「ハウスメーカーってどうやって選べばよいの?」
「そもそもハウスメーカーと工務店の違いは?」
「ハウスメーカー選びで失敗しない方法を知りたい」
ハウスメーカーと一言でまとめても、種類はさまざまです。企業によって特徴が異なるので、どこに依頼するか迷っている方も多いのではないでしょうか。
ハウスメーカーには高い費用を支払うことになるので、慎重に選びたいですよね!
この記事では、ハウスメーカーの選び方を7つ紹介します。
選定ポイントは、大手ハウスメーカーで15年住宅販売をおこなっていた僕が厳選しています!
最後まで読むことで、ハウスメーカー選びで失敗しなくなり、理想のマイホームを叶えられる可能性が高くなるでしょう。ぜひご一読ください。
ハウスメーカー選びで知っておきたい3つの基本情報
ハウスメーカー選びでは、事前に知っておきたい3つの基本情報があります。
- 工務店との違い
- 選定期間の目安
- 選定までの流れ
これからハウスメーカーを探そうと考えている方は、ぜひチェックしておきましょう。
1. ハウスメーカーと工務店の違い
工務店は、ハウスメーカーよりも狭い施工エリアで住宅工事を請け負う企業を指します。「家をつくる」という観点では、ハウスメーカーと差はありません。
ハウスメーカーと工務店との違いは、主に以下のとおりです。
ハウスメーカー | 工務店 | |
---|---|---|
建築費 | 高め(坪単価約80万円) | 安め(坪単価約50万円) |
施工エリア | 全国対応 | 地域密着 |
プランの自由度 | 低め | 高め |
アフターメンテナンス | 充実している | 企業によって内容が異なる |
ハウスメーカーは施工エリアが広く、アフターサービスが手厚いことがわかります!
それぞれメリット・デメリットを踏まえつつ、どちらに依頼するか決めることをおすすめします。
2. ハウスメーカー選びにかかる期間
ハウスメーカー選びにかかる期間は、約1~2ヶ月です。
じっくり時間をかけて、自分にあった企業を選定することが大切です!
なお、ハウスメーカーによっては、土地探しをいっしょにおこなってくれます。自力で見つけるよりも安く購入できるケースもありますよ。
3. ハウスメーカーを決めるまでの流れ
ハウスメーカーを決めるまでには、主に以下の4ステップを踏みます。
- 10社程度カタログを請求する
- 住宅展示場・モデルハウスに足を運ぶ
- 見積もりを依頼する
- 1社にしぼる
最初のステップで、複数社を比較するのがポイントです。
1~4のステップを踏まえ、ハウスメーカー選びをおこなってみてくださいね!
失敗しないハウスメーカーの選び方7選
ハウスメーカーを選ぶ際には、以下の7点を比較します。
- 建築費用
- デザイン
- 構造
- アフターメンテナンス
- 営業担当
- 施工会社・大工
- 口コミ・評判
ぜひ参考にして、自分にあったハウスメーカーを選定してみてください!
1. 建築費用
建築費用は、ハウスメーカーごとに異なります。
公式サイトやカタログでは、坪単価が掲載されていることが多いです。しかし、延床面積なのか施工面積なのか、ハウスメーカーによって異なるので、建築費用の総額で比べましょう。
なお、予算によってハウスメーカーを選ぶのもひとつの方法です!
たとえば、1,000~2,000万円台ならローコスト住宅をうたったハウスメーカーがおすすめです。タマホームやアイフルホームなどが挙げられます。
一方、3,000~4,000万円台なら大手のハウスメーカーでも予算をオーバーしにくいです。一例として、一条工務店や三井ホームなどが該当します。
なお、ローコスト住宅を建てたい方は、不動産のいろはの「ローコスト住宅ハウスメーカーランキング13選!安さの秘密とは?メリットやデメリット、選び方も解説」を参考にしてみるといいでしょう。各メーカーの強みを詳しくまとめてくれているので、比較しやすいのが魅力です。
2. デザイン
ハウスメーカーによって、得意なデザインは異なります。
たとえば、北欧風や和モダン、ナチュラルテイストなど、さまざまなデザインがあります!
施工例やカタログを確認し、デザインの特徴を掴んでおきましょう。SNSを活用して、事前に好みのデザインを決めておくのもおすすめです。
とくに、Instagramではマイホームの写真を投稿している人が多いので参考になるはずですよ!
3. 構造
マイホームの代表的な種類は、主に以下の3点です。
- 木造
- 鉄骨
- 鉄筋コンクリート
以下の表は、それぞれのメリット・デメリット、採用しているハウスメーカーの一例をまとめたものです!
木造 | 鉄骨 | 鉄筋コンクリート | |
---|---|---|---|
メリット | ・建築コストが安い ・断熱性が高い | ・間取りの自由度が高い ・耐震性が高い | ・耐火性・防音性・気密性に優れている ・メンテナンスしやすい |
デメリット | ・シロアリ被害を受けやすい ・耐震性が低くなりやすい | ・断熱性が低い ・建築費用が高い | ・断熱性が低い ・取り扱っているハウスメーカーが少ない |
ハウスメーカー例 | ・住友林業 ・一条工務店 | ・セキスイハイム ・へーベルハウス | ・ミサワホーム ・三菱地所ホーム |
各構造で特徴が異なることがわかりますね!
なお、ハウスメーカーによっては、木造と鉄骨どちらも取り扱っている場合があります。「マイホームに何を求めているか」を明確にして、構造を選んでみてください。
4. アフターメンテナンス
マイホームは、つくっておわりではありません!
何十年と住むことになるため、アフターメンテナンスの内容が重要です。
ハウスメーカーによって内容が異なります。そのため、主に以下のポイントを確認してみてください。
- 保証期間はどのくらいなのか?
- どんなアフターメンテナンスをおこなっているのか?
- 定期点検はおこなってくれるのか?
マイホームに安心して長く住むためにも、ぜひチェックしておきましょう!
5. 営業担当
営業担当は、マイホームづくりの窓口となる人物です。契約者からの要望を汲み取り、施工会社や設計士に伝える役割があります。
営業担当の質で、理想のマイホームを実現できるかが左右されます!
なお、信頼できる営業担当の特徴は、以下のとおりです。
- 質問に真摯に答えてくれる
- 他社の誹謗中傷をおこなっていない
- 時間や約束を守っている
- 担当した実績が豊富である
少しでも「あわないな」と思ったら、担当者を変えてもらうか、別のハウスメーカーを検討しましょう。
なお、不信感を抱く営業担当の特徴や対処法については、関連記事「【悲報】ハウスメーカーの営業に不信感を抱くのは危険!10個の特徴や担当者変更の方法を解説」で詳しく解説しています。ぜひチェックしてみてください!
6. 施工会社・大工
施工会社や大工は、家の建築に関わっています。つまり、マイホームの質に直結するということです。
施工会社や大工が信頼できるかは、現場見学をして見極めましょう。主に「現場が整理整頓されているか」「安全対策をおこなっているか」などをチェックします。
現場見学をしたい場合は、営業担当に依頼してみてください!
7. 口コミ・評判
口コミ・評判がよいハウスメーカーだと、信頼して家づくりを任せられる可能性が高いです。
口コミは、SNSやインターネットから調べられますよ!
ただし、書いてあることすべてを信じるのはやめましょう。内容によっては、でたらめの可能性があるためです。
口コミ・評判は、あくまでも参考程度に考えておきます。
また、ハウスメーカー選びで迷った際には、ぜひ「すーさんの相談窓口」の活用を強くおすすめします!
ハウスメーカーで15年間営業を務めた家づくりのプロが無料でアドバイスをおこない、あなたのぴったりの1社をご紹介します。
複数社から比較検討することも可能なので、後悔する確率も減らせるでしょう。ぜひお気軽にご利用ください!
\ ノープランでOK /
ハウスメーカーの決め手は?アンケート結果を紹介
ハウスメーカー選びでは、建築費用やデザインなどを比較することが大切です。
とはいえ、実際にマイホームを建てた人が何を基準にハウスメーカーを選んだのか気になりますよね。
以下のアンケートは、理想のおうちが200人を対象としたハウスメーカー・工務店の決め手です。
この結果から、多くの人が「企業・営業担当が信頼できるか」を判断基準にしていることがわかります。
ぜひ、ハウスメーカー選びの参考にしてみてください!
失敗例から学ぶハウスメーカー選びの5つの注意点
ハウスメーカーを選定する際には、主に以下5つの失敗例が見受けられます。
- 1社しか見ずに決めてしまった
- ハウスメーカーの知名度だけで選んでしまった
- 予算をオーバーしてしまった
- 値引きや特典につられてしまった
- 知り合いのハウスメーカーに依頼してしまった
これらの失敗例から、ハウスメーカー選びにおける注意点を見てみましょう。
1. 1社しか見ずに決めてしまった
ハウスメーカーによって、強みや採用している構造が異なります。そのため、複数社を比べて自分にあった1社をしぼることが大切です。
とくに、住宅展示場やモデルハウスで即決するのはNGです!
「情報収集する時間がない」「近所に住宅展示場がない」という方は「LIFULL HOME’S」の利用がおすすめです。自宅にいながら、複数のハウスメーカーを比較検討できます。
さらに、家づくりに必要な知識が網羅されたノートが無料でもらえますよ!
LIFULL HOME’Sの家づくりノートの詳細は、関連記事「【めっちゃ簡単】家づくりに役立つノートをもらう方法!よくある疑問もスッキリ解決(PR)」で解説しているので、ぜひ参考にしてみてください!
2. ハウスメーカーの知名度だけで選んでしまった
名前が知れている大手ハウスメーカーは、安心して家づくりを任せられそうですよね。
しかし、知名度だけでハウスメーカーを選ぶのはNGです。自分にあっていない可能性があるためです。
たとえば、採用している構造や得意なデザインが求めているものとは異なっているケースが考えられます!
ハウスメーカーを選ぶ際には「自分の理想を叶えられるか」をチェックしてみてください。
3. 予算をオーバーしてしまった
マイホームづくりでは、事前に予算を立てることが大切です。
あれもこれもこだわると、予算は簡単にオーバーしてしまいます!
そのため、間取りや設備など、費用をかけたい部分に優先順位をつけましょう。
マイホームづくりにおける費用については、関連記事「【要チェック】家を建てる費用は3,500~4,500万円!価格別のマイホームのイメージや注意点を解説」にてより詳しく紹介しています。あわせてチェックしてみてください!
4. 値引きや特典につられてしまった
特典や値引きは、魅力的に見えがちです!
「いま契約したら〇円値引きする」「選択できる壁紙の種類を無料で増やせる」などの謳い文句には、ついつい惹かれてしまいますよね。
しかし、ハウスメーカー選びでは「どんな住宅を建てられるのか」が大切です!
そのため、特典や値引きだけで選んでしまうと、後悔してしまう可能性が高いです。たとえば「間取りの自由度が低かった」「好みのデザインではなかった」などと感じる恐れもあります。
なお、建ててはいけないハウスメーカーの特徴は「【プロが解説】建ててはいけないハウスメーカーの特徴10選!後悔しないための5つのポイントを紹介」でまとめているので、ぜひ参考にしてみてください!
5. 知り合いのハウスメーカーに依頼してしまった
親や親戚、友人などから紹介されたハウスメーカーに依頼したケースです。
親しい人とつながりがある企業だと、なかなか自分の要望を伝えられない恐れがあります。
もしトラブルが起こったら、紹介してくれた人に申し訳ないですもんね!
結果、マイホームづくりで理想を叶えられないことも考えられます。
そのため、できるだけ知り合いのハウスメーカーに依頼するのは避けましょう!
ハウスメーカーの選び方を知り理想の家づくりを叶えよう
ハウスメーカーを選ぶ際には、建築費用やデザインなどを比較しましょう。複数社を比べることで、理想のマイホームを叶えてくれる企業が見つかります。
加えて、ハウスメーカーの知名度だけで選んだり、値引き・特典につられたりしないよう注意が必要です。焦る必要はないので、1~2ヶ月の期間を使ってじっくり選定しましょう。
ぜひこの記事を参考にして、ハウスメーカー選びを進めてみてくださいね!
なお「すーさんの相談窓口」では、ハウスメーカー選びはもちろん、土地探しや住宅ローンなどのあらゆる相談を受けつけています。大手ハウスメーカーで15年にわたって培ったノウハウを活かし、あなたの悩みを無料で解決します!
\ ノープランでOK /