「転勤族だけどマイホームがほしい!」
「転勤族が家を買う時期はいつがいい?」
「購入してから転勤になったらどうすればいいかわからない」
転勤族の人はマイホームがほしくても、なかなか購入できない人が多いのではないでしょうか……。
転勤族がマイホームの購入を検討するときは、慎重に決めるのがおすすめです。「いやいや、転勤族じゃなくても家を買うときは慎重に決めるよ!」と思う人もいるかもしれません。
しかし、転勤族が家を購入する際は「購入した後に転勤の辞令が出たときにその家をどうするか」を、事前にしっかり考えておく必要があります。
この記事では、ハウスメーカーで15年間営業を務めた経験のある筆者が、以下の内容を解説します。
- 転勤族がマイホームの購入をためらう理由
- 購入するタイミング
- 選ぶ方法
- 購入後に転勤辞令が出たときの対処法
転勤族でもマイホームがあきらめられない人は、ぜひ参考にしてみてください。
転勤族がマイホームの購入をためらう3つの理由
ここでは、転勤族がマイホームの購入をためらう3つの理由を紹介します。
- 購入する一番良いタイミングが難しい
- どこに家を購入するか迷う
- 会社の家賃補助が受けられない
順番に見ていきましょう。
1. 購入する一番良いタイミングが難しい
転勤が多いために、マイホームの購入になかなか踏み切れないのは仕方ありません。いつどのタイミングで転勤の辞令が出るかわからないからです。
しかし、マイホームを購入したいと考えているなら、どこかで決断する必要があります。
まずは、家族に相談。今後どのように暮らしていくのかをきちんと話し合っておきましょう。
転勤族でマイホームを購入した経験のある人がいたら、話を聞いてみるのもひとつです!
実際に経験した人の話を聞いて、自分の選択肢を増やしていきましょう。
2. どこに家を購入するか迷う
マイホームの購入を決めても、どの地域に購入するかは迷いますよね。今住んでいる地域で購入しても、すぐに転勤してしまうかもしれないと思うとためらってしまいます。
購入する場所の選択肢としては、妻や夫の実家の近く、夫婦で馴染みのある地域、老後に住みたい地域など、さまざまです。
どの地域で購入しても、決断した地域が自分の拠点となることは間違いありません。家族で相談して、後悔しない場所にするのがおすすめです。
3. 会社の家賃補助が受けられない
転勤が多い会社では、福利厚生の一環として、家賃補助が出るところもあるでしょう。家賃補助は賃貸住宅が対象で、家を購入すると支給されなくなるところもあるようです。
月々の家賃支払いは、とても大きな出費ですよね!
どうしても家を購入したいのであれば、家賃補助は「あれば助かるけれどなくてもいい」と割り切ってしまうのもひとつです。
大切なのは、どの選択が自分たちを幸せにするのかということ。家賃補助をもらって賃貸に住み続けるのか、家賃補助がなくても夢のマイホームを購入するのか、どちらを選べば幸せになれるのかを考えて選択しましょう。
転勤族がマイホームを購入する7つのタイミング
転勤族でもマイホームを購入したいと考えているなら、ライフスタイルにあわせて購入するタイミングを決めるのがおすすめです。
ここでは、転勤族がマイホームを購入するタイミングを7つ紹介します。
- 理想の家に出会ったとき
- 子どもが生まれたとき
- 子どもが保育園や幼稚園に入園するとき
- 子どもが小学校に入学するとき
- 子どもが高校に入学するとき
- 住宅ローン完済年齢から逆算した年齢になったとき
- 定年退職したとき
一つひとつ見ていきましょう。
1. 理想の家に出会ったとき
マイホームを購入したい夢がある人は、自分が理想とする家があるのではないでしょうか。理想の家にはなかなか出会えるものではありません。
その中で理想の家に出会ったのなら、運命かもしれないですよね!
購入したいと思える最高の出会いがあるのなら、決断のときと思い切って購入するのもひとつです。
ただし、後悔しないように慎重に選択しましょう。
2. 子どもが生まれたとき
妊娠出産をきっかけにマイホームを購入するのは、ひとつのタイミングです。
子どもが小さいうちは、引っ越しが子どもに与える影響がそこまで大きくありません。しかし、子どもが小さいと引っ越しの準備をする親が大変です。
目が離せない子どもの面倒を見ながら、荷造りや片付けなどで作業するのは本当に大変!
そんなときに、マイホームを購入すれば今後引っ越しをしなくてよくなります。その代わり、転勤辞令が出たときは単身赴任を余儀なくされてしまいますので、注意が必要です。
3. 子どもが保育園や幼稚園に入園するとき
子どもが生まれたばかりのときは、仕事も家庭も忙しくなりがち。余裕がなくなってしまう人も多いのではないでしょうか。
子どもが少し歳を重ねると、大変になることが増えますが、楽になることが多いですよね。
子育てになれ心にも余裕が出てきます!
マイホームの購入時期として、保育園や幼稚園に入園するときを選ぶのも選択肢のひとつです。
保育園や幼稚園に入園してから引っ越しとなると、友達とお別れすることになります。今後、子どもが友達とお別れしないために、入園前の購入を検討してみてください。
4. 子どもが小学校に入学するとき
小学校に入学すると、新しい友達ができます。人間関係も新しく構築されるタイミングです。
引っ越しをするなら、園に通っているときや入学後ではなく、小学校に入学する前がいいタイミングと捉える人もいます。
また、小学校から中学校に上がるときは、友達が一緒の学校に通う可能性が高いです!
小学校入学から中学校卒業までの間に引っ越しをするより、小学校に入学する前に引っ越しを済ませたいと考える人には、このタイミングが適切と言えます。
5. 子どもが高校に入学するとき
高校に入学するときは、友達がガラッと変わることが多いですよね。小学校から中学校に上がるときとは違います。
子ども自身も今までと比較すると、引っ越しに抵抗がなくなってきている時期の可能性も。
ずっとマイホームがほしくてタイミングに困っていたなら、ここで決断するのもひとつです。子どもと相談して決めるのも良いでしょう。
6. 住宅ローンの完済年齢から逆算した年齢になったとき
マイホームの購入で一番ネックなのが、住宅ローンですよね。
一括購入できれば一番良いものの、何千万円もの大金を一括で購入できる人はなかなかいません。
住宅ローンを完済しておきたい年齢から逆算した年齢に到達したときが、購入するタイミングと考えている人もいます。たとえば、住宅ローンを35年で組んで65歳で完済したいなら、30歳になったら購入のタイミングということです。
住宅ローンの相談先については関連記事「【絶対見て】住宅ローンはどこに相談する?4つの窓口やタイミング・選ぶポイントを解説」で解説しています。あわせてご確認ください!
7. 定年退職したとき
マイホームがほしくても転勤が多くて家族と離れて暮らしたくない人は、定年退職後に一括で購入するのもおすすめです!
定年退職したときにマイホームを購入するメリットは以下の3つです。
- 転勤するリスクがない
- 住宅ローンに縛られることがない
- どこでも好きな場所に住居を構えられる
住む期間が短いと感じるかもしれませんが、働いているときに購入しても長く住み続けられるとは限りません。理想の家でゆっくり過ごしたいと思うなら、定年退職後にマイホームを購入しても良いでしょう。
マイホームを購入するタイミングでお悩みなら、無料で利用できる相談窓口の利用をおすすめします!
「すーさんの相談窓口」では、大手ハウスメーカーで15年間営業をしていたすーさんが、家づくりに関するあらゆる疑問を解消します。
これまで4,000名以上の相談に乗ってきた実績があるので、安心して質問可能です。相談は無料なので、お気軽にご連絡ください!
\ ノープランでOK /
転勤族が購入するマイホームを選ぶ4つの方法
転勤族がマイホームを購入するときは、もしものことを考えて売却や賃貸にしやすいところを選ぶのがおすすめです。ここでは、転勤族が購入するマイホームを選ぶ方法を4つ紹介します。
- ハザードマップで問題ない地域を選ぶ
- 需要のある地域を選ぶ
- 売却しやすいマンションを選ぶ
- 住みやすい地域の戸建てを選ぶ
それぞれ確認していきます。
1. ハザードマップで問題ない地域を選ぶ
ハザードマップを使い、どんな災害リスクがあるのかを把握したうえで購入するのがおすすめです!
洪水や津波、液状化現象、土砂崩れなど、できるだけ災害リスクのない地域を選ぶのが良いでしょう。災害が起きたときに、一気に家の価値が下がる可能性があるからです。
どうしても災害エリアに入ってしまう場合は、いざというときの避難場所を把握するといった動線を確認しておきましょう。
2. 需要のある地域を選ぶ
人気の地域や利便性のある地域、開発が進んでいる地域を選んで購入するのもおすすめです。
需要のある地域で購入すれば、いざ転勤で売却や賃貸として出す場合に、あまり時間がかからずに利用者が見つかる可能性があります。
購入した価格とほぼ同額で売却できることも!
需要のある地域でマイホームを購入すれば、いざというときに大きく困らずにすむかもしれません。
3. 売却しやすいマンションを選ぶ
転勤するときは家族みんなで移住したいと考えるなら、売却しやすいマンションの購入がおすすめです。マンションなら駅近の需要が高いです。
需要が高い住宅なら、売却時にもそこまで価格が落ちずに済みます。利便性の高いマンションなら、すぐに購入者が見つかる可能性も。
購入予算がどの程度あるかにもよりますが、資産性のあるマンションを購入するといざというときに対応できますよ!
4. 住みやすい地域の戸建てを選ぶ
戸建ての場合は、駅近よりも周辺の環境が大切です。周囲に子どもが遊べる公園があったり、保育園や学校が近かったりなど、子育てできる環境が整っている住みやすい地域なら、子育て世帯の人に需要があります。
ほかにも、静かで住みやすい閑静な住宅街で近くにスーパーやコンビニがある地域なら住みやすいと言えます。
マイホーム購入後に転勤が決まった場合の3つの対処法
転勤族がマイホームの購入に踏み切れない理由として、購入後に転勤が決まったときに持ち家をどうしたら良いかわからない点があるのではないでしょうか。
ここでは、マイホーム購入後に転勤が決まった場合の対処法を3つ紹介します。
- 単身赴任をする
- 家を売却する
- 家を賃貸にする
実際にどうすれば良いか悩んでいる方は、ぜひ参考にしてみてください。
1. 単身赴任をする
購入した家に家族を残して、自分は単身赴任するという選択です。マイホームに住み続けたいなら、この選択肢しかないと言っても過言ではありません。
単身赴任をする場合は、家賃や光熱費が2軒分かかるので注意が必要です。
出費が大きすぎないようにするために、倹約していらない出費を省いていくと生活しやすくなります!
単身赴任者はマンションやアパートで一人暮らしになってしまいますが、家族はマイホームで生活できるのは魅力です。
2. 家を売却する
単身赴任が難しいなら、家を売却する選択肢があります。
マンションでも戸建てでも需要のある地域に購入しておけば、買い手が見つかるのに膨大な時間がかかったり、そもそも買い手が見つからなかったりする事態になりにくいです。
家族が離れて暮らすことに抵抗がある、2世帯分の出費は大きすぎて難しいという人は、購入時に売却を視野に入れて選んでおくと良いでしょう!
3. 家を賃貸に出す
購入した家を賃貸に出すことも可能です!
賃貸に出せば家を手放さなくても、家賃を払い続けられるのが魅力です。しかし、住宅ローンを組んでいる場合は、住所変更とともに賃貸に出すことを報告する必要があるので注意しましょう。
賃貸になると管理コストが発生するので、そこにも注意が必要です。
自分の家に知らない人が住むことに納得できない場合や、賃貸を管理する時間を割くのが難しい場合は、賃貸に出すより売却したほうが良いかもしれません。
転勤族はマイホームを買わないのもひとつ
転勤が多くて不定期にあるなら、マイホームを買わないのも選択肢のひとつです。マイホームを購入しないメリットは以下のとおりです。
- 住宅ローンを抱えなくていい
- 固定資産税を払わなくていい
- 修繕積立費を用意しなくていい
- 転勤が決まっても住み替えができる
転勤族がマイホームを購入した後に別の場所へ転勤を命じられた場合は、前章で説明したように3つの選択肢から選ぶ必要があります。
どの選択も、人によっては辛い思いをするでしょう。
その場合は、今すぐマイホームを購入しなくても良いかもしれません。
家を買わないほうが良い理由は関連記事「【事前に確認】家を買わないほうが賢い7つの理由!賃貸と比べたメリットや購入時のポイントを解説」で説明しています。あわせてご確認ください!
転勤族がマイホームを購入するときは慎重に選ぼう
転勤族がマイホームの購入を検討するときは、家族で話し合って慎重に決めるのがおすすめです。家族それぞれの生活や人間関係があります。
家を購入する目的は何かを明確にして、検討するようにしましょう!
何を目的として家を購入するのか、どんなライフスタイルにしたいのかによって選択肢が変わってくるので、きちんと言語化しておくことが大切です。
家族で話し合っても答えが出ないときは「すーさんの相談窓口」の利用がおすすめです。すーさんは大手ハウスメーカーに15年勤めた住宅購入のプロ!
4,000人以上のお客さまに対して、数々の悩み相談に乗ってきました!
すーさんに相談すれば、転勤族がマイホームを購入した後の未来をイメージしやすくなるかもしれません。
悩んで答えが出ないときは、ぜひ一度「すーさんの相談窓口」の門をたたいてみてください。きっと解決のいとぐちが見つかりますよ。