「複雑な土地を活用した家を建てたい」
「間取りをL字型にしたいけど実際どうなの?」
「L字型の間取りのレイアウトがわからない」
家づくりをする際は、必ずしも四角形や長方形などの土地とは限りません。中には、旗竿地や三角形の土地で家を建てることもあるでしょう。
そのような時に間取りをL字型にするのがおすすめです。間取りを柔軟に調整できるので、複雑な土地でも理想の家を実現しやすいです。
そこで、本記事ではL字型の間取りについて、以下を紹介します。
- 実例
- 活用ポイント
- 家の間取りをL字型にする魅力
- 注意点
実例をもとに家づくりのイメージを掴みましょう!
本記事を読めば満足のいく理想の家づくりができるようになるので、ぜひ最後までお読みください。
間取りをL字型にした家の実例5選
理想の家づくりを行うには、実例を把握してイメージを掴むことが大切です。参考にできる要素を見つけて、自分の家に取り入れましょう。
今回紹介する実例は、以下の通りです。
- 心地よい距離感を実現した二世帯住宅
- 自然との一体感が楽しめる開放的のある平屋
- 中庭の緑が美しい変形地にある2階建て
- コンパクトな家ながら広々としたLDKを実現した間取り
- 家族の生活リズムを最大限に配慮した間取り
それぞれ参考にしてみてください。
1.心地よい距離感を実現した二世帯住宅
この実例は、1階と2階で子世帯と親世帯で分けている二世帯住宅をL字型にした実例です。
1階と2階でそれぞれ間取りを完全に分けているのがポイントです!
玄関が分かれていたり各階に個室があったりなど、世帯ごとのプライベートな空間でそれぞれの家族が負担なく暮らしやすいでしょう。
一方で、庭は共有スペースになっています。孫と親世帯が家庭菜園などで触れ合えるのが嬉しいポイントです。プライベート空間と共有スペースをしっかり区分することで、暮らしやすい二世帯住宅を実現しています。
2.自然との一体感が楽しめる開放的のある平屋
この実例は、土間と大きな窓を設置して、明るい部屋を実現している間取りです。大きな窓から部屋に光を取り入れることで、昼間は照明を使わずに明るい空間を実現しています。
また、窓の外に広がる豊かな緑が窓から一望できるため、開放感のある間取りとなっているのがポイントです。
限られたスペースの中でも、圧倒的な開放感がある間取りを実現しています!
3.中庭の緑が美しい変形地にある2階建て
この実例は、変形地を活かしたおしゃれなL字型の間取りです。ダイニングや廊下から中庭が見えることから、自然との一体感を演出しています。
常に外の景色を気軽に見られるので、リラックス効果が期待できますね!
また、独立したリビングにダウンフロアを採用していることもポイントです。リビングが他の間取りよりも一段低くなることで、メリハリのある特別な空間を演出しています。
4.コンパクトな家ながら広々としたLDKを実現した間取り
この実例は、コンパクトな家ながら広々としたLDKを実現している間取りです。L字の縦エリアにLDK、横エリアに玄関や土間などを設置しています。
縦に広がるスペースを確保するころで、実際の面積よりも広さを感じられる空間が実現しています。家族みんなが集まってもリラックスして過ごしやすいでしょう。
限られた敷地面積に家を建てるなら、参考にしたい実例ですね!
5.家族の生活リズムを最大限に配慮した間取り
こちらは、家族の生活リズムを最大限に配慮したL字型の間取りです。ご主人は夜勤があることから、日にちによっては昼間に睡眠をとることがあるそう。
光や音に配慮できるよう、寝室を奥まった位置に設けたのがポイントです!
リビングと隣り合っているものの、扉を閉めることで音や光を遮断できるように工夫されています。
家の間取りをL字型にする際の3つのポイント
家の間取りをL字型にする際には、以下のようなポイントを意識しましょう。
- 中庭を設ける
- ガレージデッキを活用する
- 壁や床下などを使って収納スペースを確保する
順番に見ていきましょう。
1.中庭を設ける
家の間取りをL字型にするなら、中庭を検討しましょう。開放感が生まれて広く感じたり、リラックスできる空間を実現したりできます。
L字型の間取りは土地の形によりますが、縦と横の空きスペースに中庭の設置ができることがあります!
なお、中庭は以下のように活用可能です。
- ブランコや滑り台などを設置して子どもが遊べる空間にする
- 友人を招いてバーベキューをする
- ハンモックや机と椅子を置いてリラックススペースにする
- アウトドアや家庭菜園など趣味を楽しめる空間にする
中庭の活用方法はさまざまなので、ご自身の理想の家になるように検討てみてください。
中庭で後悔しないように、失敗する理由や対策などを参考記事「【見落としがち】中庭のある家で後悔する7つの理由!対策や間取り例をプロが解説」で詳しく解説しています。ぜひ参考にしてみてください。
2.ガレージデッキを活用する
L字型の間取りで限られたスペースを活用するなら、ガレージデッキも効果的です!
ガレージデッキとは、その名のとおり車庫の上に設置する床や空間のことです。
例えば、ガレージデッキに小さいプールや滑り台を置くと、子どもが遊べる空間になります。他にも物干し竿を置くと洗濯物を外干しできたり、第二のリビングにしたりするなど、多くの使い道があります。
限られた空間を活用する場合には、車庫の上を活用することを検討してみてください。
3.壁や床下などを使って収納スペースを確保する
限られた土地の中でL字型の間取りの家を作る場合は、壁や床下などのスペースを使って、収納できる空間を確保しましょう。
使わない空間を有効活用すると、部屋の狭さを感じにくくなります。
荷物を整理できるので、スッキリとした部屋を保ちやすいです!
床下や屋根裏などを収納スペースにしたり、長い壁を使ってウォークスルークローゼットにしたりが効果的です。
空間が限られていても、工夫することで収納スペースを十分に確保できるので、参考にしてみてください。
とはいえ、L字型のような個性的な形の家を作る際は、適切な間取りイメージをしにくいです。そのようなお悩みのある方は、住宅の専門家すーさんに相談してみましょう。
これまで5,000名以上の家づくりのお悩みを解決してきた私なら、どのようなことでもアドバイスできます!
「すーさんの相談窓口」では、理想の家を実現するための具体的な方法を提案しているので、以下のボタンからお気軽にご連絡ください。
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家の間取りをL字型にする5つ魅力
家の間取りをL字型にすると、以下のような魅力があります。
- 個性的な外観にできる
- 複雑な土地を活用できる
- 外からの光を取り入れやすい
- 家族間のコミュニケーションが自然に生まれる
- 自然と空間を分られてプライバシーを確保しやすい
それぞれみていきましょう。
1.個性的な外観にできる
家の間取りをL字型にすると、個性的な外観にできます。
建物が複雑で曲がった形になるので、動きが生まれるからです。正方形や長方形のようなシンプルな形状の家よりも、デザイン性に優れたオシャレな家を実現できるでしょう。
例えば、コーナーを活かして奥行きを出した外観にできます!
2.複雑な土地を活用できる
L字型の間取りの家は、三角形の土地や旗竿地のような複雑な土地でも家を建てやすいです!
なぜなら、建物の各辺の長さを調整できるからです。
縦エリアと横エリアのどちらか、または両方を伸ばすことで、正方形や長方形の土地では建設が難しいケースでも家を建てられます。
3.外からの光を取り入れやすい
L字型の間取りは、外からの光を取り入れやすいです。
I字型の家と比較すると凹凸があるので、複数の方位に窓を設置できます。
部屋の中に外の光が入ってくることで、家全体が明るい空間になります!
家の中が明るくなれば、開放的な気分で過ごせるでしょう。
なお、窓の設置場所については私のInstagramの投稿を参考にしてみてください。取り付けてよかった場所やそうでない場所を、我が家の実例をもとに紹介しています。
4.家族間のコミュニケーションが自然に生まれる
L字型の間取りは、家族間のコミュニケーションが生まれやすくなっています。
各部屋の距離が近いため、家族が顔を合わせる機会が多くなります!
仕事・学校の話や趣味のことなど自然と会話が生まれて、明るい雰囲気で暮らしやすいです。
5.自然と空間を分けられてプライバシーを確保しやすい
家の間取りをL字型にすると、家族のプライバシーを確保しやすくなります!
縦エリアと横エリアで自然と空間を分けられるからです。
例えば、縦エリアを共用部にすれば、横エリアを各人の個室にするといった間取りを実現できます。プライバシーを配慮できるので、完全同居型の二世帯住宅でも取り入れやすい間取りといえます。
家の間取りをL字型にする際の4つの注意点
家の間取りをL字型にする際は、以下の4つに注意してみてください。
- 選択できる間取りの自由度が低い
- 耐震性に懸念がある
- 部屋が狭いと感じる可能性がある
- 建設コストが高くなるかもしれない
それぞれ参考にしてみてください。
1.選択できる間取りの自由度が低い
L字型の間取りは、独特な形をしているため選択肢の幅が狭い可能性があります。
限られたスペースの中で、間取りを決めることになるからです。
例えば、廊下を広くしすぎると、横幅が狭くなり他の部屋の配置が限定されてしまいます。家族構成やライフスタイルなどをもとに、L字型の間取りを決めましょう。
2.耐震性に懸念がある
家の間取りをL字型にすると、正方形や長方形の家よりも耐震性に不安を覚えるかもしれません。
地震が発生すると、建物にエネルギーが加わります。
デコボコしているL字型の間取りの家は、1点に地震のエネルギーが集中するため、倒壊リスクが高まる可能性があるのです。
一方で、正方形や長方形の家であれば地震エネルギーがバランスよく分散されます。
地震に強いハウスメーカーについては、関連記事「【暮らしを守る】地震に強いハウスメーカー10選!選び方や耐震性の高い家の特徴を紹介」で詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。
3.部屋が狭いと感じる可能性がある
L字型の間取りは、限られたスペースで家を建てるので、壁が密集しやすいです。そのため、家の中での視野が遮られて狭いと感じることがあります。
同じ面積の間取りであれば、L字よりもI字の方が空間を広く見せやすいです。
家を建てる際に部屋が狭いと感じないように、天井を高くしたり、デッドスペースに収納を確保したりなどの工夫をしましょう。
4.建設コストが高くなるかもしれない
家の間取りをL字型にすると、建設コストが高くなる可能性があります。
L字型の間取りは外観がデコボコした形になるので、壁面積や屋根面積が増えてしまい、結果的にコストが上がりやすくなります。
建設コストを抑えるために、デコボコを減らしたり、総2階にしたりすることを検討しましょう!
家の間取りをL字型にして理想の家を実現しよう
家の間取りをL字型にする際は、実例を参考にすることが大切です。すでに出来上がっている間取りを参考にすれば、良い部分はそのまま自分の家に取り入れられます。
しかし、うまく自分や家族の要望を実現できるのか不安になるかもしれません。
そのような時はひとりで悩まず、専門家に相談してみてください!
専門家に相談することで、プロの視点から理想のL字型の間取りの家づくりを実現できるようになります。家づくりについて気軽に相談したい方は「すーさんの相談窓口」を活用するのがおすすめです。
家づくりで後悔したくない方は、私までLINEでお気軽にご連絡ください!
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