「注文住宅を建てたいが予算オーバーしている」
「減額調整をして予算内に費用を抑えたい!」
「新築でおすすめの減額ポイントはどこ?」
注文住宅を建てる際は、自分たちのこだわりを詰め込みたくなりますよね。

しかし、私も3軒家づくりを経験しましたが、打ち合わせを重ねるたびに金額が上がって、気づいたら予算オーバーしてました…!
予算を越えたからといって、自分の希望を諦めてしまうと、一生後悔するかもしれません。夢のマイホームを実現するために、できる限り希望を取り入れたいですよね。

そんなときは、希望を最大限に活かしつつ、コストを予算内に下げる減額調整を行いましょう!
ただし、注文住宅の減額ポイントには手をつけられる順番があります。間取りの減額を後回しにしたまま間取りを確定させてしまうと、そのあとに削るところを探しても数万円しか下がりません。
家づくりの減額ポイントは、どこを削るかより、いつ削るかで決まります。
この記事では、家づくりの専門家である筆者が以下の内容を解説します。
- 減額調整をするべきタイミング
- 間取り・窓の減額ポイント|100万円単位で削れる場所
- キッチンの減額ポイント7選|我が家が削った実額
- 予算オーバー300万・500万・1000万円で削るところ
- 減額調整でも削ってはいけないところ5選
減額調整についてセカンドオピニオンがほしい、という方はぜひ最後まで読んでくださいね。
「自分の場合はどうか」を専門家に確認したい方のために、「すーさんのLINE相談窓口」では、家づくりのプロが無料で家づくりに関するあらゆるアドバイスをしています。

まずは、以下の家づくり現在地診断で今のあなたに必要な準備をチェックしてみてください!
Q1. 今の家づくりはどの段階ですか?
まだ何も決まっていない
土地・住宅会社を探している
間取りや打ち合わせが進んでいる
Q2. 今いちばん困っていることは?
何から始めればいいか分からない
予算や住宅ローンが不安
住宅会社・相談先選びで迷っている
間取りや後悔ポイントが不安
Q3. 夫婦・家族で希望条件は話し合えていますか?
まだ話し合えていない
少し話している
だいたい整理できている
何から始めればいいか分からないあなたへ
まずは“正しい順番”を知るのが、家づくりの最短ルートです。
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減額調整とは?間取り確定前にやらないと大幅な減額はできない

減額調整とは、注文住宅を建てる際にお客様の希望を最大限に取り入れつつ、コストが予算内に収まるように見直す工程のことです。
減額調整で最も大事なのは、削る場所ではなく削るタイミング。間取りが確定したあとでは、100万円単位の減額はほぼできなくなります。
間取り確定後に変更できなくなる6つの箇所
間取りが確定すると、次の6つは基本的に触れなくなります。
- 建物の大きさ
- 建物の形
- 窓(横にずらすのはNG、縦はOK)
- 内部ドアのサイズ
- 内部ドアの位置
- 内部ドアの種類(引き戸・開き戸は、変更できる箇所とできない箇所がある)

ここ、大幅減額の可能性が全部詰まってるところなんです…😇
並べてみるとわかるとおり、6つとも建物の構造に関わる部分です。そして家づくりでいちばんお金がかかるのも、この構造に関わる部分。
つまり間取りを確定させた瞬間に、大きく削れるカードを自分から手放していることになります。
私が気づいたのは、間取り確定のサインをする直前でした。ギリギリセーフ。

変更できる範囲は会社によって異なるので、サインの前に「ここから先で変えられなくなるのはどこですか」と必ず聞いてください!
減額調整はどのタイミングがベスト?
減額調整が入るのは、見積もりを受け取ったあと、契約する前です。
| 工程 | 内容 |
|---|---|
| 1. 相談 | 予算と要望を伝える |
| 2. プランニング | 要望を反映した間取りが出てくる |
| 3. 見積もり | ここで予算オーバーが発覚しがち |
| 4. 減額調整 | 希望を残したままコストを下げる |
| 5. 再見積もり | 調整後の金額を確認 |
| 6. 契約 |

仕様を落として下げるのが減額調整、同じ仕様のまま下げてもらうのが値引きです!
見積もりは複数社から取っておくのがおすすめ。1社だけだと、その金額が高いのか安いのか判断できません。相場がわかっていないと、そもそも何を削るべきかも決められません。
【間取り・窓】新築・注文住宅の減額ポイント|100万円単位で削れるのはここだけ

新築・注文住宅の減額ポイントのうち、100万円単位で下がるのは間取りと窓に関わる部分だけです。
間取りの減額は建物そのものの大きさや形を変えるので、効き方が桁違い。逆にここを諦めると、あとは数万円をちまちま積み上げる作業になります。
- 坪数を減らす|1坪で50〜70万円
- 総2階にする
- 家の形を正方形に近づける
- 吹き抜けをつくって2階の坪数を減らす
- 勾配天井をやめて天井高を上げる
- 和室をつくらない
- バルコニー・勝手口をなくす|約30〜50万円/約20〜40万円
- 窓を1か所減らすと約3万円|オープン窓→FIX窓も減額
- 建具・収納扉を減らす
- 面積の小さい土地を検討する
坪数を減らす|1坪で50〜70万円
減額調整で最も効くのが、坪数を減らすことです。1坪減らすだけで50〜70万円下がります(坪単価による)。

100万円単位で減額したいなら、正直これ一択だった
削る候補になりやすいのは、子ども部屋・寝室・パントリー・ランドリールームあたり。狭くても成り立つ場所は、思い切って削ってもいいと思う。子ども部屋なんて、実際に使うのは10年ちょっとですし。
ただし坪数を減らすと、暮らしの余白も減ります。予算に収まったけど住んでみたら狭かった、は取り返しがつきません。

図面の数字だけで判断せず、削る前に同じ広さの部屋を実物で見てください!
総2階にする
総2階とは、1階と2階の面積・つくりがほとんど同じ住宅のことです。
家の形が複雑になるほど、外壁の面積が増え、基礎と屋根の面積も大きくなります。総2階にすると、この3つがまとめて小さくなるので減額幅が大きい。使う資材も工事の手間も減ります。
デコボコしていないぶん外観は素っ気なくなりますが、そこは玄関まわりや外構で挽回できる範囲だと思う。

総2階は力の流れが素直になるので、減額だけでなく耐震の面でも有利な形です!
家の形を正方形に近づける
建物を長方形から正方形に近い形にすると、外周が短くなって外壁材の費用が下がります。
同じ床面積でも、細長い家より正方形に近い家のほうが外周は短くなります。外壁は面積で計算されるので、そのぶん安くなるという仕組み。凸凹していると角の処理が増えて、さらに手間賃が乗ります。

凸凹してるとお金かかるって、言われるまで知らんかった…🌝

形をシンプルにすると外に接する面が減るので、熱の逃げ道が少なくなって断熱性能も上がります!
吹き抜けをつくって2階の坪数を減らす
吹き抜けをつくると2階の床面積が減るので、減額になります。
吹き抜けは贅沢なオプションだと思われがちですが、逆です。吹き抜けの部分は2階の床がないので、その分だけ坪数が減る。開放感が出て、しかも安くなる。

減額したいのに吹き抜けつくれって、なんか矛盾してるみたいで面白いよな😇
ただし吹き抜けは、断熱と気密の性能次第で寒い家になります。性能に自信のない会社で吹き抜けをやるのは、私はおすすめしない。

性能が足りない家で吹き抜けをつくると光熱費で回収できなくなるので、断熱等級とサッシの仕様を先に確認してください!
勾配天井をやめて天井高を上げる
勾配天井をやめると減額になります。
勾配天井とは、天井を屋根の傾斜に沿って斜めにしたもの。開放感が出る人気の仕様ですが、そのぶん金額は上がります。開放感がほしいだけなら、勾配をやめて天井高を上げるほうが安く済む。天井が高いと、それだけで部屋は広く感じるので。

勾配天井は照明とエアコンの効き方に制約が出るので、目的が開放感だけなら天井高を上げるほうが素直です!
和室をつくらない
和室をつくらないと減額になります。畳・障子・襖と、洋室にはない建材がまとめて必要になるからです。
来客用に和室を、という発想はよくわかります。でも年に数回のために1部屋つくるのは、かなり高い保険。

我が家は和室なしなので、来客にはリビングで頑張ってもらう🌝
どうしても畳がほしいなら、置き畳という手があります。将来は普通の洋室として使えるので、つぶしも効く。
バルコニー・勝手口をなくす|約30〜50万円/約20〜40万円
バルコニーをなくすと約30〜50万円、勝手口をなくすと約20〜40万円の減額になります。
減額調整の定番中の定番です。バルコニーは、室内干しや衣類乾燥機を使う家ならほぼ出番がありません。しかも防水のメンテナンス費が一生ついてまわります。勝手口も、玄関から出入りできるなら使わなくなるケースが多い。

「あったら便利かも」で付けたやつが、たいてい一番使わんのよね😇
とはいえ、すでに付けている方はそれが必要だから付けているはず。念のための確認くらいの気持ちでどうぞ。

バルコニーをなくすなら、なくしてから困る方が多い布団を干す場所と室外機の置き場を先に決めてください!
窓を1か所減らすと約3万円|オープン窓→FIX窓も減額
窓を1か所削ると、約3万円の減額になります。
図面を開いて、家中の窓を一つずつ確認してみてください。風呂の窓、トイレの窓、ランドリールームの窓。その窓、本当に必要でしょうか。窓の数を減らすと断熱性も上がるので、光熱費まで下がります。
種類とサイズの見直しも効きます。
| 変更 | 効果 |
|---|---|
| オープン窓 → FIX窓(開閉できない窓) | 数万円の減額 |
| 窓のサイズを小さくする | 減額 |
| 窓の数を減らす | 1か所あたり約3万円の減額 |
採光のためだけの窓なら、FIXで十分です。

我が家は途中で洗面所に窓つけて4万の増額、減っとらんやん…😇

1か所ずつ判断すると風の抜けない家になるので、窓を減らすときは通風と採光を家全体で見てください!
建具・収納扉を減らす
建具を減らすと減額になります。建具とは、ドアや障子などの可動部分と、それを支える枠の総称のことです。
フォロワーさんからも、何十件といただいた方法でした。とくに収納扉は、あってもなくても生活はできます。
オープン収納にすれば見た目もすっきりしますし、開け閉めの手間も消える。引き戸を開き戸に変えるのも減額になります。基本的に開き戸のほうが単価は安いです。

パントリーや納戸は扉なしで問題ないことが多いですが、玄関収納だけは靴のにおいの問題があるので残してください!
面積の小さい土地を検討する
土地の面積を小さくすると、そのぶん建物に使える予算が増えます。
まだ土地を買っていないなら、これがいちばん自由度の高い減額です。土地代を200万円下げれば、建物に200万円足せる。
立地や庭の広さより家そのものにこだわりが強い方には、小さい土地や少し郊外の土地も候補に入れる価値があります。

マイホームに取り入れたい要望を諦めずに済むのは地味にデカいですね!
ただし小さすぎる土地は、駐車場や隣家との距離で後悔します。上物と土地は、必ずセットで考えてください。
土地探しのコツの詳細は関連記事「【失敗しない】土地探しのコツ9選!基礎知識や探し方を家づくりのプロ解説」で解説しています。ぜひ参考にしてみてください!

【キッチン】新築・注文住宅の減額ポイント7選!我が家は約61万円削った
キッチンの減額ポイントは、家の中でも金額が動きやすい部分です。

我が家がキッチンまわりで削ったのは7つ、合計で約61万円。
こだわりたい場所にお金をかけるために、こだわりのない場所はとことん削りました。
- 吊り戸棚をなくす|約5万円
- 飾り棚をなくす|約1万円
- キッチン前収納をなくす|約15万円
- コンロ前の壁をなくす
- パントリーの扉をなくす|約5万円
- 下がり天井をやめる|約15万円
- 海外食洗機をやめる|約20万円
減額額はあくまで目安です。メーカーと契約先によって変わるので、詳細は必ずご自身のハウスメーカー・工務店に確認してください。
吊り戸棚をなくす|約5万円
吊り戸棚をなくすと、約5万円の減額になります。カップボードの上に付ける収納用の棚のことです。
我が家がやめた理由は、圧迫感と、結局使わないだろうという読みでした。夫婦そろって背が高いので圧迫感がすごい。
それに、戸棚の上にホコリが溜まりそうというのも引っかかりました。天井付けにすればホコリ問題は解決しますが、今度は位置が高すぎて開かずの棚になる予感がします。

友達の「吊り戸棚に何入れてるか覚えてない」が最後の決め手🌝
飾り棚をなくす|約1万円
飾り棚をなくすと、約1万円の減額になります。カップボードの上に付ける、インテリア用の小さい棚です。
やめた理由は、掃除する場所が増えるから。金額としては小さいですが、こういう1万円の積み重ねが最後に効いてきます。
とはいえ、おしゃれな家はみんな付けているイメージがあるのも事実。キッチンまわりのインテリアにこだわる方は、ぜひ付けてください。

私はキッチンまわりをシンプルにしたい派なだけです!
キッチン前収納をなくす|約15万円
キッチン前収納をなくすと、約15万円の減額になります。アイランドキッチンの方なら、一度は検討する部分ですよね。

我が家はそもそも腰壁キッチンにするので付けませんでしたが、減額の意味も大きかった。
キッチン前収納を付けると、どこのキッチンメーカーに聞いても金額がかなり上がると言われました。しかも奥行の都合で、入れられるものは案外限られるらしい。

収納量は背面のカップボードで確保できるので、絶対に必要でなければ減額の対象にしていい部分です!
コンロ前の壁をなくす
コンロ前の壁をなくすと減額になります。ただし我が家は、ここが一番悩みました。
リビングに入ってすぐキッチンという間取りなので、コンロ前に壁があると圧迫感がすごい。かといって壁がないと油はねが気になる。折衷案として、腰壁の高さを上げることにしました。

結果、オイルガード買う必要もなくなった腰壁が天才すぎた🌝
パントリーの扉をなくす|約5万円
パントリーの扉をなくすと、約5万円の減額になります。
最初は引き戸を付けるつもりでした。でも調べてみると、パントリーに扉を付けたところで閉めることはまずないらしい。

ロールスクリーンを付けた友達も、それさえ降ろすことがないそうです。
パントリー内に冷蔵庫を置く場合は、なおさら開け閉めしないかと。
下がり天井をやめる|約15万円
下がり天井をやめると、約15万円の減額になります。キッチンの天井を下げて、リビングに開放感を出すあの仕様です。
正直かなり迷いました。デザイン性は高いし、間接照明を仕込んだら最高だし。

でも夫の「隙間の掃除どうすんの?」の真顔で我に返りました。確かに。諦。

下がり天井は見せ場になる分、掃除と照明のメンテナンスまで含めて必要かどうかを判断してください!
海外食洗機をやめる|約20万円
海外食洗機をやめて国産にすると、約20万円の減額になります。
大容量で、コップもお皿もピカピカ。人気なのはよくわかります。ただ価格が国産の約4倍で、我が家には痛すぎる出費でした。国産で事足りると自分に言い聞かせています。

お金があったら採用してました…😌(初告白)
【水回り・設備】新築・注文住宅の減額ポイント
水回り・設備の減額ポイントは、1つあたり数万円から十数万円の世界です。
間取りのように100万円単位では下がりませんが、数を重ねれば効いてきます。ただし性能に関わる部分だけは、慎重に。
水回りを集約する
キッチン・洗面・浴室・トイレをまとめると、配管の長さが短くなって工事費が下がります。
とくに効くのが2階のトイレです。2階にトイレを設けると、そのために配管を上まで引くことになります。1階だけで完結させれば、配管が1階で済む。維持管理のコストも下がります。

水回りまとめると家事動線まで勝手にコンパクトになるの、得しかないのよ🌝

2階のトイレをなくすなら、夜中に後悔しないよう寝室から1階までの距離を確認してください!
洗面・浴室・トイレのグレードを下げる
水回りの設備は、グレードを下げるだけでまとまった減額になります。
フォロワーさんから届いた方法を並べると、こんな感じでした。
- 洗面をド標準にする
- 洗面の造作をやめて、アイカ工業の造作風にする
- 造作風もやめて、TOTOのドレーナにする
- 浴室暖房乾燥をなくす
- タンクありのトイレにする
- 水栓を後から付け替えて数万円下げる
造作洗面は、材料費のほかに設計費と施工費が別でかかります。造作風の既製品で満足できるなら、そちらのほうが確実に安い。

カタログの写真では質感の差がわからないので、水回りは必ずショールームで実物を見てから決めてください!
床暖房をなくす
床暖房をなくすと減額になります。設置には1畳あたり数万円のコストがかかるので、部分的に入れてもそれなりの金額になります。
使うのは冬の数か月だけ。エアコンの暖房で足りるなら、無理に入れる必要はないと思う。

1年のうち数か月のために、その金額を出すかどうかよな…😇
ただし、断熱性能が低い家で床暖房を外すと、単純に寒い家になります。性能とセットで判断してください。
サッシのグレードを下げる|気密断熱とのトレードオフ
サッシのグレードを下げると減額になります。ただし、ここは素直におすすめしにくい。

うちもアルミ複合にしたけど、世の中は樹脂サッシ推しの流れよな…悩ましい🌝
窓まわりの減額は金額が大きく動くぶん、そのまま気密と断熱の性能に跳ね返ります。窓の数を減らすのは性能が上がる減額ですが、サッシのグレードを落とすのは性能が下がる減額です。同じ窓の話でも、向きが真逆。

サッシのグレードは住んでからでは絶対に変えられず、光熱費と結露に一生ついてまわります!
照明・調光をやめる
照明まわりの減額は、こんなところです。
- 間接照明をなくす
- 照明の調光をなしにする
- ダウンライト以外をほぼ引っ掛けシーリングにする
引っ掛けシーリングにしておけば、住んでから好きな照明を自分で買って付けられます。新築時にまとめて発注すると、どうしても割高になりがち。

照明は数少ない「後から取り返せる」場所やから、優先度は低くていいと思う🌝
【外観・内装】新築・注文住宅の減額ポイント
外観・内装の減額ポイントは、素材のグレードと仕上げ方法の見直しが中心です。
見た目に直結するので削りにくく感じますが、見えない場所を落として見える場所に寄せれば、満足度をほぼ落とさずに下げられます。
屋根・外壁のグレードを下げる
屋根と外壁は、形と素材の両方で減額できます。
屋根の形は、片流れ→切妻→寄棟の順番で高くなります。シンプルな形ほど資材も施工の手間も減るので、そのぶん安い。素材も、瓦よりガルバリウム鋼板や化粧スレートのほうが費用は抑えられます。
外壁で見落としやすいのが、コーキングレスです。継ぎ目のない仕上げは見た目がきれいですが、そのぶん金額が上がります。コーキングレスを諦めるだけでも減額になる。

汚れやすい素材を選ぶと10年ごとのメンテナンス費で逆転するので、外壁材と屋根材は安さだけで選ばないでください!
家の前面だけ塗り壁、見えない面はガルバリウムにする
外壁を全面塗り壁にするのではなく、道路から見える前面だけ塗り壁にして、見えない面をガルバリウムにする方法があります。我が家もこの方法で減額しました。
塗り壁は高い。でも塗り壁の家に住みたい。この2つを両立させるための落としどころが、これでした。実際に人の目に入るのは前面だけなので、裏側まで塗り壁にする意味があまりないんですよね。

塗り壁派の人には、まじでおすすめの方法よ🌝

異なる外壁材を組み合わせるなら、取り合い部分の納まりと保証範囲を施工前に必ず契約先へ確認してください!
タイル貼り・モルタル塗りをクロスに変更する
タイル貼りやモルタル塗りをクロスに変えると減額になります。
- タイル貼り → タイル風クロス
- モルタル塗り → モルタル風クロス
- カップボード上のタイル貼り → クロス
- ニッチ(スパイスニッチなど)をやめる
何回でも言いますが、タイルと塗りは高い。素材そのものの値段に加えて、貼る手間・塗る手間が職人さんの単価で乗ってきます。

タイル風クロス、最近のやつはほんまに良くできてるからな…🌝
クロスまわりでは、逆パターンもあります。薄いクロスは貼りにくいので、分厚いクロスに変更すると増額ではなく減額になることがある。標準品から動かないのが基本ですが、こういう例外もあります。
床材のランクを落とす
床材のランクを落とすと減額になります。選択肢は思っているより幅があります。
| 変更 | 内容 |
|---|---|
| 無垢 → 突板 | 表面だけ本物の木を貼った合板 |
| 無垢 → 新建材 | 木目をプリントした建材 |
| 無垢 → シート | いちばん安い |
| オーク → 集成材 | 樹種の変更 |
妥協できるならシートが最安です。

床は毎日足で触る場所なので、ランクを落とすならサンプルを必ず素足で確認してください!
造作家具を既製品・半造作にする
造作家具を既製品や半造作に変えると減額になります。
造作家具はサイズがぴったり合うのが魅力ですが、材料費のほかに設計費と施工費がかかります。既製品よりかなり高い。棚や有孔ボードくらいなら、住んでからDIYでも成立します。
減額の候補として挙がったのは、このあたりでした。
- 棚・有孔ボードを造作にせず後から付ける
- 造作家具を既製品・半造作にする
- シューズクロークではなく下駄箱にする
- カーテンをやめる(我が家は代わりに背の高いウッドフェンスで外からの視線を切りました)
- スケルトン階段をやめる
- アイアン階段を木製階段に変更する

内装は何を妥協するかの戦いで、ここが一番しんどかった😇
【外構・その他】新築・注文住宅の減額ポイント
外構・その他の減額ポイントは、建物の外側とお金の借り方に関わる部分です。建物本体ばかり見ていると見落としますが、予算オーバーを解消するうえで無視できない金額が動きます。
玄関ドアを片開きにする
玄関ドアを親子ドアから片開きドアに変えると減額になります。
親子ドアは、大きいドアの横に小さいドアが付いたタイプ。大きな家具を入れるときに開けられるのが利点ですが、開けるのは引っ越しのときくらいです。

大型家具の搬入は掃き出し窓からできるので、特別な理由がなければ片開きで足ります!
駐車場を変更する
駐車場を全面土間コンクリートにすると、それなりの金額になります。
タイヤが通る部分だけ土間コンクリートにして、残りを砂利や芝にすれば減額できます。見た目もむしろおしゃれになる。

これ、減額なのにデザイン良くなるやつやからずるい🌝
ただし砂利は雑草が生えるので、防草シートとセットで考えてください。
門扉を変更する
門扉は、両開きより片開きのほうが安く済みます。グレードによる価格差も大きいので、希望の範囲でグレードを下げれば減額できる。
そもそも門扉が必要かどうかから考えてもいい部分です。

門扉は後付けができる数少ない外構パーツなので、住んでから必要性を判断しても遅くありません!
外構は相見積もりを取る
外構は、ハウスメーカー経由ではなく外構専門業者から相見積もりを取ると下がることがあります。
ハウスメーカーに外構まで任せると、提携業者の金額に中間マージンが乗ります。自分で外構業者を探して直接依頼すれば、そのマージン分が消える。

外構を分離発注すると入居直後は土のままになり、住宅ローンに外構費を組み込めない場合もあるので契約前に確認してください!
住宅ローンを見直す
住宅ローンの見直しは、建物に一切手をつけずに総額を下げられる方法です。
金利が0.1%違うだけで、35年の総返済額は数十万円から100万円以上変わります。間取りを削る前に、まず借り方を見直したほうが早いケースは普通にあります。

削る場所を探して疲弊する前に、ここは一回見てほしい。
施主支給は最も回答が多かった減額方法|ただし2つの落とし穴
施主支給とは、施主が自分で購入した住宅設備を、施工会社に取り付けてもらうことです。
フォロワーさんに減額の方法を聞いたとき、55件と圧倒的1位で集まったのが施主支給でした。減額調整イコール施主支給、という声が本当に多かった。実際に施主支給されていたものは、こんな感じです。
| 施主支給したもの | 減額額 |
|---|---|
| キッチン水栓 | 約5万円(浄水器付き&タッチレスにしても) |
| IH・ガスコンロ | 最大20万円 |
| 食洗機(ミーレ) | 約20万円 |
| 洗面台まるっと | 約10万円 |
| カーテン | 約10万円(HM提携のカーテン屋より) |
| レンジフード・カップボード・乾太くん・洗面所の鏡・シーリングファン・ペーパーホルダー・アイアン手すり・アイアン物干し・タイル | ー |
タイルは、名古屋モザイクのアウトレット品が安いという情報も届きました。
ただし、施主支給には落とし穴が2つあります。
1つめは、施主支給を断るハウスメーカーが増えていること。取り付けのときに壊してしまったなど、トラブルが増えたのが理由です。契約してから「できません」と言われると、減額の計画が丸ごと崩れます。

確認せずに進めると後戻りできないので、施主支給は契約前の段階で可能かどうかを必ず聞いてください!
2つめは、金額がトントンになる場合があること。モノ自体は安く買えても、取り付け費が別でかかって、結局あまり変わらなかったというパターンです。

安く買えたと思ったら取り付け費で持っていかれるの、奥が深すぎる。
施主支給を検討するときは、モノの値段だけでなく取り付け費まで含めた総額で比べてください。
ここまで減額調整の見直しポイントを紹介しましたが、自分はどれを実践すべきか想像できていない方もいるでしょう。迷った場合は「すーさんの相談窓口」の活用がおすすめです。
大手ハウスメーカーで15年間営業を務めたすーさんが、一人ひとりの希望にあわせて減額調整すべきポイントを丁寧に解説します。相談は無料なので、ぜひお気軽にご連絡ください!
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新築の予算オーバーで削るところの金額別減額調整【300万・500万・1000万】

予算オーバーの金額によって、減額調整で手をつけるべき場所は変わります。
300万円なら設備と内装の積み上げで届く可能性がありますが、500万円を超えると間取りに手を入れないと届きません。目標額から逆算して、どこまで踏み込むかを決めましょう。
予算オーバー300万円|設備・内装の積み上げで届く範囲
300万円のオーバーは、設備と内装を積み上げれば届く可能性があります。
この記事で紹介してきた実額を足していくと、こうなります。
| 項目 | 減額額 |
|---|---|
| キッチンまわり7選 | 約61万円 |
| 施主支給(水栓・コンロ・食洗機・洗面台・カーテン) | 約65万円 |
| バルコニーをなくす | 約30〜50万円 |
| 勝手口をなくす | 約20〜40万円 |
| 窓を10か所減らす | 約30万円 |
| 合計 | 約206〜246万円 |
ここに床材・クロス・造作家具・照明のグレードダウンを乗せて、ようやく300万円が見えてきます。つまり300万円でも、削るものはかなりの数になる。

ちょっと設備を落とせば届く金額ではないですね。
予算オーバー500万円|間取りに手を入れないと届かない
500万円のオーバーは、設備と内装だけでは届きません。間取りに手を入れる必要があります。
キッチンまわり・施主支給・バルコニー・勝手口・窓を全部削っても、合計は250万円前後。残りの250万円をどこから出すかというと、坪数しかありません。
1坪で50〜70万円なので、4坪ほど減らす計算になります。4坪は約8畳。部屋ひとつぶんです。

確定後にこの規模の減額を求められても打つ手が残らないので、間取り確定前に動く必要があります!
予算オーバー1000万円|坪数削減か、規格住宅・建売への変更
1000万円のオーバーは、大幅な坪数削減か、注文住宅そのものを見直すかの選択になります。
坪数だけで1000万円を出そうとすると、15坪前後を削ることになります。30坪の家なら半分です。現実的ではありません。
この規模になると、そもそも予算と希望の設定が噛み合っていない可能性が高い。規格住宅や建売住宅に切り替えれば数百万円単位で下がりますし、ハウスメーカーそのものを変えるという選択肢も出てきます。

1000万円のオーバーは削り方の問題ではなく会社選びの問題なので、諦める前に一度相談してください!
ただしハウスメーカーを変えられるタイミングには期限があり、契約後だと違約金が発生する場合があります。動くなら早いほうがいいですね。
減額調整でも削ってはいけないところ5選

減額調整でも削ってはいけないところは5つあります。予算内に収まっても、住み始めてから後悔したり、結果的に出費が増えたりする場所です。どれだけ予算オーバーしていても、ここには手をつけないでください。
住宅の性能
断熱性や耐震性など、住宅の性能は削らないのがおすすめです。
断熱性を削ると冷暖房を使う時間が増えて、光熱費が上がります。削った金額を、30年かけて光熱費で払い直すようなもの。
耐震性にいたっては、不安を抱えたまま暮らすことになります。住宅の性能は、住んでから足せません。

性能を削らないと予算に収まらないなら、性能を落とすより会社を変えるほうが正しい判断です!
外壁や屋根
外壁や屋根に安すぎる資材を使うのは避けたいところです。
安い外壁や屋根は汚れが付きやすく、メンテナンスの頻度が上がります。10年ごとに足場を組んで塗り直すことになれば、最初に良い資材を使うより高くつく。
サイディングやガルバリウム鋼板を選べば、メンテナンスの費用は抑えられます。

グレードを下げるのと、耐久性のない素材を選ぶのは別ものやから混同しないようにしましょう!
外構
外構を必要以上に削ると、暮らしのストレスに直結します。
建物にお金をかけすぎて外構が後回しになると、外から丸見えの家になったり、雨の日に泥だらけになったりします。

庭で子どもを遊ばせるつもりだったのに、砂利だけで終わったという話もよく聞きます。
外構は建物とセットで予算を組みましょう。
セキュリティ面
防犯面を削ると、安心して暮らせません。
防犯カメラを付ける、1階の窓を防犯ガラスにする。このあたりは、金額のわりに効果が大きい部分です。
侵入の手口として多いのは窓からなので、そこを押さえるだけでも違います。

どんな対策が必要かは土地の環境で変わるので、人通り・街灯・隣家との距離を見てから決めてください!
こだわりのある部分
こだわりたい部分まで削ると、家づくり全体が我慢の記録になります。
減額調整でコスト削減だけを意識すると、最終的に何のために注文住宅を建てたのかわからなくなる。金額はかけるところにはかける、そうじゃないところはとことん削る。

これが理想の家づくりにつながると思ってます✨
減額調整をして予算内で注文住宅を建てよう

減額調整は、10人中9人が通る道です。あれもこれも取り入れたくなって、見積もりを見て倒れる。

これが家づくりの鉄板ルートで、私もきっちり倒れました…!
新築で予算オーバーになったら削れるポイントをまとめます。
- 100万円単位で削れるのは、坪数を減らすことだけ
- その坪数に手をつけられるのは、間取りが確定するまで
- 内装と設備の減額は、数万円をちまちま積み上げる作業になる
- 施主支給は最強だが、契約前に可否を確認する必要がある
- 性能・外壁屋根・外構・防犯・こだわりの5つは削らない
我が家は、この構造に気づいたのが間取り確定の直前でした。しかも気づいたところで、削れるところがそんなになかった。詰みすぎてた。
だからこの記事は、私が削れなかったぶん、フォロワーのみなさんが教えてくれた50の方法でできています。握りしめて、頭を悩ませてください。

どこを削るべきかは間取りと契約先とこだわりで変わるので、そこは個別に見させてください!
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