「外壁が白ってぶっちゃけどう?」
「白を選んで後悔する理由は?」
「白と相性のよい外壁塗装の例が知りたい」
新築の家の外観をイメージしたときに、白い綺麗な外壁が目に浮かぶ方も多いでしょう。白い外壁は、雰囲気を明るくしたり家を広く見せたりするのに効果的です。
ただ、汚れやすさや虫の集まりやすさなどのデメリットは悩みどころです。
長く住み続ける家だからこそ、綺麗な状態をキープできるかは重要ですよね!
この記事では、大手ハウスメーカーで15年間営業を務め、現在は家づくりのサポートを行っている筆者が、以下の内容を解説します。
- 白い外壁で後悔する理由
- 後悔しないための対策
- メリット
- 相性のよい配色パターン
外壁の色を白で検討している方は、ぜひ参考にしてみてください!
白い外壁で後悔する4つの理由
白い壁で後悔する理由は以下の4つです。
- 白以外の汚れが目立ちやすい
- 日光に当たると眩しい
- 単調な外観になりやすい
- 虫が集まりやすい
順に解説します。
1. 白以外の汚れが目立ちやすい
白の汚れが目立たない一方で、以下の汚れが目立ちやすいのが白い外壁のデメリットです。
- 泥・砂ぼこり
- 換気口からの油汚れ
- カビ
家の見た目が悪くなるだけでなく、近隣の景観にも悪影響なので、定期的な清掃が欠かせません。
悪天候のときに外壁の汚れを気にしないといけないのはストレスになりそうです…!
また、清掃では汚れを落としきれない場合は、塗り直しも選択肢のひとつです。しかし、他の色よりも頻度が高くなることも理解しておきましょう。
2. 日光に当たると眩しい
白い外壁には光を反射する特性があります。とくに、光沢のある塗料を使用している場合、光を反射することで眩しく感じやすいので要注意です。
直射日光が当たりやすいかどうか、周辺状況を加味して色を選んだほうがよさそうです!
隣家との距離が近い場合は、近所迷惑になるリスクも考慮しなければなりません。外壁周りに植え込みの木を配置するといった対策を講じましょう。
3. 単調な外観になりやすい
爽やかな雰囲気になりやすい白ですが、一色で仕上げてしまうと雰囲気が単調になってしまいがちです。
単調な見た目だと、他の家と並んだときに地味に見えてしまうので避けたいですよね。
外壁を白色にしたい場合には単色塗りではなく、クリーム系やベージュ系などの同系色と組み合わせたり相性のよいブラウン系をプラスしたりすると、垢抜けた雰囲気になるでしょう。
なお、ここでは白い外壁で後悔する理由を紹介しましたが、関連記事「【ほったらかしはNG】外構をやってない家の理由5選!デメリットやおすすめの外構を紹介」では外構をやらないデメリットを紹介しています。あわせて確認してみてください!
4. 虫が集まりやすい
蛾や一部の甲虫は、紫外線を多く出す光源に集まる習性があります。明るい色の外壁は紫外線の反射率が高いので、虫を引き寄せてしまうのです。
白に近い色や淡色の外壁材、塗料を使用している場合、外壁に虫が寄ってくるので気をつけましょう。
とくに、夏の暑い時期や川の近くに住んでいる場合は、入念に虫対策を行う必要があります!
白い外壁で後悔しないための5つの対策
白い外壁で後悔しないための対策は以下の5つです。
- 雨や虫対策をする
- クリーム色やグレーを混ぜる
- 防汚性が高い塗料を選ぶ
- 軒を作る
- 立地にこだわる
順に解説します。
1. 雨や虫対策をする
白い外壁は、雨や泥による汚れが落ちにくかったり、虫が寄ってきたりするリスクが高いです。
雨筋を防ぐには「雨筋ストッパー」「伝い水防止水切り」などのアイテムを窓サッシに取り付けて、外壁に水が伝わないような工夫が求められます!
また、山や川の近くで虫が気になる場合には、紫外線を反射しにくい外壁の色、防虫効果を高める防虫塗料などで対応するのがベスト。
無色透明なので、全体の雰囲気を損なわずに虫対策が可能です。
2. クリーム色やグレーを混ぜる
外壁を真っ白にすると、汚れが目立ちやすく、高頻度で塗り直しが必要になります。
塗り直しを減らすためには他の色と組み合わせるのが効果的ですが、単色で済ませるのなら、クリーム色やグレーを選ぶのがおすすめです。
屋根が寒色系ならグレー、暖色系ならクリーム色を選ぶと、家全体が洗練されたデザインになるでしょう!
3. 防汚性が高い塗料を選ぶ
白を選ぶときは、塗料へのこだわりが大切。基本的には、ツヤのある塗料を選ぶのがおすすめです。
ツヤに加えて、セルフクリーニング機能・防カビ機能・防藻機能などがあるものを選ぶと、清掃や塗り直しの手間を減らせます!
どの塗料を使えばよいか迷う場合は、専門業者に相談してみてください。
4. 軒を作る
軒とは、屋根の飛び出ている部分のことを指します。軒があると、雨が降った際に、雨水が屋根⇒軒⇒地面の順で伝うので、外壁が綺麗な状態をキープしやすいです。
雨水が壁を伝って流れないので、白い外壁に汚れがつくリスクを減らせるのです!
5. 立地にこだわる
白い外壁は、立地によって汚れの付き方が異なります。
近くに森や川があると、コケや藻が成長しやすいので要注意。大きな川の近くだと、外壁が緑っぽく汚れることがあります!
他にも風通しが悪い・日当たりが悪い・車通りが激しいといった環境も、外壁の汚れに影響します。外壁を白にするなら、立地選びにもこだわれるのが理想です。
立地選びについては関連記事「【後悔しない】家を建てる場所の決め方5ステップ!立地選びのコツや注意点も解説」で詳しく解説しています。あわせて参考にしてみてください!
なお、その他の白い壁で後悔することを防ぐ対策を知りたい方は、住宅のプロに相談するのもひとつの手です。自分の理想と照らし合わせながら対策を行うことで、理想の家を建てられます。
「すーさんの相談窓口」では、大手ハウスメーカーで15年間務めた経験のある私が、持っているすべての知識を活用して丁寧にヒアリングしアドバイスいたします。
相談は無料なので、一生に一回または数回しかない家づくりで後悔したくない方は、ぜひお気軽にご連絡ください!
\ ノープランでOK /
白い外壁の5つのメリット
白い外壁のメリットは以下の5つです。
- デザインの自由度が広がる
- 熱がこもりにくい
- 白い汚れが目立ちにくい
- 雰囲気が明るくなる
- 家が大きく見える
順に解説します。
1. デザインの自由度が広がる
白はほとんどの色と相性がよく、まとまりやすいのが特徴。失敗しにくいので、いろいろな色の組み合わせや幅広いデザインが楽しめるのは大きな魅力です。
リスクを減らすなら、白を選ぶのがおすすめです!
ベースを白にしてアクセントに派手な色をあわせたり、外壁のデザインを切り替えにしたりなど、アレンジの可能性は無限大。色同士の組み合わせもよいですが、柄を選んでも個性を感じる家になります。
2. 熱がこもりにくい
白い外壁には、熱を吸収しないために家の中の室温が上がりにくいメリットもあります。
断熱性能の低い昔の家は、室温が外壁の色に影響していたので、放熱性の高い白が選ばれていたのです!
最近の家は断熱性能が高いので、黒い家でも熱がこもることは減りました。それでも、気温の高い地域や直射日光の当たりやすい立地で家を建てる場合は、熱が発散できる工夫を施したほうが安心です。
3. 白い汚れが目立ちにくい
白い外壁は汚れが目立ちやすいイメージがありますが、砂の汚れ・クモの巣・鳥のフンなどが目立ちにくいメリットがあります。これらの汚れは、黒い外壁だとかなり目立ってしまうのでストレスの原因になりやすいでしょう。
鳥のフンがあると見た目が一気に汚く見えてしまうので、目立たないほうがありがたいですよね。
もちろん、地域や立地によって汚れの種類は異なります。ただ、一般的な汚れを想定するなら、白い外壁は清潔感を保つうえで効果的です。
4. 雰囲気が明るくなる
白は見ていてストレスを感じにくく、爽やかな雰囲気になりやすい色。
毎日目にする外壁だからこそ、見ていて不快感のない色を選ぶのは重要です!
白い外壁なら、家全体が清潔感があって開放的な印象になります。スタイリッシュな見た目が魅力な黒い家はみすぼらしい見た目になるリスクがありますが、白だと失敗しにくいのも嬉しいポイントです。
5. 家が大きく見える
白は膨張色なので、家を大きく見せるのにも効果的。
逆に、スタイリッシュに見せたいなら黒を選ぶのがおすすめです!
家の面積が気になる場合は、白い外壁を選ぶことで家全体を大きく見せられるでしょう。家が大きく見えることで開放感も感じられるので、日々を快適に過ごせるはずです。
白い外壁で後悔しない!相性のよい配色3パターン
「白と何か他の色を組み合わせた外壁にしたい」という方に向けて、おすすめの配色パターンを3つ紹介します。
- 白×黒
- 白×グレー
- 白×ネイビー
ぜひ参考にしてみてください。
1. 白×黒
白×黒は、白い外壁を選ぶ方に人気の組み合わせです。どちらの色もはっきりしているので、組み合わせるとコントラストが際立ちます。
比率によって印象が変わるので、清潔感のある明るい印象にするなら白を多めに、個性的で高級感のある印象にしたいなら黒を多めにするとまとまりが出ます!
2 .白×グレー
白×黒ほどのメリハリを避けたいなら、グレーを選んでみましょう。モノトーンの印象がありつつも、黒より落ち着いた雰囲気に仕上がります。
濃いグレーをあわせればモダンな印象に、薄めのグレーであればより落ち着いた雰囲気になりますよ!
シンプルかつ落ち着きのある配色にしたい方にぴったりな配色です。
3. 白×ネイビー
白×ネイビーは、爽やかな印象に仕上げたい方に人気の配色です。白の持つ明るさや清潔感に、ネイビーの持つ上品さや落ち着いた印象が組み合わさることで、双方の色がうまく調和してくれます。
北欧チックな雰囲気になるので、他の住宅と違った印象に仕上げたい方にもおすすめです!
白い外壁は工夫次第で後悔するリスクを減らせる
白い外壁は、デザインや色の組み合わせを楽しみやすいのが特徴。鳥のフンといった白の汚れが目立ちにくく、熱を吸収しないので、機能性にも優れています。
しかし、日光に当たると眩しかったり、単調な外観になりやすかったりするのも事実。白い外壁を選んで後悔しないためには、塗料や立地などにこだわる必要があります。
デメリットを理解して事前に対策を講じておけば、白い外壁を選んでも問題ありません!
外壁の色選びに迷ったり、白い外壁に不安を感じたりする場合は「すーさんの相談窓口」にご相談ください。大手ハウスメーカーで15年間営業してきた経験を活かし、プロ目線で、あなたの家づくりの状況にあわせたアドバイスを提供します!