「北玄関にメリットはあるの?」
「北玄関を設置するときの注意点は?」
「おすすめの間取りを知りたい」
北玄関は風水的によくないという意見を聞いたことがある方もいるでしょう。北玄関は日が当たりにくいため、暗く湿った空間になりやすいのがデメリットです。
ただし、注意点を攻略できれば、北玄関には多くのメリットがあります。
この記事では、北玄関を設置しようか悩んでいる方に向けて、以下のポイントを解説します。
- 北玄関のメリット・デメリット
- 設置するときのポイント
- おすすめの間取り
玄関の間取りを考えている方は、最後までお読みください!
北玄関のメリット5選
北玄関のメリットは以下の5つです。
- リビングを南側に設置できる
- プライバシーを重視できる
- プライベートガーデンを作れる
- 玄関の温度を快適に保ちやすい
- シンプルでスタイリッシュな外観になる
玄関の間取りに悩んでいる方は、チェックしておきましょう。
1. リビングを南側に設置できる
北玄関にすると南側にリビングを設置できます。そのため、明るく開放感のあるリビング空間を作れるでしょう。
リビングは家族が長時間過ごす部屋なので、できるだけ明るくしたいです!
北側リビングは、日当たりが悪くなりやすいので、暗いイメージの部屋になってしまう可能性があります。また、日当たりの悪さは、光熱費に影響を与えてしまうことがあります。
リビングの明るさを確保したり、光熱費を削減したりするためには、北玄関にしてリビングを南側に設置するのがおすすめです。
2. プライバシーを確保できる
道路に面しているのが北側の場合、日当たりのよい南向きに「リビング」や「寝室」などを配置するケースが多いため、プライバシーを確保しやすい特徴があります。
道路に面した北側から室内が見えにくくなる効果があるため、通行人や車中からの視線を気にすることなく過ごせるでしょう。
また、水回りも玄関と同じ北側に配置する間取りとなるケースが多いです。洗面所や浴室には大きな窓を設置することがあまりないので、通行人の視線にさらされる心配がありません。
プライバシーを重視したい方は、北玄関の設置を検討してみてください。
3. プライベートガーデンを作れる
道路と反対側に面した庭は、プライバシーと日当たりを確保できます。そのため、周囲の視線を気にすることなくリラックスできるでしょう。
夏には子どもと「おうちプール」が思う存分楽しめそうですね!
ほかにも、プライベートガーデンなら人目を気にすることなく、洗濯物を干したりバーベキューを楽しんだりできます。道路面が北側の場合には、北玄関を採用するのがおすすめです。
4. 玄関の温度を快適に保ちやすい
北側の玄関は日が当たりにくいので、夏に暑くなりにくいのが魅力です。外が暑くても玄関に入れば涼しく感じられるため、光熱費を抑える効果も得られます。
一方、南側に玄関を作ると日当たりがよい空間を作れますが、夏は暑くなり温度調節が難しいのがデメリットです。
夏に玄関の温度を快適に保ちたいなら、北側に設置しましょう!
5. シンプルでスタイリッシュな外観になる
窓が少ないシンプルな外観にしたい方は、北玄関がおすすめです。洗面所や浴室などの水回りを、玄関と同じ北側に設置する間取りとなるケースが多くなるため、道路に面した外観は自然と窓が少なくなります。
住宅は窓が少ないほうが、スタイリッシュな印象を受けます。そのため「シンプルでおしゃれ」「飽きの来ない」見た目を重視している方は、北玄関を採用するといいでしょう。
北玄関は機能性だけではなく、見た目でもメリットがあるんですね!
北玄関のデメリット3選
北玄関のデメリットは以下の3つです。
- 暗く湿った空間になりやすい
- 寒さを感じやすい
- 風水では北がよくない方向と考えられている
北玄関を設置しようと考えている方は、デメリットを把握しておきましょう。
1. 暗く湿った空間になりやすい
北側は日が当たりにくいため、暗く湿った空間になりやすいのがデメリットです。南側にある玄関と比較すると、暗さを感じることもあるでしょう。
また、湿気がこもりやすいので、靴箱内にカビが生えやすくなることには注意が必要です。こまめに換気をしたり、除湿剤を活用したりなどの対策を取りましょう。
暗く湿った空間にしないために、新築時に対処法をチェックしておいてください!
2. 寒さを感じやすい
北玄関は日当たりが悪いため、温度が上がらず冬は寒いと感じる場合があります。そのため、冬に向けた対策しておかないとより寒さを感じてしまうでしょう。
外から帰ってきたときに寒さを感じるのは避けたいです…
冬の寒さを改善するためには、グラスウールやロックウールなどの断熱材を取り入れるのがおすすめです。寒さが厳しい地域では、必要に応じて暖房器具の設置を検討してみてください。
3. 風水では北がよくない方向と考えられている
風水で北側は水の気を持つ方角で、温かい幸せを呼び込みにくいと考えられています。そのため、北玄関を避ける人が多い傾向にあります。一般的な玄関の方角は、日当たりのよい東や南がほとんどです。
とはいえ、風水的にはよくない方向と考えられているだけで、根拠はありません。気になる場合には、花や植物を置いて対策しましょう。
北玄関のデメリットを攻略したい方は「すーさんの相談窓口」までご相談ください!
「すーさんの相談窓口」では、住宅販売の経験を活かして、ライフスタイルに合わせたアドバイスをしています。北玄関の設置を考えている方は、ぜひお気軽にご相談ください。
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北玄関のデメリットを克服!押さえておきたい5つのポイント
北玄関のデメリットを克服するためには、以下の5つのポイントを押さえておきましょう。
- 窓をつけて光を取り入れる
- 高断熱の資材を使う
- 壁の色を明るくする
- 花や植物を置く
- 片側に鏡を設置する
1つずつチェックしてみてください。
1. 窓をつけて光を取り入れる
北側は日当たりが悪くなりがちなので、窓を工夫することが大切です。少しでも太陽光が入ると、明るさの感じ方が大きく異なります。
そのため、スリットの入った玄関ドアや、小窓をうまく取り入れて、自然光を確保してみてください。
目線より高い位置の窓ならプライベートを確保できるので、人目が気になる方にもおすすめです。
視線が気になる方は、足元に「地窓」をつけてもいいでしょう。
2. 高断熱の資材を使う
北玄関は日が当たりにくく冬は寒さを感じやすいため、高断熱の資材を使って室温を維持するとデメリットを解決できます。
たとえば、硬質ウレタンフォームやフェノールフォームは断熱性能が高く、北玄関でも寒さを感じにくいので、積極的に取り入れましょう。
玄関の光熱費を節約するためにも、高断熱の資材を選ぶのがおすすめです!
高断熱住宅が得意なハウスメーカーについては、関連記事「【極寒を凌ぐ】高気密高断熱住宅が得意なハウスメーカー5選!選び方や注意点も解説」で詳しく解説しています。ぜひ参考にしてみてください。
3. 壁の色を明るくする
北玄関の暗いイメージを払しょくするために、白やオレンジなどの壁の色を使って明るい空間になるように工夫しましょう。日当たりが悪くても、明るい色の壁紙を使うことで、開放感のある空間を演出できます。
風水的なデメリットを解決するためにも、明るい壁紙がおすすめです。幸せを呼び込むには、ピンクやオレンジを採用してみてください。
壁の色を明るくするだけで、北玄関のデメリットを解決できますね!
4. 花や植物を置く
風水では、花や植物を置くと邪気が祓われ空気が清められると言われています!
北玄関にすると、温かい幸せを呼び込みにくいと考えられています。しかし、花や植物を置くと空気が清められるため、デメリットを解決できるでしょう。
また、なるべくプラスチックではなく、素焼きの鉢を使用するのがおすすめです。プラスチックは運を燃やしてしまう恐れがあるため、玄関に置くのは避けたほうがいいと言われています。
花や植物を置いて、玄関の雰囲気を明るくさせましょう。
5. 片側に鏡を設置する
右に置いた鏡は仕事運、左は金運を上昇させると言われています。北玄関のデメリットを解決するためには、希望にあわせて片側だけに鏡を設置するのがおすすめです。
ただし、正面に鏡を置くと運気が跳ね返ってしまうため注意してください。
玄関に鏡があると、家を出る直前に自分の姿を見直せるメリットもありますね!
運気の上昇だけではなく、身だしなみを整えられるのも魅力の1つです。片側に鏡を設置して、北玄関の運気を上げましょう。
北玄関のメリットを活かす!おすすめの間取りアイデア3選
北玄関のメリットを活かすには、以下の3つの間取りアイデアを取り入れてみてください。
- 玄関は物件の中心に設置する
- 吹き抜けを利用する
- 家事動線をまとめる
北玄関は間取り次第で魅力的な場所になります。間取りアイデアをチェックして、後悔のない家づくりを目指しましょう。
1. 玄関は物件の中心に設置する
物件の中心に玄関を配置するとバランスよく見えるため、外観をスタイリッシュに仕上げられます。
また、自然と洗面所や浴室などの窓の少ない間取りが道路側に配置されることが多いため、さらにスタイリッシュに見せられるでしょう。
外観にもこだわりたい場合は、玄関を中心に設置した間取りを考えましょう!
おしゃれな家にしたい方は、玄関の位置にもこだわってください。
2. 吹き抜けを利用する
吹き抜けを利用すると、明るい空間を作れます。目線より高い位置に窓を設置しておくことで、プライバシーを確保しながら自然光を取り入れられるでしょう。
家全体の雰囲気が明るくなる効果もあるため、北玄関のデメリットを攻略できます。
玄関に吹き抜けがあると、おしゃれ印象にもなりますよね!
玄関に吹き抜けを設置したい方は、関連記事「【実際どう?】玄関が吹き抜けで後悔する理由4つを住宅のプロが解説!対策法も紹介」をチェックしてみてください。
3. 家事動線をまとめる
家事動線をまとめておくと、生活する際のストレスを減らせます。
家事動線とは、洗濯や料理などの家事をするときの人の動きを、線上にあらわしたものです!
北玄関を設置する場合は、水回りがまとまっていることが多いです。そのため、食材を入れるパントリーや、日用品をしまう収納スペースなどをうまく配置しておくと、買い出しの後の片付けがスムーズにできるでしょう。
家事動線に配慮した間取りにしておくと、北玄関でデメリットを感じにくくなります。家づくりの際の間取りは、しっかり検討しておいてください。
北玄関のメリットをチェックして暮らしやすい間取りを考えよう
北玄関はリビングを南側に設置できるため、プライバシーを確保したい方におすすめです。ただし、日当たりが悪く湿った空間になりやすいのがデメリットです。
そのため、窓の配置や高断熱資材の活用でデメリットを攻略する必要があります。北玄関にする際には、あらかじめ対策しておくことが大切です。
なお、北玄関で不安のある方は「すーさん」に相談するのがおすすめです!
大手ハウスメーカーで15年以上勤務していた経験を活かし、希望にあわせた間取りプランの紹介をしてもらえます。
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