「畳コーナーはいらなかったと耳にしたことあるけどなぜ?」
「畳コーナーのある間取りを考えているけど必要ない?」
「メリットを知りたい!」
近年、フローリング中心の住宅が人気ですが、日本人として「和の雰囲気」を感じるために畳コーナーを設けるケースがあります。とはいえ、畳コーナーを設置したものの「やっぱりいらなかった」と後悔する方も少なくありません。
この記事では、大手ハウスメーカーで15年にわたり住宅を販売してきたプロが、以下の内容を解説します!
- 畳コーナーいらなかったと後悔する理由
- メリット
- 畳コーナーのある家が向いている人
- 後悔しないためのポイント
畳コーナーはいらなかったと後悔しないために、事前にメリット・デメリットを知り、ポイントを押さえておくことが大切です。
自分たちの暮らしに畳コーナーは必要なのかよく検討し、納得のいく家づくりをしたい方は、ぜひ最後までお読みください!
畳コーナーとは?概要をサクッと解説
畳コーナーとは、LDKに隣接した畳スペースのことです。
畳コーナーには、大きく分けて以下の2種類があります!
- フラットタイプ
- 小上がりタイプ
フラットタイプは、リビングの床と同じ高さの畳スペースです。一方、小上がりタイプはリビングの床より少し高さがあります。
畳コーナーはいらなかったと後悔する7つの理由
畳コーナーはいらなかったと後悔する理由は、主に以下の7つです。
- 部屋が狭く見える
- 掃除やメンテナンスに手間がかかる
- 生活動線が悪い
- ケガにつながりやすく不安がある
- 使用頻度が減った
- カビやダニの心配がある
- 撤去に費用がかかる
それぞれ見ていきましょう!
1. 部屋が狭く見える
畳コーナーはスペースを取らないとはいえ、少なくとも3〜4.5畳程度の広さを必要とします。LDKが20畳あったとしても、部屋が狭く見えてしまうことが考えられるでしょう。
小上がりタイプの畳コーナーの場合、床との高さがあるため、リビングを圧迫する可能性があります!
フラットタイプの場合でも、フローリングと畳の境目によってLDKが狭く見えてしまうケースは少なくありません。
LDKに対する畳スペースの比率によって、見た目が変わりそうですね…
畳コーナーはいらなかったと後悔しないためには、間取りプランを作成してくれる「タウンライフ」を活用するのがおすすめです。希望に基づいた間取りプランの作成や、多数の間取りを比較検討して納得プランを作成してくれますよ。
タウンライフの詳細は、関連記事「【希望が叶う】理想の家を実現する間取りの決め方を徹底解説!無料でプロに依頼する方法を紹介」で解説しているので、ぜひ参考にしてみてください!
2. 掃除やメンテナンスに手間がかかる
畳コーナーは、フローリングに比べて掃除やメンテナンスに手間がかかります。
フローリングであれば雑巾やウェットシートなどで拭くだけで済みますが、畳は目に沿って掃除機をかけなければなりません。
水をこぼした場合、染み込んでしまったり拭き取りに手間がかかったりする可能性があります!
近年、お掃除ロボットを活用する家庭も少なくないでしょう。小上がりタイプの場合、お掃除ロボットをわざわざ自分で持ち上げる手間がかかります。
また、畳は経年劣化のため、数年に1回張り替えが必要です。
もともと掃除やメンテナンスが苦手な方は、畳コーナーはいらなかったと後悔しそうですね。
3. 生活動線が悪い
畳コーナーはLDKに隣接するケースが大半で、デザイン重視の配置になりがちです。そのため、畳コーナーがあると、生活動線が悪くなる可能性があります。
畳の場合、大型家具を置くと跡が残ってしまうため、ピアノのような重い家具を配置するのは難しいでしょう。
畳コーナーがあると、家具の配置が制限されることが少なくありません!
子どもが小さい頃は遊び場として使っていたとしても、配置換えが限られ、畳コーナーはいらなかったと後悔してしまいがちです。
とくに小上がりタイプは段差があって、配置換えが難しそうですよね…
4. ケガにつながりやすく不安がある
小上がりタイプの畳コーナーは段差があり、小さな子どもが落ちないか常に気にしなければなりません。
赤ちゃんのお世話や小さな子どもの遊びスペースに、と畳コーナーを設置したものの、うまく活用できなかったというケースは少なくないでしょう。
フラットタイプの場合でも、靴下を履いていると畳で滑りやすく、とくに高齢者は転倒のリスクが考えられますよ。
5. 使用頻度が減った
畳コーナーを設置したものの、ライフステージの変化によって使用頻度が減った場合、後悔につながりやすくなります。小さい子どもがいる頃は遊び場として使用していたとしても、成長とともに遊ばなくなることが考えられます。
来訪者が多い家庭の場合、お泊まりスペースとして使っていたものの、年数を経るにつれて泊まりにくる機会が減る可能性もあるでしょう!
老後、寝室として使用する目的だったとしても、布団での起き上がりが難しく、結局フローリングにベッドを設置するケースは少なくありません。
ライフステージが変化しても使用できるのか、設置する目的を考える必要がありそうですね…
6. カビやダニの心配がある
畳のカビやダニが心配だったり、対策が面倒だったりする場合、畳コーナーはいらなかったと後悔することが考えられます。
とくに赤ちゃんや小さい子どもがいる場合などは、カビやダニによる健康被害が気になる方は少なくないでしょう!
フローリングの場合、掃除機や雑巾を使った掃除が手軽に行え、カビやダニの心配をしなくて済みます。一方畳の場合、液体がこぼれたり水拭きをした後に水分が残っていたりすると、カビが発生しやすくなります。
予防だけではなく、カビやダニが発生した場合の対策も知っておく必要がありますね!
7. 撤去に費用がかかる
畳コーナーの使用頻度が減ったり、思っていたよりも生活動線が悪かったりすると、後悔することもあるでしょう。とはいえ、いざ「畳コーナーを撤去しよう」と考えたとしても、費用がかかります。
畳コーナーを撤去する場合、隣接するフローリングや柱にも影響があるため、大掛かりな作業が必要です!
【タイプ別】畳コーナーのメリット
畳コーナーのメリットは、タイプ別で異なります。
小上がりタイプ | ・収納スペースが確保できる ・子どもの遊び場として利用できる ・家事スペースに活用できる |
フラットタイプ | ・お掃除ロボットが使える ・部屋が広く見える ・段差がなく安心感がある |
それぞれ詳しく見ていきましょう!
小上がり畳コーナーの3つのメリット
まずは、小上がりタイプの畳コーナーのメリットを解説します。順番に見ていきましょう。
1. 収納スペースが確保できる
小上がりタイプの場合、床からの高さが生まれるため、畳の下を収納スペースとして利用できます。
畳を持ち上げて収納するタイプや、引き出しタイプなどがあります!
赤ちゃんのおむつや着替え、お昼寝用のお布団などをしまっておけば、部屋がスッキリ片付いて見えるでしょう。
急な来客でもサッと収納に隠せるので、部屋が散らかっていても慌てずに済みます!
2. 子どもの遊び場として利用できる
赤ちゃんや小さい子どもがいる家庭では、赤ちゃんのお世話スペース、子どもの遊び場として利用できるでしょう。
クッション性のある畳は、フローリングに比べて柔らかく安心です!
赤ちゃんのお世話や小さい子どもの相手をすると、腰が痛くなる方も少なくないでしょう。小上がりタイプは段差があるため、腰をかけられたり膝をついてお世話したりできるのもポイントです。
子育て中の方は、腰の負担を和らげたり、一緒にお昼寝したりできますね!
3. 家事スペースに活用できる
小上がりタイプの畳コーナーは、家事スペースとしても活用できます。
フローリングに洗濯物を置くのはちょっと…という方でも、畳なら洗濯物を畳んだりしやすいのではないでしょうか。
他にもアイロンがけをしたりミシンをかけたりと、フリースペースとして使えるでしょう。
フラット畳コーナーの3つのメリット
ここからは、フラットタイプの畳コーナーのメリットを解説します。
1. お掃除ロボットが使える
フラットタイプの畳コーナーは、リビングとの段差がないため、お掃除ロボットが使えます。
段差にはまって動かなくなっているお掃除ロボットに遭遇せずに済みますよ!
2. 部屋が広く見える
リビングとの段差がなく、部屋が広く開放的に見えるのもフラットタイプのメリットだといえます。
フローリングと畳の境目はありますが、畳の色味や種類を選べば、LDKとの一体感を出せるでしょう。
3. 段差がなく安心感がある
フラットタイプは、小上がりタイプのような段差がなく、子どもが落ちる危険がありません。
子どもを遊ばせていても安心感があり、家事に専念しやすくなります!
なお畳コーナーはいらなかったと後悔したくない方は「すーさんの相談窓口」を活用するのもおすすめです。「家づくりが初めてで何から手をつけて良いのかわからない」「自分の家に畳コーナーは必要なのか迷う」など、些細なことでもアドバイスをもらえますよ。
相談に乗る私は大手ハウスメーカーで15年間営業を務めた家づくりの専門家です!
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畳コーナーのある家が向いている人の特徴
畳コーナーのある家が向いている人の特徴は、以下のとおりです。
- どうしても和室が欲しい人
- 赤ちゃんや小さい子どもがいる人
- 来客が多い人
自分らしい暮らしをするため「どうしても和のテイストを取り入れたい」「和室が欲しい」という人は、畳コーナーが向いているといえるでしょう!
メリットでもお伝えしたとおり、赤ちゃんや小さい子どもがいる場合、畳コーナーは便利なスペースです。また、来客が多めの人も、畳コーナーに通して会話をしたり泊まったりできます。
将来的に畳コーナーをどう活用するか、検討しておくことが大切です!
家づくりを始めるにあたって「LIFULL HOME’S」を活用するのも有効な手段です。家づくりに関して必要な知識が網羅されている「初めての家づくりノート」が無料でもらえますよ。
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畳コーナーいらなかったと後悔しないための5つのポイント
畳コーナーはいらなかったと後悔しないためのポイントとして、以下5つが挙げられます。
- 位置はライフスタイルにあっているか
- 使いやすい広さか
- 高さは安全か
- 費用が負担にならないか
- 将来的に本当に必要か
それぞれ見ていきましょう。
1. 位置はライフスタイルにあっているか
畳コーナーの位置は自分たちのライフスタイルにあっているか、よく検討する必要があります。
とくに小上がりタイプの場合、段差を設けることで生活動線が悪くなりがちです!
畳コーナーを設置しても不便に感じないよう、キッチン・洗面所・お風呂などの生活動線にも配慮しましょう。
2. 使いやすい広さか
畳コーナーを設置する場合、使いやすい広さが確保できるか、よく検討することが大切です。LDKを圧迫するからといって、畳コーナーを狭くしてしまうと使い勝手が悪くなり、後悔につながってしまいます。
ハウスメーカーの担当者に、いくつか間取りのパターンを提案してもらい、使い続けられる畳コーナーを設置しましょう!
3. 高さは安全か
小上がりタイプの設置を検討している場合、高さは安全か確認してみてください。転落が不安だからといって、低すぎても不便になります。
とはいえ、高すぎると転落の危険性が高くなるため、高さ設計はプロとよく相談するのがおすすめです!
4. 費用が負担にならないか
畳スペースを設置する場合、費用が負担にならないか、十分考慮する必要があります!
畳のデザインや耐久性によって、費用は変動します。また、畳は定期的なメンテナンスが必要です。
メンテナンス費用が負担にならないか、また、万が一撤去することになった場合の費用も考慮しておくと良いでしょう。
5. 将来的に本当に必要か
畳コーナーを設置する場合、将来的に本当に必要かどうか、しっかり検討することが重要です。
自分たちの家にどうしても必要なスペースなのか、ライフステージが変化しても活用し続けるプランはあるか、よく検討しましょう。
実際に畳コーナーを取り入れた施工事例を見せてもらい、後悔しているケースはないか、プロの意見を聞くのも有効です!
畳コーナーはいらなかったと後悔しない家づくりをしよう
畳コーナーはいらなかったと後悔する理由には、部屋が狭く見える、動線が悪い、使用頻度が減った、といったことが考えられます。
畳コーナーを設置して後悔しないためには、建築事例や撤去する場合の費用を知り、本当に必要なスペースなのかよく検討することが重要です。
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相談は無料です。畳コーナーの設置が向いているのかプロに判断してもらいたい方や、自分らしい家づくりを成功させたい方は、ぜひお気軽にお問い合わせください!