「『家賃がもったいないとか言って家を購入するバカって頭悪いよね』って本当?」
「持ち家か賃貸どっちがいいの?」
「どっちが自分に合っているか選び方を知りたい!」
賃貸派の人に家づくりの相談をしたら「家を購入しないほうがいい」と言われることがありますよね。
結論、賃貸派と持ち家派によって意見が異なるため、家が欲しい人はあまり気にせず購入することをおすすめします。
しかし、本当に家を購入していいのかどうかわからない方もいるでしょう。
この記事では、賃貸かマイホームかの選択で悩んでいる方のために、家づくりのプロである筆者が以下の内容を紹介します!
- 「家賃がもったいないとか言って家を購入するバカって頭悪いよね」の理由と反対意見
- 賃貸とマイホームのメリット・デメリット
- 選び方
それぞれのメリット・デメリットについて把握して、自身にあったものを選べるような内容になっています。ぜひ参考にしてみてください!
「家賃がもったいないとか言って家を購入するバカって頭悪いよね」と言われる2つの理由
「家賃がもったいないとか言って家を購入するバカって頭悪いよね」と言われる理由として、以下の2点があります。
- 大金を支払う必要があるため
- 行動範囲が縛られるため
賃貸派の人が「家を購入するのはバカ」と言うのには、必ず理由があります。それぞれ詳しく解説しますので、ぜひ参考にしてみてください!
1. 大金を支払う必要があるため
家を購入するのは大金が必要で、返済に追われてしまうため、賃貸のほうが良いという意見があります!
住宅金融支援機構の「2022年度 フラット35利用者調査」の調査結果によると、家の購入価格は以下のようになっています。
住宅の種類 | 価格 |
---|---|
土地付注文住宅 | 4,694万円 |
注文住宅 | 3,717万円 |
建売住宅 | 3,719万円 |
中古戸建 | 2,704万円 |
とても一括で払えるような額ではありませんよね…
家を購入すると頭金で数百万円を支払い、残りはローンを組んで返済しなければなりません。人によっては35年でローンを組む必要があり、60代になってようやく返済が完了するというケースもあります。
また、住宅は資産になりますが、築年数が経つにつれて価格が落ちるのもデメリットです。
災害で欠損することもあるので、家に投資するのはリスクが大きいと考えている方も少なくありません。
2. 行動範囲が縛られるため
一度家を購入してしまったら住み続けなくてはならないという問題があります。引っ越しのハードルが高くなるので、家の所在地を中心にして行動しなければなりません。
転勤があった場合には、単身赴任になることもあります。
転職する場合も、勤務地に絞って選ばなければなりません!
また、家計が苦しくなったら住むのが難しくなってしまいます。
賃貸であれば住むのがつらくなったら気軽に引っ越しできるので、家の購入はやめたほうがいいと考えている方もいますよ!
「家賃がもったいないとか言って家を購入するバカって頭悪いよね」の反対意見
「家を購入することが頭の悪いこと」という方もいますが、以下のような理由で発言に反対している方もいます。
- マイホームの購入は悪いことではない
- 社会的信用が上がる
家を所有している方や購入したい方の考えについて把握できます。ぜひお読みください!
1. マイホームの購入は悪いことではない
マイホームを持つことが夢という方もおり、理想の暮らしを実現するために購入するのは何も悪くありません。
大金が必要だとしても、マイホームが欲しいのであれば購入したほうが良いと考えている方がいます。
マイホームであれば間取りも自由にでき、自分好みの快適な空間を作ることが可能です!
家族での時間を共有したいのであれば、みんながゆったりと過ごせるリビングを作れますし、書斎やウォークインクローゼットなどを作ってライフスタイルにあわせた間取りを実現できます。
理想の家を建てること自体は誰の迷惑にもならないので、問題ありません。マイホームが欲しいのであれば購入すると良いでしょう!
2. 社会的信用が上がる
家は高額であるため、所有するだけで社会的信用が上がります。マイホームはある程度の収入があるという象徴で、社会人としてもステータスのひとつになります。
あなたの周りにいる人が全員マイホームだと引け目を感じることがあるでしょう。
マイホームを持つことで社会的地位が低く感じる状況をなくせるため、周りの人と対等に関われるようになります。
マイホームによる信頼度の向上によって、金融機関からの融資も受けられやすくなります!
不動産を担保にして今後必要な資金を借りられるため、金銭面で困った際も安心です。
それぞれの意見を見ても、家を購入すべきかどうかわからないという方は「すーさんの相談窓口」に相談するのもひとつの手段です!
すーさんの相談窓口では、家づくりに関する相談について受け付けております。
あなたのライフスタイルについてヒアリングして賃貸か持ち家どちらが最適かを詳しくお伝えしますので、お悩みの方はお気軽にお問い合わせください!
\ ノープランでOK /
家を購入する4つのメリット
家を購入するメリットとして、以下の4つがあります。
- 資産になる
- 間取りを自由に決められる
- 生涯コスト安くなる可能性が高い
- リースバックで住む方法もある
家の購入を考えている方は、ぜひご覧ください!
また、マイホームのメリット・デメリットについては、関連記事「【迷いを払拭】マイホーム購入のメリット・デメリット12選!賃貸との比較や向いている人の特徴も紹介」でも紹介しています。あわせてお読みください!
1. 資産になる
家は資産になり、退去しても土地や建物の売却益が手元に残るのがメリットです。資産価値は年数が経つほど落ちますが、賃貸のように何も残らない可能性は低いです。
また、資産となった土地や建物はさまざまな方法に使えます!
たとえば、子どもが将来住む家にしたり、建物を取り壊して新居を建てたりなどが可能です。
シェアハウスや賃貸、駐車場にすることで利益を獲得する方法もあります。
「シェアハウスチンタイ」の記事「シェアハウス経営は稼げる!メリットや始め方を解説!」では、シェアハウス経営について詳しく解説しているのでぜひ参考にしてみてください。
家自体がお金になるだけでなく、収益化できる点もメリットです!
2. 間取りを自由に決められる
持ち家の場合、予算の範囲内で自由に間取りを決められます。家族の人数にあわせて自由に部屋や設備を決めることが可能です。
新築した後も、ライフスタイルにあわせてリフォームできます!
車好きの方はガレージ、料理が趣味の方はシステムキッチンを設置できます。オール電化の家に住みたければIHヒーターや電気温水器を設置して、ガス料金を削減することも可能です。
3. 生涯コストが安くなる可能性が高い
賃貸であれば家賃をずっと払わなければなりませんが、マイホームの場合はローン完済後は支払う必要がなくなり、生涯コストが安くなります。
たとえば、3,000万円の家を25年ローンで購入した場合と、家賃月10万円の家に住み続ける場合で生涯コストを比較しましょう。(計算を簡単にするため、ローンの金利は無視します)
家賃10万円の家に25年住むと3000万円になるため、26年以上住み続けると割高になってしまいます。
家を購入した場合は26年目以降はローンを支払わなくて済むため、生涯コストを抑えることが可能です。
なお、生涯コストについては関連記事「【プロが解説】賃貸と持ち家で1,300万円の差は出る!生涯コストやそれぞれのメリットを解説」でも詳しく紹介しています。ぜひ参考にしてみてください!
4. リースバックで住む方法もある
ローンを返済するのが難しくなったとしてもリースバックすることで、家を失わずに住み続けられます。
リースバックとは、不動産業者に自宅を売却して賃料を支払って住み続ける方法です!
リースバックで売却すると相場より金額が低くなるものの、まとまった資金が手に入ります。老後の資金に困った場合や相続人がいない場合に利用するのがをおすすめです。
家を購入する2つのデメリット
家を購入するデメリットとして、以下の2点があります。
- 固定資産税やメンテナンス費用がかかる
- 相続問題が生じる
家を購入して後悔しないよう、ぜひお読みください!
1. 固定資産税やメンテナンス費用がかかる
ローンを完済しても、以下のような費用が発生します!
- 固定資産税や都市計画税などの税金
- メンテナンス費用
固定資産税は、毎年10~15万円程度の費用を支払わなければなりません。
メンテナンスは屋根や外壁の塗り替え、水道管の工事など、業者に依頼して作業料を支払う必要があります。
大がかりなリフォームをした場合、追加でローンを組む必要があり、返済額が増えるケースもあります。
2. 相続問題が生じる
家は資産である以上、相続のトラブルに発展しやすいです。
相続トラブルで関係が悪くならないよう、遺言状を用意しておきましょう。
また、相続人には固定資産税の負担がかかってしまいます!
とくに行政で倒壊の危険があると判断された場合「特定空き家」に指定されてしまい、固定資産税がより高くなってしまうので注意が必要です。
賃貸に住み続ける3つのメリット
賃貸に住み続けるメリットとして、以下の3つがあります。
- 初期費用が安い
- メンテナンス費がかからない
- 家を購入する場合頭金を払わなければならないため、まとまったお金が必要になる
賃貸にも持ち家にはないメリットがあります。マイホームと賃貸の違いを比較してみてください!
1. 初期費用が安い
賃貸であれば毎月の家賃のみで済むため、初期費用を安く抑えられます。
初月は家具を自分で揃える必要があるため資金が必要になりますが、ほかに大きな出費は発生しません。
一方家を購入する場合、頭金を数百万円程度は支払わなければならないため、まとまったお金が必要になります。
家を購入できるほど資金面に余裕がない方は、賃貸のほうが良いでしょう!
2. メンテナンス費がかからない
老朽化しても不動産会社がメンテナンスしてくれるため、契約範囲内であれば自分で対応する必要がありません。
持ち家の場合、塗装や設備の部品交換などを自分で依頼して料金を支払う必要がありますが、賃貸であれば負担が小さくなります。
家賃以外にかかる出費が限られているので安心感がありますね!
3. 気軽に引っ越しや住み替えができる
転勤があっても問題なく引っ越せますし、家族の人数に合った部屋数のある家に住み替えることも可能です。
隣人トラブルがあった際も気軽に引っ越しを検討できるのはうれしいですよね!
一軒家だと引っ越すのが難しくなってしまうため、隣人トラブルがあっても耐えなければならないというケースもあります。
賃貸に住み続ける2つのデメリット
賃貸に住み続けるデメリットとして、以下の2つがあります。
- ずっと料金を支払う必要がある
- 年齢によっては住めなくなる可能性がある
賃貸に住むリスクを具体的に紹介します。ぜひ参考にしてみてください。
1. ずっと料金を支払う必要がある
賃貸はあくまでも借りている状態のため、契約を切るまでずっと家賃を払い続けなければなりません。
資産ではないため契約期間が切れたら何も残らなくなります。
また、定年退職後は年金だけで家賃を払わなければならないため、不安が残りやすいです!
一軒家であれば住宅ローンを完済すれば税金を支払うだけでよくなるため、将来的に支払う費用を抑えられます。
2. 年齢によっては住めなくなる可能性がある
賃貸は、ご年配の方であるほど入居を断られる可能性があります!
事故や孤独死のリスクが高く、金銭面にも不安があるためです。
若いうちは問題ありませんが、年齢を重ねると賃貸契約ができず、部屋探しが難しくなってしまいます。
とくに年金収入しかなく、保証人がいない場合は厳しくなりやすいです。
賃貸かマイホームかどちらかを選ぶ3つの方法
賃貸かマイホームかどちらかを選ぶ方法として、以下の3つがあります。
- 200倍の法則で決める
- 老後の生活で考える
- 現在の住みやすさで選ぶ
順番に見ていきましょう。
なお、賃貸と持ち家のどちらがいいかは、関連記事「【損しない】賃貸と持ち家の特徴を徹底比較!生涯コストや老後についても解説」で紹介しています。ぜひご覧ください!
1. 200倍の法則で決める
200倍の法則は「家賃の200倍以下で家を購入できるならマイホームがいい」という法則です!
たとえば、3,000万円の家の購入を検討している場合、200で割ると月15万円以下の賃料と計算されます。
家賃を毎月15万円支払うのがもったいないと思うなら、家を購入するほうが良いです。逆に家の購入額が3,000万円超えるのであれば、賃貸のほうがリスクを抑えられます。
ただし、この法則だけで判断できるものではないため、参考に留めておきましょう。
2. 老後の生活で考える
老後の生活で考えたい場合は、マイホームがおすすめです。
ローンを気にせずに過ごせるようになるので、安心できますよ!
老後にバリアフリーの設備を設けたい場合でも、自宅であれば簡単にリフォームできます。
3. 現在の住みやすさで選ぶ
今の生活でも充分快適に過ごせているなら賃貸でも問題ありません。まとまった出費がなく余ったお金を温存できるので気楽に過ごせます。
持ち家を購入すると出費が多くなりますが、賃貸であれば最小限に抑えられます。
若いうちであればいろいろな場所に住めるので、気軽に引っ越しや住み替えをしたいのであれば賃貸がおすすめです!
一方、定住を考えている方はマイホームの購入も検討しましょう。
「家賃がもったいないとか言って家を購入するバカって頭悪いよね」は全員に当てはまる発言ではない
「家賃がもったいないとか言って家を購入するバカって頭悪いよね」という発言に対する反応は、賛否両論あります。
大金を払うのがムダだと感じる方もいれば、理想の生活を送るために必要という方もいます。
それぞれのメリットやデメリットを充分に理解して、賃貸かマイホームかを決めましょう!
ご自身での判断が難しい場合は「すーさんの相談窓口」にご相談ください!
すーさんの相談窓口では、15年以上ハウスメーカーで働いていた営業マンが、あなたにとって最適な住居をご提案します。
お客様の要望をヒアリングしてどちらが最適かをお伝えしますので、ぜひご利用ください。