「家なんて買うんじゃなかった!と後悔しないためには、何をすればいいの?」
「家を買って後悔したくないから、失敗例も知っておきたい!」
「家を買うメリットって何だろう…」
マイホーム購入は、人生の中でも桁違いの大きな買い物です。何千万という高額なローンを契約するため、絶対に失敗できないですよね。
しかし、どんなことに気を付ければいいのか、今の契約内容で本当に後悔しないのかなどが気になる方もいるでしょう。
家なんて買うんじゃなかった!と絶対に思いたくないから、慎重になりますよね。
この記事では、マイホーム購入で後悔した理由や対処法について、以下の内容を解説します。
- マイホーム購入で後悔した理由
- 家を購入するメリット
- マイホーム購入で後悔したときの対処法
これまでに家を建てた人の失敗例を知ることで、事前の対策や再検討がスムーズに行えるようになります。家の購入で失敗したくない人は、ぜひ最後までお読みください。
「家なんて買うんじゃなかった」と後悔する理由12選
家を購入して後悔した人の理由を、詳しく見ていきましょう。主な理由は次の12個です。
- 住宅ローンや維持費で家計が圧迫される
- 維持費の負担が大きい
- 住み心地や使い勝手が悪い
- 立地や周辺環境が良くない
- 通勤・通学しにくい
- 転勤や進学で引っ越さなければならないことがある
- 家族構成に変化があった
- 隣人トラブルに巻き込まれた
- ほかに住みたいエリアが見つかった
- 納得できる家に仕上がらなかった
- 無計画に買ってしまった
- 老朽化が気になる
具体的にどんな点で後悔したのか、順に見ていきましょう。
1. 住宅ローンや維持費で家計が圧迫される
マイホームを購入した後、住宅ローンの支払いが予想よりも大きくなってしまい、後悔する人はとても多いです。
希望通りの家を建てるために、無理してローンを組むと支払いがつらくなります!
住宅ローンの支払いが予定より増えてしまったために、節約して暮らさなければならず、家を買っても楽しめないのは本末転倒。
住宅購入後に収入が減るといった不測の事態が起こる可能性もあるため、毎月の支払額の設定は慎重に行うことが大切です。
2. 維持費の負担が大きい
マイホームの維持にかかる費用を考えていなかった、思ったより大きな金額が必要になり負担に感じてしまうなど、維持費にまつわる後悔も多いです。
マイホームの維持費は、1年で40~50万円ほどかかります。税金や保険料、屋根や外壁などの修繕費がメインですが、住宅ローンの返済があるため負担になりやすいです。
維持費に毎月数万円が必要となると、家計への影響は大きいですよね!
維持費を全く考えていなかった場合、資金不足になる場合もあります。
マイホームを購入するときは、事前に維持費についても調べておき、計画的に積み立てておくことが大切です。
3. 住み心地や使い勝手が悪い
予算を重視した結果、住み心地や使い勝手の悪い家に仕上がってしまい後悔している人も多いです。
予算も大事ですが、使い勝手が悪いと台無しですよね…
たとえば、以下のような事例。
- トイレを1階だけにしてしまった
- 勝手口をつくらなかった
- 脱衣所に換気扇を付けなかった
十分な予算があれば欲しかった機能を我慢した結果、不便さが目立ち使い勝手の悪い家になってしまったケースです。
完成後でもDIYで対応できる部分なら、予算次第で後回しにしてもいいですね!
予算内で家を建てることも大切ですが、住みやすさや最低限必要な機能は省かないようにしないと、大きな後悔につながってしまいます。
4. 立地や周辺環境が良くない
家を購入するときには気づかなかった、立地や周辺環境の悪さで後悔する人もいます。
- 周辺に好ましくない建物や施設がある
- 治安が悪く、土地が好きになれない
- 騒音や虫に悩まされる など
騒音や虫問題は、住み心地を大きく左右しますよ!
周辺環境が悪いと「安心して外出できない」「子育てに不安を感じる」など、せっかくのマイホームが安心できない場所になってしまうことも。
家を建てる前に周辺環境や立地面の調査を丁寧に行い、気になることや不安に感じるところがないか、よく検討することが大切です!
5. 通勤・通学しにくい
通勤や通学に不便な場所に家を購入した場合も、後悔しやすい傾向があります。
通勤や通学って毎日のことだから、後悔しやすいですよね…
会社や学校まで遠い、乗り換えが不便などが負担になりやすいです!
マイホームを購入するんだから少しぐらい大丈夫、我慢できる!と思っていても、実際に毎日通い始めるとしんどく感じるかもしれません。
長時間の通勤通学で家にいられる時間が少なくなり、ゆっくり休めない、のんびり過ごせないのが不満につながることもあります。
職場や学校から遠いエリアでの購入を検討している場合は、購入を再検討してみると良いでしょう。
6. 転勤や進学で引っ越さなければならないことがある
思いがけない転勤や、子どもの進学先が遠方になってしまうなど、家を建てた当時には想像できなかったことが起こる場合もあります。
将来のことは予測しづらいから、難しいですね…
家を買ってしまった結果、単身赴任や寮生活を選択しなければならなくなるなど、家族がバラバラになってしまうケースもあるでしょう。
転勤が決まってしまい、家を手放さなくてはならなくなったという話はよくあります!
賃貸なら引っ越せますが、家を買うと身動きが取れなくなってしまうため「買うんじゃなかった…」と後悔しかねません。
7. 家族構成に変化があった
たとえば、離婚や死別、親との同居や子どもが増えた場合など、思いがけない変化で暮らし方が変わるケースです。
人数が変われば、必要な間取りや設備も変わります。とくに人数が増えた場合は対応が難しいため、大きな不満につながりやすいでしょう。
双子や予定外のお子さん、性別でも間取りで後悔するケースがあります!
間取りに可変性を持たせておくことや、若い夫婦であれば子どもが大きくなったときのことも考えて、家づくりを進めていきましょう。
8. 隣人トラブルに巻き込まれた
お隣さんやご近所さんとうまくいかない、相性が合わないのも、家を買って後悔する理由のひとつです。
最初は些細な出来事でも、積み重なったり長年我慢したりして、大きなトラブルになることもあります!
家を買うと、ご近所付き合いがうまくいかないからといってすぐに引っ越しはできないため、大きな後悔になりやすいです。
9. ほかに住みたいエリアが見つかった
家を購入した後に住みたいエリアが見つかり、激しく後悔する人もいます。
立地条件や予算などで住むエリアを妥協した場合は、大きな後悔につながりやすいですね…
住むエリアや購入する物件をゆっくり検討できなかった場合や、何らかの事情で希望通りに購入できなかったケースも後悔につながりやすいです。
購入した後でいい物件を見つけてしまったらショックですよね…
家を購入して後悔しないよう、時間をかけて検討することや、妥協しすぎないことも大切です。
10. 納得できる家に仕上がらなかった
ハウスメーカーや工務店選びに失敗し、納得できる家に仕上がらなかった場合も、家を購入したことを大きく後悔するでしょう。
マイホームが予想と違ったり、こだわりが台無しになったりするのは悲しすぎます…
ハウスメーカーや工務店選びや、担当者との相性は非常に大切です!
ハウスメーカーや工務店選びで、どのような家になるかや住み心地が変わるため、とくに住まいにこだわりがある場合は慎重に選ぶべきです。
見学会や相談会などに足を運び、家づくりを誰に任せるかという点も時間をかけて検討しましょう。
なお、ハウスメーカーの選び方は、関連記事「【元住宅営業マンが力説】ハウスメーカーの選び方7選!失敗しないための5つの注意点を紹介」で詳しく解説しています。ぜひ参考にしてみてください!
11. 無計画に買ってしまった
資金や家族構成などをよく考えず、無計画に家を買ってしまった場合も後悔につながることが多いでしょう。
- 手ごろな価格だったのであまり考えずに家を買ってしまった
- とくに大きなこだわりもなかったので、担当者任せで家を買った
- 家族の意見を考慮せず、スタンダードな家を建ててしまった
など、住む人や住んでからのことを考えずに購入すると、大きな後悔になりやすいです。
誰とどのような暮らしをしたいかで、家づくりが変わりますよ!
家は住む人によって必要な設備や間取りが異なるため、こだわりがなくても家族構成や将来の予定などを考慮し、反映させることが大切です。
資金計画なしに購入するのも家づくりの失敗として多いため、資金面の計画もしっかり行いましょう。
12. 老朽化が気になる
中古住宅やリフォーム物件を購入したときに気を付けたいのが、建物の老朽化です。
思ったより古くて修繕費やリフォーム費用がかかってしまった、新築にしたほうが安かったなど、老朽化が思わぬトラブルを生むケースは少なくありません。
中古住宅を購入する場合は、建物の状況をしっかり調べておくことが大切です。
とくに交換が必要な設備や、一見新しく見えるものでもメンテナンスが必要なもの、高額な費用がかかるものに注意が必要!
家を買ってから後悔しないよう、とくに故障やメンテナンスが高額になりやすい水回りや屋根などの状態は綿密に確認しておきましょう。
なお「すーさんの相談窓口」を活用すれば、実際にどういった場面で後悔しやすいのか、どう対策すればいいのかを専門家に質問できます。
相談に乗る僕は住宅販売のプロ。これまで多くの方の理想を叶えるよう、家づくりのサポートをしてきました!
どんな些細なことでも問題ないので、後悔しないためにもぜひお気軽にご相談ください!
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家を買う時代は終わったと言われる3つの理由
家を買う時代は終わったと言われる理由は以下の3つです。
- 維持費が高い
- 簡単には引っ越せない
- 購入後に価値が下がる場合がある
家を買って後悔しないためにも、理由をしっかり確認しておきましょう。
1. 維持費が高い
家を買うにはローンだけではなく、維持費が必要です。初期費用はもちろん維持費もかかるため、家を買う時代は終わったと言われています。
戸建て住宅の維持費は年間で平均40~50万です。アパートやマンションはメンテナンス費用を抑えられる場合が多いため、戸建て住宅よりも維持費をカットできます。
家を買うと維持費やローンの支払いで家計が圧迫されそうです…
維持費を抑えるために、メンテナンス頻度の少ない資材の使用や固定資産税の控除の活用を考えましょう。家づくりの段階で維持費を抑えられるように具体的に考えておくと、入居してからの負担を減らせます。
2. 簡単には引っ越せない
土地を購入して家づくりをすると簡単には引っ越せないため、転勤や進学に対応しづらいのがデメリットです。家を手放して引っ越すには、土地や物件を売る必要があります。
キャリアを伸ばすためには転勤が必須の職種もありますが、持ち家を購入すると単身赴任せざるを得ない可能性もあるでしょう。
また、子どもの進学先が遠方で寮生活を送ってもらうことになるかもしれません。
マイホームに家族みんなで暮らせなくなるのは寂しいですよね。
3. 購入後に価値が下がる場合がある
家を購入しても必ず資産になるわけではないため、買う時代は終わったと言われています。特に、木造住宅は老朽化しやすく価値が下がりやすいので、資産を目的に購入すると後悔することもあります。
国が定めた耐用年数によると、木造住宅は22年、鉄筋コンクリート造の住宅は47年です。土地はそのままでも物件は劣化とともに価値が下がるため、長期間住むほど売却価格は低くなってしまいます。
戸建て住宅の価値をできるだけ下げないようにするためには、シンプルなデザインで家づくりしましょう。
万人受けするデザインなら、そのぶん需要も高いのですね!
「家なんて買うんじゃなかった」は嘘!購入がおすすめなポイント3選
家なんて買うんじゃなかった…と後悔する人が多いのを見ると、家を持つのはデメリットが多いのでは?と思いますよね。
しかし、家を持つメリットもあります。主なものは以下の3つです。
- 資産形成ができる
- 住宅ローン控除が使える
- リフォームやカスタムが自由にできる
詳しく見ていきましょう。
1. 資産形成ができる
住宅ローンや固定資産税などをきちんと払うことが条件ですが、賃貸とは違い自分の資産として残ります。
持ち家なら賃貸物件として貸せますし、将来不要なった場合、売却することも可能です。
賃貸物件はいくらお金を支払っても自分のものにはなりませんが、マイホームは自分の資産として残せる点が魅力です。
自分のものになると思うと、住宅ローンも頑張って払おうという気になりますね!
2. 住宅ローン控除が使える
家を購入してから10年間(住宅によっては13年間)は、住宅ローン控除が使えます。
住宅ローン控除は、確定申告や年末調整によって所得税や住民税を減税してもらう制度です。
住宅ローン控除が適用される人やローンの種類など、適用には条件があり、手続きが必要な点には注意が必要です。
所得税や住民税が安くなり、家計への負担が少なくなるのは大きなメリットといえるでしょう。
3. リフォームやカスタムが自由にできる
賃貸なら大家さんに事前の確認や承認が必要なことも、マイホームなら気にすることなくいつでも行えます。
間取りや設備など、気になる場所を好きなようにリフォームできるのは持ち家ならではですよね!
DIYで自由にカスタムするも良し、専門家に頼んで本格的なリフォームするも良し!
持ち家ならいつでも気軽に、自分の好みに合わせた住まいづくりができます。
賃貸と比較した家を買うメリットについて知りたい方は、関連記事「【事前に確認】家を買わないほうが賢い7つの理由!賃貸と比べたメリットや購入時のポイントを解説」をチェックしてみてください。
家なんて買うんじゃなかったと後悔しないための対策3選
家なんて買うんじゃなかったと後悔しないためには、以下の3つの対策をチェックしておきましょう。
- 将来のライフスタイルを具体的にイメージする
- 家の周辺環境をチェックする
- 住宅ローンは余裕を持って計画を立てる
事前にチェックしておけば、後悔することなくマイホームで快適に生活できます。
1. 将来のライフスタイルを具体的にイメージする
家を買って後悔しないために、結婚や子どもの成長など将来のライフスタイルを具体的にイメージしておきましょう!
将来のライフスタイルをイメージしておくと、急な転勤や進学にも対応しやすいので後悔を減らせます。若い夫婦なら、家族が増えたときのことを想定して広い部屋や安全性の高い設備にするのがおすすめです。
家族が高齢になったときにも対応できるように、あらかじめバリアフリーを導入する方法もあります。新築時に対応しておくと、リフォームするより費用を安く抑えられます。
家を買う前に家族全員で話し合って、将来のライフスタイルを考えておきましょう。
2. 家の周辺環境をチェックする
家を買う前に周辺環境をチェックしておくと、住み始めてから後悔しません。土地から探すときは、以下の3点をチェックしてみましょう。
- 交通アクセス
- 商業施設の有無
- 近隣住民との関係性
交通アクセスが悪い地域は、生活していてストレスが溜まってしまいます…
駅や施設までの距離や公共交通機関の種類などを確認して、生活しやすいかどうかイメージしておきましょう。近隣住民との関係性も重要で、快適な生活を実現するためにも近所付き合いの仕方や地域の恒例行事などを知っておくのがおすすめです。
周辺環境をチェックしておくと、家なんて買うんじゃなかったと後悔することはないでしょう。
3. 住宅ローンは余裕を持って計画を立てる
住宅ローンは「できるだけ若いうちに返済したい」などと無理をした計画だと、家計が圧迫されてストレスを感じます。資金不足にならないためにも、余裕を持って返済計画を立てることが大切です。
早く返済したい気持ちはわかりますが、何かあったときに対応できなくなるのは避けたいですよね!
余裕を持った計画にするためには、返済額を年収の20%以下に設定するのがおすすめです。
住宅ローンの返済額については、関連記事「【年収別】住宅ローンの収入に占める返済額の割合は20%以下が目安!返済比率を抑える3つの方法を解説」で詳しく解説しています。ぜひチェックしてみてください!
家なんて買うんじゃなかったと後悔したときの対処法3選
万が一、家を購入して後悔した場合、以下の3つの対処法を検討してみましょう。
- リフォームする
- 賃貸に出す
- 売却する
順に説明していきます。
1. リフォームする
間取りや設備が気になるのであれば、リフォームができないか検討してみましょう。
資金不足の場合はリフォームローンを活用すれば、住み心地や使い勝手などを改善し、快適な住まいにつくり替えられます。
DIYでリフォームするのも良い方法です!
費用はかかりますが、リフォームで解決できることはたくさんあります。
ハウスメーカーや工務店などに相談して、必要な費用を見積もってもらうことから始めましょう。
2. 賃貸に出す
リフォームで対応できない場合は、賃貸に出すのもひとつの方法です。
家を手放すことなく引っ越せるため、一時的な理由で家に住み続けられない場合や、将来は自宅に戻りたいときに使える方法です。
賃貸に出せば、住宅ローンの返済が賃料で支払えますね!
必ずしも賃料だけですべての費用を賄えるわけではありませんが、家を手放さずに自由に住まいを選べる点はメリットです!
急な転勤で住み続けるのが難しくなった場合は、家賃収入を得ながらマイホームを維持することを検討してみましょう。
3. 売却する
リフォームや賃貸では解決できないほどの大きな後悔が生まれてしまった場合は、売却を検討しましょう。
新しい家ほど資産価値が高くなるため、高値で売れる可能性があります。
後悔しながら住み続けるよりも、思い切って売却するほうがストレスも少ないですよね!
売却代金を住宅ローンの返済に充てれば、住み替えも検討できるため、早めに決断しましょう。
思い切って売却すれば、再度家を購入したり、賃貸したりという新たな選択肢が見えてきます!
家なんて買うんじゃなかったと後悔しないように事前準備しよう
家を買うときは、後悔しないように多方面から検討を重ねたうえで決断することが大切です。
購入した後で行えることは少ないため、我慢して住み続ける、もしくは賃貸や売却などを検討することになるからです!
家を建てた後で後悔しても遅いため、時間をかけて検討し、ライフスタイルや引っ越し後に想定される家族の変化も視野に入れて考えましょう。
家づくりで絶対に後悔したくないなら、早い段階から家づくりのプロに相談することをおすすめします!
「すーさんの相談窓口」なら、実体験に基づいた根拠のある話が聞けるため、家づくりで後悔することを大きく減らせます。
土地の選び方や間取り、住宅ローンや予算の考え方まで相談に乗ってもらえるので、不安なく家づくりが進められますよ!ぜひお気軽に相談してみてください。