「ローコスト住宅を建てるか迷っている」
「ローコスト住宅だと後悔しやすいのかな?」
「どのハウスメーカーに依頼したらよい?」
ローコスト住宅は、一般的な注文住宅と比較すると大幅に建築費を抑えられます。「安く家を建てたい」と考えている方にとっては、魅力的に感じますよね。
しかし、安いという理由だけでローコスト住宅を建てるのは危険です。場合によっては「建てなければよかった」と後悔する恐れがあります。
せっかくお金をかけてつくったマイホームに後悔が残るのは嫌ですよね。
この記事では、ローコスト住宅を建てるか迷っている方に向けて、
- 後悔する原因
- 注意点
- おすすめのハウスメーカー
などを解説します。
知識を身につけることで、ローコストながら満足のいくマイホームを建てられます!
「建築コストは抑えたいが、マイホームづくりでは失敗したくない」と考えている方は、ぜひ最後までご覧ください。
ローコスト住宅とは?概要や安く建てられる理由をサクッと解説
こちらでは、ローコスト住宅について以下の内容を解説します。
- 概要
- 安く建てられる理由
どちらも、マイホームを建てる際にはぜひとも知っておきたい内容です!
必ずチェックしておきましょう。
ローコスト住宅の概要
ローコスト住宅とは、安価な価格で建てられる住宅を指します。とはいえ「〇万円で建築できるからローコスト住宅」といった明確な定義はありません。
一般的には、広さが35坪程度で1,000万円台、坪単価でいうと30~50万円ほどが該当します!
なお、マイホームを建てるには、約3,500~4,500万円かかります。ローコスト住宅は、家づくりにかかる費用を大きく抑えられるのがメリットです。
マイホームにかかる費用について知りたい方は、関連記事「【要チェック】家を建てる費用は3,500~4,500万円!価格別のマイホームのイメージや注意点を解説」をご覧ください!
ローコスト住宅が安く建てられる理由
マイホームを安く建てられる理由は、主に以下のとおりです。
- 安価な建築資材を利用している
- 営業や設計・施工管理などの人件費をカットしている
- 標準のグレードを低く設定してある
- 広告宣伝費を抑えている
このようにどこかでコストを抑えることで、安価な住宅を提供できるのです!
なお、ハウスメーカー・工務店によって、さまざまな工夫がしてあります。ローコスト住宅を建てる際には「企業がどのようなコスト削減をしているのか」にも目を光らせてみてください。
ローコスト住宅で後悔している人は多い
残念ながら、ローコスト住宅を選んで後悔している人は多いものです。こちらでは、Xに投稿されていたポストを2つ紹介します。
ローコスト住宅には雨戸が付いていない。
— 吉家孝太郎 (@yoshiiekoutarou) September 4, 2018
毎年数回の暴風雨や台風がやってくるのに、後悔しても雨戸は後からつけられない。#台風 #台風21号
2018年北海道で注文住宅を建てました🏡
— 注文住宅失敗談●毎日1人反省会 (@HappylifeHeal) May 22, 2022
夫が難病持ちのため限度額3000万でしたが、ローコスト住宅の工務店で建てることができました。
しかし出した要望は担当者に却下されたり、反対されたり、工期が迫っているから早く決めろと急かされ、妥協して建てた結果、後悔ばかりの家になりました…
設備に不満を持っていたり、要望が通らなかったりすることで後悔している方が多い印象です!
なお、ローコスト住宅については、関連記事「【実際の声】ローコスト住宅はやばいって本当?口コミや注意点を紹介」にて詳しく解説しているので、ぜひチェックしてみてください!
ローコスト住宅で後悔する7つの原因
ローコスト住宅を建てて後悔する原因は、主に以下の7つが考えられます。
- 自由度が低い
- 予算を大幅に超える
- 安全性が低い
- 住宅性能が低い
- メンテナンス費用がかさむ
- アフターサービスが手薄い
- 見た目が安っぽい
順番に解説するので、ぜひマイホームづくりの参考にしてみてください。
1. 自由度が低い
ローコスト住宅は、間取りや設備がある程度決まっています。自由度が低いため、自分の希望を叶えられない可能性があります。
たとえば「吹き抜けをつくれない」「部屋は〇つまで」と制限される可能性があるということです!
結果、後悔の残るマイホームになってしまう恐れがあります。
「間取りや設備にとことんこだわりたい」方は、ローコスト住宅が向いていない可能性があることを覚えておきましょう。
2. 予算を大幅に超える
ローコスト住宅で標準となっている設備や内装は、グレードが低い場合が多いです!
そのため、満足いくようにと設備を最新のものにしたり、ハイグレードを選択したりすると、オプション費用がかさんでしまいます。
結果として、予算をオーバーしてしまう可能性が考えられます。「ローコスト住宅を選んだはずが、一般的な注文住宅と価格が変わらなかった」ということも珍しくありません。
3. 安全性が低い
ローコスト住宅のなかには、安価な構造材を使っていたり、間取りの重心が中心位置から大きくずれていたりします。そのため、地震や台風などの災害に弱い可能性が考えられます。
小さい子供がいる家庭では、とくに安全面に配慮したいですよね。
安全性が低いマイホームに住むのは、不安がつきまといます。また、家が壊れた際には修繕費用を負担しなければならないため、後悔の原因となるでしょう。
家族の安全を守れるマイホームを建てることが大切です!
4. 住宅性能が低い
ローコスト住宅のなかには、住宅性能を落としているケースがあります。
住宅性能が低いと、住みにくい家になってしまうので注意が必要です!
たとえば、夏は暑すぎたり冬は寒すぎたりすることが考えられます。さらに、冷暖房が効きにくく、光熱費が高額になってしまう恐れもあるので、性能の確認も欠かせません。
5. メンテナンス費用がかさむ
ローコスト住宅は、安価な材料を使っているケースが多いです!
そのため、劣化が早く進み、将来的にメンテナンス費用がかさんでしまうことがあります。
なお、一戸建ての修繕費には、数十万円が必要になります。ローコスト住宅では、メンテナンス費用を負担するタイミングの多さが、家計を圧迫する要因となるでしょう。
6. アフターサービスが手薄い
ローコスト住宅は、アフターサービスの内容が不十分・期間が短いことが多いです。たとえば、ほかのハウスメーカーなら無料で修繕してくれるところが有償だったり、期間が10年と短かったりするケースがあります。
なお、住宅の品質確保の促進等に関する法律では、補償期間は最低でも10年間設けるよう定められています!
そのため、必要最低限の期間しか設けていないハウスメーカーは珍しくありません。
何十年と住むマイホームだからこそ、アフターサービスが手厚い企業を選びたいですね!
7. 見た目が安っぽい
ローコスト住宅は、コストを抑えるために内装・外装ともにシンプルなものが多い傾向にあります。そのため、完成したマイホームを見て「安っぽい」と感じる方も少なくありません。
なかには「見た目が気になって人を呼べない」と悩む方もいますね!
とはいえ、ローコスト住宅のシンプルな見た目をメリットだと感じるケースもあります。とくに「スッキリとした家に住みたい」と考えている方には向いているでしょう。
ローコスト住宅で後悔しないための4つのポイント
ローコスト住宅で後悔しないために、以下4つのポイントを押さえましょう。
- 第三者に相談する
- トータルコストで判断する
- さまざまな企業を比較する
- 保証の有無を確認する
どれかひとつでも実践することで、マイホームづくりを成功に導けますよ!
1. 第三者に相談する
マイホームを建てる際は、不安や悩みがつきものですよね。
ローコスト住宅を建てるか迷ったら、第三者に相談することをおすすめします。自分の考えが正しいのか客観的に判断してくれるためです。
さらに、収入やライフスタイルに応じて、ぴったりな提案をしてくれる場合もあります。
マイホームづくりでお悩みがあれば、ぜひ「すーさんの相談窓口」をご利用ください!
「どんな間取りにしたらよいのか」「マイホームづくりのコストを抑える方法はあるのか」などの疑問に答えます。後悔のないマイホームづくりが可能です!
\ ノープランでOK /
2. トータルコストで判断する
ローコスト住宅は、家づくりにかかる初期費用を抑えられるのがメリットです。しかし、修繕費用がかかることで、トータルコストがかさむ恐れがあります。
そのため、初期費用だけでなく、数十年後にかかるコストにも目を向けましょう。
トータルコストで比較すると、ローコスト住宅以外の選択がよい可能性もありますよ!
3. さまざまな企業を比較する
ローコスト住宅をうたったハウスメーカー・工務店は、複数あります。それぞれ強み・弱みが異なるので、何社か比較検討するのが好ましいです。
比較することなく即決するのはやめましょう!
最低でも、10社のハウスメーカー・工務店は比較するのがおすすめです。
とはいえ、仕事や育児が忙しいとなかなか時間を割くのが難しいですよね。
そんな方には「LIFULL HOME’S」の利用がおすすめです!自宅にいながら複数のハウスメーカーの比較検討ができるので、わざわざ住宅展示場に足を運ぶ必要がありません。さらに、家づくりを始めるに当たって必要な知識が網羅されたノートが無料でもらえるのも魅力です。
LIFULL HOME’Sの家づくりノートの詳細は、関連記事「【めっちゃ簡単】家づくりに役立つノートをもらう方法!よくある疑問もスッキリ解決(PR)」で解説しているので、ぜひ参考にしてみてください!
4. 保証の有無を確認する
ローコスト住宅の場合、販売価格が安い代わりに保証が充実していない可能性があるため注意が必要です。長く住み続けることを考慮し、契約前に保証期間や内容をチェックしておくことをおすすめします。
たとえば、雨漏りのような構造関係のトラブルに、30年間保証を付けるハウスメーカーも存在します!
また、1年後や10年後など、定期的な点検があるかなどのアフターサービスも同時にチェックしておくと良いでしょう。たとえば、壁紙の隙間の詰め物がはがれていたときに、簡易的な修復をしてくれる住宅会社があります。
ローコスト住宅で後悔しない!おすすめな人の特徴4つ
ローコスト住宅におすすめな人の特徴は、以下の4つです。
- 住宅ローンをおさえたい
- 土地代が高いエリアに家を建てたい
- デザインを重視していない
- 設備にこだわりがない
自分に当てはまるものがあるか、ぜひ確認してみてください。
1. 住宅ローンをおさえたい
ローコスト住宅は、一般的な新築に比べ購入価格が安いため、住宅ローンをおさえられます。月々の支払いの負担が減れば、無理のない返済計画を立てられるでしょう。
予算ギリギリで住宅ローンを契約してしまうと、趣味や貯金などに資金を回せなくなってしまうかもしれません…。
ローコスト住宅の料金が安いからとはいえ、キッチンのグレードアップなどのオプションをつけすぎてしまうと、住宅ローン金額も上がるため注意が必要です。
モゲチェックであれば、希望条件からあなたに最適な住宅ローンを提案してくれます。月々の支払いを少しでも安くしたい方は、ぜひ利用してみてください。
モゲチェックの詳細は、関連記事「【金利0.1%の差が命取り】住宅ローンの負担を下げるにはモゲチェックがおすすめ!使い方をわかりやすく解説」で解説しているので、ぜひ参考にしてみてください!
2.土地代が高いエリアに家を建てたい
一般的な新築よりも購入価格をおさえられるローコスト住宅は、あまった予算を土地代へ回せます。本来は価格が高くて手が出せないエリアの土地でも、ローコスト住宅であれば購入できるかもしれません。
また、土地にお金がかけられないと、日当たりが悪いなどの条件が悪い敷地しか選べないケースがあります。ローコスト住宅であれば、希望条件に合う土地が見つけやすくなるでしょう。
長く住み続けることを考えると、土地にも予算をかけておきたいですよね!
3. デザインを重視していない
ローコスト住宅は、価格を少しでもおさえるために、シンプルな設計で建てるのが特徴です。デザインを選ぶときも、限られた種類のなかで検討しなければならないでしょう。
デザイン性を重視している人だと、家づくりに満足できない可能性がありますね…。
デザインに自由性がないとはいえ、シンプルな色味や構造を活かせば、魅力的な空間の演出も可能です。複雑な外観や内装を求めないのであれば、ローコスト住宅を検討してみることをおすすめします。
4. 設備にこだわりがない
キッチンや水回りなどの住宅設備には、多くの場合グレードが存在します。たとえば、グレードの高いキッチンを選べば、汚れにくく機能性のある天板や扉を手に入れられます。
ローコスト住宅の場合は、標準仕様の設備が低いグレードでおさえられていることが多いでしょう。設備にこだわりがあると、グレードアップをせざるを得なくなり、最終的な購入価格が高くなってしまいます。
グレードが低い設備でも、生活するぶんには問題ありませんよ!
ローコスト住宅で設備のランクを上げたいのであれば、優先順位を決めたうえで予算が高くならないよう注意しながら検討してみてください。
【後悔しない】ローコスト住宅のおすすめハウスメーカーランキングTOP5
ローコスト住宅で後悔しないためには、ハウスメーカー選びが重要です。
とはいえ、どの企業を選べばよいのかわかりませんよね。
こちらでは、ローコスト住宅の建築におすすめのハウスメーカーをランキング形式で5社紹介します。
- クレバリーホーム
- 富士住建
- アイフルホーム
- アキュラホーム
- ユニバーサルホーム
各ハウスメーカーの特徴を解説するので、ぜひ判断材料にしてみてください!
1位. クレバリーホーム
クレバリーホームは、独自のタイルである「クレタイル」を外装に使用しています。美しい見た目を保ちつつ、傷や汚れなどに強いのが特徴です。
「外装にこだわりたい」「雨風に強い家が欲しい」と考えている方におすすめです!
加えて、アフターサービスが手厚いのも魅力。マイホームの引き渡しから最長30年までは、営業スタッフによる定期訪問や専門スタッフによる定期点検などを受けられます。
2位. 富士住建
富士住建は、高品質なサービスを適正価格で提供することにこだわっているハウスメーカーです。
たとえば、仕入れ単価を抑えるため、設備メーカーと年間契約をおこなっています。
さらに、あえて住宅展示場に出店しなかったり、豪華なカタログをつくらなかったりすることで、ムダなコストの削減に努めています。
高い品質を保ちつつ、コストを抑える努力をしているんですね!
3位. アイフルホーム
アイフルホームは、トイレやキッチンなどの住宅設備を提供する「LIXILグループ」が運営しているメーカーです。高品質の設備を格安で取り入れられるため、リーズナブルな価格でマイホームを建てられます。
さらに、アイフルホームは自由設計を得意としています!
そのため、コストを抑えつつ、間取りや内装にこだわりたい方に向いています。
4位. アキュラホーム
元大工の社長が経営しているハウスメーカーがアキュラホームです!
元大工ならではの経験やノウハウを活かし、コストを抑えるための管理を徹底しています。
たとえば、独自の「アキュラシステム」では、2万を超える項目をデータベース化。人件費と材料費のバランスをとることで、高品質な注文住宅を適正価格で提供することに成功しています。
5位. ユニバーサルホーム
ユニバーサルホームは、基本性能の高さに定評があるハウスメーカーです。
たとえば、災害に強い基礎「地熱床システム」や耐火性・断熱性・遮音性などに優れた「ALC外壁材」を採用しています。
これにより、夏は涼しく冬は暖かい室内環境を実現できます!
なお、どこのハウスメーカーに依頼するか迷った際には、選定ポイントを押さえることが大切です。関連記事「【元住宅営業マンが力説】ハウスメーカーの選び方7選!失敗しないための5つの注意点を紹介」では、失敗しない選び方を紹介しているので、あわせてチェックしてみてください!
ローコスト住宅で後悔したくない人からのよくある質問
ローコスト住宅を検討している人のなかで、よくある質問を紹介します。
- ローコスト住宅は20年後に住めなくなるって本当?
- ローコスト住宅に住むのは恥ずかしいの?
順番に見ていきましょう。
1. ローコスト住宅は20年後に住めなくなるって本当?
ローコスト住宅は、20年後にも住めますよ!
ローコスト住宅は、設計やデザインなどをシンプルにする代わりに、価格をおさえている住宅です。そのため、すぐに劣化してしまう資材を使っているわけではありません。
生活を送るのに問題のない構造で作られるため、20年後も快適に住み続けられます。長く住み続けられるか不安な場合は、定期的にメンテナンスをおこないましょう。住宅の寿命を延ばせます。
2. ローコスト住宅に住むのは恥ずかしいの?
ローコスト住宅に住むのは、恥ずかしいことではありません。人が住むのには問題ない一般的な構造で家を建てるため、恥ずかしさを感じる必要がないことを覚えておきましょう。
ローコスト住宅は、品質を落とした家のことを指す言葉ではありませんよ!
ローコスト住宅の価格が安いのは、複雑な構造やデザインにせず、コストを下げることを重視しているためです。価格がおさえられている理由を理解すれば、ローコスト住宅が恥ずかしい家でないことがわかります。
ローコスト住宅が恥ずかしいと感じる原因については、関連記事「【自信を持って】ローコスト住宅が恥ずかしいと感じる5つの原因!メリットやおしゃれに見せるコツを伝授」で解説しています。ぜひ参考にしてみてください!
ローコスト住宅で後悔しないよう注意点を押さえよう
ローコスト住宅で後悔してしまうのは、自由度が低かったり予算を大幅に超えたりする可能性があるためです。実際に「建てなければよかった」と感じてしまう方も少なくありません。
ローコスト住宅でお悩みの方は、まずは第三者に相談することをおすすめします。
アドバイスをもらえるため、不安を解消できますよ!
「後悔のないマイホームをつくりたい」と考えている方は、ぜひ「すーさんの相談窓口」にご相談ください。大手ハウスメーカーで15年にわたって培ったノウハウを活かし、あなたのお悩みを解決に導きます!