「天窓の後悔にはどのようなものがある?」
「後悔を防ぐ方法はあるの?」
「天窓の魅力や採用する際の注意点を知りたい」
天井に設置する「天窓」は太陽光が部屋全体に降り注ぎ、1日中明るい環境を保てるので人気の設備です。
ただし、雨漏りやメンテナンスコストがかかるという口コミがあるので、導入する際には後悔理由について把握しておく必要があります。
天窓を導入して後悔したくないですよね!
そこで、この記事では全国の住宅営業マンの講師を務める家づくりのプロが、以下の内容について解説します。
- 天窓の役割や費用相場
- 天窓の後悔理由
- 対策方法
後悔しないための対策も紹介するので、最後まで読んで参考にしてください!
天窓とは?役割や費用相場を解説
「天窓」は、屋根に設ける窓のことです。設置することで室内の明るさを確保できるので、採用を検討する人は多い傾向にあります。
とはいえ、魅力や価格がわからないと採用を検討するのは難しいですよね。そこで、こちらでは以下の内容について解説します。
- 役割|採光と通風
- 費用相場|約4万円~
導入を検討する際の参考にしてみてください。
1.役割|採光と通風
天窓の役割は「採光」と「通風」です。特に、日差しが届きにくい北側の部屋に天窓を設置することで、部屋の中を明るくできます。
また、吹き抜けがある場所に開閉できる天窓を設置すると、空気の流れがつくれるのも利点です。
通常の窓は水平方向の空気の流れをつくりますが、天窓があると上下にも空気が流れますよ!
立地によっては、採光の確保や窓の開閉が難しかったりするケースがあるでしょう。天窓があれば、採光や痛風でのマイナス面を攻略できます。
2.費用相場|約4万円~
天窓の費用相場は約4万円〜です。
種類によって相場が異なるので、以下の表で確認してみてください。
天窓の種類 | 費用 |
---|---|
固定式 | 約4〜8万円 |
開閉式(手動) | 約8〜12万円 |
開閉式(自動) | 約18〜25万円 |
また、天窓を設置する際には、ほかに施工費用がかかります。内訳と費用相場は以下の表のとおりです。
天窓設置にかかる費用内訳 | 費用 |
---|---|
足場設置費 | 約8〜15万円 |
取り付け費 | 約7〜10万円 |
天窓を設置する際には、最低でも約17万円かかります。本体価格だけではなく、設置費用も把握したうえで採用するかを検討しましょう。
天窓の設置で感じる7つの後悔
実際に天窓を採用した人の口コミを元に、後悔する理由を紹介します。
- 雨漏りしやすい
- 雨音が響いて気になる
- 結露水が垂れてくる
- 太陽光による影響を受ける
- 掃除がしにくい
- メンテナンスにコストがかかる
- 太陽光発電パネルの設置が難しくなる
それぞれ詳しく解説します。
1.雨漏りしやすい
天窓はガラスや枠を隔てて室内とつながっています。そのため、ガラス部分や枠に問題が生じたら雨水が侵入するのが、後悔する理由の1つです。
なお、天窓の種類に応じて水漏れするリスクのある場所は異なります。たとえば、固定式の場合には窓の周囲から雨水が入り込むことが考えられます。
大雨や台風時に安心して過ごすためには、日頃からのメンテナンスが欠かせません。定期的に天窓や周辺に異常がないかを確認するようにしておきましょう。
天窓を採用した後には定期的なチェックが必要なんですね!
2.雨音が響いて気になる
天窓に当たる雨の音🌧️
— うりえる (@DJtaPsTg5rSjqtQ) July 12, 2024
部屋中に雨音が響く
室温22度
バセドウにはとても有り難い温度だけど
薪ストーブを焚くほどではないのが
イマイチ🥺 pic.twitter.com/AZAShc2y2N
少しの雨や無風状態の雨でも、雨音が部屋中に響きます。天窓に直接雨が当たるため、音が気になる方は対策が必要になるでしょう。
壁際に配置されている窓なら、台風や強風でなければ雨音が気になることは少ないですよね!
天窓の音が気にならないようにするためには、設置する場所をしっかりと検討する必要があります。
3.結露水が垂れてくる
10月の更新目処で引っ越すので、
— 香林 (@_karilynmonroe_) May 2, 2024
この天窓ともお別れかと思うと😂
いつでもどこでも寝れるかりんたんを
さらに強くした天窓ちゃん。
夏場は4:30に起こしてきて
冬場は結露滴る天窓ちゃん。
早く引っ越したい🥲夏になったら動き出すもん。 pic.twitter.com/KRP8u21O5u
天窓から結露した水が落ちてくることがあり、後悔する方がいます。天窓は外気や日光にさらされているので、急激な温度変化が生じることで結露が生まれます。
天窓の下には濡れてほしくないものは置かないようにしたほうがいいですね!
4.太陽光による影響を受ける
おはようございます🌞
— よしお💥Udemy講師 (@yesmyoshi) January 6, 2023
週末ですね。のんびりしつつも、しっかり手を動かしていきたいと思います。
ところで、今住んでいる家には天窓?があり、朝になると強制的に太陽光直撃です。朝からセロトニン出まくりです☺️
では本日も頑張ってきましょ pic.twitter.com/DNsn9HNsJg
直接日光が差し込むため、夏は暑くて天窓の下では過ごせないと後悔する方がいます。また、日焼けが気になる方もいるでしょう。
天窓は設置する方角に注意が必要です!
なお、日焼けの影響は家具にも及びます。お気に入りのソファやテーブルなどがいつのまにか日焼けすることを防ぐために、直射日光が当たらない場所に配置するといった対策が欠かせません。
5.掃除がしにくい
天窓は屋根に取り付けるので、汚れが気になってもすぐに掃除できません。屋根ほどの高さがある場所を自身で掃除するのは危険性が高いため、業者に依頼する必要があるからです。
内側ならはしごなどを使用すれば手が届くかもしれませんが、落下するリスクを考えると業者に依頼したほうが安心ですね!
設置してからの後悔を防ぐためには、業者に清掃を依頼した場合にどれぐらいの費用がかかるのかを把握しておくといいでしょう。
6.メンテナンスにコストがかかる
こちらも雨漏り💦
— リフォームにズバリの安田です(有限会社ステージ) (@stage8686868686) July 2, 2024
天窓祭り~
天窓はメンテナンス必須です。#リフォームにズバリ #CBCラジオ #有限会社ステージ #マコズバ pic.twitter.com/5AC0oswQw9
天窓の耐用年数は、およそ20~25年程度といわれています。しかし、窓枠についているゴムパッキンは、雨や日光による影響により、窓よりも早く劣化が進むことが考えられます。
そのため、雨漏りなどの被害を防ぐために定期的にメンテナンスが必要です。チェックだけであれば、2~4万円程度が相場となります。
雨漏りチェックのコストがかかる点を理解しておきましょう!
7.太陽光発電パネルの設置が難しくなる
太陽光発電パネルとの併設は難しいかもしれません!
屋根の形状や天窓を設置する場所によっては、太陽光発電パネルを設置する場所に影響を与える可能性があります。太陽光発電パネルの設置を考えている場合には、ハウスメーカーなどにしっかりと相談しておきましょう。
なお、屋根が複数の方向に伸びている場合には、1つを天窓にし他の方角に太陽光発電パネルを設置するなどの工夫で対策が可能です。オール電化の導入を考えている方は、設置場所を考慮しておきましょう。
ここまで天窓の設置で感じる後悔について紹介して来ましたが、自身の建てる住宅に適しているか悩む方がいるかもしれません。そのような方は、住宅のプロに相談することをおすすめします。
大手住宅メーカーに15年間勤務したすーさんであれば、天窓の成功例だけではなく失敗例も把握しているので、どのような悩みにも丁寧に答えてくれます。
どの会社にも所属していないため、忖度のないアドバイスが可能です。
無料で相談できるので、以下のボタンから気軽にご連絡ください。
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天窓の設置で後悔なし!6つの対策
天窓の設置をして後悔しないための対策を紹介します。
- 実績のあるハウスメーカーに依頼する
- 開閉できるようにする
- 性能の高いガラスを採用する
- 設置場所を考慮する
- スクリーンを設置する
- 定期的にメンテナンスする
それぞれ詳しく見ていきましょう。
1.実績のあるハウスメーカーに依頼する
天窓を設置した実績のあるハウスメーカーに依頼するのがおすすめです!
天窓の施工方法はサッシメーカーで統一されていますが、雨漏りが発生する事例の報告は毎年多くあります。業者によって施工精度や実績、雨漏りしやすいポイントを把握しているかが異なるからです。
雨漏りの可能性を減らしたい方は過去の施工事例をチェックして、実績豊富な業者に依頼すると安心です。
2.開閉できるようにする
湿気を排除したい場合には「開閉式の天窓」を採用するのがおすすめです。
開閉できることによって湿気だけではなく、熱気も排出できます!
開閉方法には「手動式」と「電動式」の2つがあるので、開閉する頻度にあわせて適したものを選びましょう。
3.性能の高いガラスを採用する
メンテナンスコストを下げるためには、性能が高いガラスを採用するのがおすすめです。
具体的には汚れが付きにくく、強度が高い窓ガラスを採用するとよいでしょう!
また、断熱性に優れた天窓を採用することで、部屋の温度が左右されにくくなります。エアコン代の節約にもつながるので、性能の高い窓の採用で初期費用が高くなったとしても、長い目で見ると結果的に安価に済む可能性があります。
4.設置場所を考慮する
天窓を設置する場所は、実際に入居してからのことをしっかりイメージしてから決めるようにしましょう。リビングやダイニングでは気にならなくても、ほぼ無音状態になる寝室では雨音が気になる可能性があります。
また、方角によっては暑さが気になるかもしれません。熱気を防ぐためには、北向きに配置することをおすすめします。採光は確保できるものの、直射日光が入りにくく熱さを感じにくいためです。
天窓をどこに設置するかによって雨音や太陽光が気になるかが決まるんですね!
なお、寝室の窓の失敗例を知りたい方は、関連記事「【事前チェックが重要】寝室の窓の失敗例7選!解決策や窓以外の注意点を住宅のプロが解説」が参考になります。あわせてチェックしてみてください。
5.スクリーンを設置する
天窓からの光や熱を調節するには、スクリーンの設置を検討するのがおすすめです。日差しの強い時間帯は閉めておけるため、太陽光が差し込む量を調整できます。
たとえば、南向きに天窓を設置すると、夏場や朝から夕方まで直射日光が差し込むことになります。そのため、部屋が暑くなったり、まぶしさが気になったりするでしょう。
スクリーンを活用すれば、気になる日差しを調整できます。建設時だけでなく後付けも可能なので、住み始めてから対策してもいいでしょう。
なお、スクリーンは「手動式」「電動式」の2つから選べますよ!
6.定期的にメンテナンスする
雨漏りを未然に防ぐために、定期的なチェックを受けておきましょう。天窓の枠に使用されるシーリング材は、熱や紫外線で徐々に劣化するためです。
シーリング材はガラスや枠よりも劣化が早く、10年前後で交換が必要といわれています。外壁や屋根の塗り替えのタイミングも10年程度なので、同時に行うことでメンテナンスの手間を減らせるでしょう。
定期的なメンテナンスをすることで、快適に過ごせますね!
天窓の設置で後悔しないために対策を万全にしておこう
天窓は採光や通風を確保できるため、採用を検討している方は多いです。しかし、メンテナンスコストがかかったり雨音が気になったりして後悔する方はいます。
また、太陽光発電パネルを導入したいなら、天窓の設置場所はハウスメーカーとよく相談しておく必要がありますよ!
天窓を採用する際は、すでに家づくりをした人の後悔ポイントを参考にすると、理想のマイホームが実現するでしょう。
とはいえ、自分の家に設置して本当に後悔しないか悩む方がいるかもしれません。そのような方は「すーさんの相談窓口」を活用するのがおすすめです。
大手ハウスメーカーに15年勤務した経験を活かして、家づくりに関するどのような悩みにも丁寧に答えてくれます。家づくりで後悔したくない方は、利用してみてください。
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