「南欧風の外観の特徴とは?」
「外観やインテリアをおしゃれにする際のポイントは?」
「後悔しないためにはどうすればよいか知りたい」
南欧風の家は、見た目の爽やかさや日本の気候に合っている断熱性の高い素材を利用していることで人気の外観です。南欧風の外観を実現するためには特徴を押さえて家づくりをする必要があります。
とはいえ、押さえておきたいポイントを具体的にイメージするのは難しいですよね!
そこで、今回は大手ハウスメーカーに長年勤務した家づくりのプロが以下の内容について解説します。
- 南欧風の外観の特徴
- 南欧風の外観を実現するポイント
- 後悔しないためのポイント
- 外観の実例
南欧風の外観の実例も紹介するので、最後まで読んで参考にしてください!
南欧風の外観の特徴をサクッと解説
南欧とは、イタリア、フランス南部、スペイン、ポルトガルなどの南ヨーロッパのことです!
南欧は強い日差しと乾燥しやすい気候が特徴であり、南欧風住宅の特徴は以下の通りです。
- 断熱性の高い素材を使用している
- 白い外壁を採用している
- 外壁に明るい色を取り入れている
- 道路に面した面は窓を小さくして遮熱している
「スパニッシュ」や「プロヴァンス」など、土地の名前に由来する呼び方をされることもあります。南欧風の外観は、絵本に出てくるような見た目で、爽やかなかわいらしい印象の住宅にしたい方におすすめです。
南欧風の外観を実現するポイント10選
南欧風の外観を実現するためのポイントを10選紹介します。
- カラフルなタイル屋根にする
- 明るい色の外壁にする
- 外構をレンガまたは石造りにする
- ウッド調のドアを採用する
- アイアン製の格子や建具を使用する
- 外壁に妻飾りを入れる
- 飾り戸を設置する
- 外構やエクステリアはアーチ型にする
- 植物を取り入れる
- オーニングを設置する
南欧風の外観を実現したい方は、参考にしてください。
1.カラフルなタイル屋根にする
南欧風の外観にする際には、赤やテラコッタ、茶色など暖色の素焼きタイル屋根を採用するのがポイントです。
1色で統一するのも良いですが、赤・茶などの2色を交互に組み合わせると個性的な印象になるのでおすすめです!
屋根の色合いによっても外観の印象は変わるので、アンティーク調にしたり、柔らかい色合いにして温かい空間を演出したりするのも良いでしょう。
南欧風の外観は、本を開いて四角に覆い被せたような形の三角形の屋根である「切妻屋根」との相性もいいので、多くのケースでカラフルなタイル屋根の導入がしやすいです。
2.明るい色の外壁にする
明るい色の外壁にすることで、南欧風の外観になります。白や淡いイエローやベージュ、ピンクなどの色を採用することで、カラフルなタイル屋根が映えるでしょう。
また、明るい色の外壁にすることで日差しが強い南欧でも、太陽の光を反射させて室内を涼しく保てます。
白い壁には室内を涼しく保つ効果もあるのですね!
なお、外壁には乾燥や湿気を防げる調湿効果に優れた漆喰壁(しっくいかべ)がおすすめです。
漆喰外壁については、関連記事「【施工会社選びが大切】漆喰外壁で後悔する理由5選!対策やメンテナンス方法も解説」で詳しく解説しています。ぜひ参考にしてみてください!
3.外構をレンガまたは石造りにする
レンガや石造りを玄関アプローチや外構に取り入れることで南欧風の外観になります。
レンガは断熱性や蓄熱性が高く、夏と冬のともに室内の気温を一定に保つ働きがあるため、南欧の気候に適した素材です。
レンガの色は屋根と同じように赤やテラコッタなどの色を選ぶのがおすすめです!
外構工事費用については、関連記事「【計画が成功の鍵】外構工事費用の目安は建設費の10%!項目別の内訳や安く抑える方法も紹介」で詳しく解説しています。ぜひ参考にしてみてください!
4.ウッド調のドアを採用する
ウッド調のドアも南欧風の外観には欠かせません。木材は断熱性が高く、湿度が高いときには水分を吸収し低いときには放出する調湿作用があるため、南欧では多く採用されています。
夏でも冬でもウッド調のドアであれば快適に過ごせますね!
ウッド調のドアは、外壁やカラフルな屋根とも相性が良く、自然素材特有の経年劣化も楽しめるのも魅力の1つです。
ドアは上部を丸くしたアーチ型にしたり、白や淡いグリーンの色にしたりすると個性的な外観を演出できるでしょう。
5.アイアン製の格子や建具を使用する
アイアン製の格子や建具を利用することで、南欧風の外観を実現できます。
アイアン素材は、純度100%の鉄ではなく、炭素が0.02%〜2%入っている合金のことです。
格子や建具だけではなく以下の部分に利用するのもおすすめです。
- フェンス
- 玄関
- 妻飾り(家の側面にある三角形の壁面を飾る装飾)
アイアン製のフェンスを採用することで、エレガントな外観になります。また、アイアン製の色は黒だけではなく、外壁と同じ色を選んで統一感を出すのもおすすめです。
シンプルなフェンスを採用することで、住宅の雰囲気を損ないません。曲線タイプのフェンスにするとかわいらしい雰囲気になるでしょう。
6.外壁に妻飾りを入れる
アイアン製の妻飾りをつくることで南欧風の外観になります。妻飾りとは、屋根の三角になった部分の真下の外壁に取り付けられた飾りのことです。
ヨーロッパでは、家訓や家紋を意味することが多いですが、日本では好みのデザインを自由に選べます。
アイアン製の妻飾りは好きなデザインを選べるので個性を出せますね!
7.飾り戸を設置する
鎧戸(よろいど)、ルーバーシャッターとも呼ばれる飾り戸を付けることで、南欧風の外観になるでしょう。
飾り戸は装飾品として採用する場合が多いです!
木製の鎧戸にすると10~20年程度で劣化してしまうため、ポリウレタン製や樹脂製の木目調のものを選ぶとメンテナンス費用がかからず安心です。
8.外構やエクステリアはアーチ型にする
外構やエクステリアはアーチ型にすると南欧風の外観になります。
外構は、建物の外部にある門、フェンス、ブロック、植栽、アプローチのことを指しており「建物の外にある構造物」のことです。
対してエクステリアとは、家の中にあるテーブルや椅子などのインテリアの対義語として使われる言葉であり、外壁や庭など家の外まわりの空間全体を指しています。
玄関アプローチをアーチ形の曲線にすると、優しい雰囲気を演出できます。
柔らかい雰囲気の外観にしたい方におすすめです!
9.植物を取り入れる
フラワーボックスや玄関アプローチに花壇を配置して、植物を植えることも南欧風の外観にするポイントです。ウッド調やレンガ、石づくりを取り入れている外観に植物はぴったりです。
南欧風の外観におすすめの植物は以下のようなものがあります。
- オリーブ
- ゼラニウム
- ローズマリー
- ラベンダー
- ローリエ
- レモン
- ソテツ
- ミモザ
南欧風の外観を引き立たせるためには、南欧風の植物を取り入れましょう!
10.オーニングを設置する
日よけ対策のオーニングを設置することで南欧風の外観が実現します。オーニングとは別名サンシェードとも呼ばれ、日よけ対策として人気があります。
オーニングを設置したウッドデッキでテーブルや椅子を置くことで、カフェにいるような気分になれますね!
ここまで、南欧風の外観を実現するポイントを紹介してきました。取り入れやすいポイントも多いですが、実際に家づくりをする際に失敗しないか不安な方もいるでしょう。
南欧風の外観を実現したい方は、すーさんに相談するのがおすすめです。大手ハウスメーカーに長年勤務したすーさんであればどんな些細な悩みにでも丁寧に答えてくれます。
相談は無料なので、気軽に利用してみてください。
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南欧風外観で後悔しないためのポイント2選
南欧風外観を実現するためのポイントを紹介しましたが、実際に採用して後悔する方もいます。ここでは、南欧風の外観を導入して後悔しないためのポイントを紹介します。
- 周囲の住宅の雰囲気と馴染むか確認する
- 雨が多い地域では庇や軒を工夫する
それぞれ詳しく解説します。
1.周囲の住宅の雰囲気と馴染むか確認する
家を建てる土地が決まっている方は、周辺住宅の雰囲気を調査し、南欧風の外観が馴染むかどうかを確認しましょう。
周囲の住宅とあまりに雰囲気が異なると、家が浮いてしまって後悔する可能性があるからです。
長く住む家なので、周囲との調和も考えて外観を検討しましょう。
2.雨が多い地域では庇や軒を工夫する
雨が多い地域に住んでいる方は、庇や軒を工夫する必要があります。南欧風の外観では庇や軒を出さないことが多いです。しかし、雨の多い日本で同じ構造にすると、窓に直接雨が当たり音が気になったり劣化が早まったりする可能性があります。
南欧は雨が少ないのですね!
設計する前に南欧風の外観を実現しながら庇や軒が出せるかを、施工会社に相談しましょう。
参考にしたい!南欧風外観の実例3選
ここでは、南欧風の外観の実例を3つ紹介します。
- アーチ型の玄関ポーチが印象的な住宅
- オレンジの瓦で温かい雰囲気の住宅
- 玄関につながる石畳みが目を引く住宅
家づくりをする際の参考にしてください。
1.アーチ型の玄関ポーチが印象的な住宅
アーチ型の玄関ポーチで、柔らかい雰囲気を演出できていますね!
玄関の前にある門扉もレンガでつくられていたり、玄関ドアも木質ドアが採用されていたりして、南欧風の外壁と調和しています。
さらに、アイアン柵で前庭を囲んでおり、エレガントな印象です。
2.オレンジの瓦で温かい雰囲気の住宅
オレンジの瓦を採用しており、温かい雰囲気を演出している南欧風の外観です。屋根の下にはアイアン製の妻飾りを設置しており、南欧を感じさせるつくりになっています。
木質のドアやレンガ、アイアン製の門扉など細かい場所までこだわってつくられていますね!
3.玄関につながる石畳みが目を引く住宅
玄関につながる石畳みが素敵ですね!
漆喰塗りの壁に、カラフルな瓦屋根、アイアンの妻飾りなど、南欧風の外観を実現しています。さらに、門扉にはアイアン製やレンガを取り入れており、外観と調和しています。
実例を参考に南欧風の外観の家づくりに活かしてください。
南欧風の外観を実現したいならポイントを押さえておこう
南欧風の外観は、絵本に出てくるような見た目が特徴で、爽やかでかわいらしい印象になります。ただし、理想を実現するためには、多くのポイントを押さえて家づくりをする必要があります。
南欧風の外観を採用して後悔はしたくないですよね!
南欧風の外観を実現したいけど、建てる土地や地域に合っているかどうか悩む方も多いでしょう。そのような方は、大手ハウスメーカーに勤務していたすーさんに相談するのがおすすめです。
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