「夫婦の寝室の広さってどのくらいなんだろう?」
「寝室のレイアウトってどうしたらよい?」
「寝室の広さを決めるポイントを知りたい!」
睡眠は、人生の約3分の1を費やしていると言われています。
つまり、寝室で過ごす時間はかなり長いものだと言えますね!
そのため、寝室にこだわりたい方は多いのではないでしょうか。なかでも、広さはベッドの大きさや置ける家具に関係するため、慎重に決めたいですよね。
この記事では、夫婦で使用する寝室の広さに迷っている方に向けて、
- 広さ別のレイアウト・使用イメージ
- 広さを決めるポイント
- 広さ以外に注意したい項目
などを解説します。
最後まで読むことで、快適に過ごせる理想の寝室を実現できるでしょう。ぜひご一読ください。
夫婦2人の寝室に6畳は狭い?寝室の広さに関するアンケート結果
こちらでは、夫婦の寝室の広さに関する以下2点のアンケート結果を紹介します。
- 【実際編】夫婦2人の寝室の広さは6~8畳
- 【理想編】夫婦2人の寝室の理想の広さは8~10畳
「他の人が寝室にどのくらいの広さを割いているのか知りたい」と考えている方は、ぜひ参考にしてみてください!
なお、こちらで紹介しているアンケート結果は、株式会社ライフアカデミアの調査からデータを引用しています。
参考:寝室の広さは何畳がベスト?【夫婦なら6畳でOK?】|マットレス大学
1.【実際編】夫婦2人の寝室の広さは6~8畳
夫婦2人の寝室の広さで、最も多かったのは6畳です。全体の46.2%と半数近くが、この広さを採用しています。
6畳だと、ダブルベッドを1つ、シングルベッドを2つ置いても通路を確保できます!
なお、次に多かったのは、8畳で全体の27.6%です。
4畳半や5畳など、その他の広さは全体の10%以下の結果でした。
つまり、寝室の広さは6畳か8畳を採用する夫婦が多いということですね!
2.【理想編】夫婦2人の寝室の広さは8~10畳
夫婦が使う寝室の「理想」の広さは、8畳が最も多い結果となりました。全体の44.6%が回答しています。
8畳の寝室は、シングルベッドを2つ置いてもゆとりがある広さです!
続いて、10畳以上が支持されています。全体の31.2%がこの広さがよいと答えています。
この結果から、現実と理想では、寝室の広さに違いがあることがわかりました。ギャップを感じないためには、6畳以上の広さを採用するのが好ましいでしょう。
ちなみに、実際に採用している割合が多かった6畳(46.2%)は、理想の広さでは10.5%です!
【広さ別】夫婦の寝室のレイアウトや使用イメージを解説
こちらでは、以下の広さ別に寝室のレイアウトや使用イメージを解説します。
- 4~5畳:ダブルベッドが置ける
- 6畳:ダブルベッド1つ・シングルベッドを2つ置ける
- 7畳:クイーンベッドを置ける
- 8畳:セミダブル2台以上と家具も置ける
- 10畳:シングルベッド3台も置ける
「寝室をどう使うか迷っている」「家具を置ける広さを知りたい」と考えている方は必見です。レイアウトイメージもあわせて紹介するので、ぜひチェックしてみてください。
1.4~5畳:ダブルベッドが置ける
4~5畳の寝室は、ダブルベットが1つ置ける広さです。レイアウトのイメージは以下のとおりです。
なお、ギリギリではありますが、シングルベッドを2つ置くことも可能です。以下のレイアウトイメージを見てみましょう。
ただし、ドアや収納の扉位置によっては難しいケースが考えられます!
また、4~5畳の寝室では、ベッド以外の家具を置くのは厳しいでしょう。そのため「寝るだけのコンパクトな部屋が欲しい」と考えている夫婦に向いています。
2.6畳:ダブルベッド1つ・シングルベッドを2つ置ける
6畳の寝室であれば、ダブルベッドを1つ、シングルベッドを2つ置いても通路を確保できます。そのため、導線に困りにくいのが利点です。
レイアウトのイメージは、以下のとおりです。
クイーンベッドも問題なく置ける広さです!
なお、6畳の寝室には、コンパクトなデスクやテレビなどを置けます。
「書斎として使いたい」「寝室でテレビを見たい」と考えている方にぴったりですね!
3.7畳:クイーンベッドを置ける
7畳の寝室は、クイーンベッドを置いてもゆったりとした生活動線を確保でき、開放感のある空間をつくれます。サイドテーブル、ドレッサー、収納家具を置いても余裕のあるスペースを実現できるでしょう。
レイアウトのイメージは以下のとおりです。
6畳と同じようにベットや家具を配置しても、生活動線スペースに余裕があります!
4.8畳:セミダブル2台以上と家具も置ける
8畳の寝室は、ダブルベッドを1つ、シングルベッドを2つ置いてもゆとりがあります。
以下のレイアウトイメージのように、ドレッサーやテレビ、タンスなども置けます!
さらに、ベッドを挟むようにサイドテーブルを置くことも可能です。
ホテルのように、サイドテーブルに間接照明を置くのもよさそうですね!
なお、8畳の寝室は、ベッド以外の家具を置いても通路が確保できることもメリットです。そのため「ドレッサーに座ったら通路の邪魔になってしまった」ということもありません。
5.10畳:シングルベッド3台も置ける
10畳は、寝室としてはかなりゆとりのある空間です。以下のレイアウトイメージのように、家具をおいてもスペースを確保できます。
かなり広さがあるので、第2のリビングとして使えそうです!
また、将来子どもが増えることを考慮して、シングルベッドを3つ置いてもゆとりがあります。レイアウトイメージは以下のとおりです。
部屋の広さによってレイアウトが異なるので「寝室をどう使いたいか」を明確にして、広さを決めてみてください!
とはいえ、寝室の広さや家具の配置について、イメージが湧かない方が多いのではないでしょうか。
「すーさんの相談窓口」では、住まいづくりに関するあらゆるお悩みを無料で受け付けています。寝室の広さで迷った際には、気軽に相談してみてください。
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夫婦の寝室の広さを決める6つのポイント
夫婦の寝室の広さを決める際には、以下6つのポイントを考えましょう。
- 寝室でどのように過ごすか
- ベッドの大きさはどのくらいか
- ベッドやその他家具の配置はどうするか
- 寝室を何人で使うか
- 夫婦のライフスタイルに違いがあるか
- 収納スペースが必要か
これらのポイントを書き出していくことで、ライフスタイルにあった広さを決められます。ぜひ参考にしてみてください。
1.寝室でどのように過ごすか
寝室の広さを決める際には、使い方を明確にしましょう!
たとえば、ただ寝るだけなら、4~5畳でも問題ありません。寝室の間取りを小さくして、その分他の部屋を広くするという選択もできます。
また「テレビを見て過ごしたい」「書斎としても使いたい」などの要望があれば、6畳以上の寝室が好ましいです。
このように、寝室での過ごし方によって広さを決めるとよいでしょう。
2.ベッドの大きさはどのくらいか
寝室の広さを決める際には、ベッドの大きさを理解しておきましょう。代表的なサイズの寸法や対応人数は、以下のとおりです。
ベッドのサイズ | 寸法 | 対応人数 |
---|---|---|
シングル | 幅:97~100cm 長さ:195~200cm | 1人 |
セミダブル | 幅:120cm 長さ:195~200cm | 1~2人 |
ダブル | 幅:140cm 長さ:195~200cm | 1~2人 |
クイーン | 幅:160cm 長さ:195~200cm | 2人 |
キング | 幅:80~200cm 長さ:195~200cm | 2~3人 |
夫婦2人で寝るのなら、ダブルサイズのベッド1つ以上の広さが好ましいです。
なお、ダブルやクイーンなどのサイズに大きなベッドで使用する際には、寝室への搬入ルートも確認しておきましょう。
寝室の入り口だけでなく、玄関の扉や階段の有無などもチェックしなければなりません!
3.ベッドやその他家具の配置はどうするか
寝室にベッドをどのように配置するかで変わってきます。たとえば、通路のスペースを十分に確保したいのなら6畳以上の広さがよいでしょう。
また、ベッド以外にも家具を置くとなると広めのスペースが必要です。最低でも6畳、できれば8畳以上あれば、テレビやサイドテーブルなどを配置できます。
家具の配置については、夫婦でしっかりと話し合っておくのがよさそうですね!
4.寝室を何人で使うか
基本的に、寝室は夫婦2人で使うことを想定している方が多いのではないでしょうか。
しかし、子どもが小さいうちは一緒に寝るケースが多いです。そのため、家族計画によって寝室の広さを決めましょう。
子どもが1~2人であれば、8畳以上の寝室が好ましいです!
また、子どもが大きくなったときのことも考えておいてください。子どもが自分の部屋で寝るようになったとき、夫婦2人にしては広すぎないかをイメージしておきましょう。
5.夫婦のライフスタイルに違いがあるか
夫婦のライフスタイルに違いがあるかは確認すべきポイントです。妻は昼型、夫は夜型の生活を送っている場合には、パートナーの就寝を一方が邪魔をする可能性があります。
夫婦でライフスタイルが異なる場合には、寝室を2つ用意しましょう。小さめの寝室を2つつくったり、大きめの主寝室とは別に小さい寝室をつくったりするのもおすすめです。
夫婦ともに睡眠時間を確保できるように寝室の広さだけではなく、寝室の数を増やすのもありですね!
6.収納スペースが必要か
寝室に何を収納するかで必要なスペースは異なります。広さを決めるポイントになるので、片付けたい物を事前に検討しておきましょう。
主寝室にクローゼットを設置するかで寝室の広さは変わります!
たとえば、衣類を収納したい場合、数量によっては後付けの収納家具で問題ないケースがあります。
また、家族全員の衣類をまとめて収納する「ファミリークローゼット」を設けるなら、主寝室のクローゼットは不要かもしれません。
収納の設置の有無によって、寝室の広さが異なる点を把握しておきましょう。
夫婦の寝室で広さ以外に注意したい項目9選
夫婦の寝室では、広さ以外にも注意すべき項目があります。主に、以下の9点です。
- 寝室の位置
- 寝室の形
- 窓の位置・大きさ
- 照明
- 天井の高さ
- クロスの色
- 調湿作用のある建材
- コンセントの位置
- 夫婦の通勤動線
「家づくりで失敗したくない」と考えている方は、ぜひチェックしてみてください。
1.寝室の位置
1日の疲れを癒す寝室だからこそ、リラックスできる空間でないといけません!
家のなかで寝室をどこにつくるかは重要なポイントです。位置によって、快適さが異なるためです。
寝室の位置を決める際には、主に以下のポイントを意識しましょう。
- 外の音が聞こえないよう道路から離れた場所につくる
- リビングから離す
- 防犯面を意識して2階につくる
- 方角も考慮する
寝室の方角によっては、朝の日当たりや室内の湿気にも影響します。東側にあると朝日の光で清々しく目覚められ、南側にあると日中の長い時間に日当たりが良く湿気を防げます。
朝日が苦手な方は、北側や西側に寝室を設置するのがおすすめです。
音や防犯面についても考慮するのが重要です!
なお、寝室の位置に迷っているのなら、間取り例を参考にしてみるのがおすすめです。タウンライフでは、住宅のプロが作成する間取りを無料で見られます。
タウンライフの詳細は、関連記事「【希望が叶う】理想の家を実現する間取りの決め方を徹底解説!無料でプロに依頼する方法を紹介」で解説しているので、ぜひ参考にしてみてください!
2.寝室の形
寝室の形によって、ベッドや家具のレイアウトが異なります。
たとえば、四角形でなく凸凹している場合を考えてみましょう。壁が邪魔になってベッドの配置が思うようにいかなかったり、希望の家具を置けなかったりする恐れがあります。
寝室に限らず、長方形や正方形の部屋はレイアウトの自由がききやすいです!
寝室を考える際には、広さだけでなく形にも着目しましょう。
3.窓の位置・大きさ
換気のために、寝室には窓を設けたいところです。
しかし、窓を取り付けることで、光が入りすぎたり人目が気になったりする恐れがあります。そのため、位置や大きさには注意しましょう。
たとえば、道路に面した側や西日が厳しい場所には、窓を設置しないのが好ましいです!
窓の位置に悩む方は、私のInstagramの投稿をチェックしてみてください!我が家の事例も紹介しているので、参考になるはずです!
4.照明
寝室の証明は、基本的に暗めのものを採用しましょう。あまりにも明るすぎると、就寝前に目がさえてしまう恐れがあります。
ただし、ワークスペースを兼ねていたり、メイクをしたりする場合には、ある程度明るさのある照明が向いています。明るさを調整できるタイプであれば、寝室の雰囲気を臨機応変に変えられるでしょう。
照明を取り付ける位置に迷ったら、スタンドライトを採用して移動できるようにしておくのがおすすめです!
5.天井の高さ
寝室に開放感を求めるのであれば、天井の高さを確保しましょう!
一般的な天井の高さは、2,400~2,500mmです。開放的な印象にしたいのであれば、2,700~3,000mmがおすすめです。
ただし、あまりにも高すぎる場合は注意する必要があります。天井の掃除が難しかったり、冷暖房が効きにくかったりするためです。
長い時間を過ごす場所だからこそ、メンテナンスのしやすさや快適さは重視したいですね!
6.クロスの色
寝室のクロスの色は落ち着いた色である、アイボリーやベージュなどを選びましょう。
おしゃれにするなら、グレイがかったグリーンやブルーなどの寒色がおすすめです。
寒色には、精神を落ち着かせる効果があるので、寝室にぴったりです。ネイビーやボルドーなど濃色は、圧迫感を感じやすいため、避けましょう。
白いクロスにしたい方は、私のInstagramの投稿を参考にしてみてください。多くのフォロワーさんが採用したクロスを厳選して紹介しています!
7.調湿作用のある建材
寝室には、調湿作用のある建材を利用しておくと快適性が上がります。建材によっては、人間が快適に睡眠できるのに適した50~60%の湿度を保ってくれるからです。
たとえば、無垢フローリングや漆喰壁などの自然素材は、湿度が多い時に水分を吸い込み、乾燥したときには水分を吐き出す作用があります。
加湿器や除湿器などを使っての調整も可能ですが、建材にこだわるのもおすすめです。
自然素材には消臭作用もあるので、木の香りに包まれて眠れますよ!
8.コンセントの位置
使用する家電によって使いたい配置や高さが異なるため、コンセントの位置も考慮しておく必要があります。
- 除湿機
- 加湿器
- 扇風機
- 間接照明
- スマートフォンの充電
- ベビーモニター
- 授乳ライト
たとえば、除湿器や加湿器などの家電は枕元ではなく、足元に置くことで睡眠を妨げることがなくなります。また、スマートフォンを充電する際には枕元にコンセントがあると便利です。
寝室で利用する家電をリストアップして、コンセントの位置を決めましょう!
9.夫婦の通勤動線
夫婦の通勤動線は、寝室をつくる際に確認しておきたいポイントです。通勤動線とは、朝起きてから仕事のために家を出るまでに使用する道筋のことです。
ライフスタイルが異なる夫婦で同じ主寝室を利用している場合には、クローゼットの位置に気をつける必要があります。
出勤前にクローゼットの開閉をおこなうことで、パートナーの就寝を妨げる場合にはクローゼットを主寝室につくるのはおすすめできません。
夫婦の通勤動線を考えて寝室の間取りを考える必要があるのですね!
夫婦の寝室の広さで迷ったら希望のレイアウトや使い方によって判断しよう
夫婦の寝室の広さは、6~8畳が採用されるケースが多いです。
とはいえ「どのように使いたいか」「どんな家具を置きたいか」によって、必要な広さは異なります。
そのため、夫婦で話し合って叶えたい寝室を明確にする必要があります!
寝室の広さや位置などで迷った際には、家づくりのプロに相談を求めるのがおすすめです。アドバイスをもらうことで、家族全員が納得のいくマイホームを実現できます。
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