「中堅ハウスメーカーってなに?大手との違いは?」
「おすすめの中堅ハウスメーカーを知りたい!」
「中堅ハウスメーカーを比較するときは、なにを基準にすればよいの?」
中堅ハウスメーカーは、価格が安くてデザインの自由度が高い傾向にあります。そのため、マイホームづくりの依頼を検討している方も多いのではないでしょうか。
しかし、大手ハウスメーカーと比較して「サービスが不十分ではないのか」「家の品質が悪いのではないか」と不安に感じてしまう方もいるかもしれません。
加えて、大手との違いも理解しておきたいところですよね!
この記事では、中堅ハウスメーカーへの依頼を検討している方に向けて、
- 大手ハウスメーカーとの違い
- おすすめのハウスメーカー
- 比較ポイントと注意点
を解説します。
「後悔のない家づくりをしたい」「理想のマイホームを叶えたい」と考えている方は、必見です!
ぜひ最後までご覧ください。
中堅ハウスメーカーと大手の違いとは?2つの観点で比較
中堅ハウスメーカーは大手ハウスメーカに比べて次の2つの点で違いがあります。
- コスパが良い
- 性能のいい家が建てられる
それぞれ見ていきましょう。
1.コスパが良い
中堅ハウスメーカーと大手ハウスメーカーの間に明確な線引きがあるわけではありませんが、おおよその坪単価には差があります。
比較ポイント | 中堅ハウスメーカー | 大手ハウスメーカー |
---|---|---|
坪単価 | およそ50〜80万円 | およそ80〜120万円 |
コストパフォーマンスがいい分、他のこだわりたい部分にお金をかけられるので魅力的ですね!
2.性能のいい家が建てられる
中堅ハウスメーカーは大手ハウスメーカーほど広告宣伝費や人件費をかけられません。そのため、多くのハウスメーカーが広告で認知を拡大しにくい分、住宅の品質で勝負しています。
また、大手では出せないような職人の技やこだわり、施主の意見が反映されやすいことも中堅ハウスメーカーならではの特徴と言えるでしょう。
性能のほかには以下のような違いがあります。
比較項目 | 中堅ハウスメーカー | 大手ハウスメーカー |
---|---|---|
対応エリア | 一部地域に特化している | 全国が多い |
デザイン性 | 自由度が高い | 性能重視の傾向にある |
アフターサービス | メーカーによって差がある | 手厚い |
大手には無い魅力を、中堅ホームメーカーがうまくカバーしていますね!
とはいえ、ハウスメーカーに中堅と大手の明確な線引きはありません。そのため、紹介した特徴については、あくまでも参考程度にしましょう。
中堅ハウスメーカーでも対応エリアが全国だったり、アフターサービスが大手並みに手厚かったりすることも珍しくありません!
おすすめの中堅ハウスメーカー10社の比較と特徴
日本の中堅ハウスメーカーは、たくさんあります。そのため「どこに依頼しようか」と迷っている方が多いのではないでしょうか。
こちらでは、おすすめの中堅ハウスメーカーを10社紹介します。
- アイ工務店
- アキュラホーム
- 一条工務店
- クレバリーホーム
- サンヨーホームズ
- 住友不動産
- タマホーム
- ヤマダホームズ
- ユニバーサルホーム
- レオハウス
各社の強みやアフターサービスの内容を紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
なお、木造住宅に強みを持つハウスメーカーは、関連記事「【坪単価で比較】木造住宅メーカーランキング10!選び方やメリット・デメリットも解説」で幅広く紹介しています。あわせてチェックしてみてください。
1.アイ工務店
項目 | 概要 |
---|---|
特徴 | ・コストパフォーマンスが高い ・おしゃれで自由度の高い間取り設計が得意 ・耐震性能がしっかりしている |
アフターサービス | ・「20年」初期保証 ・住宅設備機器は「20年」保証 ・安心サポートダイヤルはが24時間365日利用できる |
アイ工務店は、完全自由設計でありながら他社よりも安く建てられるところが人気の秘密です。
間取りやデザインへのこだわりを叶えながら、金額を抑えられるのは嬉しい限りですね!
まだ創業から15年ほどの会社ですが、地元密着型事業を展開していき急激な成長を遂げています。
2.アキュラホーム
項目 | 概要 |
---|---|
特徴 | ・完全自由設計 ・高品質ながらローコスト住宅を提供 ・高い気密性・断熱性能に定評あり |
アフターサービス | ・35年の長期保証システム ・専門スタッフによる入居後10年間の定期点検 |
アキュラホームは、完全自由設計にこだわりを持ったハウスメーカーです。外観や内装、設備にいたるまで、住む人の「こんな住まいをつくりたい」という思いを叶えます。
さらに、アキュラホームは高品質な住まいを適正価格で提供しています!
秘密は、ビス1個や大工職人の手間賃など、約2万個の項目をデータベース化していることです。これにより、無駄をそぎ落とした「高品質とコストダウン」を実現しています。
3.一条工務店
項目 | 概要 |
---|---|
特徴 | ・断熱機能が高い ・耐震性に優れている ・自社で建材や設備を開発・製造している |
アフターサービス | ・構造体や防水に関して最長30年の保証 ・24時間対応のサポートサービス ・定期点検(3ヶ月・1年・2年・5年・10年) |
一条工務店は高断熱・高気密性能に強いプライドを持っているメーカーです。工法や建材にこだわりがある分、価格は他の中堅ハウスメーカよりも少し高めの設定になっています。
建材や設備の多くを自社工場で製造することで、品質の安定とコストの削減が実現できているすごい企業なんですよ。
自社製の窓サッシや住宅設備は、断熱性や省エネ性能に優れ、他社にはない独自の強みとなっています。
4.クレバリーホーム
項目 | 概要 |
---|---|
特徴 | ・タイル貼りによりメンテナンス費を抑えられる ・地震につよい独自の工法を採用 ・遮音・防音性に優れた静かな空間を実現 |
アフターサービス | ・契約から完成までを保証するサービスあり ・最長30年のアフターサービスとメンテナンス保証 ・メーカー保証と同等の保証サービスあり(引き渡しから15年) |
クレバリーホームの最大の特徴は、タイル貼りの住まいを提供していることです。見た目の美しさだけでなく、メンテナンス性の高さに強みを持っています。
家づくりはもちろん、土地探しやリフォーム、売却などを任せられるのが魅力です!
タイルの重さからくる地震への弱さを克服すべく、独自のプレミアム・ハイブリッド構法を採用しています。
1階と2階を一体化した「SPG構造」と激しい揺れに強い「モノコック構造」をあわせることで、高い耐震性を実現しています。
5.サンヨーホームズ
項目 | 概要 |
---|---|
特徴 | ・長期優良住宅 ・耐震・耐久性の高い構造 ・エコロジーやエネルギー効率に優れた住宅 |
アフターサービス | ・定期点検サービス ・24時間対応のトラブル対応 ・アフターサービス専用の窓口 |
サンヨーホームズは100年住むことを見据えたマイホームを建てることができるハウスメーカーです。
「耐火性」「耐震性」「耐久性」「断熱性」に優れた、100年快適に住める家を作っています。
また、環境に最大限配慮した、ZEH「ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス」にも対応しています。
ZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)とは、高い断熱性能や省エネルギー設備を活用して、消費するエネルギーを抑えつつ、太陽光発電などでエネルギーを自給し、年間のエネルギー消費を実質ゼロにする住宅のことです。
6.住友不動産
項目 | 概要 |
---|---|
特徴 | ・数々のグッドデザイン賞を受賞 ・土地探しからリフォームまで任せられる ・断熱と遮熱性能によりZEHが標準仕様 |
アフターサービス | ・長期60年保証システム ・10年ごとに点検を実施 ・24時間365日対応の電話窓口を用意 |
住友不動産は、高層ビルや高級マンションなどの建設を手がける総合ディベロッパーです。幅広い不動産事業を通してえたノウハウを、注文住宅に落とし込んでいるのが特徴です。
たとえば、過去には数多くのグッドデザイン賞を受賞しています。「おしゃれなマイホームをつくりたい」と考えている方におすすめです。
さらに、総合ディベロッパーだからこそ実現できる、ワンストップサービスも魅力と言えるでしょう。
「おしゃれなマイホームをつくりたい」と考えている方におすすめです。
7.タマホーム
項目 | 概要 |
---|---|
特徴 | ・全国展開している ・高品質な標準仕様 ・標準プランをベースにしたカスタマイズが可能 |
アフターサービス | ・構造部分に関して10年間の保証がある ・無料の点検サービス ・緊急対応サービス:電話やオンラインで24時間365日対応 |
タマホームは全国展開をしているものの、価格帯や売上、施工件数は大手に劣るため中堅のハウスメーカに位置付けられます。
高品質かつコストパフォーマンスの良い住宅を提供しつつ、選択肢やカスタマイズの自由度が高いところが、他社が真似できない魅力ですね。
8.ヤマダホームズ
項目 | 概要 |
---|---|
特徴 | ・住まいの60年サポートシステム ・デザイン性が高く幅広い提案が可能 ・横揺れやねじれに強い剛床工法を採用 |
アフターサービス | ・構造躯体は最長60年保証 ・住宅設備は10年保証 ・24時間365日コールセンターでトラブル対応可 |
ヤマダホームズは、デザインにこだわりを持ったハウスメーカーです。家事を楽にする生活動線や収納計画など、住む人のニーズに沿った提案をおこなってくれます。
さらに、横揺れやねじれに強い剛床工法を採用しています。
そのため、地震に強い平屋を実現できるのがメリットといえるでしょう。
9.ユニバーサルホーム
項目 | 概要 |
---|---|
特徴 | ・「地熱床システム」が標準装備 ・耐久性・耐火性・メンテナンス性が高い「ALC外壁材」を採用 ・価格が安い |
アフターサービス | ・30年にわたる長期保証・定期点検 ・20年の外壁品質保証 ・住宅設備のサポート期間を延長 |
ユニバーサルホームでは「地熱床システム」を採用しています。
地熱とは地球の熱のことを言いますが、夏場は気温より涼しく冬は暖かいため、1年を通じて室内の床が快適な温度に保たれます。
自然の力を利用した冷暖房はエコなうえ身体への影響もやさしいので、気温の調整がうまくできない赤ちゃんや体温調節が苦手な女性におすすめです。
10.レオハウス
項目 | 概要 |
---|---|
特徴 | ・ローコストな家が建てたい人向け ・ヤマダホールディングスの傘下 ・土地も一緒に探してくれる |
アフターサービス | ・緊急出動サービス:24時間365日対応 ・無料の初期保証期間は10年間 ・屋根、床、外壁部材は10年間の初期保証 |
レオハウスは2018年にヤマダホームズの傘下になりました。
ヤマダホームズは注文住宅が中心ですが、レオハウスは規格住宅が中心で、価格も安い傾向にあります。
定額制のプランがあり、初めて家を建てる人にとっては安心感があります。
ここまで、中堅ホームメーカーを10社紹介してきました。自分の希望が叶えられるハウスメーカーを選んでみてください。
なお、マイホームづくりで悩んだら、住宅のプロであるすーさんが対応してくれる「すーさんの相談窓口」に相談してみることをおすすめします。ハウスメーカーの選び方はもちろん、土地探しや間取り設計など、あらゆるお悩みを解決に導きます。
以下のLINEから、気軽に相談してみてくださいね!
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中堅ハウスメーカーの6つの比較ポイント
中堅ハウスメーカーを選ぶ際には、主に以下6つのポイントを比較しましょう。
- 坪単価は予算の範囲内か
- 性能・工法は理想の家を実現できるか
- 実績はあるか
- デザインは好きか
- 対応エリア内か
- アフターサービスは充実しているか
「マイホームづくりで後悔したくない」と考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。
1.坪単価は予算の範囲内か
坪単価とは、1坪あたりの建築費を指します!
坪単価は、ハウスメーカーによって差があります。そのため、カタログや公式サイトに記載されている価格を確認しましょう。
ただし、坪単価に含まれる金額はハウスメーカーが独自に設定しています。たとえば、ベランダや小屋裏収納のスペースは価格に含まずに計算している場合もあります。
さまざまなハウスメーカーに見積もりを依頼したり、坪単価の内訳を確認したりするのが大切ですね!
2.性能・工法は理想の家を実現できるか
中堅ハウスメーカーは、差別化のために各社得意分野を設けています。一例として、以下の強みが挙げられます。
- 耐震性が高く地震に強い
- 狭い土地でも広い空間を確保する
- 省エネ性能が高く光熱費を抑えられる
- デザインにこだわりがありおしゃれな家を建てられる
このように、ハウスメーカーによって強みは異なります。
マイホームになにを求めているのかを確認し、ニーズを明確にしてハウスメーカーを選びましょう!
気に入ったホームメーカーが高い耐震性や完全自由設計などの自分の理想を満たしているかを、確認してください。
災害に強い家を建てられる7つのについては、関連記事の「【安心の住まい】災害に強い家を建てる7つのポイント!土地の見極め方やおすすめ設備も解説」で詳しく解説しています。ぜひチェックしてみてください。
3.実績はあるか
中堅ハウスメーカーは、大手と比較すると資金力が乏しい傾向にあります。そのため、経営が上手くいかなければ倒産してしまう恐れが考えられます。
ハウスメーカーが倒産すれば、アフターサービスを受けることは不可能です。自分でメンテナンス業者を依頼したり、修理費を負担したりなどデメリットが多いです。
経営基盤を確認するには、資本金の額や母体企業などの情報から判断しましょう!
大手グループ企業傘下であったり、老舗、多くのノウハウがあったりするようなハウスメーカーなら、万が一のときにも安心です。
なお、関連記事「【見定めて】やめた方がいいハウスメーカーの特徴10選!住宅マニアが正しい選び方を解説」では、依頼すべきではないハウスメーカーの特徴をまとめています。マイホームづくりで後悔しないためにも、ぜひ押さえておきましょう。
4.デザインは好きか
中堅ハウスメーカーは、差別化のために各社得意分野を設けています。その中の1つはデザインやテイストです。
家は毎日帰る場所であり、1日の疲れを取り除く場所でもあります。気に入ったデザインのものでなければ落ち着かないどころか、気持ちが上がらずモチベーションも上がらない可能性があります。
妥協のないデザインの家を選び、快適に毎日を過ごしたいものですね!
公式ホームページやカタログ、SNSなどで実例画像を確認し、好みに合うデザインかをチェックしましょう。
5.対応エリア内か
中堅ハウスメーカーは、地域密着型の傾向にあります。そのため、対応エリアが狭まっている可能性が高いです。
たとえば、中部地方や関東近郊など、地域が限定されているケースがあります!
中堅ハウスメーカーに依頼する際には、建てたい地域に対応しているかを確認しましょう。
6.アフターサービスは充実しているか
アフターサービスを継続するためには、多くの資金が必要です。そのため、中堅ハウスメーカーは大手ハウスメーカーよりも内容が手薄い傾向にあります。
とはいえ、すべての中堅ハウスメーカーのアフターサービスが手薄いわけではありません!
アフターサービスの内容は、ハウスメーカーによって異なります。内容を比較して、できるだけ手厚いところを選びましょう。
何十年と住むマイホームだからこそ、アフターサービスが充実しているハウスメーカーを選びたいですね!
中堅住宅メーカーを選ぶ際の注意点3選
中堅住宅メーカーを選ぶ際の注意点を3つ紹介していきます。
- 少ない情報量から選ばなければならない
- アフターサービスや保証期間がメーカーによって大きく違う
- 店舗によって対応が異なる場合がある
それぞれ解説していきます。
1.少ない情報量から選ばなければならない
大手なら住宅展示場に出向いたり、インターネットで検索すれば全国から情報が集まってきて、日本中にいる施主の声が聞けたり、施工写真を目にすることができるでしょう。
しかし、中堅ホームメーカーは、そもそもの施工数が大手ほど多くないうえに、建築エリアが限定されていたり広告宣伝費をかけていなかったりするので、出回っている情報の数が多くありません。
とはいえ、今の時代はSNSやホームページなどを使って、自社をアピールしているホームメーカーが増えているのは事実です。
数枚の施工例や文章からでも読み取れる情報はあるので探してみましょう。
気になることがあればダイレクトメールで聞いてみてもいいかもしれません。
2.アフターサービスや保証期間がメーカーによって大きく違う
アフターサービスや保証期間はハウスメーカーによって大きく違いがあります。
例えば、大手ホームメーカーはアフターサービスが30年以上の長期間だったり、スパンが短くこまめにあったりする一方で、中堅ホームメーカーでは点検が10年に1回くらいしか行われない場合もあります。
ただ手厚いからいいというわけではなく、トラブルが起こった時にすぐ対応してもらえるのか、保証の内容はどこまでかを把握しておくことが大事です。
長く住むことが前提のマイホームだからこそ、将来にわたって受けられるアフターサービスを確認して安心したいですね!
3.店舗によって対応が異なる場合がある
中堅ホームメーカーでは、担当営業の対応の内容が店舗によって違うことがあります。
理由は、大手のように画一したマニュアルが全国的に徹底されておらず、個々の営業の経験や持ち合わせているスキルに委ねられている部分があるからでしょう。
お客様の立場からすれば、店舗側の言う言葉の内容やニュアンスが違えば戸惑いの原因になってしまいます…。
なお、単純に担当営業者との相性が合わない場合は、営業担当を変えてもらえるか交渉して問題ありません。
中堅ハウスメーカーの特徴や評判を確認し比較検討しよう
中堅ハウスメーカーは、大手ハウスメーカーと比較すると、坪単価が安くデザイン性が高い傾向にあります。ただし、対応エリアが一部地域に限定されていたり、アフターサービスが手薄かったりするのが注意点です。
とはいえ、ハウスメーカーによって特徴は異なります。情報収集をして、家族のニーズにあった企業を選ぶことが大切です。
家族全員が納得できる家づくりをしたいですね!
なお、マイホームづくりで悩みを抱えている方は「すーさんの相談窓口」の利用がおすすめです。LINEを使って無料でサクッと相談できるので、気軽に友だち追加のうえメッセージを送ってください。
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