「玄関吹き抜けは後悔する?」
「採用する際の注意点を知りたい」
「玄関に吹き抜けを作るのがおすすめな理由を知りたい」
吹き抜けの玄関は開放感があり、見た目もおしゃれに見えます。これから家づくりをするにあたって、吹き抜けの玄関を採用すたいと考えている方も多いのではないでしょうか。
吹き抜けの玄関は、メリットもありますがデメリットもあります。
実際に家を建てて後悔しないためにも、自分の理想とする暮らしに適しているか、事前に把握しておくことが大切です!
この記事では、玄関に吹き抜けを採用しようか悩んでいる方に向けて、以下の内容を解説します。
- 玄関を吹き抜けにするメリット
- 玄関を吹き抜けにして後悔する理由
- 玄関を吹き抜けにするときのコツ
大手ハウスメーカーで15年以上務めた私が、プロの目線から解説します!
吹き抜けの玄関が自分たちに適しているのか知りたい方は、ぜひ最後までお読みください。
吹き抜けの玄関がおすすめな理由5選
吹き抜けの玄関がおすすめな理由は、主に以下の5つです。
- 開放感がある
- おしゃれに見える
- 高級感がある
- 風通しがよくなる
- 明るくなる
詳しくみていきましょう!
1. 開放感がある
吹き抜けの玄関がおすすめな理由は、その開放的な空間が広々とした印象を与えるためです。
吹き抜けの構造は空間を広く見せてくれ、家全体の雰囲気を明るくする効果があります。
高い位置に窓があれば、光が自然に入り込み、より心地よい環境を作り出してくれるでしょう。
2. おしゃれに見える
吹き抜けの玄関は、高い天井と開放的な空間が、おしゃれな雰囲気を演出してくれます。
光と空間を最大限に活用して、デザイン性のある洗練された雰囲気を作り出せます。
流行を意識したデザインや、個人のセンスや価値観を反映した構造の吹き抜けにすれば、さらにおしゃれに見えるでしょう。
3. 高級感がある
玄関に吹き抜けのある空間は、高級感を演出する効果もあります。
例えば、高級木材や天然石を使用した床や壁、デザイナー照明などが取り入れてある吹き抜けの玄関は、上品さを感じられます。
洗練されたデザインや細部へのこだわりに加え、光と影のコントラストによって、スタイリッシュな印象を与えるでしょう。
4. 風通しがよくなる
吹き抜けのある玄関は、上部と下部の空気の流れが促され、風通しがよいとされています。
暖かい空気は上昇し、冷たい空気は下降するため、自然に空気が循環します。
窓や開口部が適切に配置されていれば、家全体の風の通り道が造られ、効率的な自然換気が行われるでしょう。
家づくりを始めるにあたって「LIFULL HOME’S」を活用するのも1つの方法です。
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LIFULL HOME’Sの家づくりノートの詳細は、関連記事「【めっちゃ簡単】家づくりに役立つノートをもらう方法!よくある疑問もスッキリ解決(PR)」で解説しているので、ぜひ参考にしてみてください!
5. 明るくなる
吹き抜けのある玄関は、より明るく開放的な空間になります。
吹き抜けの設計では天井が高くなるため、より多くの窓や天窓の設置が可能です。
そのため、自然光が差し込み、明るい空間を演出できます。光を反射する明るい色の壁・床などの材料によって、自然光をより拡散させ、明るくする効果も得られるでしょう。
玄関を吹き抜けにして後悔する4つの理由
玄関を吹き抜けにすることで後悔する理由は、主に以下の4つです。
- 室温の寒暖差が生じやすい
- 床面積が減る
- 掃除やランプ交換が大変になる
- 2階に音が響く
SNS上での意見も紹介しつつ、それぞれ解説します。
1. 室温の寒暖差が生じやすい
吹き抜けの玄関では、暖かい空気は上昇し、冷たい空気が下降します。特に高い天井の場合、寒暖差が生じやすい傾向にあります。
SNS上では、以下のような意見があがっていました。
冬場は、上部の暖かい空気が下へ押し下げられにくくなり、結果として暖房効率が低下し、寒暖差が顕著になることもあります。
寒さ対策が必要そうですね……
なお、吹き抜けの家で後悔する理由については関連記事「【原因究明】吹き抜けの家で後悔する7つの理由!失敗しないための対策やメリットも紹介」で解説しています。ぜひチェックしてみてください!
2. 利用可能な床面積が減る
玄関を吹き抜けにすることで、2階部分の利用可能な床面積が減り、後悔するケースがあります。実際、SNSでは以下のような意見がありました。
吹き抜けの玄関は、開放感や採光などのメリットがある反面、2階部分に設けられるはずの部屋や収納スペースなどが削減されます。
吹き抜けのある玄関を設けても自分たちのニーズを満たせるか、しっかり考慮すべきですね……
3. 掃除やランプ交換が大変になる
吹き抜けのある玄関では、掃除や高い位置の照明のランプ交換など、日常のメンテナンスが大変になることがあります。
SNS上でも、以下のような意見がありました。
吹き抜けのある空間では、天井や壁が高い位置にあるため、掃除がしにくくなります。そのため、ほこりやクモの巣などが溜まってしまうことも少なくありません。
ランプ交換や窓掃除などの作業には高所作業用のはしごや機材が必要になるケースもあり、落下やケガなどのリスクも高まります。
メンテナンスをプロに依頼する場合には、コストが負担にならないかなどを検討する必要がありますね……
4. 2階に音が響く
吹き抜けのある空間では、玄関と2階部分が筒抜けなので音が響きやすくなります。SNS上では、以下のような意見も見つかりました。
吹き抜けの空間では、壁や間仕切りが少ないため、上の階に音が拡散しやすくなります。
静かな環境を保ちたい場合は、ストレスを感じそうですね……
家の設計段階で、自分がどのような環境を求めているかよく検討する必要があります。
玄関を吹き抜けにしようか悩んでいる方は、家づくりのプロである私に相談してみるのも有効な手段です。
どのようなお悩みにも無料で相談にのります!
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玄関を吹き抜けにするときのコツ7選
玄関を吹き抜けにするときのコツは、以下7つです。
- 断熱性の高い家を建てる
- シーリングファンを設置する
- 全館空調を取り入れる
- 居住空間とのバランスを考える
- メンテナンスしやすい照明を選ぶ
- 窓の位置を工夫する
- 将来的に増床できる構造にしておく
それぞれ詳しく解説します!
1. 断熱性の高い家を建てる
玄関に吹き抜けを設ける場合、断熱性の高い家を建てることで冷暖房効率を高められます。
高い断熱性能がある家は、冷暖房のエネルギーが外部に逃げにくく、温度変化に強い傾向にあります。
そのため、省エネにつながるだけでなく、冷暖房にかかるコスト削減にもつながるでしょう。
断熱材は音の伝達も減少させる効果があるため、吹き抜けによる音の響きやすさ対策も期待できます。
2. シーリングファンを設置する
吹き抜けのある玄関にシーリングファンを設置すると、空気を循環させるのに役立ちます。
上に溜まりやすい暖かい空気をシーリングファンが室内全体に均等に拡散するため、エアコンの使用時間削減にもつながります。
また、シーリングファンはデザインも豊富で、見た目もおしゃれです。
吹き抜けの空間に適した製品を選ぶことで、玄関の雰囲気にこだわりを持たせられるでしょう。
3. 全館空調を取り入れる
全館空調を取り入れると、家全体を一定の温度に保てます。
吹き抜けの玄関の上下の温度差を軽減し、快適な環境を実現しやすくなるでしょう。
また、全館空調は空気の循環を促す効果もあり、吹き抜けエリアの空気の滞り解消にもつながります。
ただし、予想以上に初期費用、ランニングコストがかかる可能性があります。
事前に確認し、費用が負担にならないか、よく検討することが大切です。
なお、全館空調のおすすめハウスメーカーは関連記事「【超快適】全館空調のおすすめハウスメーカー10選!比較ポイントやメリット・デメリットも解説」で解説しています。後悔しないためにも、ぜひチェックしておいてください!
4. 居住空間とのバランスを考える
吹き抜けのある玄関を設ける際、居住空間とのバランスを考えることが大切です。
家全体のスケールとアンバランスになっていないか、利用可能な敷地面積を削減し過ぎていないか確認してみましょう。
また、吹き抜けは1階の音が響きやすいため、2階の部屋の配置やドアの向きに注意することも大切です。
2階のドアや壁を防音性の高いものにするのもおすすめですよ!
吹き抜けのある玄関は開放的ではあるものの、プライバシーの観点から、視界を遮る工夫も必要です。
5. メンテナンスしやすい照明を選ぶ
吹き抜けのある玄関は天井が高く、掃除や電球の交換などが困難なケースが多い傾向にあります。そのため、メンテナンスしやすい照明を選ぶことが望ましいでしょう。
はしごなどを使用しなくても電球交換ができる照明器具や、LED照明を使用すると、メンテナンスの負担を軽減できます。
複雑な形状や、部品が多い照明器具は、掃除が難しくなることも考えられます。
できるだけシンプルなデザインのものを選ぶと、掃除もかんたんに済ませられるでしょう。
6. 窓の位置を工夫する
窓は吹き抜けのデザイン性だけでなく、室温調整や採光にも影響します。
例えば、窓を南向きに設置すれば、太陽光を最大限に取り入れられるため、暖房費を節約する効果が期待できるでしょう。
また、高い位置に窓を設置すると、室内の自然換気が促進されます。その反面、掃除が大変になることもあるため、よく検討しましょう。
吹き抜けの窓を開閉可能な窓にすると、風の通り道ができ、空気の流れを生み出せますよ。
7. 将来的に増床できる構造にしておく
将来的に家族が増えたり、用途が変更したりする可能性がある場合、2階の増床対策に配慮しておきましょう。増床の予定がある場合、柔軟性のある設計を採用しておくことが大切です。
事前に水道・電気・ガスなどを拡張しやすいよう配置しておけば、追加工事のコストや手間を削減できるでしょう。
設計時点で、将来どのようなタイプの増床が必要になるか検討し、吹き抜け部分に床を張れるような構造にしておくと、スムーズに対応できます。
吹き抜けがある玄関の特徴を理解してこだわりの家を手に入れよう
吹き抜けの玄関は開放感や採光、高級感などさまざまなメリットがある反面、メンテナンスの大変さや寒暖差などのデメリットもあります。
実際に吹き抜けを取り入れて後悔しないか、よく検討してみてくださいね!
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