「一戸建てで人気の間取りを知りたい」
「何に注意して間取りを決めたらいいの?」
「間取り決めで後悔したくない」
住みやすい家を実現するために、間取りに悩んでしまう方は多いでしょう。SNSで情報があふれていることから、何を採用すればいいか迷ってしまいますよね。
とはいえ、人気の間取りが自宅に適するとは限りません!
そこでこの記事では、一戸建てを検討している方に向けて、以下の内容を解説します。
- 間取りを考える前に確認したいこと
- 一戸建ての人気間取り
- 採用するか判断するためのポイント
- 注意点
ここで紹介している一戸建ての人気間取りは、15年以上にわたり住宅販売をおこなってきた元営業マンが厳選したものです!
最後まで読むことで、マイホームにぴったりの間取りがわかるはずです!ぜひ参考にしてみてください。
新築の一戸建ての間取りを考える前に確認しておきたい3つのポイント
一戸建ての人気間取りを見る前に、まずは以下の3つのポイントを確認しておきましょう。
- 予算を決める
- 新築物件の後悔を見ておく
- できる限り多くの間取りを見る
始めにチェックしておくことで、間取りを考えるのがスムーズになります!
詳しく解説します。
1. 予算を決める
一戸建ての建築は何度も経験できるものではないため、要望を詰め込みすぎる方もいるでしょう。しかし、すべての希望を実現しようとすると予算オーバーになる可能性が高いです。
経済的な負担が大きくならないように、予算を決めておきましょう!
予算内におさめるには、優先順位を付けることが重要です。絶対に譲れないポイントを書き出しておくと、理想に近い納得できる家が建てられます。
また、物件の価格だけでなく、購入にともなう諸費用や生活費なども考慮しておくことも必要です。
2. 新築物件の後悔を見ておく
一戸建てを購入する場合、新築物件を選ぶことで後悔するかもしれません。立地条件や周辺環境などによっては、中古住宅にしておけばよかったと思う可能性があります。
先人の失敗を見ておくと、間取り以外の後悔をしにくくなりますよ!
なお、新築物件の後悔に関しては、関連記事「【住みたくない】新築住宅のよくある後悔10選!対処法や購入前に知りたいポイントを紹介」でも紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
3. できる限り多くの間取りを見る
一戸建てを購入する場合、暮らしに合った物件を選ぶことが大切です。そのため、できる限り多くの間取りを見ておくことが重要です。
複数社を回って間取りプランをもらいましょう!
自分のライフスタイルに合った間取りを選ぶことで、より快適な生活を送れます。また、複数の間取りを比較することで、優先順位や必要な条件を明確にできるでしょう。
一戸建ての人気間取り15選
ここからは、一戸建ての人気間取りを15こ紹介します。
先人の意見を知っておくことで、満足のいく一戸建てをつくりやすくなります!
- 対面キッチン
- 吹き抜け天井
- リビング階段
- 回遊動線のある間取り
- パントリー
- シューズインクローゼット
- ウォークインクローゼット
- ロフトや屋根裏部屋
- 階段下収納
- 畳部屋
- ワークスペース
- 独立洗面所
- ランドリールーム
- 庭
- 中庭
順番に見ていきましょう。
1. 対面キッチン
- 対面キッチン
- 壁付けキッチン
- 独立系キッチン
中でも人気のあるのが、対面キッチンです。キッチンとリビングやダイニングなどの空間が一体化しており、カウンターを挟んで向かい合わせになっています。
人気の理由は、料理や洗い物をしながら家族の様子に目を配ったり、コミュニケーションを取ったりできるためです。
とくに、小さいお子さんがいる家庭で人気ですよ!
また、カウンターのすぐ向こうにテーブルがあれば、つくった料理を歩かずしてテーブルに乗せられるため、利便性も高いです。
ただし、調理中に匂いや音がリビング・ダイニングに漏れることがあるため、換気や防音対策が必要です!
2. 吹き抜け天井
吹き抜け天井にすると、2階にいる子どもの気配が感じられたり、声がよく届くようになったりします。そのため、家族とコミュニケーションが取りやすくなるでしょう。
また、吹き抜け部分に窓をつけることで自然光がたっぷり入るため、明るく開放的な空間をつくれます。
天井が高くなると、高級感のある空間を演出できますよ!
3.リビング階段
リビング階段は、リビング内に階段を設置できることから、家族とのつながりを感じやすいのが魅力です。
従来型のホール階段(玄関の近くや廊下にある階段)とは違い、2階に上がるためには必ずリビングを通る必要があるため、家族とのコミュニケーションが増えます。
おしゃれで開放感が出るのでおすすめです!
ただし、リビングにお客様がいると2階の部屋から出にくかったり、1階の音が2階に漏れやすかったりします。おすすめの間取りですが、後悔しないようにデメリットもきちんと把握しておきましょう。
4. 回遊動線のある間取り
家の間取りに回遊動線が確保されていると、家事がしやすくなります。
回遊動線のある間取りとは、家に行き止まりを作らないよう移動しやすく設計したものです。移動の選択肢が増えるため、家族とのすれ違いを減らせたり、同じ場所を往復したりすることを防げます。
ただし、収納スペースが少なくなったという後悔の声があるので、採用する場合にはよく検討する必要があります!
詳しくは、関連記事「【事例アリ】回遊動線のある間取りの魅力3選!住宅のプロが後悔例や設計のコツを解説」で紹介しています。ぜひ参考にしてみてください。
5. パントリー
キッチンに食材のストックやキッチンの清掃用具などを置いておける広い場所があると、部屋がスッキリして見えます!
パントリーとは、常温で保存できる食品やキッチン周りの消耗品などを収納しておけるスペースのことです。活用方法はさまざまですが、このスペースがないと収納棚を用意する必要があります。
キッチンがあまり広くない場合は、棚が邪魔に感じてしまうこともありますよね!
パントリーがあれば、使うものをサクッと取り出せて見た目もスッキリするのでおすすめです。
6. シューズインクローゼット
シューズインクローゼットを作ると、コートや雨具、自転車などを収納できて便利です。
とくに、コートや雨具を部屋に持ち込まなくて良くなるため、室内が汚れる心配が減ります。ゴルフバックやアウトドア用品など、大きくて収納場所に困る物もスッキリ片付けられるのがポイントです。
駐輪場を外に確保するのが難しい場合の悩みも解消できます!
詳しくは、関連記事「【収納名人】シューズクロークの間取りパターン5選!便利な設備や成功させるポイントをプロが解説」で紹介しています。ぜひ、参考にしてみてください。
7. ウォークインクローゼット
ウォークインクローゼットは、ワンピースやコート、スーツといった畳むとシワになりやすい衣類をかけておけるので非常に便利です。
服以外の物も収納できるので、使い勝手が良いでしょう!
シーズンオフには使わないクリスマスツリーや扇風機などの大きな物が片付けられるのは、うれしいポイントです。また、かける収納を採用することで、大掛かりな衣替えが必要なくなることも魅力です。
8. ロフトや屋根裏部屋
屋根裏はデッドスペースになりやすいので、屋根裏部屋として収納スペースにすると有効活用できます。収納場所を増やしたいなら、ロフトも視野に入れると良いでしょう。
滅多に使わないけれど捨てられない物や、クリスマス用品といった短期間しか使わない物を収納しておくのに便利です!
なお、ロフトは収納以外にも様々な用途があり、工夫次第では部屋としても使えます。
寝室やワークスペースにすることもできますよ!
9. 階段下収納
2階建てや3階建ての場合は、階段下のスペースを収納にすると使い勝手が良くなります。見えない収納にすると広いスペースが確保できスッキリさせられる効果があり、見せる収納ならおしゃれさを演出可能です。
階段下スペースは収納のほかにも、ちょっとしたワークスペースとしても使えますよ!
生活スタイルに合わせて有効活用できると満足度が上がります。
10. 畳部屋
和室の畳部屋は、日本の伝統的な間取りのひとつです。
洋風の家に畳コーナーを一箇所取り入れておくと、多目的に使えて便利なうえに「和」の雰囲気も同時に楽しめるのでおすすめです。
家族でリラックスする場として日常的に利用でき、仕切りを設けておけばゲストルームとして利用できます!
11. ワークスペース
ワークスペースとは、仕事や趣味などをするための専用スペースのことを指します。テレワークの普及を背景に、自宅での仕事場を確保したい方も多くいるでしょう。
一戸建てにワークスペースを設けることで、生産性の向上やストレスの軽減など、さまざまなメリットがあります。個室の書斎を取り入れられると、打ち合わせが多くても集中して仕事に臨めます。
新居のスペースに余裕がある場合は、個室の書斎を取り入れてみましょう!
12. 独立洗面所
家事をスムーズに進めたいなら、独立洗面所のある間取りを採用することをおすすめします。洗面所と脱衣所を共有すると、生活動線と家事動線が重複してしまい、忙しい朝の時間帯に不便さを感じる可能性があるからです。
とくに家族の入浴中は、洗面所の利用をためらってしまいます…
水回りの間取りを決める際には、家事のしやすさを考慮してください。
13.ランドリールーム
ランドリールームがあると、洗濯によるお悩みが解消できます!
とくに共働きの家庭では、負担がかなり減るでしょう。
ランドリールームに必須のアイテムは、物干し竿や作業台です。また、乾燥機にかけた後の洗濯物を一時的に置くスペースがあると、連続して洗濯する際に便利です。
アイロンをかける頻度が多い方は、ランドリールームにアイロン台を設置しておくとさらに使いやすくなりますよ!
14. 庭
庭を有効活用しようと思い、外構にこだわる方もいるでしょう。庭が広いと、家族と外で食事ができたり、洗濯物を干せたりとメリットが多くあります。
ただし、植物や雑草の手入れ、落ち葉掃除などの定期的なメンテナンスが必要です。
広いとその分手入れに手間がかかります!
自分たちだけで手入れできない場合は、業者に依頼することになるため痛い出費となる可能性があります。
15. 中庭
一戸建てで採用される中庭は、ロの字型やコの字型の建物の中に設置する場合が多く、外から様子が見えにくいのが特徴です。
人目を気にする必要がないので、BBQやボール遊びなどのアウトドアを思う存分楽しめます!
また、部屋に開放感が生まれ採光を確保しやすくなります。家の中にいても中庭にいても、過ごしやすい空間となるでしょう。
一戸建ての間取りならタウンライフが人気
一戸建ての間取りを探している方は、タウンライフの利用がおすすめです。
タウンライフはオリジナル家づくり計画書の依頼、提案書の提示まですべて「無料」です。複数社に一括で依頼でき、費用の比較ができるため、理想の家がより明確になります。
資金計画の提案もあるので、家づくりが一歩前進しますよ!
なお、タウンライフの利用方法は、以下の通りです。
- 公式サイトの「無料依頼スタート」をクリックする
- 家を建てたい場所を選択する
- 希望世帯や階数などを選択する
- 予算を選択する
- 希望や要望を詳しく記載する
- 名前や住所などの基本情報を入力して申し込む
マイホームを実現したい方は、活用することをおすすめします。
タウンライフの詳細は、関連記事「【希望が叶う】理想の家を実現する間取りの決め方を徹底解説!無料でプロに依頼する方法を紹介」で解説しているので、ぜひ参考にしてみてください!
一戸建ての人気間取りを採用するか判断するときのポイント5選
ここでは、一戸建ての人気間取りを採用する際のポイントを5つ紹介します。
- 家族がコミュニケーションを取りやすいか
- 家事動線が良いか
- 子育てはしやすいか
- 趣味を楽しめる間取りが実現できるか
- ペットと一緒に暮らせるか
順番に確認していきましょう。
1. 家族がコミュニケーションを取りやすいか
家族とのコミュニケーションを円滑にした間取りにしたい場合は、以下の表にある3つを検討するのがおすすめです。
間取り | 特徴 |
---|---|
対面キッチン | ・料理中に家族の様子を確認できる ・料理している姿が見られる ・会話しながら料理を楽しめる |
リビング階段 | 上階に上がるために必ずリビングを通るため、家族間のコミュニケーションが増える |
吹き抜け天井 | 開放感が出て、リラックスできる |
吹き抜け天井を採用すると開放感が出て過ごしやすくなります。
自然と家族が集まるリラックス空間がつくれますよ!
家族と顔合わせる機会が増えることでちょっとした変化に気づけたり、自然とコミュニケーションが取れたりして家族の絆が深まるでしょう。
2. 家事動線が良いか
家事のしやすさを考えた間取りにすると住みやすくなります!
とくに専業主婦(主夫)の方がいる場合は、家事動線を重視するのがおすすめです。毎日おこなう家事でストレスがたまると、将来的に後悔するリスクがあります。
できるだけ家事が楽になるような間取りを意識しましょう!
家事動線に関する詳細は、関連記事「【新築ならでは】家事動線の良い間取りにする5つのコツ!注意点やおすすめ間取りも紹介」で解説していますので、参考にしてみてください。
3. 子育てはしやすいか
お子さんがいる場合は子育てがしやすい間取りにすると、満足度の高い家になります!
間取り | 特徴 |
---|---|
間仕切りがある子ども部屋 | 将来的に部屋を2つに分けられる |
玄関手洗い | 帰ってきてすぐに手洗いができる |
スタディコーナー | 子どもが勉強している様子を確認できる |
間仕切りのある部屋なら、子どもが大きくなったときに部屋を分けられるので兄弟がいても独立した居室を用意してあげられます。
他にも子育てをしやすくするための工夫はたくさんあります。詳しくは、関連記事「【要チェック】子育てしやすい家の特徴を7つ紹介!間取りや注意点も紹介」で解説していますので、参考にしてみてください。
4. 趣味を楽しめる間取りが実現できるか
自分の時間を大切にしたいなら、趣味を楽しめる間取りを採用するのもひとつです!
間取り | ニーズ |
---|---|
中庭 | アウトドアを楽しみたい |
防音室 | 音楽に没頭したい |
ビルトインガレージ | 車やバイクが趣味 |
中庭も防音室もビルトインガレージも、人目を気にせず趣味に没頭できる空間です。誰にも邪魔をされずに自分の時間を過ごしたいなら、趣味を楽しめる空間を用意しましょう。
5. ペットと一緒に暮らせるか
ペットを飼っているなら、ペットが住みやすいように工夫することが必要です。例えば、猫を飼っている場合、キャットウォークをあらかじめ作っておくと住み始めてからの後悔が減ります。
ただし、ペットに気に入ってもらえない場合は、使ってもらえない可能性があることは念頭に置いておきましょう。
人もペットも快適な暮らしができる間取りにするのがポイントです!
一戸建ての人気間取りを見る際の4つの注意点
ここからは、一戸建ての人気間取りを見る際の注意点を4つ紹介します。
- 人気のある間取りが自分の最適とは限らない
- 暮らしやすさを重視する
- 専門家に相談する
- 周囲の環境を考える
以下で詳しく解説します。
1. 人気のある間取りが自分の最適とは限らない
人気の間取りという理由だけで、自分の家にも取り入れてみようと考えるのは危険です。
人気のある間取りは多くの人が求めるものであり、自分にとって最適な間取りとは限りません!
家族の人数やライフスタイルによって、それぞれの家族に適した間取りは異なります。
4LDKの家が人気だとしても、実際には3LDKでも十分なケースがあるように、家族構成やライフスタイルに合わないことも考えられるでしょう。
人気のある間取りにこだわらず、家族のライフスタイルや好みに合わせて間取りを選ぶことが大切です!
そのためにも、自分たちの暮らしに合った間取りを提案してくれる専門家の意見を参考にすることをおすすめします。
2. 暮らしやすさを重視する
おしゃれな雰囲気のある一戸建てをつくりたい気持ちはわかります。ただ、そのような家は、部屋を圧迫したり使いにくかったりする可能性があるでしょう。
始めのうちは気にならないかもしれませんが、歳を重ねるとおしゃれさよりも暮らしやすさが大切になります。
ずっとその家で暮らすことを考えておきましょう!
3. 専門家に相談する
「希望する間取りをすべて入れたいから」と自分で間取りを考える人がいますが、おすすめできません。とくに気をつけたいのが、SNSの情報をまるっと参考にしてしまうケースです。
自分と他人の理想は違いますよね!
住みやすい家は立地条件や場所・スペースなどさまざまな要因が影響するので、誰かの間取りを参考にしても自分たちが快適に住めるわけではありません。
理想の家を実現させたい方は、プロに相談して間取りを決めましょう。どうしてこの間取りが人気なのか、マイホームに適しているかを判断してもらえます。
「すーさんの相談窓口」では、大手ハウスメーカーに15年勤務した私が家づくりの悩みを解決します!
相談は無料なので、どんな些細な悩みでもお気軽にご連絡ください!
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4. 周囲の環境を考える
騒音や日当たりの悪さ、周辺の施設などが、暮らしに影響を与えることがあります。人気のある間取りを採用しても、土地に適していない場合には後悔してしまうでしょう。
環境はもちろんのこと防災面の問題もチェックしておくと安心です!
周囲環境を見ておくことで、家族が快適に過ごせるだけでなく安心して住めるマイホームが実現できます。
一戸建ての人気間取りを参考にして理想のマイホームを手に入れよう
一戸建ての人気間取りを採用したからといって、満足のいく家になるかはわかりません。最も大切なのは、あなたの家族がその間取りを見て気に入るかです。
人気間取りがマイホームでも適しているかを考えるようにしましょう!
なお「人気間取りが適しているかわからない…」「どうやって予算を決めるべき?」など、家づくりにかんするお悩みは「すーさんの相談窓口」までご相談ください!
間取り決めやハウスメーカー選びなど、どのようなお悩みでも受け付けています。
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