「居心地のいい家の特徴とはどのようなものがある?」
「ゆっくりできる部屋にするにはどうすればよい?」
「落ち着ける家の間取りが知りたい」
居心地のいい家にするには、断熱性や気密性、換気性能などの住宅性能にこだわるのがポイントです。ほかにも、間取りやインテリア選びに時間をかけるといいでしょう。
とはいえ、どのような住宅性能や間取りにすればよいか迷いますよね。
この記事では、大手ハウスメーカーで15年間家づくりの相談を受けてきた筆者が、以下の内容について解説します。
- 居心地のいい家の特徴
- インテリア選びのポイント
具体的な間取りやインテリアについても紹介しているので、最後まで読んで参考にしてください。
居心地のいい家の特徴10選
居心地のいい家の特徴は、以下の10こがあげられます。
- 断熱性能が高く1年中快適に過ごせる
- 肌触りのいい天然素材が使用されている
- 室内が落ち着ける香りに包まれている
- 大きな開口から光と風を取り込める
- 外からの視線が気にならない
- 十分な収納があり常に部屋が片付いている
- 部屋が適度に広く家族それぞれの居場所がある
- 趣味や作業に集中できるスペースがある
- 家事動線が考慮されていて動きやすい
- 家族同士のコミュニケーションが取りやすい
1つずつ解説するので、それぞれ詳しく見ていきましょう。
1.断熱性能が高く1年中快適に過ごせる
1年中快適に過ごすためには、住宅性能にこだわるのがおすすめです!
夏は涼しくて、冬は暖かく、1年中快適に過ごせるような断熱性能が高い住まいをつくることで、居心地がよくなります。
なお、断熱性能が高い住宅の特徴は、以下のとおりです。
- 高性能な断熱材を利用している
- 断熱工法にこだわっている
- 断熱窓を利用している
- 軒を伸ばして夏の日差しを遮る
1年中快適に過ごせる家を実現できるでしょう。
断熱性能が高い家を建てられるハウスメーカーについては、関連記事「【極寒を凌ぐ】高気密高断熱住宅が得意なハウスメーカー5選!選び方や注意点も解説」で詳しく紹介しています。ぜひ参考にしてみてください。
2.肌触りのいい天然素材が使用されている
肌触りのいい天然素材を使用すると、居心地よく感じられるでしょう。天然素材を利用する一例は、以下のとおりです。
- 無垢の木を壁や床、天井に利用する
- 漆喰や珪藻土を塗り壁として利用する など
無垢の木を床に使えば、歩くときも床に座ったときも心地よさを感じられますね!
3.室内が落ち着ける香りに包まれている
資材に自然素材を利用することで、いつでも心地よい香りの空間で過ごせるでしょう。室内が落ち着ける香りに包まれていると、居心地がよくなります。
なお、自然素材を使うと、以下のような効果を得られます。
- 畳を敷くことで「い草」独特の香りを感じられる
- 「天然木材」を利用することで「フィトンチッド」と呼ばれる物質が放出される
- 塗り壁を「漆喰」や「珪藻土」にすることで空気が清浄化される
和室をつくる住宅は減っているものの、い草でしか感じられない香りに落ち着く方は多いでしょう。
「フィトンチッド」には、自律神経を安定させたり、呼吸を正常に整えたりする効果があると言われています。
漆喰や珪藻土を利用すると湿気を吸着してくれるため、空気を清浄化するのに効果的です。天然素材を利用することで、部屋全体が自然に近い香りになり、落ち着く空間を実現させられるでしょう。
4.大きな開口から光と風を取り込める
大きな窓やドアがあると、部屋全体が明るくなりますね!
部屋全体に光と風を取りこめる部屋は、開放感があり気分も明るくなるので、心地よく過ごせます。家の奥まで光や風が届けられるよう、部屋同士がつながるように間取りを工夫するのがおすすめです。
また、隣家が近い場合には、吹き抜けをつくると上下方向に光や風が届きます。
自然光や風が、心地よく入ってくる空間をつくりましょう。
5.外からの視線が気にならない
歩行者や車からリビング内が見えてしまうと、居心地よく過ごすのは難しいでしょう。
外からの視線が気になると、家にいても落ち着きません!
視線が気にならないようにするためにできる工夫は、以下のようなものがあります。
- 適切な窓の位置や高さ、種類を選ぶ
- 2階をリビングにする
- 軒を出す
- 植栽やフェンスを設ける
- 中庭をつくる など
人通りが多いところに家を建てる場合には、実際に住んだときのことをイメージして間取りにこだわりましょう。
6.十分な収納があり常に部屋が片付いている
部屋全体が片付いていると、居心地がよくなります。そのため、収納スペースは十分に確保しておきましょう。
例えば、リビングに一時置きスペースとして活用できる小さな収納をつくると、普段よく使うタブレットなどの電子機器が片付けられます。また、ウォークインクローゼットのような大きな収納スペースがあれば、衣類だけでなく扇風機などもいっしょにしまえます。
何をどこに収納するか考えて収納スペースをつくると、家が片付きやすくなりますよ!
なお、リビング収納については、関連記事「【悲報】新築住宅のリビングに収納がないのは後悔する!理由やおすすめの間取りも解説」で詳しく解説しています。ぜひ参考にしてみてください。
7.部屋が適度に広く家族それぞれの居場所がある
くつろげる空間が複数あると、居心地のいい家だと実感できるでしょう。リビングやダイニング、それぞれの個室など、その日の気分にあわせて過ごす場所を変更できます。
家族それぞれが、居心地よく感じられる部屋や場所があるといいですね!
部屋の間取りを考えるときには、家族みんなで落ち着けるスペースについて話し合ってみるのがおすすめです。
8.趣味や作業に集中できるスペースがある
趣味を思う存分楽しめるスペースや、仕事などの作業がはかどる空間をつくっておくと、家で過ごすのが快適に感じられるでしょう。
趣味で集めた物をディスプレイできる場所を確保しておけば、お気に入り空間をつくれます。また、リモートワークができるように机と椅子がおけるスペースを確保しておくと、仕事で使いやすい空間を実現可能です。
自分の部屋をつくれなくても、キッチンやダイニングの横にちょっとしたスペースをつくると場所を確保できますよ。
9.家事動線が考慮されていて動きやすい
家事動線が考慮されている家は、家事の時短が可能なので、ゆっくり落ち着ける時間が増えるでしょう。そのため、実際に住んだときのことをイメージして、家事のしやすさを考えてみることをおすすめします。
例えば、洗濯機から洗濯物を干す場所までの距離を短くしたり、キッチンとランドリールームを隣り合わせにしたりなどが効果的です。
洗濯機を回しながら料理ができると、時短になりますね!
限られた時間を有意義に過ごせるため、家事にかかるストレスを軽減させられるでしょう。
家事動線の良い間取りについては、関連記事「【新築ならでは】家事動線の良い間取りにする5つのコツ!注意点やおすすめ間取りも紹介」で詳しく解説しています。ぜひ参考にしてみてください。
10.家族同士のコミュニケーションが取りやすい
間取りによっては、家族が顔をあわせずに過ごせてしまうので居心地悪く感じる可能性もあります。
間取りを工夫することで、家族みんなのコミュニケーションが活発におこなえるようになります。そのため、間取りを検討するときは以下のような工夫をしてみてください。
- 部屋同士の仕切りをなくしたスキップフロアをつくる
- リビング内に階段を設けて外出することがわかるようにする など
このような工夫は、家族がたくさんコミュニケーションを取れるきっかけとなります。離れた場所でも声を掛けたり、リビングで顔をあわせられたりしやすいので、ぜひ取り入れてみてください。
とはいえ、居心地のいい家の特徴についてはわかったけど「どのような家を建てればよいかわからない」とお悩みの方もいるかもしれません。そのような方は「すーさんの相談窓口」がおすすめです。
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居心地のいい家を実現!インテリア選びのポイント5選
居心地のいい家を実現させるために欠かせない、インテリア選びのポイントを紹介します。
- 素材にこだわる
- 色を揃える
- 家具の数は最小限にする
- 部屋の用途で照明を決める
- 観葉植物などの緑を取り入れる
それぞれ詳しく見ていきましょう。
1.素材にこだわる
直接体に触れる足元のラグや椅子、ソファの素材は触り心地のいいものを選びましょう。
足触りのいいラグには天然素材、シャギー素材、低反発があげられます。
なお、ソファのカバーは、主に以下の2つの素材があります。
- ファブリック(布)
- レザー(革・合皮)
ファブリックは布製の素材であり、コットンやポリエステルなどを使用しており、さまざまなカラーがあります。繊維や折り方で印象や雰囲気が変わるので、お店で実際に触って試してみるとよいでしょう。
レザー素材はファブリックよりも高級感があり、本革と人工皮革・合成皮革があります。本革は耐久性があり、しっとりとした触り心地です。保温性があり、ソファに座ると体温に合わせて革が暖かくなります。
人工皮革・合成皮革は、布と合成樹脂の材料を混ぜあわせてつくられており、本革よりも安価な生地でお手入れしやすいのが特徴です。
直接肌に触れる部分のインテリアについては、触り心地を重視しましょう。
2.色を揃える
インテリアの色を3色程度に揃えると、居心地のいい家にできます。部屋に色が多すぎると、落ち着かない印象になってしまうからです。
自分が落ち着ける色を3つ選ぶのがおすすめです!
具体的には、以下のような配色にすると、まとまりのある雰囲気にできます。
- 一番面積の広い部分を明るい色にする
- 暗めの引き締め効果がある色を随所に入れる
- 鮮やかな色をアクセントで入れる など
インテリアを購入する際には、使用する色を事前に決めておきましょう。
3.家具の数は最小限にする
家具の数を増やすと、部屋が狭く感じてしまいます。そのため、必要最低限の家具を配置するようにしましょう。
収納家具が多くなると閉塞感や圧迫感を感じるため、備え付けの収納をつくっておくのがおすすめです。
リビングでくつろぐために、つくり付けの収納を計画的に設計しておくと家が片付きますよ!
4.部屋の用途で照明を決める
照明の色にはいくつかの種類があり、部屋の用途によっておすすめの色味が異なります。色の種類とおすすめの利用シーンは以下の通りです。
色の種類 | 色の特徴 | 適したシーン |
---|---|---|
電球色 | 電球のような温かみのあるオレンジ色の光色 | リビングや寝室など、リラックスしたい場所 |
温白色 (おんぱくしょく) | 落ち着きのある明るい光色 | リビングなどの家族が集まる場所 |
昼白色 (ちゅうはくしょく) | 生き生きとした自然な光色 | 調理をするキッチンやダイニング、メイクをする洗面所 |
昼光色 (ちゅうこうしょく) | 青みがかかったさわやかな光色 | 在宅で仕事や勉強、読書をする場所 |
色合いを調整できる「調色機能」がついているライトであれば、リビングでくつろぐ際にも勉強する際にも利用できますね!
部屋の用途にあわせて照明を決めると、居心地のよい家になります。
5.観葉植物などの緑を取り入れる
観葉植物や花などの緑は、癒しを与えてくれます。
観葉植物は日向が向いているタイプと日影が向いているタイプがあるので、部屋の方角も考慮して選びましょう。
なお、観葉植物やお花のお手入れが手間に感じる方は、本物そっくりの「アーティフィシャルフラワー」を飾るのもおすすめです。アーティフィシャルフラワーは、主にポリエステルやポリエチレンといった素材でつくられており、耐久性に優れているのでお手入れがいりません。
ほかにも、リーフ柄や花柄のクッションやカーテンを取り入れてみると、見ているだけで癒されるでしょう。緑がある空間をつくることで、居心地のいい部屋を実現してみてください。
なお、居心地のいい家を実現するためのインテリア選びで迷っている方は、Praemioに依頼することも検討しましょう。
経験豊富なプロの「インテリアコーディネーター」が対応してくれるので、安心してインテリア選びをまかせられます。
さらに、Praemioに依頼すると、以下のような嬉しいサービスをしてくれるのが魅力です。
- 手持ちの家具とマッチするようなコーディネート
- 家具の搬入経路の採寸
- 必要なインテリアの発注
- 家具の組み立てと設置
- 梱包資材の撤去 など
面倒な家具の手配や組み立てはもちろん、設置まで「ワンストップ」でおこなってくれます。居心地のいい家のインテリアでお悩みの方は、ぜひ「インテリアコーディネート会社Praemio」まで問い合わせてみてください。
居心地のいい家を建てるには間取りやインテリアを工夫しよう
居心地のいい家を建てるには、住宅性能だけではなく、間取りやインテリアの工夫が必要です。そのため、ハウスメーカーや工務店に依頼する際には、事前にイメージを共有しておきましょう。
とはいえ、どのような家に居心地がいいと感じるかイメージがつきにくいですよね!
そのような方は「すーさんの相談窓口」がおすすめです。家づくりのプロであるすーさんが、マイホームに関するさまざまな悩みに答えてくれます。
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