「中古住宅を買わなきゃ良かったと思う理由は?」
「中古住宅を買って大失敗したと思うのはなぜ?」
「買って後悔しないためにはどうすれば良い?」
中古住宅は新築に比べて価格も安いですが、買って後悔したという口コミも見かけますよね。
中古住宅は新築と比較して価格が安く、面積が広いなどのメリットもありますが、新築住宅にはないデメリットもあります。
中古住宅を「買わなきゃ良かった」と思わないためには、後悔する理由をきちんと把握して、物件選びをする必要があるでしょう。
この記事では、家づくりのプロが以下の内容について解説します。
- 中古住宅を買わなきゃ良かったと後悔する理由
- 買わなきゃ良かったと後悔する中古住宅の特徴
- 後悔しないための対策
- 中古住宅を購入するメリット
中古住宅を買って後悔しないための対策がわかりますので、最後まで読んで参考にしてみてください!
中古住宅を買わなきゃ良かったと後悔する7つの理由
中古住宅を買わなきゃ良かったと後悔する理由は、主に以下の7つです。
- 周辺環境が良くなかった
- 住宅改修が必要な設備の確認が足りなかった
- リフォームの金額が予算を超えてしまった
- リフォームをもっとすれば良かった
- 間取りやデザインが使いにくかった
- 立地が悪かった
- 駐車スペースや庭の大きさを考えていなかった
それぞれ詳しく見ていきましょう。
1. 周辺環境が良くなかった
街中の中古住宅を買ったことを後悔してます。将来は駅近、中心部しか売れなくなるとい情報などを見過ぎで、中古住宅を購入してしまいました。周りはマンションやアパートで、マンションエリアは煌びやかな雰囲気ですが、一軒家は奥まったところにあり、移民してきた外国人の方々も多く雰囲気が良くありません。子供の環境も、アパート、中古マンションの子達がほとんどなため、あまり良い環境とは言えない状態です。
引用元:Yahoo!知恵袋
中古住宅周辺の環境が良くなったと後悔する方は多いようです。たとえば、周辺に住んでいる人の雰囲気や、子どもが遊ぶ環境や学校などの施設が思ったものと違ったと後悔する人がいます。
中古住宅に限ったことではありませんが、隣人とあわなかったという場合もありますね…
周辺の雰囲気を知るためにも、何回か足を運んで環境を確認しておくと安心です。
2. 住宅改修が必要な設備の確認が足りなかった
中古住宅を購入して後悔しています。
今年で32歳ですが3年前に築26年の45坪、2階建てのエスバイエルの中古住宅を購入したのですが、少し後悔しています。
購入価格は980万円で、リフォーム費用に500万円ほど(お風呂、キッチン、トイレ2箇所、洗面脱衣所、照明器具、壁紙張替え)使用しましたが、すんでいる近くで新築を購入しようとした場合、土地+建物(ローコスト住宅で35坪くらい)で2400万円ほどで購入出来ると聞いて少し後悔しています。まだ、何十年も住まなければならないのと、コレからもう少ししたら外壁張替え、屋根葺き替えをすれば新築購入と変わらないのでは?と思っています。
引用元:Yahoo!知恵袋
中古住宅は、新築住宅よりも住宅改修が必要になるのが早い傾向です!
台風といった災害によって瓦が飛んで雨漏りをしたり壁が剥がれたりして、予定よりも住宅改修が早く必要になる場合もあります。また、ガス管や水道管などのトラブルが発生して、修理が必要になるケースも。
購入前に水道管やガス管をチェックするのは難しく、瓦の不具合も屋根に登らないと確認しにくいでしょう!
耐用年数は設備によって異なるため、住宅改修が必要になる設備について、いつ・どれくらいの金額がかかるのかを把握しておくと安心です。
3. リフォームの金額が予算を超えてしまった
中古住宅を購入しリフォームする事になりました。
引用元:Yahoo!知恵袋
床暖がついてるのですが、いままでは灯油だったらしいのですが都市ガスのエコジョーズに替えた方が良いと言われて見積もりを出してもらったら
70万するようです。
こんなに高いものなのでしょうか?
中古住宅の中には、自分でリフォームを必要とするものが多くあります。そのため、物件購入費や引っ越し料金だけではなく、修繕費用が追加でかかってしまいます。
住みやすいようにリフォームはしたいですよね!
たとえば、照明器具やふすま、床の張り替えなどは範囲が広いため、費用がかかる場合が多いでしょう。
また、設備によっては生産が終了していて、新しいものを購入しなければならない場合もあります!
中古住宅を購入する場合には、物件価格だけではなく、リフォーム代金を試算してからの購入がおすすめです。
4. リフォームをもっとすれば良かった
中古住宅買うなら多少お金かかってもリフォームはフルでやった方がいい。築浅だからいいかなとケチったフローリングと水回りはやっときゃよかったと後悔してる。特にフローリング
— かもめ君 (@kamome81) June 28, 2021
入居した後に水漏れが発覚することがあります。水回りはリフォームしておいたほうが安心です!
また、フローリングはきれいに見えても汚れが溜まっている場合があります。
リフォームにお金がかかり過ぎてしまうのも困りますが、住んでから後悔しないようにリフォームする場所をきちんと考えるようにしましょう。
5. 間取りやデザインが使いにくかった
私も1.5m位しか離れてないですよ
— 諏訪 敏 (@kona_reborn) October 13, 2020
狭小住宅なめ…
じゃなくて築35年の中古住宅なもんで間取りが細かすぎて使いにくいったらない!
中古住宅はどうしても間取りが新築とは異なりますよね…
中古住宅の間取りやデザインが使いにくく、後悔する場合もあるでしょう。後悔しないためには、以下のポイントをチェックしてみてください。
- 洗濯する場所と干す場所は近いか
- クローゼットは人数分足りているか
- 収納の場所は使いやすいか
- 無駄なスペースや部屋はないか
中古住宅を購入後に後悔しないためには、実際の生活をイメージしておくと良いでしょう。
中古住宅は内覧できるので、家事動線を確認してみてくださいね!
6. 立地が悪かった
住むのにめちゃくちゃ理想的な中古住宅見つけたけど、立地が悪すぎる。最寄り駅まで車で18分、あるいは職場まで車で46分はちょっと……。
— さいつ (@traum_312) October 5, 2021
中古住宅の間取りや設備は気に入っても、立地が悪かったと後悔する方もいます。
戸建てはマンションよりも駅から遠いことが多いですが、あまりにも遠いと不便ですよね!
郊外であれば、駅や職場までバスや自家用車を利用する場合もあるでしょう。その場合には、周辺の交通量や駅までの時間を調べておくと安心です。
また、徒歩で駅まで向かう人は実際に歩いてみるのがおすすめです。
物件情報には「徒歩〇分」と記載があっても、信号や踏切の待ち時間は含まれていないので、思った以上に時間がかかることもあります!
7. 駐車スペースや庭の大きさを考えていなかった
中古住宅の庭を駐車場に変更したいのですが、大きな石や庭木があります。安く出来る良い方法がないものかと思っています。必要な方が石や木を取りに来てくれないものかなど・・・ どなたか松江市で安く庭の変更ができる方法を教えて下さい。
引用元:Yahoo!知恵袋
将来的に駐車スペースを増やしたい場合には、作るスペースを考えておかないといけません!
中古住宅を購入した後に、駐車スペースが必要になったり、庭を広くしたいと思ったりする場合もあるでしょう。
たとえば、子どもが大きくなって車を運転するようになった際に、駐車スペースのことを考えていないと後悔するかもしれません。
将来的な家族のことは不確かな部分もあるかもしれませんが、車が必要な地域に住む場合には駐車場のことも考えておきましょう。
買わなきゃ良かったと後悔する中古住宅の特徴
ここでは、買わなきゃ良かったと後悔する中古住宅の特徴を、構造と土地に分けて紹介します。
順番に見ていきましょう。
なお、買ってはいけない中古住宅については関連記事「【見極めよう】買ってはいけない中古住宅の特徴10選!見分けるための対策も紹介」で解説しています。ぜひ参考にしてみてください!
1. 構造
買わなきゃ良かったと後悔する中古住宅の構造は以下のとおりです。
- 地盤沈下で傾いている
- メンテナンス不足
- 建築基準法に違反している
- 旧耐震基準であり耐震補強ができない
- シロアリ被害や雨漏りの形跡がある
地盤沈下の原因はさまざまありますが、主な理由は住宅が建っている場所が川や谷を埋め立てて作った土地である可能性が高いです。購入前には、過去の地図で地形を確認することをおすすめします。
また、家全体が築年数の割には劣化がひどく、メンテナンス不足が疑われる住宅は避けましょう。同じ築年数でもメンテナンスをしっかりしている住宅としていない住宅では、住んだ後の補修にかかる料金や時期が変わる可能性があります。
同じような築年数の物件を見比べられるとベストですね!
2. 土地
買わなきゃ良かったと後悔する中古住宅の土地は以下のとおりです。
- 災害リスクが高い
- 利便性が悪い
- 隣家や道路との境界線が曖昧である
- 水はけが悪い
- 周囲に空き家が多い
災害リスクが高い中古住宅は、倒壊のリスクがあるだけではなく自分の命を落とす可能性があります。
国や自治体の「ハザードマップ」を確認して、災害リスクがないかチェックしましょう!
また、長期的に住むことを考えると、利便性の悪い住宅は選んではいけません。駅から遠かったり町の中心地から離れていたりする場合には、年齢を重ねていくと買い物に困る可能性があります。
将来的なことも考慮して、中古住宅の立地を選ぶようにしましょう!
とはいえ、住宅を購入した経験がなければ、自分自身で買ってはいけない中古住宅を判断するのは難しいですよね。曖昧なまま購入して、数十年も後悔するのは避けたいところ。
すーさんの相談窓口では、長年ハウスメーカーで営業を経験したすーさんが、家づくりに関するどんな疑問や質問にもお答えします。相談は無料なので、お気軽にご連絡ください!
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中古住宅を買わなきゃ良かったと後悔しないための5つの対策
中古住宅を買わなきゃ良かったと後悔しないための対策は、主に以下の5つです。
- 周辺環境の確認をしっかりと行う
- 設備の交換時期や必要な資金を確認しておく
- 将来必要なメンテナンス費用を試算する
- 将来必要な間取りやスペースを考える
- 専門家に相談する
順番に見ていきましょう。
1. 周辺環境の確認をしっかりと行う
隣にどんな人が住んでいるか確認しておくと安心です!
具体的には、近隣に住んでいる人の雰囲気や家の様子、学校・幼稚園・保育園・スーパー・商業施設などの有無を調べておきましょう。
2. 設備の交換時期や必要な資金を確認しておく
たとえば、住宅の水回り設備や給湯設備、換気扇などは、見た目はきれいでも10~15年程度で交換する必要があるといわれています。
築年数が10年程度経過すると、設備の不具合が出てきてしまいます!
中古物件を購入する前には、居住後にかかる費用を確認しておくと良いでしょう。
3. 将来必要なメンテナンス費用を試算する
中古住宅は、新築住宅よりも修繕が必要になる時期が短く、メンテナンス費用を貯められない可能性があります。
メンテナンス費用がかかり過ぎるなら、新築物件を買ったほうが安くなるかもしれません…
どのようなタイミングで、どこを工事すれば良いのかを事前に確認し、かかる費用も計算しておきましょう。
4. 将来必要な間取りやスペースを考える
子どもが小さいうちは必要がない部屋も大きくなった際に必要になったり、駐車スペースが必要になったりする場合があります。
将来どのような暮らしをしているかイメージしてみてくださいね!
今の生活だけではなく、将来を考えて購入しておくと後悔を減らせるでしょう。
5. 専門家に相談する
購入して後悔しないためのポイントを紹介しましたが、知識が浅いと中古住宅のすべてを把握するのは難しいかもしれません。そのため、家に関する経験と知識が豊富な専門家に相談するのがおすすめです。
自分では気づけないポイントもアドバイスをもらえるでしょう!
家づくりに関する相談窓口については関連記事「【不安払拭】マイホームの相談ができる5つの窓口!活用するメリットや必要書類を解説」で紹介しています。ぜひ参考にしてみてください!
中古住宅を購入する5つのメリット
中古住宅は買わなきゃ良かったといわれることもありますが、購入するメリットもあります。
- 価格が安い
- 新築よりも広い場合がある
- 物件を確認できる
- リフォームで新築のようにできる
- 住みたい立地で選びやすい
それぞれ見ていきましょう。
なお、中古住宅を購入するメリット・デメリットについては関連記事「【安いだけじゃない】中古住宅を購入する5つのメリット!デメリットや注意点も解説」で解説しています。ぜひ参考にしてみてください!
1. 価格が安い
同じエリアであれば、新築住宅よりも中古住宅は安いです!
新築住宅と中古住宅が建っている土地は、同じエリアであれば価格は変わりません。しかし、建物は築年数が経つにつれて減価償却で価値が減ってしまいます。
そのため、同じエリアであれば中古住宅のほうが新築住宅よりも安く手に入るのです。
2. 新築よりも広い場合がある
新築住宅は、分譲会社が利益を大きくするために、狭い土地で住宅を建てることが多くなっています。一方、中古住宅は売主が個人である場合が多く、広い土地をそのまま売りに出している場合が多いです。
駐車スペースや庭がほしい方は中古住宅を探したほうが良いですね!
なるべく広い土地に建った住宅に住みたい方には、中古住宅がおすすめです。
3. 物件を確認できる
中古住宅はすでに建っているので、物件を確認できます。
一方、新築住宅の場合には、完成前に物件を見ないで購入を決めなければならない場合があります!
中古住宅であれば、売主が居住中であれば住んでいる状態を見られて、生活をイメージしやすいでしょう。
家事動線を確認できるのもうれしいですね!
4. リフォームで新築のようにできる
中古住宅は。物件価格が安い分、リフォーム代金にお金をかけられます。リノベーションで間取り変更も可能であり、自分好みのデザインを作ることが可能です。
新築にはない間取りを作れそうですね!
5. 住みたい立地で選びやすい
中古物件は、新築と比較して駅から近くても価格が安いです!
新築物件は駅から近いと価格が高く、希望にあう物件を探すのは大変かもしれません。しかし、中古住宅であれば、新築住宅と同じ立地であれば価格が安く手に入れやすいでしょう。
駅近に住みたい方に、中古住宅はおすすめです。
中古住宅を買わなきゃ良かったと後悔しないためには熟考しよう
中古住宅は新築住宅と比較して、価格が安く、希望する立地や間取りを叶えられる可能性があります。しかし、中古住宅を買わなきゃ良かった後悔しないためには、構造や土地だけではなく、周辺環境についてもしっかりと確認する必要があります。
事前にしっかりと調べて、考えておくことが必要ですね!
ただ、住宅に関する知識が乏しいと後悔するかもしれません。中古住宅の購入に迷っている方は、すーさんの相談窓口がおすすめです。
大手ハウスメーカーで15年間勤務した私が、相談に乗ります!
これまで4,000名以上の相談に乗ってきたので、中古住宅のメリット・デメリットや後悔談、実際に住んでいる人たちの声をお伝えすることも可能です。
買わなきゃ良かったと後悔する前に、お気軽にご相談ください!