「独立キッチンにしたいけどデメリットはないのかな」
「料理に集中できる空間は欲しいけど独立型は不便そうで不安」
「独立キッチンの実例を知りたい」
多くの注文住宅では、リビング・ダイニングとつながったオープンキッチンが人気です。
しかし、料理好きな方の中には、個室型の独立キッチンにしたいという方も多いのではないでしょうか!
独立キッチンは料理に集中できるなどのメリットがある一方で、家事動線が悪くなるといったデメリットもあります。そのため、独立キッチンにして後悔しないかなと心配している方もいるでしょう。
そこで、この記事では独立キッチンについて以下の内容を解説します。
- 後悔する理由
- 魅力
- 後悔しないための工夫
- 間取り実例
- 独立キッチン以外のタイプ
独立キッチンにして後悔しないためのポイントや工夫を紹介しているので、ぜひ参考にしみてください!
独立キッチンについてサクッと解説
独立キッチンとは、壁やドアで区切られた個室タイプのキッチンです!
他の部屋と独立しており、調理専用スペースとして設計できることが特徴です。「クローズドキッチン」と呼ばれることもあります。
近年ではリビングやダイニングと一体化した「オープンキッチン」を採用するケースが増えています。しかし、独立キッチンは調理中の匂いや音をリビングに伝えにくいなどの使い勝手の良さがあるため、料理好きな方に人気です。
独立キッチンで後悔する3つの理由
独立キッチンにした場合には、どのようなデメリットがあるのでしょうか。こちらでは、独立キッチンして後悔するポイントを3つ紹介します。
- リビング・ダイニングが見えない
- 開放感がなくて暗い
- 配膳や片付けがしにくい
一つひとつ見ていきましょう。
1. リビング・ダイニングが見えない
独立キッチン最大のデメリットは、リビング・ダイニングが見えないことです。特に小さい子どもがいる家庭では料理中にリビングの様子がわからず、安全面で心配になるかもしれません。
さらに、家族とのコミュニケーションも取りづらく、料理をしている間は孤独感を感じることがあります。
家族がリビングで楽しく話している間に一人で料理をしていると、寂しく感じることがあるでしょう!
2. 開放感がなくて暗い
独立キッチンは閉鎖的な空間であるため、暗さを感じます。また、煙や油の臭いが部屋にこもりやすく、換気が不十分になりがちです。例えば、揚げ物をした後の油の臭いが長時間残ってしまいます。
暗くなりがちな独立キッチンの場合には、光を取り入れる工夫などが必要です!
3. 配膳や片付けがしにくい
独立キッチンは、リビング・ダイニングへの料理の配膳や後片付けに手間がかかります。何度もキッチンとリビング・ダイニングを行き来する必要があるためです。一方で、オープンキッチンでは直接ダイニングテーブルに料理を運べるため、手間がかかりません。
料理は毎日の家事なので、ストレスに感じることが多くなります!
後悔しないキッチンづくりについては、関連記事「【生活力アップ】新築のキッチンで後悔しない5つのコツ!人気の種類や選ぶときのポイントを解説」で詳しく紹介しています。ぜひチェックしてみてください!
独立キッチンは後悔ばかりではない!3つのおすすめポイント
独立キッチンには、個室ならではの使いやすさもあります。特に料理をより楽しみたい、極めたいと思っている方におすすめです。
こちらでは独立キッチンのおすすめポイントを3つ紹介します。
- 他の部屋に臭いや汚れが広がらない
- 料理がしやすい空間を作れる
- 急な来客にも対応しやすい
それぞれ詳しく見ていきましょう。
1. 他の部屋に臭いや汚れが広がらない
独立キッチンの大きなメリットは、調理に伴う臭いや油汚れが他の部屋に広がりにくいことです。キッチンから煙や臭いが漏れなければ、家全体を清潔に保ちやすくなります。
例えば、魚を焼く際の強い臭いがリビングのソファやカーテンに染み込むことを防げますね!
長時間調理をする方や色々な料理に挑戦したい方にとっては、他の部屋に悪影響を与えない環境は安心です。
2. 料理がしやすい空間を作れる
独立キッチンでは、料理に集中できる空間を作れます。料理に集中したい方にとって、リビングが見えると他の家族の様子が気になる場合もあるでしょう。
また、リビング・ダイニングとの調和を気にせずに、調理台やキッチン家電を選択できる点もメリットです。
料理のしやすさだけを考えて設計できるので、趣味や本格的な調理をしたい方にとっては嬉しいですね!
3. 急な来客にも対応しやすい
独立キッチンは、急な来客があった際にも対応しやすいことも大きな利点です。キッチンを常にきれいな状態に保つことは、簡単ではありません。そのためリビング・ダイニングからキッチンが見えない独立キッチンは、急な来客があった際に慌てて片付けなくて済みます。
友人が突然訪れた際にも、生活感が出にくいキッチンなら、リビングやダイニングでゆっくりとおもてなしできますね!
独立キッチンで後悔しないための工夫3選
独立キッチンには多くのメリットがある一方で「暗くなる」「動線が悪くなる」などのデメリットがありました。こちらでは、独立キッチンで後悔しないための工夫を3つ解説します。
- 採光を確保し明るい内装にする
- 他の部屋への移動がスムーズな動線を作る
- 収納を豊富に設ける
独立キッチンを設計する際の大切なポイントなので、ぜひ参考にしてみてください。
1. 採光を確保し明るい内装にする
独立キッチンで暗さや圧迫感が気になる場合には、採光を重視した設計をしましょう。収納や家電の配置などに気をとられると、キッチンの採光は軽視されがち…。窓を意識的に設置することが必要です。
外に向けた窓の設置が難しい場合は、リビングダイニング側に室内窓を設けるという選択肢もあります!
室内窓は、エアコンの使用時にも風が流れ、快適な空間を作れる点でも有効です。
また、内装には明るい色の素材を選ぶことで、空間の暗さや圧迫感を軽減できます。例えば、白やクリーム色の壁紙なら、光を反射させてより明るいキッチンにできるでしょう。
2. 他の部屋への移動がスムーズな動線を作る
他の部屋への動線を改善するには、独立キッチン内の設備の配置を工夫することが有効です。例えば、シンクをダイニングエリアに近い場所に配置すれば、洗い物を運ぶ距離を短くできます。また、独立キッチンのドアを引き戸にすると、物を持って移動しやすくなるのでおすすめです。
動線の悪さを改善するためには、家事動線をイメージしたキッチン設計が不可欠です!
3. 収納を豊富に設ける
独立キッチンは閉鎖的な空間であるため、調理道具などの物がごちゃごちゃして見えがちです。十分な収納スペースがあれば、目に見える位置から物を隠せるため、すっきりとした印象のキッチンになります。
具体的には、ウォークインクローゼットのような大型のパントリーの設置がおすすめです。多くの食材やキッチン用品を収納できるだけでなく、一目で何があるか把握しやすいためです。
収納が豊富にあるとキッチンの作業スペースを広く使えるため、料理の効率も上がりますね!
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後悔しない独立キッチンの間取り実例3選
後悔しない独立キッチンの間取り例として、以下の3つのタイプを紹介します。
- 半独立型にする
- ガラスの内窓をつける
- 天窓をつける
一つひとつ見ていきましょう。
1. 半独立型にする
半独立型のキッチンは、動線の不便さを改善できます。入り口を開放的に設計することで、リビングやダイニングと自然なつながりを持たせることが可能です。
以下の写真の独立キッチンでは、ドアを設けずに開放した造りになっていますね!
開口部のドアをなくすだけでなく、リビング・ダイニングと横並びにキッチンを配置することで、食事の配膳や後片付けの動線がスムーズになります。
キッチンとリビング・ダイニングをどのような位置関係で配置するかで動線は大きく変わりますね!
2. ガラスの内窓をつける
ガラスの内窓を備えると、明るさと開放感を作れます。具体的には、リビング・ダイニングとの間に透明または半透明のガラス窓を設置することがおすすめです。
以下の写真の独立キッチンでは、調理をしながらでもリビングの様子を見られますね!
また、自然光が入るため、キッチン内が明るく快適な作業空間となります。
お子さんのいる家庭では、リビングの様子がわかる造りは安心ですね!
3. 天窓をつける
天窓を設けた独立キッチンは、光と空気の流れを最大限に活用できる設計です。天窓からは自然光がたっぷりと入り、キッチンを明るく快適な空間に変えられます。
以下の写真からは、天窓を設けることで自然光が入り、明るい空間になっていることがわかりますね!
開閉可能な窓であれば、換気の効率も向上し、料理の匂いや湿気が室内にこもりにくくなります。
晴れた日には天窓からの光でキッチンが明るくなり、気持ちよく料理できますね!
独立キッチンは後悔しそう?心配な方におすすめの2タイプを紹介
独立キッチンには不安があるという方は、以下のタイプのキッチンを検討してみてください。
- オープンキッチン
- セミオープンキッチン
それぞれ詳しく見ていきましょう。
1. オープンキッチン
オープンキッチンは、リビングやダイニングと一体化した造りです。家族とのコミュニケーションが取りやすく、開放的な空間が魅力です。
近年の住宅では、オープンキッチンを採用するケースが多くなっていますね!
オープンキッチンには、主に以下の3つのタイプがあります。
- アイランド型
- セパレート型
- ペニンシュラ型
アイランド型はキッチンが壁に接していないため、空間を広く使えます。セパレート型はシンクが独立しており、作業スペースが壁付けです。ペニンシュラ型は片側が壁に接しており、開放感と機能性を両立させています。
オープンキッチンはシンクなどの配置の仕方で3つのタイプに分かれることを理解しておきましょう!
ペニンシュラキッチンについては、関連記事「【対策すればOK】ペニンシュラキッチンで後悔する6つの理由!メリットや価格相場を解説」で詳しく紹介しています。ぜひチェックしみてください!
2. セミオープンキッチン
セミオープンキッチンは、キッチンとリビング・ダイニングの間を部分的に壁で仕切る造りです!
例えば、リビング・ダイニングに面した壁の上半分をオープンな棚やガラス窓で仕切る方法があります。リビング・ダイニングの様子が見える一方で、キッチンの中が丸見えにならないことがメリットです。
手元を隠しつつ、家族とのコミュニケーションがはかれます。会話を楽しみながら、調理をしたい方におすすめです。
独立キッチンは後悔なし!心配な方はすーさんに相談しよう
独立キッチンは料理をする際に集中できる環境ができ、煙や臭いがリビング・ダイニングに広がらないなどのメリットがあります。また、内窓の設置やドアの取り外しで半独立型にするなどの設計次第では、動線や光が入らなくなるデメリットを攻略できるでしょう。
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