「北欧風の家づくりの特徴とは?」
「外観や内装をつくる際のポイントは?」
「どのような施工事例があるか知りたい」
北欧風の家は、スタイリッシュなデザインで、心地よい空間をつくれると人気のスタイルです。しかし、どのようなポイントに気をつければよいのかわからない方も多いでしょう。
北欧風の家を建てて失敗したくないですよね!
そこで、この記事では長年ハウスメーカーに勤務した家づくりのプロが以下の内容について解説します。
- 北欧風の家の特徴
- 外観・内装別の家づくりのポイント
- おすすめのハウスメーカー
実例も紹介するので、最後まで読んで参考にしてください!
北欧風の家の特徴をサクッと解説
北欧風の家の特徴は、以下のようなものがあります。
- 高気密・高断熱の住宅性能
- 照明にこだわった居心地の良いインテリア
- 木の温もりを感じる外観と内装
高気密・高断熱な住宅づくりが必要な理由は、北欧(フィンランド、ノルウェー、スウェーデン、デンマークなど)諸国の気候は特徴的だからです。
- 日本と同様に四季がある
- 1年を通して降水量が少ない
- 日中でも太陽が昇らない「極夜」がある
- 夜中でも太陽が沈まない「白夜」がある
- フィンランド北部では約7ヶ月も雪が降る期間が続く
- 11月から3月までは平均気温がマイナスになる
- 外が暗く寒さが厳しい時期が長い
北欧は日本と同様に四季がありますが、日本とは違いほとんど雨が降りません。また、冬は平均気温が氷点下になることが多く、雪が降る期間が長いのも特徴です。
太陽が昇らない時があるため、照明にこだわることが多いんですね!
【外観】北欧風の家づくりのポイント5選
ここでは、外観における北欧風の家づくりのポイントを5つ紹介します。
- 急勾配で大きな三角屋根にする
- 凹凸のないシンプルな形状
- ツートンカラーの外壁にする
- 木製や白色のサッシを採用する
- 大きめの窓を取り入れる
それぞれ詳しく見ていきましょう。
1.急勾配で大きな三角屋根にする
北欧では雪が多く降るので、積もらないように急勾配の三角屋根を採用している場合が多いです!
家全体を1つの屋根で覆うようにつくり、軒を長めに出す場合もあります。日本でも積雪量が多い地域では、屋根に工夫をすることが多いですが、北欧の家は三角屋根を採用しています。
急勾配で大きな三角屋根を採用することによって、北欧風の家づくりができるでしょう。
2.凹凸のないシンプルな形状
北欧の家は凹凸がなく、高気密で高断熱にしやすいシンプルな形状をしています。必要以上に外皮面積を広くしないことで、熱が逃げる面積が少なくできます。
シンプルな形状なので、メンテナンスが楽ですね!
高気密で高断熱住宅が得意なハウスメーカーについては、関連記事「【極寒を凌ぐ】高気密高断熱住宅が得意なハウスメーカー5選!選び方や工夫したい設備も解説」で詳しく解説しています。ぜひ参考にしてみてください!
3.ツートンカラーの外壁にする
北欧風の家づくりをする際には、建物のメインカラーとアクセントカラーを組み合わせたツートンカラーの外壁にするのがポイントです。外壁は白やベージュなどのアースカラーを基本として、ペールグレーやブルーなどを組み合わせたツートンカラーにすることが多いです。
2つのカラーを組み合わせることで、北欧風の家づくりができます!
白い外壁については、関連記事「【一長一短】白い外壁で後悔する4つの理由!メリットや対策・相性のよい配色事例も紹介」で詳しく解説しています。ぜひ参考にしてみてください!
4.木製や白色のサッシを採用する
木製のサッシや白色のサッシを採用することで、木の存在感を感じられて温もりのある外観になります。また、外壁とのコントラストが印象的になり、北欧風の家づくりが可能です。
外観から自然素材の温もりを感じられますね!
5.大きめの窓を取り入れる
北欧では冬が長いので、短い日照時間に日差しをできるだけ多く取り入れられるよう大きめの窓を採用しています。
特徴的な窓デザインにすることで、外観のアクセントにもなります。
個性的な家づくりがしたい方は、窓の配置やデザインを工夫しましょう。
ここまで、北欧風の家の特徴、外壁における北欧風の家づくりのポイントを紹介してきましたが、実際にどのような家づくりすればよいか迷う方も多いでしょう。
北欧風の家づくりをしたい方は、大手ハウスメーカーに勤務していたすーさんに相談するのがおすすめです。どんな悩みにでも無料でアドバイスをしてくれるため、ぜひ利用してみてください。
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【内装】北欧風の家づくりのポイント5選
内装における北欧風の家づくりのポイントについて、以下の5つを解説します。
- 天然木や自然素材を採用する
- 照明の位置を工夫する
- ホワイトカラーにアクセントカラーを採用する
- 曲線で温かみを表現する北欧風の木製家具を取り入れる
- 広めのキッチンを設ける
それぞれ詳しく見ていきましょう。
1.天然木や自然素材を採用する
北欧風の家は、天然木や天然木以外の自然素材も多く利用しているのが特徴です!
なお、天然木以外の自然素材には以下のようなものがあります。
- パイン材(松の木を加工した木材)などの無垢材
- レンガ
- 珪藻土
- 漆喰の壁
天然木や自然素材を多く取り入れることで、自然のぬくもりを感じられる北欧風の家づくりができるでしょう。
2.照明の位置を工夫する
北欧では日が当たらない冬が長く続くため、照明の位置が工夫されていることが多いです。そのため、北欧風の家では部屋全体を明るく照らすよりも、小さな光を重ね合わせる照明を採用しています。
具体的には以下のような照明がよく使用されます。
- 床に置くスタンドライト
- 壁付けのブラケットライト
- スポット照明
- 小さめのペンダントライトを並べる
照らしたい場所ごとに柔らかい光を使うと、北欧らしさを演出できますよ!
照明の選び方については、関連記事「【これで決まり】新築におすすめな照明9選!部屋ごとの選び方や失敗事例もあわせて解説」で詳しく解説しています。ぜひ参考にしてみてください!
3.ホワイトカラーにアクセントカラーを採用する
ホワイトカラーに、アクセントカラーを取り入れることで、北欧風の内装が実現します。アクセントカラーには、アースカラー(グレー、緑、カーキ、くすんだパステルカラーなど)を用いることが多いです。
壁紙や家具、室内ドアにアクセントカラーを入れると北欧っぽくなりますね!
壁紙だけではなく、カーテンやクッションなどの小物にアクセントカラーを取り入れても、室内が明るい雰囲気になるでしょう。
4.曲線で温かみを表現する
北欧風の家には、曲線を取り入れたインテリアがおすすめです!
インテリアに曲線を用いることで、温かみのある北欧風の家を演出できます。また、家具には曲線を用いたテーブルやイスなどが多く使われています。
内装に曲線を用いることを意識してみましょう。
5.広めのキッチンを設ける
北欧ではホームパーティーをする人が多いので、広めのキッチンを設けるのが特徴の1つです。
アイランドキッチンにすれば、パーティーを楽しめますね!
家に人を招くことが好きな方は、キッチンにもこだわると北欧らしい家づくりができるでしょう。
北欧風の家づくりで参考にしたい3つの実例
北欧風の家づくりで参考にしたい事例を3つ紹介します。
- 三角屋根を採用した一軒家
- ツートンカラーの外壁を採用した一軒家
- 木を多く取り入れたリビング
ぜひ参考にしてみてください。
1.三角屋根を採用した一軒家
三角屋根を取り入れることで北欧風の外観になります!
こちらの一軒家は、三角屋根だけではなく、ホワイトカラーの外壁や木枠をイメージしたモールディングで北欧風の外観になっています。
降雪が少ない地域でも三角屋根を取り入れると、理想の家が実現するでしょう。
2.ツートンカラーの外壁を採用した一軒家
こちらの実例は、外壁にツートンカラーを採用しています。
1階はベージュ、2階はくすんだブルーの色合いが素敵ですね!
ツートンカラーの外壁にすることで、個性が際立つ北欧風の外観を演出できるでしょう。
3.木を多く取り入れたリビング
天然木を多く取り入れることで、北欧風のインテリアになります!
こちらの実例では、床だけではなく天井にも木目のクロスを貼ることで、木の温もりを感じられるリビングになっています。
吹き抜けの高窓から光がたっぷりと入る開放的なリビングでゆったりと過ごせるでしょう。
北欧風の家づくりにおすすめのハウスメーカー3選
北欧風の家づくりにおすすめのハウスメーカーを3つ紹介します。
- スウェーデンハウス
- インターデコハウス
- 三井ホーム
理想のマイホームを実現したい方はぜひ参考にしてください。
1.スウェーデンハウス
スウェーデンハウスは、スウェーデンのダーラナ地方の「人と環境にやさしい住宅」を日本にも届けたいという想いから生まれた1984年に設立されたハウスメーカーです。
コンセプトは「100年住み継いでいく家。高気密・高断熱。家族を守る強い家づくり」です。具体的には、以下のような特徴があります。
- 木製サッシ3層ガラス窓を採用
- 高断熱・高気密・計画換気を実現
- 「CEマーク」の認証(EU加盟国の基準を満たす製品)を受けた木材を使用
- バリアフリーとユニバーサルデザイン など
名前の通り、北欧風の家づくりを実現するのにぴったりのハウスメーカーです。
快適でかつ耐久性の高い北欧風の家を建てたい方におすすめです。
2.インターデコハウス
インターデコハウスは、ヨーロッパやアメリカの邸宅をイメージしたデザインから好きなものを選んで「わたしらしく過ごせる家づくり」ができるハウスメーカーです。
北欧スタイル、南欧スタイル、北米スタイルの3つのラインナップから選べます。
なお、北欧スタイルには、以下の3つが用意されています。
- Luonto(ルオント)
- Helmi(ヘルミ)
- Grüne(グリューネ)
インターデコハウスは、デザイン性が高く、断熱性にも優れた家をお得な価格で提供しています。北欧風の家を手の届く価格で建てたい方におすすめです。
ただし、店舗が北海道、岩手、秋田、福島、新潟、長野、山梨、広島、岡山、香川に限られています。
3.三井ホーム
三井ホームは、木造建築を提供している全国展開のハウスメーカーです。三井ホームの北欧風の家は「ナチュラルヒュッゲスタイル」と呼ばれるスタイルです。
ナチュラルヒュッゲスタイルの特徴には以下のようなものがあります。
- 外観はシンプルな切妻屋根
- 三井ホーム独自の枠組壁工法「プレミアム・モノコック構法」を採用
- 家庭菜園やテラスリビングを取り入れて自然を感じられる
プレミアム・モノコック構法とは、一般的な木造枠組壁工法(モノコック)を三井ホーム独自の技術で基本性能を高め、付加価値を持たせ、進化させた最新工法のことです。
ナチュラルヒュッゲスタイルは、木の温かみを感じられる住宅でありながら「耐震」「耐火」「耐風」「耐久」「遮音」の性能が優れています。
大手住宅メーカーで北欧風の家づくりをしたい方におすすめです。
北欧風の家づくりをするなら専門家に相談しよう
北欧風の家づくりでは、外観や内装のポイントを押さえることで快適に過ごせる癒しの住宅が実現します。外観には三角屋根を採用したり、内装には広いキッチンを設けたりして北欧らしさを演出してみてください。
とはいえ、理想のマイホームが建てられるか不安に思う方もいるでしょう。
北欧風の家づくりをしたいけど、自分に合っているのか、どのように間取りを考えればいいのか悩んでいる方はすーさんの相談窓口がおすすめです。
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