「ローコストの平屋は300万円台で建てられる?」
「平屋を300万円台から建てられるハウスメーカーを知りたい」
「ローコスト平屋が建てられるおすすめのハウスメーカーは?」
平屋住宅の建築費用を抑えるために、ローコスト住宅を検討されている方もいるのではないでしょうか。
実は、ローコストの平屋は300万円台でも建てられます。とはいえ、いくつか注意点があるので、事前に把握しておきましょう!
この記事では、以下の内容を解説します。
- 300万円台から建てられるハウスメーカー
- 300万円台以上の平屋が建てられるハウスメーカー
- ローコストの平屋を建てるときの注意点
大手ハウスメーカーで15年勤めた私が、300万円台で建てられる理由も解説します!
できるだけ低コストでローコストの家を建てて自分らしい暮らしを実現させたい方は、ぜひ最後までお読みください。
ローコストの平屋は300万円台から建てられる
結論からいうと、ローコストの平屋は300万円台からでも建てられます。とはいえ、300万円では部屋の広さに限界があり、1LDKもしくはワンルームが一般的です。
居住用というより、書斎や子ども部屋・趣味部屋など、サブルームとしての利用が望ましいといえるでしょう。
空間を利用してロフトを設置すれば、1LDKやワンルームでも快適に使えます。
ただし、水回りやキッチンなどはオプション料金がかかるケースがあり、300万円を超える可能性が考えられます。
ローコストの平屋を300万円台から建てられるハウスメーカー2選
ローコストの平屋を300万円台から建てられるハウスメーカーは、以下の2社です。
バナナ住宅 | PACO | |
---|---|---|
商品名 | BERRY HOUSE | ・PACOーDIY ・PACOーORDERMAD |
価格(税抜) | 300万円〜 | 270万円〜 |
特徴 | ・玄関ドア・ロフト・ロフト収納が標準仕様 ・目的にあわせて水回りなどオプションあり ・サブルームに最適 | ・間取りを自由に設計できるフリープラン ・プランは2種類 ・2×4モノコック工法 ・注文から納品まで約2ヶ月 ・10年保証付き ・2023年グッドデザイン賞受賞 |
それぞれのハウスメーカーの特徴を、詳しく解説します。
1. バナナ住宅|目的にあわせてカスタマイズ可能
ハウスメーカー | バナナ住宅 |
商品名 | BERRY HOUSE |
価格(税抜) | 300万円〜 |
特徴 | ・玄関ドア・ロフト・ロフト収納が標準仕様 ・目的にあわせて水回りなどオプションあり ・サブルームに最適 |
バナナ住宅は、千葉県茂原市のハウスメーカーです。「在宅勤務のための仕事部屋がない」「子どもが生まれて部屋が足りない」といった場合のサブルームに適しています。
玄関ドア・ロフト・ロフト収納も標準仕様。玄関ドアやロフト階段のカラーも選べますよ!
利用目的に応じて、水回り・キッチン・ユニットバスのオプションを付けられ、こだわりのある平屋づくりが実現します。
オプション料金には、主に以下のようなものがあります。
- シャッター:88,000円〜
- キッチン:265,000円〜
- ユニットバス:660,000円〜
金額設定がわかりやすいため、資金計画が立てやすいのが特徴です。
300万円台で、自分なりのこだわりや楽しみをプラスできますよ!
2. PACO|間取りを自由に設計できる
ハウスメーカー | PACO |
商品名 | ・PACOーDIY ・PACOーORDERMAD |
価格(税抜) | 270万円〜 |
特徴 | ・間取りを自由に設計できるフリープラン ・プランは2種類 ・2×4モノコック工法 ・注文から納品まで約2ヶ月 ・10年保証付き ・2023年グッドデザイン賞受賞 |
PACOは、熊本県にある株式会社スペースエージェンシーが運営するハウスメーカーです。沖縄県を除く全国エリアで、こだわりの平屋を建てられます。
玄関ドア・サッシ・フローリングなど、自分好みにカスタマイズもでき、スタイリッシュな平屋生活が実現できますよ!
間取りを自由に設計できるフリープランの平屋は270万円(税抜)〜、以下2種類のタイプから選べます。
- PACOーDIY:自分たちの手でこだわりの平屋が建てられる
- PACOーORDERMAD:プロの手に任せて目的にあった平屋を建てられる
自分の手でつくった平屋はまさに特注品!家族総出での家づくりは、一番の思い出になりますよ!
フリープランの間取り設計には「タウンライフ」を活用するのも有効です。希望に基づいたプランを作成してくれるだけでなく、多数の間取りを比較検討して納得のいく提案をしてくれます。
タウンライフの詳細は、関連記事「【希望が叶う】理想の家を実現する間取りの決め方を徹底解説!無料でプロに依頼する方法を紹介」で解説しているので、ぜひ参考にしてみてください!
ローコストで平屋が建てられる5つの理由
ローコストで平屋が建てられる理由は、主に以下の5つです。
- 建築資材や部材のグレードを下げている
- 仕入れコストを削減している
- 設計のコストを抑えている
- 人件費を削減している
- 広告宣伝費を抑えている
それぞれ解説します。
1. 建築資材や部材のグレードを下げている
ローコストで平屋が建てられるのは、柱や梁・フローリングなどの建築資材や部材のグレードを下げているためです。
建築資材や部材のグレードは、性能・デザイン・素材などでスタンダードからプレミアムクラスなどに分けられます。
グレードを下げているとはいえ、性能や品質が悪いわけではありません。
生活をするにあたって十分な機能を備えているので、安心してください。オプションで部分的にグレードアップもできますよ!
2. 仕入れコストを削減している
ローコストの平屋を取り扱うハウスメーカーでは、グレードを下げた建築資材や部材などを同じメーカーから大量に仕入れ、コストを削減しています。
仕入れ先を絞って大量に仕入れれば、部材の単価を下げやすくなります。
大量に仕入れているため、ローコストの平屋は標準仕様の部材やデザインが決まった規格になりがちです。
同じ規格でも色やデザインなどいくつか選択肢があれば、こだわりの平屋が建てられますね。
3. 設計のコストを抑えている
家づくりでは、土地の条件にあわせた設計図が必要です。ローコストの平屋を取り扱うハウスメーカーでは、あらかじめ数パターンの設計図を用意し、設計料を抑える工夫をしています。
ローコスト平屋の大半は、すでに間取りやデザインなどが決まっている「規格住宅」です。
300万円台で建てられる平屋の場合、ワンルームか1LDKとなるケースがほとんどなので、間取りのバリエーションは期待できないかもしれません。
ベースの間取りやデザインをどの程度カスタマイズできるかは、ハウスメーカーによって異なります。
4. 人件費を削減している
ローコストのハウスメーカーは、小規模で運営していることが多く、大手ハウスメーカーに比べると人件費が削減できます。
ローコストハウスメーカーでは、1人の担当者が設計、アフターサービスまで業務を任される場合も少なくありません。
人件費を削り、少ない予算でも平屋を建てられるように工夫されています。
5. 広告宣伝費を抑えている
ローコストハウスメーカーでは、新聞広告やテレビのCMなどを行わず、広告宣伝費を抑えています。
新聞広告やテレビCMには数万〜数千万円必要です。
大規模な広告宣伝費だけでなく、住宅展示場での出展を控え、徹底的にコストを下げる工夫をしています。
300万円台でローコストの平屋を建て、理想の暮らしを手に入れたい方は「すーさんの相談窓口」の無料相談もおすすめです。これまで5,000名以上の相談に乗ってきたプロが、予算に応じた家づくりのアドバイスをいたします。
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【300万円台以上】ローコストの平屋を建てられるハウスメーカー5選
300万円台とはいかなくても、ローコストで平屋を建てられるハウスメーカーはいくつかあります。
300万円台〜ローコストの平屋を建てられるハウスメーカーは、以下の5社です。
アイフルホーム | タマホーム | アイダ設計 | 平屋本舗 | みんなの平屋 | |
---|---|---|---|---|---|
プラン・商品名 | FAVO for HIRAYA | シフクノいえプレミア | BLAVO minimal 平屋12坪プラン | シンプルな平屋 バリアフリーの平屋 | 平屋30プランあり (9坪1LDK〜) |
価格 | 要問い合わせ | 1,087万円(税込)〜 | 1,156万円(税込)〜 | 550万円〜 | 690万円(税別)〜 |
特徴 | ・LIXILのグループ ・安心のサポート体制 | ・高耐震性 ・初期保証・長期保証・点検システムセット ・全国対応 ・長期優良住宅対応 | ・四角形の成形シンプルデザインの規格住宅 ・1LDK ・建物本体価格以外の地盤調査・建築確認申請など込みの価格 | 茨城県の平屋専門店 | 宮城県の平屋専門店 |
それぞれ詳しく見ていきましょう。
1. アイフルホーム
ハウスメーカー | アイフルホーム |
プラン・商品名 | FAVO for HIRAYA |
価格 | 要問い合わせ |
特徴 | ・LIXILのグループ ・安心のサポート体制 |
アイフルホームは、建具メーカーであるLIXIL(リクシル)グループのハウスメーカーです。家族構成やライフスタイルにあわせて間取りや仕様が選べる自由設計なので、こだわりの暮らしを叶えられます。
FAVO(フェイボ)シリーズに共通する「キッズデザイン」は、10年連続でキッズデザイン賞を受賞しています。
「子どもにやさしいはみんなにやさしい」という考えのもと研究された住環境デザインなので、小さな子どもがいる家庭にとって、安心感のある平屋です。
2. タマホーム
ハウスメーカー | タマホーム |
プラン・商品名 | シフクノいえプレミア |
価格 | 1,087万円(税込)〜 |
特徴 | ・高耐震性 ・初期保証・長期保証・点検システムセット ・全国対応 ・長期優良住宅対応 |
タマホームは、豊富な実績とノウハウをもつハウスメーカーです。1,087万円から建てられる平屋は、耐震等級3を取得しており、地震に強いのが特徴のひとつ。
屋外給排水・下水道接続・屋外電気配線などの工事費用や長期保証もセットの価格で提供しています。
ただし、建築エリアにより価格は異なるので、ハウスメーカーに確認する必要があります。
3. アイダ設計
ハウスメーカー | アイダ設計 |
プラン・商品名 | BLAVO minimal 平屋12坪プラン |
価格 | 1,156万円(税込)〜 |
特徴 | ・四角形の成形シンプルデザインの規格住宅 ・1LDK ・建物本体価格以外の地盤調査・建築確認申請など込みの価格 |
アイダ設計の平屋プランは、1LDK〜4LDKまで幅広く用意。1LDKであれば1,156万円から理想の平屋が建てられます。
システムキッチンやユニットバスなど最新設備を大量に仕入れたり、自社プレカット工場で木材を加工したりすることで、大幅なコスト削減を実現している商品です!
4. 平屋本舗
ハウスメーカー | 平屋本舗 |
プラン・商品名 | シンプルな平屋 バリアフリーの平屋 |
価格 | 550万円〜 |
特徴 | 茨城県の平屋専門店 |
平屋本舗は、茨城県にあるローコスト平屋専門店です。平屋のプランは「シンプルな平屋」と「バリアフリーの平屋」の2種類があり、10.52坪の1LDKで建物本体価格550万円から平屋を建てられます。
建物本体価格以外に、仮設工事・確認申請・現況測量・地盤調査などの「付帯工事費用」が必要です!
プランごとに建物本体価格・付帯工事費用が明記されているため、建築費用の計画が立てやすいのが特徴のひとつです。
5. みんなの平屋
ハウスメーカー | みんなの平屋 |
プラン・商品名 | 平屋30プランあり (9坪1LDK〜) |
価格 | 690万円(税別)〜 |
特徴 | 宮城県の平屋専門店 |
みんなの平屋は、宮城県にあるローコスト平屋専門店。平屋のプランは全部で30種類あり、1LDK〜3LDKなど、家族構成やライフスタイルにあわせて選べます。
施工エリアは、宮城県と近隣県の一部地域に限定されています。
300万円台ではないものの、ローコストで平屋を建てることは可能です。新築平屋の費用相場については、関連記事「【間取り別】新築平屋の費用相場を解説!土地価格や安く抑えるポイントも紹介」で詳しく解説しているので、ぜひチェックしてみてください!
ローコストで平屋を建てる際の3つの注意点
ローコストの平屋を建てる際の注意点は以下の3つです。
- 土地の条件を確認する
- 施工事例や実績を確認する
- あらかじめ予算を決めておく
それぞれ解説します。
1. 土地の条件を確認する
建物を建てる際、建築基準法で「建ぺい率」が定められています。平屋を建てる際、敷地面積だけでなく土地の条件を確認しておくことが大切です。
建ぺい率とは、敷地面積に対する建築面積の割合のこと。たとえば、敷地面積が100平米で建ぺい率40%の場合、家を建てられる面積は40平米です!
平屋では、すべての部屋が1階に配置されるため、ある程度の敷地面積が必要となるでしょう。
また、平屋は建物に高さがないため、周りに高い建物があると日当たりや風通しが悪くなる傾向にあります。
時間帯によって日当たりも変化するので、何度か時間を変えて現地を確認するのもおすすめですよ。
2. 施工事例や実績を確認する
ローコストの平屋を建てる際、ハウスメーカーの施工事例や実績を確認しましょう。
ハウスメーカーによって特徴が異なるため、ひとつに絞らず、複数社選んで見積もりを依頼するのがおすすめです。
平屋におすすめのハウスメーカーについては、関連記事「【目的別】平屋におすすめのハウスメーカー10選!選び方のポイントや注意点も解説」にてより詳しく解説しているので、ぜひチェックしてみてください!
3. あらかじめ予算を決めておく
ローコストとはいえ、ハウスメーカーによってはオプションですべての希望を反映させるとコストがかかってしまいます。
あらかじめ家計の負担にならない建築予算を決めておき、設定範囲内でオプションを付けましょう!
予算オーバーしてしまった際の対処法は関連記事「【計画が命】新築で予算オーバーしたときに削るところ7選!費用を抑えるテクニックを解説」で解説しています。ぜひご覧ください!
300万円台でローコストの平屋を建てるためにプロに相談しよう
ローコストの平屋は、300万円台でも建てられます。ただし、規格が決まっているため、オプションによっては300万円よりも費用がかかるケースが考えられます。
ローコストで平屋を建てられるハウスメーカーは限られるため、複数社をピックアップし、比較検討するようにしましょう。
その際、あらかじめ予算を決めておくと絞りやすくなりますよ!
「予算をどのくらいに設定しておけば良いかわからない」「自分に適したハウスメーカーを決められない」など、不安や疑問がある方は「すーさんの相談窓口」をご活用ください。
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