「マイホームに床暖房を採用するか迷っている…」
「新築住宅に床暖房を設置する場合、どのくらい費用がかかるの?」
「床暖房にかかる費用や内訳を知りたい!」
足元から部屋中を温められる床暖房は、住宅設備のなかでも人気を集めています。
とはいえ、導入することでどのくらい費用がかかるのか気になりますよね。「光熱費が高いのではないか」と気になっている方も多いと思います。
この記事では、床暖房の採用を検討している方に向けて、
- 必要な費用と種類別床暖房の特徴
- ランニングコストとメンテナンス費用
- 利用できる補助金制度
- 後悔しないための注意点
- 設置をおすすめする理由
- 費用を抑えるための対策
などを紹介します。
最後まで読むことで、床暖房を採用するか判断できます。

加えて、理想のマイホームづくりの糸口を掴めるでしょう!
ぜひご一読ください。


【種類別】新築の床暖房設置にかかる費用と特徴


新築の床暖房設置にかかる費用と特徴を種類別に紹介します。床暖房には、以下の2つの種類があります。
- 電気式
- 温水循環式
それぞれ詳しく見ていきましょう。
1.電気式
種類 | 設置費用の目安 (1畳あたり) | 特徴 |
---|---|---|
電気式 | 5~7万円 | 電熱線ヒーター内蔵のパネルを床に設置し、電気の力で温める 温水循環式よりも設置費用は抑えられる ランニングコストが高い 温まるまでに時間がかかる |
電気式の設置費用は1畳あたり5~7万円かかります。そのため、20畳に床暖房を設置する場合には100~140万円かかることを想定しておきましょう。



設置の際の初期費用は抑えられますが、ランニングコストが高くなる点には注意が必要です!
2.温水循環式
種類 | 設置費用の目安 (1畳あたり) | 特徴 |
---|---|---|
温水循環式 | 6~10万円 | 床下に配管を設置し、熱源機で作った温水を循環させて温める 電気式よりも設置費用がかかる 電気式よりもランニングコストが抑えられる 温まるのが速い |
温水循環式の設置費用は6~10万円で、20畳に床暖房を設置する場合には、120~200万円程度かかります。



初期費用はかかっても、広い部屋に設置する場合にはランニングコストが抑えられるのはうれしいポイントですね!
床暖房にかかるランニングコストとメンテナンス費用


新築住宅に床暖房を採用するなら、かかるランニングコストとメンテナンス費用についてをきちんと把握しておく必要があります。
- ランニングコスト(電気代)
- メンテナンス費用
それぞれ詳しく見ていきましょう。
1.ランニングコスト(電気代)
床暖房を設置すると、ランニングコスト(電気代)がかかります。
電気代は、電力会社や稼働時間によって異なります。そのため、正確な数値を出すのは難しいです。



今回はPanasonicの床暖房を例にして電気第の目安を紹介します!
なお、条件は1日8時間連続使用し、室温約20℃の一定状態で30日運転した場合です。
商品名 | 毎月の電気代(床温約30℃) |
---|---|
Youほっと(電気式床暖房) | 約7,800円 |
You温すい(温水式床暖房) | 約4,500円 |
参考:床暖房システム:電気式床暖房|Panasonic
床暖房システム:温水式床暖房|Panasonic
電気代で比較すると、温水式の床暖房のほうが安価です。そのため、ランニングコストを抑えたいのであれば温水式を選ぶのがよいでしょう。
2.メンテナンス費用
床暖房には、主に以下2つのメンテナンスが必要とされています。
項目 | 頻度 | 費用 |
---|---|---|
熱源機の交換 | 10~15年に1度 | 20~40万円 |
不凍液の交換 ※温水循環式のみ | 10年に1度 | 5~10万円 |
熱源機とは、床暖房の熱を発生させる元となるものです。電気式と温水循環式どちらにも必要であり、10~15年に1度のペースで交換するケースが多いです。
不凍液は、床を温めている温水が凍らないようにするために搭載されています。温水循環式の床暖房に使用されています。



つまり、温水循環式はメンテナンス費用がかかりやすいということです!
新築の床暖房設置時に利用できる3つの補助金制度


新築の床暖房を設置する際に、利用できる補助金制度があります。以下の3つに該当しないかチェックしたみてください。
- 子育てエコホーム支援事業
- 給湯省エネ2024事業
- 地方自治体独自の補助金制度
それぞれ詳しく見ていきましょう。
1.子育てエコホーム支援事業
子育てエコホーム支援事業は、子育て中や若者夫婦世帯が高い省エネ性能を有する新築住宅の取得時や住宅の省エネ改修などをした際に支援してくれる制度です。
- 注文住宅の新築
- 新築分譲住宅の購入
- リフォーム
引用元:子育てエコホーム支援事業



補助金額は、新築の場合で最大100万円となっています。
補助金制度を受けるためには省エネ要件を満たし、証明書で確認してもらいましょう。床暖房を設置した場合にも対象になりますが、省エネ要件を満たさない場合があるので確認しておいてください。
とくに電気式は、温水循環式よりも省エネ性能に劣ります。対象となるかを事前に問い合わせておきましょう。
2.給湯省エネ2024事業
給湯省エネ2024事業では、ハイブリッド給湯機、ヒートポンプ給湯機、家庭用燃料電池が基準を満たしているものを導入した場合、8~20万円の補助が受けられます。



補助金を利用することで、初期費用が抑えられるのはうれしいですね!
温水循環式の導入を検討している方は、対象機器を利用できないか確認しておきましょう。
引用元:経済産業省資源エネルギー庁「給湯省エネ2024事業」
3.地方自治体独自の補助金制度
各自治体では、注文住宅を新築する際に補助金や助成金制度を独自に用意している場合があります。
床暖房の設置での補助金ではありませんが、省エネ工事をした場合に対象となる可能性があります。



居住する自治体の補助金制度についてはしっかりと調べて、損しないようにしましょう。



なお、私のInstagramではさまざまな補助金について紹介しているので、あわせてチェックしてみてください。
新築に床暖房をつけて後悔しないため5つの注意点


費用面以外に注意すべきポイントがあります。主に、以下の5点です。
- 種類が豊富であり比較する必要がある
- 初期費用や光熱費が高い
- メンテナンス費用がかかる場合がある
- 温まるまで時間がかかる
- 低温火傷のリスクがある
これらのポイントを意識しなければ、床暖房の設置を後悔するリスクが高くなります。「もっと調べてから導入するか決めればよかった」とならないよう、ぜひチェックしておきましょう。
1.種類が豊富であり比較する必要がある
床暖房の種類は、主に以下の2つです。
- 電気式
- 温水循環式
上記の種類のなかでも、さらに細かい分類があります。こちらでは、種類ごとに特徴やメリット・デメリットを紹介します。
1.電気式
種類 | 特徴 | メリット・デメリット |
---|---|---|
電熱線式 | 床下の電熱線に電気を流すことで床を温める | ・採用しているハウスメーカーが多い ・温度のムラが発生しやすい |
PTCヒーター式 | 自身の温度に反応して通電量を抑制「PTCヒーター」を熱源にして床を温める | ・熱を自動で感知して無駄な発熱を抑える ・大きな部屋や複数の部屋に設置するのが難しい |
蓄熱式 | 床の下に蓄熱材を敷き温める | ・夜間の電気代が安いためランニングコストを抑えられる ・細かい温度調整が難しい |
電熱線式は、電気式床暖房のなかで最もポピュラーな種類です。採用しているハウスメーカーが多いため、設置しやすい床暖房と言えます。
PTCヒーター式の魅力は、熱を自動で感知して無駄な発熱を抑えることです。そのため「床暖房を採用したいけど電気代は抑えたい」と考えている方に向いています。
蓄熱式は、床の下に蓄熱材を敷き温める床暖房です。主に深夜電力を利用するため、毎月の電気代を低くできるのが強みと言えるでしょう。



同じ電気式の床暖房でも、種類によって違いがあるのがわかりますね!
2.温水循環式
種類 | 特徴 | メリット・デメリット |
---|---|---|
ガス式 | ガスボイラーで沸かしたお湯を利用して床を温める | ・スピーディーに温まりやすい ・温水式床暖房やガス熱源機の設置コストが必要になる |
灯油式 | 床暖房専用の灯油ボイラーで沸かしたお湯を利用して温める | ・電気代を抑えられる ・給油やボイラーなどの定期メンテナンスが必要になる |
ヒートポンプ式 | 大気の熱や電力で沸かした湯を利用して温める | ・自然エネルギーを利用するため環境に優しい ・温まるのに時間がかかりやすい |
ガス式は、温まるスピードが速いのが魅力です。「稼働してから温まるまで時間を短くしたい」と考えている方に向いているでしょう。
灯油式は、灯油ボイラーによってお湯を利用して床を温めます。電気をほとんど使用しないため、光熱費を抑えられます。
ヒートポンプ式は、自然エネルギーを活用した環境に優しい床暖房です。省エネ性能が高く、維持費がかかりにくいというメリットがあります。



温水循環式は、ランニングコストが安く、温まるまでの時間が短い傾向にあります!
2.初期費用や光熱費が高い
設置費用や光熱費が高い点に注意が必要です。
20畳に電気式の床暖房を設置する場合には100~140万円、温水循環式では120~200万円が初期費用としてかかります。
また、光熱費は月4,000~8,000円かかることを想定する必要があります。



設置費用、光熱費用をシミュレーションしておく必要がありますね!
3.メンテナンス費用がかかる場合がある
床暖房の種類によっても異なりますが、10年に1度、5~40万円がメンテナンス費用としてかかります。



床暖房を設置する場合には、どれぐらいかかるかを施工業者に聞いておくのがおすすめです!
設置後に後悔することがないように、メンテナンスの頻度とかかる費用を確認しておいてください。
4.温まるまで時間がかかる
床暖房を使って部屋を温めるには、時間がかかります。熱が発生するのが床のみであるため、部屋の空気を徐々に温めていくためです。



床暖房で家のなか全体が温まるには、1~3時間程度の時間がかかります!
そのため、すぐに部屋を温めたい人には向いていません。



「寒いのが我慢できない!」という方は、ストーブやヒーターなどを利用したほうがよいかもしれませんね…!
5.低温火傷のリスクがある
床暖房は、表面の温度が30度近くまで上昇する場合があります。
床に長時間触れたままでいると、低温火傷になる恐れが考えられます。特に、小さいお子さんやペットがいる方は注意したいところです。



とはいえ、正しい使い方さえすれば、床暖房による低温火傷は避けられます!
温度設定を低くしたり、長時間床と接触しないよう注意したりしましょう。
なお、床暖房については、関連記事「【吉か凶か】新築に床暖房を入れて後悔する7つの理由!メリットや向いている人の特徴も紹介」でも紹介しています。あわせてチェックしてみてください。


新築に床暖房の設置をおすすめする6つの理由


床暖房には、設置費用や電気代などの費用がかかります。加えて、温まるまで時間がかかったり、低温火傷のリスクがあったりなどの注意点があります。



しかし、新築住宅には、床暖房を設置することをおすすめしたいです!
その理由は、主に以下6つの魅力があるためです。
- まんべんなく部屋を温められる
- ほこりが舞いにくい
- 手入れの手間がかからない
- 乾燥が気になりにくい
- 収納スペースが不要である
- 火を使わないため安全に利用できる
順番に見ていきましょう。
1.まんべんなく部屋を温められる



床暖房は、足元からじんわりと空気を温められます!
そのため、部屋全体が均一な温度になることが特徴です。特に、冬場は冷気が溜まりやすい足元から温めることで、寒さを感じにくいです。
靴下やスリッパを履かずとも、快適に過ごせるでしょう。



冷え性の方は、ぜひとも採用したい設備ですね!
2.ほこりが舞いにくい
床暖房は、ヒーターやストーブとは異なり、室内を温めるのに風を使用しません。そのため、室内のほこりが舞いにくいのがメリットです。



ほこりが原因による喉に痛みやアレルギー症状を緩和できるのがポイントです!
そのため、風を使わずに室内を温める床暖房は、住んでいる人の健康を保つ効果が期待できます。
3.手入れの手間がかからない
一般的な暖房器具は、フィルターの掃除が必要です。たとえば、エアコンやヒーターは、1~2週間に1度のお手入れが求められます。
しかし、床暖房にはフィルターそのものがありません。そのため、お手入れの手間がかかりにくいのがメリットです。



家事や仕事で忙しい方にとって、掃除の手間が省けるのは魅力に感じますよね!
4.乾燥が気になりにくい
エアコンやストーブなどによって室温を上げると、湿度が下がりやすいです。



そのため、喉や肌の乾燥が気になるケースが少なくありません!
一方、床暖房は湿度が変化しにくいため、乾燥が気になりにくいです。結果、風邪を引きにくかったり、加湿器を用意する手間を省けたりなどのメリットを享受できます。
5.収納スペースが不要である
床暖房は、名前のとおり床に暖房器具が埋め込まれている設備です。ストーブやヒーターのように、使わない間の収納スペースは必要ありません。
そのため、床暖房を採用することで、部屋全体がすっきりするのがメリットです。
また、エアコンのように室外機の設置がいらないことも魅力といえるでしょう。



家のなかと外がすっきりするのは、うれしいポイントですね!
6.火を使わないため安全に利用できる
床暖房は火を使わない、火傷するほどの高温にはならないという特徴があるため、安全に利用できます。
一方で、石油ストーブの場合には、高温が原因で火傷や火災の危険性があります。床暖房なら小さな子どもや高齢者と一緒に暮らす場合にも、安心して利用できるのがうれしい設備です。
なお「床暖房を採用しようかな」と迷った際には「すーさんの相談窓口」をご活用ください。15年間の住宅営業を経験した家づくりのプロが、ニーズや予算などにあわせてアドバイスします。



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新築に床暖房の設置で費用を抑えるためにできる3つの対策


新築に床暖房の設置で費用を抑えるためにできる対策を紹介します。
- 設置面積を減らす
- 電気式を採用する
- 各メーカーの見積もりを比較する
それぞれ詳しく見ていきましょう。
1.設置面積を減らす
床暖房の設置面積を減らせば、かかる費用を削減できます。裸足で歩く場所だけに限定することで、費用を抑えましょう。



設置する際は、部屋の5~7割の面積に採用するのが一般的です。
温めたい範囲を事前に検討して、設置する場所を決めておきましょう。
2.電気式を採用する
床暖房の費用を少しでも抑えるためには、電気式床暖房を採用しましょう。電気式は温水循環式よりも初期費用が安く、メンテナンスコストも抑えられるからです。
ただし、ランニングコスト(電気代)は電気式の方が温水循環式よりも高くなる傾向にあるため、すべての費用を含めてシミュレーションが必要です。



設置する面積によっても費用が異なるので、事前のシミュレーションが重要ですね!
3.各メーカーの見積もりを比較する
床暖房を設置できる各メーカーの見積もりを比較すると、より安く施工できる会社が見つかります。



各メーカーによって特徴が異なるので、見積もりを取ってしっかりと比較しましょう。
なお、見積もりを依頼する際には同じ条件を提示するようにしてください。床暖房を使用する範囲などが異なると、比較検討が困難です。
新築の床暖房設置に強みがあるハウスメーカー3選


こちらでは、床暖房に強みを持っているハウスメーカーを3社紹介します。
- 一条工務店
- ユニバーサルホーム
- ウェルダン
各社の特徴を順に見ていきましょう。ぜひ、ハウスメーカー選びの参考にしてみてください。
1.一条工務店|全館床暖房を標準装備


一条工務店の最大の特徴は、全館床暖房を標準装備していることです。



そのため、家のなかのどこにいても寒さを感じにくくなっています!
さらに、一条工務店の住まいは、断熱性と気密性が高いです。熱を維持しやすい空間により、床暖房の効果を十分に発揮できます。
2.ユニバーサルホーム|1階全面床暖房を標準装備


ユニバーサルホームは、1階全面床暖房を標準装備しています。洗面室やトイレなど、寒さを感じやすい場所を温められるのがメリットです。



洗面室の床暖房は、ヒートショックのリスクを低下させられます!
さらに、ユニバーサルホームの床暖房には、地熱床システムを採用しています。小さなエネルギーで部屋を暖められるため、電気代を抑えられるのです。
3.ウェルダン|地熱基礎と蓄熱式を組み合わせた独自の床暖房


ウェルダンの特徴は、地熱基礎と蓄熱式床暖房を組み合わせていることです。地熱を利用することで、夏はひんやり冬は温かく過ごせます。
なお、熱源は地熱と温水です。温水は、以下4つのなかから選択できます。
- ガスボイラー
- 灯油ボイラー
- ヒートポンプ(大気熱)
- ヒートポンプ(地中熱)



設備する機材やランニングコストなど、ニーズにあわせて選べるのがメリットです!
新築の床暖房にかかる費用を知り理想のマイホームを手に入れよう


新築住宅に床暖房を設置する際には、導入費用や電気代、メンテナンスなどのコストがかかります。「こんなにお金がかかるなんて知らなかった」と後悔しないよう、あらかじめ必要な費用を知っておきましょう。



複数社に見積もりを取ったり、必要な費用を事前に計算したりするのがよさそうですね!
加えて、温まるまで時間がかかったり、低温火傷のリスクがあったりなどの注意点もあります。よい面だけでなく懸念点も把握することが大切です。



ぜひこの記事を参考にして、理想のマイホームづくりを叶えてくださいね!
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