を建てられる理由は、安い設備を使っているからではありません。以下の5つの理由があるために、ローコスト住宅を建てられるのです。
- 人件費や広告費を削減している
- 間取りやプランを選択制にしている
- 必要な資材をまとめて仕入れている
- 利益を減らして集客している
- 施工効率を上げている
安すぎて不安という方は、理由をチェックしておけば安心できるでしょう。
1. 人件費や広告費を削減している
大手ハウスメーカーでは、テレビやインターネットを使って宣伝している場合が多いです。そのため、広告費が建築費を高騰させています。
一方、ローコスト住宅が建てられるハウスメーカーでは、人件費や広告費を削減することで、建築費用をカットしています。
また、業者によっては、材木のカットや組立を現場で行わず工場で担当することで人件費を削減しているところもありますよ!
2. 間取りやプランを選択制にしている
間取りやプランをいくつかつくっておき、その中から顧客に選んでもらうシステムを取っているハウスメーカーがあります。決まった間取りがあれば、仕入れる材料を限定できるので費用を削減可能です。
選択制にすれば、イレギュラーな仕入れを減らせますよ!
間取りをいちから決めると時間やお金がかかってしまいますが、選択制なら選ぶだけです。
不動産屋で考える時間も減らせるため、材料費だけではなく人件費もカットできます!
3. 必要な資材をまとめて仕入れている
あらかじめプランを決めておけば、必要な資材をまとめて仕入れられるため、1,000万円以下で建築が可能です。
一括で仕入れることで、材料費のコストカットができます!
注文住宅を建てる際は、お客様にヒアリングして要望通りに設計するため、それぞれ資材や設備が異なります。しかし、おおまかなプランがあれば、選ぶだけなので資材も限定されるのです。
4. 利益を減らして集客している
ローコスト住宅を提供する建設会社は、利益率を意図的に低く設定して、多くの顧客を引きつける戦略を取っていることがあります。
初期の利益は少なくなりますが、低価格による顧客の増加を通じて市場でのシェア拡大を目指しています!
手頃な価格で家を購入できることから、顧客満足度が高まり、口コミが広まるなどしてロイヤリティやブランドの認知度向上に繋がるでしょう。
また、コストパフォーマンスの高い住宅をアピールすることで、新たな顧客層の開拓ができます。利益を減らすことは短期的には損失ではあるものの、長期的には企業の競争力を高める重要な戦略となるのです。
5. 施工効率を上げている
ローコスト住宅の建設においては、施工効率の向上が重要です。
建設会社は標準化された設計を採用することで、設計変更による追加コストを削減し、プロジェクトごとの変動を最小限に抑えます。
標準化により、使用する材料や施工方法も統一され、大量購入や効率的な建設スケジュールができます。
結果、ローコスト住宅が建てられるのです!
また、工程管理の最適化や最新の建設技術の導入により、さらにコストダウンと時間短縮が実現されます。
これらの努力により、建設会社は低コストで高品質な住宅を市場に提供でき、顧客にとっても魅力的な価格で住宅を提供できるようになります。
とはいえ、ローコスト住宅を建てるうえで不安に思うこともあるでしょう。そのような場合は、家づくりのプロであるすーさんに相談するのがおすすめです。
これまで5,000人以上の相談実績があるので、的確なアドバイスをしてもらえます。相談は無料なので、この機会に活用してみてください!
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ローコスト住宅を1,000万円以下で建てるなら平屋がおすすめ
1,000万円以下でローコスト住宅を建てるなら、平屋がおすすめです。理由を以下のとおりまとめました。
- 2階建てより費用が安い
- 光熱費を抑えられる
- メンテナンスの頻度を減らせる
- 家族のコミュニケーションが取りやすい
- ライフスタイルが変化しても住みやすい
平屋は同じ面積であれば、2階建てに比べて費用が安く、部屋数も少ないため光熱費を抑えられます。
メンテナンスの頻度も減らせるので、引き渡し後の生活の負担を減らしたい方は検討してみましょう!
平屋のメリット・デメリットについては、関連記事「【完全版】平屋のメリットとデメリット10選!おすすめな人の特徴や2階建てとの比較も紹介」で詳しく紹介しています。ぜひ参考にしてみてください!
ローコスト住宅を1,000万円以下で建てるときの5つのポイント
1,000万円以下でローコスト住宅を建てる際のポイントは、以下の5つです。
- 優先順位を決めておく
- 郊外や田舎の土地を探す
- 地域のハウスメーカーを選ぶ
- 洋風住宅にする
- ハウスメーカーに事前に伝えておく
チェックポイントを押さえておかないと、1,000万円以上かかってしまう場合もあります。ひとつずつ確認して、お得に家づくりをしましょう!
1. 優先順位を決めておく
家族内で優先順位を決めておかないと、どんどん予算は跳ね上がってしまいます。1,000万円以内で、それぞれが欲しい設備や部屋の広さを実現するのは難しいでしょう。
こだわりたいところや譲れないポイントを決めておくと、1,000万円以下に抑えやすいのでおすすめです。
事前に話し合うのが大切ですね!
家族で話し合って、譲れない条件をまとめておくと費用の上昇を抑えられます。
2. 郊外や田舎の土地を探す
東京や大阪など都心の土地は高いため、土地付きで1,000万円以下の住宅にする場合は郊外や田舎を選びましょう。土地が安いと、その分物件に費用をかけられるので希望を実現しやすくなります。
田舎は土地が安いので、都心で家を建てるよりも面積の広いマイホームを建てやすいのが魅力です。
ローコスト住宅を建てるなら、土地探しも慎重に行いましょう!
土地探しについては、関連記事「【選択肢は4つ】土地探しはどこに行けばいい?失敗しないポイントをプロが伝授」で詳しく解説しています。ぜひ参考にしてみてください!
3. 地域のハウスメーカーを選ぶ
大手のハウスメーカーは広告代や人件費が含まれているため、建築費が高くなりやすいのが特徴です。1,000万円以下で家を建てるなら、地域のハウスメーカーに相談してみましょう。
小規模の建築事務所や工務店なら広告費・人件費がほとんどかからないため、安く建てられます!
ローコスト住宅の中でもおすすめの平屋を建てられるハウスメーカーについて、関連記事「【目的別】平屋におすすめのハウスメーカー10選!選び方のポイントや注意点も解説」で紹介しています。チェックして、費用を安く抑えましょう!
4. 洋風住宅にする
和室や畳は費用が高くなりやすいため、1,000万円以下で家を建てたい方は洋風住宅にするのがおすすめです。
鴨居や障子、ふすまなどは材料費や設置する手間がかかりますが、洋風住宅なら和風ほど費用はかかりません!
ローコスト住宅を建てたい方は、和室より洋室のほうが費用を抑えられることを覚えておいてください。
5. ハウスメーカーに事前に伝えておく
費用を1,000万円以下にしたいなら、ハウスメーカーに相談しに行く際に「最終的に1,000万円以下になるように」と伝えておくのが大切です。
伝えないまま相談すると、オプションや設備を提案され、どんどん金額が上がってしまいます。ハウスメーカーが提案するものを足していくと、1,000万円以上になってしまう場合も少なくありません。
1,000万円以下に抑えたいなら、はっきり伝えておきましょう!
ローコスト住宅を1,000万円以下で建てるときの7つの注意点
1,000万円以下でもマイホームを建てられますが、以下のような注意点もあります。
- 耐震性や断熱性が1,000万円以上の住宅に比べて劣る場合がある
- 規格型の住宅が多い
- デザイン性が低い
- 余計な空間をつくらない
- 安全性を軽視しない
- 設備や外観にこだわりすぎない
- メンテナンス費用が高くなることがある
ローコスト住宅を建てたい方は注意点も確認しておかないと後悔するかもしれません。しっかりチェックしておきましょう。
1. 耐震性や断熱性が1,000万円以上の住宅に比べて劣る場合がある
ローコスト住宅は耐震等級2で設計されている場合が多いため、耐震性や断熱性が1,000万円以上の住宅に比べて劣る可能性があります。
耐震等級とは、地震に対する建物の強度を示す指標のことです!
耐震性能によって3つのランクに分けられており、上位ほど建物の耐震性能が高いことを表します。費用をかければ耐震等級3のマイホームが建てられますが、ローコスト住宅は等級2の場合がほとんどです。
耐震等級2でも大きな地震で倒壊する可能性は少ないのですが、耐震性に優れているわけではありません!
耐震性が気になる方は、耐震等級3の住宅を探してみるのがおすすめです。
2. 規格型の住宅が多い
規格型とは、工務店やハウスメーカーによって間取りがあらかじめ決められた住宅タイプのことを指します。
ハウスメーカーによって、すでに間取りやプランが決められている場合が多いので、自分の希望を最大限反映させるのは難しいでしょう。
いちから設計はできないということですね!
ローコスト住宅を建てる際、妥協をする必要があるかもしれません。規格型の住宅は、あまり細かい希望がない方におすすめです。
3. デザイン性が低い
ローコスト住宅には規格型の物件が多いため、こだわったデザインや個性的なマイホームを建てるのは困難です。1,000万円以下に限定すると、シンプルな外観や内装になってしまうので、こだわりがある方は物足りなさを感じてしまうことも。
希望があれば、事前に伝えておいて実現できるか相談するのがおすすめですよ!
まずはハウスメーカーに相談に行ってみて、希望の住宅を建てられるか確認しておくと、後悔を減らせます。
4. 余計な空間をつくらない
ローコスト住宅を建てる際は、余計な空間をつくらないように部屋の使い道を決めておきましょう。間取りを考えるときに、誰がどのような用途で使うのかをイメージしておくのがおすすめです。
費用を抑えるためには、部屋の使い道を考えるのが大切ですね!
余計な空間をつくると、部屋の数も増えるため金額が高くなってしまいます。1,000万円以下で家を建てる場合は、暮らしを事前にイメージしておくのが重要です。
5. 安全性を軽視しない
価格を抑えたい場合でも、耐震性や断熱性などの安全性に関する設備を軽視しないように注意しましょう。安全性を軽視すると、快適に過ごせずストレスが溜まってしまいます。
価格だけに目を向けないようにしてください!
引き渡してから後悔しないように、安全性に関する設備はしっかりお金をかけましょう。
6. 設備や外観にこだわりすぎない
1,000万円以下で住宅を建てるなら、一切妥協せずにつくるのは難しいです。設備や外観にこだわりすぎると金額が上がってしまうので注意してください。
家族であらかじめ話し合って、こだわるポイントをまとめておくとスムーズに進められます。
ローコスト住宅で後悔する原因については、関連記事「【見ないと損】ローコスト住宅で後悔する7つの原因!注意点やおすすめのハウスメーカーを厳選紹介」で詳しく紹介しています。ぜひ参考にしてみてください!
7. メンテナンス費用が高くなることがある
ローコスト住宅を選ぶ際、初期の建設費用を抑えられますが、その後のランニングコストには注意が必要です。特に、メンテナンス費用が予想以上に高くなるケースがあります。
建設初期に安価な材料や工法を選択した結果、耐久性が低いため頻繁に修理や交換が必要となるからです。
あらかじめ対策しておかないと「思ったよりも高い…」ということになってしまいます!
初期コストが若干高くなるかもしれませんが、耐久性の高い材料を選ぶことで長期的なメンテナンス費用を抑えられます。
また、建設会社に長期的なメンテナンス費用も含めた総所有コストの見積もりを依頼することで、全体の費用を把握しやすくなります。
初期費用のみならず、将来的にかかる費用も考慮に入れて総合的な判断を行いましょう!
ローコスト住宅を1,000万円以下で建てるのにおすすめのハウスメーカー5選
ここからは、ローコスト住宅を1,000万円以下で建てられるハウスメーカーを5つ紹介します。
- アイフルホーム
- アキュラホーム
- クレバリーホーム
- 富士住建
- ユニバーサルホーム
詳細を見ていきましょう。
1. アイフルホーム
項目 | 概要 |
---|---|
会社名 | アイフルホーム |
プラン | ロディナ |
特徴 | ・フランチャイズシステムを導入 ・子ども目線・基準で考えた「キッズデザイン」を提供 ・高品質の設備を格安で取り入れられる |
アイフルホームは、フランチャイズシステムを採用しています。
全国どこでも一定の品質が保証され、高品質な設備を格安で取り入れられますよ!
コストパフォーマンスが高いのが特徴で、低予算でも満足のいく家づくりが期待できます。
2. アキュラホーム
項目 | 概要 |
---|---|
会社名 | アキュラホーム |
プラン | 超空間の家 LITE |
特徴 | ・完全自由設計の住まい ・高品質な住まいが適正価格 ・35年の長期保証システム |
アキュラホームは、創業者が元大工という背景から、施工の細部に渡るまで手を抜かない堅実な建築を行っています。
人件費と材料費のバランスを最適化して、無駄なコストを削減しています。
コストを抑えつつ、質の高い住宅を建てられるでしょう!
3. クレバリーホーム
項目 | 概要 |
---|---|
会社名 | クレバリーホーム |
プラン | CXシリーズ |
特徴 | ・独自の「クレタイル」を外装に採用 ・地震に強い独自の工法 ・契約から完成までを保証するサービス |
クレバリーホームは、デザイン性と機能性を重視した住宅を提供しています。
特に、傷や汚れに強い材料を使用し、メンテナンスコストを抑えています!
アフターサービスが手厚いため、購入後も安心して生活できる点が魅力です。
4. 富士住建
項目 | 概要 |
---|---|
会社名 | 富士住建 |
プラン | ZEH |
特徴 | ・高品質かつ、適正価格を実現 ・ハイクオリティな設備が標準 ・耐震や耐風などの8項目で最高等級を取得 |
富士住建は、関東を中心に家づくりをおこなっているハウスメーカーです。は、「高品質×適正価格」の住まいを提供しています。
設備メーカーとの年間契約による仕入単価の削減や、利益率を抑えた価格設定を行っているため、コストパフォーマンスが非常に高いです。
長期にわたり快適な住生活をサポートしてくれるのも特徴です!
5. ユニバーサルホーム
項目 | 概要 |
---|---|
会社名 | ユニバーサルホーム |
プラン | HELLO! MY HOME |
特徴 | ・床に強み ・「ALC(高性能の外壁材)」を採用 ・30年の長期保証・定期点検を実施 |
ユニバーサルホームは、基本性能の高さに定評があります。
特に床や外壁に優れた住宅を提供しています!
初期の建設コストを抑えつつ、ランニングコストも低く抑えられるため、トータルで見て非常に経済的です。
なお、どこのハウスメーカーに依頼するか迷った際には、選定ポイントを押さえることが大切です。関連記事「【元住宅営業マンが力説】ハウスメーカーの選び方7選!失敗しないための5つの注意点を紹介」では、失敗しない選び方を紹介しているので、あわせてチェックしてみてください!
ローコスト住宅なら1,000万円以下でマイホームを建てられる
1,000万円以下でもローコスト住宅は建てられます。人件費や広告費をカットしたり、プランが決まっていたりすると建築費用も抑えられます。
ローコスト住宅で後悔しないためには、家族で話し合って優先順位を決めておくことが大切です。
譲れない条件を話し合うとスムーズに進められますね!
すーさんの相談窓口では、実際の間取り例や費用を抑える方法を紹介しています。家族の人数にあわせた家づくりの仕方も提案しているので、ローコスト住宅を建てたい方はご相談ください!
後悔しないためにも、一度お話ししましょう!