「マイホームにおすすめなのはどんな間取り?」
「よくある失敗事例を知りたい!」
「間取りで後悔しないコツってなんだろう…」
マイホームの間取りを考えてはいるものの、失敗してしまうのが不安でなかなか決まらないという方も多いのではないでしょうか。
住み始めてから後悔しないように、しっかり間取り設計しておきたいですよね!
満足いく間取りにするには、人気のある間取り例やよくある失敗事例を知って、どうすればライフスタイルに馴染むものになるか検討する必要があります。
この記事では、マイホームの間取りに悩んでいる方に向けて、大手ハウスメーカーで15年勤めた経験を持つプロが以下の内容を解説します!
- 間取り・設備別のマイホームの人気ランキング
- 成功事例
- 後悔を防ぐコツ
- シミュレーションにおすすめのアプリ
快適に過ごせる家をつくるためにも、ぜひ参考にしてみてください!
【間取り編】一戸建てマイホームの人気ランキングTOP10
マイホームに取り入れたい人気の間取りランキングTOP10は、以下のとおりです。
- 対面キッチン
- リビング続きの和室
- ウォークインクローゼット
- キッチンのパントリー
- リビング階段
- 玄関のウォークインシューズクローゼット
- ランドリールーム
- 来客と家族とで入り口が異なる玄関
- リビング横ワークスペース
- 勾配天井
ひとつずつ、写真付きで解説します。
1位. 対面キッチン
壁ではなく部屋の空間を見渡せるように設置する対面キッチンは、マイホームの間取りで根強い人気を誇っています。目の前が壁ではないため、周囲の状況を見ながら料理や皿洗いができます。
お子さんの様子をうかがいながら家事が進められますよ!
最近では、キッチンの対面側をバーカウンター風にして椅子を置くスタイルや、配膳しやすいようにダイニングテーブルとつなげるスタイルも人気です。ただし、キッチン内が見えやすくなる点には配慮が必要です。
家族や来客から料理中の手元が見えると、プレッシャーに感じるかもしれません。コミュニケーションが取りやすい一方で、デメリットがあることも把握しておくと後悔のないキッチンとなるでしょう。
なお、マイホームのキッチンについては、関連記事「【生活力アップ】新築のキッチンで後悔しない5つのコツ!人気の種類や選ぶときのポイントを解説」にて詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。
2位. リビング続きの和室
間取りにリビングとつながった和室があることで、部屋全体が開放的に感じられます!
和室は、扉やシェードで区切ったり、床の高さを変えたりすることで、使いやすくなるでしょう。
料理をつくっている間に子どもを和室で遊ばせるほかにも、いろいろな使い方ができそうです!
縁なしの畳を選ぶ・収納スペースを減らすなどの工夫で、モダンなデザインのマイホームになるはずです。
3位. ウォークインクローゼット
たくさん洋服を購入する方にとって、ウォークインクローゼットは必須の間取りです。
お気に入りの洋服からシーズンオフのものまで、たっぷり収納できるので非常に便利です!
収納する洋服の大きさにあわせて、パイプや枕棚の高さにこだわると、使い勝手のよいクローゼットになるでしょう。
マイホームにウォーキングクローゼットを採用するか迷っている方は、関連記事「【超有益】ウォークインクローゼットで失敗する7つの理由を解説!後悔しないためのポイントも紹介」がおすすめです。ぜひ判断材料にしてみてください。
4位. キッチンのパントリー
間取りに食器や食品のストックを保管できるパントリーを設置することで、ごちゃごちゃしがちなキッチンをおしゃれに見せられます。
キッチンはついつい物が増えがちなので、パントリーがあればマイホームの収納に困らなさそうです!
扉をつければ、地震などの災害時に物が落ちてくることを防げる効果があり、すっきりとした印象になるでしょう。
5位. リビング階段
リビング階段は、マンションでは見られない一戸建てならではの間取りです。
リビングに階段があると、マイホームのなかで自然と家族が顔をあわせる機会が増えそうですよね!
階段があることで、リビングに奥行きや高さが出るので、開放感があっておしゃれなデザインになります。インテリアとしても魅力的なので、二階建ての住宅を想定している方は、検討してみるとよいでしょう。
6位. 玄関のウォークインシューズクローゼット
玄関の土間からつながるウォークインシューズクローゼットは、近年人気の間取りです!
大量の靴を保管できるのはもちろん、キャンプ道具やゴルフクラブなども保管できます。アウトドア用品は置き場に困ることが多いので、玄関近くに保管場所をつくっておくと重宝するでしょう。
花粉や感染症対策としてコート掛けを設置しておけば、マイホーム内の空気を綺麗に保てるので、検討してみてください!
7位. ランドリールーム
共働きのご家庭の場合、マイホームの間取りにランドリールームがあるとお洗濯の悩みを軽減できるかもしれません。
ランドリールームには、洗濯に欠かせない以下のアイテムを設置できるからです。
- 洗濯機乾燥機
- 物干し竿
- アイロン台
- 作業台
- タオルを収納する棚
洗濯やシャツのアイロンがけをまとめて1箇所で行えるので、家事の時短ができます!
8位. 来客と家族とで入り口が異なる玄関
今や「来客と家族とで入り口が異なる玄関」は家づくりの新定番といっても過言ではありません。
通常の出入り口のほかに、併設したウォークイン式のシューズクロークにも出入り口があり、2ヵ所からアクセスができます。
お客様入り口の方に無駄な靴が出ていないのは見た目がすっきりしていて好印象ですね!
靴の他に自転車や、雨具、ペット用のリールなどを置いても良いでしょう。扉をつけて来客時には目隠しにするもの1つのアイデアです。
9位. リビング横ワークスペース
在宅勤務やフリーランスなど働き方が多様化した今、自宅でワークスペースを希望する人が増えています。
リビング横に設置すれば家族とのコミュニケーションを取りながら仕事ができますよ!
子どもの勉強スペースやパソコン置き場としても活用できるでしょう。
ただし、リビング横に設置する場合、居室のような広い空間を確保するのは難しいです。そのため、実際に使用する際に必要な機材や書類を広げてみると、手狭に感じるケースがあります。
私はノートパソコン+モニターを使用するから、奥行きをもう少し広くすればよかったなって思っています。
利便性は高いのでおすすめではありますが、十分な広さを確保できるかを検討しておくことが大切です。
10位. 勾配天井
勾配天井は、平屋の天井や、2階のリビングや居室、1階の吹き抜け部分につくられることが多いです。
天井の空間が広ることで開放感が生まれます。さらに高い位置に窓を設ければ、お部屋が明るくなるでしょう。
構造の梁をあえてデザインとして見せたり、デザインのための飾り梁をつけたりすることでおしゃれな空間がつくれますよ!
家づくりの楽しみの幅が広がりますね!
【設備編】一戸建てマイホームの人気ランキングTOP5
設備に関連した人気の間取りTOP5は次のとおりです。
- ロフトや小屋裏収納
- 階段下の収納
- 間仕切りしやすい部屋
- 完全空調
- 室内物干しワイヤー
それぞれ見ていきましょう。
1位. ロフトや小屋裏収納
秘密基地のようでワクワクするロフトや小屋裏の収納スペースは、マイホームを建てる方に人気を誇っている間取りの1つです。
季節ものや特別なときにしか使わないものを保管しておくには、もってこいの場所です。
扇風機やクリスマスツリーなど、あまり使わないけれど場所を取る物を保管できるのは助かります!
ロフトの利用頻度にあわせて、取り外せるハシゴや固定階段を検討してみてください。
2位. 階段下の収納
2階建ての家の場合、階段下は便利な収納スペースです!
形状自体が独特のため、あえて隠さずに見せる収納を間取りに取り入れてみてもよいかもしれません。
暮らし始めたらどんどん物が増えると思うと、マイホームで使えるスペースは有効活用したいですね!
収納に限らず、ちょっとした勉強スペースや書斎など、アイデア次第で使い方が広がるでしょう。
3位. 間仕切りしやすい部屋
将来的に部屋を増やすことを想定しているなら、間仕切りしやすい部屋を用意しておくと便利です。
子どもに部屋を持たせたり、両親と同居したりする未来を考えると、部屋の数が足りなくなる日が来そうです…!
リフォーム不要な可動タイプの間仕切りの扉を使うことで、簡単に部屋を分けられます。家族構成の変化があった際には、ぜひ検討してみてください。
4位. 全館空調
全館空調は家中の空気を循環させ、家中を隅々まで一定の温度に保ち、家中を快適な温度に調整します。家の中を1年中一定の温度で保つので、冬場に部屋を移動しても寒くありません。
冬場に起こる急激な温度変化によって血圧の変動を起こすヒートショックや、真夏の室内熱中症の心配もいりませんね!
室内外に冷暖房機器を設置するスペースを省けるのも大きなメリットです。
参考:SUUMO|全館空調
5位. 室内物干しワイヤー
梅雨時など、雨が降った日に洗濯物を干せずに困った経験がある人は多いでしょう。
室内で洗濯干しを使うと大きなスペースが必要で邪魔になってしまうんですよね…。
その点、室内物干しワイヤーの本体は非常にコンパクトで、使用する時のみワイヤーを伸ばして洗濯物が干せます。ワイヤーは最長で4.0m、洗濯物は10kgまで干すことが可能です。
ランドリースペースを設ける余裕がない人でも簡単に取り入れられるアイテムなのでおすすめです!
新築マイホームの間取りの成功事例3選
こちらでは、新築マイホームの間取りの成功事例を3つ紹介します。
- 平屋(30坪台・3LDK)
- 二階建て(30坪台・4LDK)
- 三階建て(40坪台・4LDK)
実際の間取り図とあわせて紹介するので、ぜひ参考にしてみてください!
1. 平屋(30坪台・3LDK)
こちらの平屋の間取りは、スムーズな動線が魅力です。たとえば、シューズクロークへは、玄関と家の中の2方向から移動できます。
ベビーカーを置いておくと、外出がスムーズにできそうですね!
2. 二階建て(30坪台・4LDK)
こちらの戸建ての間取りは、屋根裏に収納スペースを確保しています。そのため、荷物が多くても収納場所に困る心配が少ないです。
さらに、玄関近くには和室を設けています。来客用や家族のくつろぎの場としても活用できるでしょう。
小さなお子さんがいる方は、和室で遊ばせられます!
3. 三階建て(40坪台・4LDK)
限られた土地には、三階建てのマイホームもおすすめです!
こちらの家は、屋上部分に庭園を設けている間取りが特徴です。
また、駐車スペースを確保するために、ビルトインガレージを採用しています。雨の日の乗り降りがスムーズできるのが利点です。
【スペース別】マイホームの間取りでよくある5つの失敗事例
念願のマイホームを建てられたとしても、間取りで失敗したらショックですよね。ここでは、スペース別のよくある間取りの失敗事例を紹介します。
- 玄関
- トイレ
- リビング
- コンセント
- 寝室
ぜひ確認して、間取りの作成に活かしてみてください。
1. 玄関
光を通さないドアにすると、昼夜を問わず真っ暗な玄関になってしまいます。
マイホームの玄関が真っ暗だと、お出かけ前のテンションが下がってしまいそうです…
玄関のドアは外から光を取り入れる構造にすることで、他の部屋に引けを取らないくらい明るい空間にできます。
また、傘や靴など玄関に置くものが多い場合は、ウォークインシューズクローゼットがないと、ごちゃごちゃするでしょう。
毎日使う場所だからこそ快適に使えるよう、間取りの時点からしっかり検討してみてください!
2. トイレ
他の部屋に近い場所にトイレを設置する間取りは、排水音が気になる原因となります。
家族同士なら問題ないかもしれませんが、来客の際は気を使ってトイレに行きにくいです…!
トイレの音を防ぐために、設置する場所を工夫してください。浴室やクローゼットなどの共用スペースの隣に設置すると、ストレスを軽減できるでしょう。
浴室の近くに設置することで、水回りをまとめられます。マイホームを建てる際に、コストカットにつながるためおすすめです。
3. リビング
マイホームにリビング階段を設置すると開放感がありますが、空調の効きにくさや音やにおいが漏れやすいことで不満を感じることがあります。
一般的なリビングよりも広い間取りになりやすいので、冷房や暖房を強めにかけることになるでしょう!
また、どの部屋に行くためにも必ずリビングを通るため、来客時に気を遣う事態が想定されます。
4. コンセント
見逃しがちですが、コンセントが必要な場所をしっかり想定しておかないと、家電を使いにくくなってしまいます。
掃除機をかける際に、部屋の隅にしかコンセントがないと差し直す必要があるので面倒です…
マイホームのコンセントの位置で失敗しないために、今のライフスタイルからどの場所にあったら便利か考えておきましょう。
とくに、家電を使う頻度の高いキッチンやリビングには、設置し忘れないように気をつけてください。
おすすめのコンセントの位置は、関連記事「【注意点あり】新築のコンセントの位置は重要!15パターンに設置場所や数の目安を解説」で詳しく解説しています。ぜひ参考にしてみてください!
5. 寝室
寝室の間取りを道路側にすることは避けましょう。車や電車などの走行音が、睡眠の妨げとなる可能性があるからです。
また、家族内で生活リズムが異なる場合には、寝室の上階にリビングを設置すると、足音が気になり眠れないことがあります。
長く暮らすことを考えると、音の響きはしっかり考慮したほうがよいですね!
なお、他にもマイホームでありがちな失敗事例や人気の間取りを知りたい方には「すーさんの相談窓口」がおすすめです。
元大手ハウスメーカーの営業マンが、一人ひとりに向き合い、理想の家づくりができるよう全力でサポートします!
相談は無料なので、まずはお気軽にご相談ください。
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マイホームの間取りで後悔しない3つのコツ
マイホームの間取りで失敗しないためのコツは、以下の3つです。
- ライフスタイルにあう間取りを考える
- 事前にシミュレーションする
- 費用を抑える方法を考える
ひとつずつ解説します。
1. ライフスタイルにあう間取りを考える
人気の間取りをそのままマイホームに取り入れるのは危険です!
家族構成や生活導線を考えないと、使いにくい間取りになってしまいます。
生活空間をうまく活用できないのはもったいないです!
間取りは、家族のライフスタイルを考慮して検討しましょう。
2. 事前にシミュレーションする
頭の中だけで考えた間取りをそのまま決定してしまうと、マイホームで暮らし始めてから思わぬミスを発見してしまうかもしれません。
住み始めてから「こんなはずじゃなかった」と後悔するのは避けたいですよね…
トラブルを防ぐためにも、事前に考えた間取りはシミュレーションをしましょう。シミュレーションをするなら、スマホやパソコンから簡単にできるタウンライフがおすすめです。
タウンライフでは、家づくりの計画書を提出すると、無料でシミュレーションしてくれます。計画書は3分で完成するので、サクッと活用してみてください。
タウンライフの詳細は、関連記事「【希望が叶う】理想の家を実現する間取りの決め方を徹底解説!無料でプロに依頼する方法を紹介」で解説しているので、ぜひ参考にしてみてください!
3. 費用を抑える方法を考える
せっかく理想の間取りを完成させても、予算オーバーで実現できないという悩みに直面するかもしれません!
予算内に収めるためには、間取りを考え直す必要があると思う方も多いでしょう。しかし、そんなときは、間取り以外の部分でコストカットを検討するのがおすすめです。
間取り以外にも、住宅性能や設備などもあわせて検討する必要があるので、ハウスメーカーに相談するのがベストです!
マイホームづくりで無駄な出費を減らす方法については、関連記事「【朗報】家にお金をかけるのは無駄ではない!こだわりたい5つのポイントや浪費を防ぐコツを解説」で詳しく解説しています。ぜひ確認してみてください!
マイホームの間取りシミュレーションにおすすめのアプリ3選
間取りを考える際には、シミュレーションアプリを活用するのがおすすめです。内装や家具の配置などをイメージしやすくなります。
こちらでは、おすすめの間取りシミュレーションアプリを3つ紹介します。
- ルームプランナー
- 再現間取りメーカー
- 間取りTouch+
各アプリの特徴を解説するので、ぜひ参考にしてみてください。
1. ルームプランナー
ルームプランナーには、間取りに家具を配置して、実際の生活空間を再現できるという特徴があります。
家具は、実際に販売されている商品を配置できます。作成した間取りは2D、3Dでの表示が可能なため、マイホームでの生活をイメージしやすいでしょう。
AndroidとiPhoneのいずれにも対応した、間取り作成アプリです。
2. 再現間取りメーカー
再現間取りメーカーは、好きな間取りを作成できるのが特徴です。正方形のマス目を塗りつぶして作成していくため、設計の知識がない方でも簡単に操作できます。
直感的に操作できるので、初めてでも使いこなしやすいのがポイントです!
3. 間取りTouch+
間取りTouchは、iPhone専用の間取り作成アプリです。画面タッチだけで、簡単にマイホームの間取りを作れます。
設備や建具などの寸法を表示したり、壁を移動できたりと機能が豊富です!
マイホームの間取りはライフスタイルを想定して考えよう
間取りは、ライフスタイルを考慮してシミュレーションしておくことで、失敗するリスクを下げられます。また、人気の間取りや失敗事例のインプットも欠かせません。
人気の間取りをそのまま真似するのではなく、ライフスタイルと照らしあわせて組み込むと安心です!
とはいえ、なかなか自分だけでは、決断できない場合もありますよね。迷った場合には、経験豊富な専門家に相談してみてください。
私は、大手ハウスメーカーに15年間勤務をし、家づくりを学んだプロです!どんな小さな悩みでも、経験をもとにお答えします。
マイホームの間取りについて不安がある方は、ぜひ「すーさんの相談窓口」をご活用ください!