【これが現実】マイホームを買えない12の原因と対策！住宅のプロが取得までのコツを伝授

「マイホームを買えるかどうか不安…買えなかったらどうしよう？」
「興味があるのに購入の一歩が踏み出せない！」
「マイホームを買えるようになる対策があれば知りたい！」

マイホームに住みたいと思っているのに、収入状況や将来が不安になり、なかなか購入に踏み切れない方もいるでしょう。

購入するからには、自分の希望どおりの理想の家を建てたいと感じている方も多いでしょう。

この記事では、マイホームを買えない状態を抜け出したい方向けに、大手ハウスメーカーで15年勤めた経験を持つプロが以下の内容を解説します。

• マイホームを買えない・買わない人が増えている理由
• 買えない原因と対策
• 買えない状態から抜け出すコツ
• マイホームを購入するメリット
• ローコストで建てられるハウスメーカー

ぜひ最後までお読みください！

マイホームを買えない・買わない人は増えている理由2選

日本でマイホームを購入する方の割合は、下落傾向にあります。その主な理由を2つ紹介します。

1. マイホームが高騰している
2. 晩婚化が進んでいる

詳しく見ていきましょう。

1. マイホームが高騰している

物価の上昇に伴い、家の建設費も高くなっています。

主な原因は、以下の通りです。

• 円安
• ウクライナ・ロシア戦争による原油価格高騰
• ウッドショック
• 人件費の上昇

物価上昇とともに給料も上昇していればいいのですが、実質賃金は21カ月連続でマイナスとなっており、マイホームを購入できない方が増えています。

2. 晩婚化が進んでいる

近年は、晩婚化が進んでおり、マイホームを購入する人の数が減少しています。

マイホームを購入する方のきっかけの多くは、結婚や出産などのタイミングです。

そのため、晩婚化の進行はマイホームを買えない、あるいは買わない人が増える一因となっているようです。

マイホームが買えないことを悲観する必要はない

現代社会では「マイホームを持つ」ことが多くの人にとっての夢であり、成功の象徴として捉えられることがあります。

• 都市部でキャリアを追求する人
• 頻繁に転勤がある人
• 自由な生活を望む人

このような方は、賃貸住宅に住み続けるほうが適していることがあります。

もちろん、マイホーム購入に夢を持つことは素敵なことです。将来に向けた計画を達成できるよう努力することは、人生において大きな意義を持つでしょう。

とはいえ、世間体を重視しすぎて「マイホームを買えない」ことに、悲観的になる必要はありません。

マイホームを買えない12の原因と対策

マイホームを買えない原因は、主に以下の12個が考えられます。

1. 収入が低い
2. 自己資金がない
3. 買うタイミングがわからない
4. 間取りで後悔したくない
5. 金利を負担したくない
6. 正社員ではない
7. ライフスタイルが定まっていない
8. 家族と意見が合わない
9. 賃貸とどちらがお得かわからない
10. どこに相談すればいいのかわからない
11. 転勤をするかもしれない
12. 借金の返済ができていない

対策についても紹介しているため、当てはまるものをチェックしてみてください。

1. 収入が低い

収入が低く安定していない場合には、マイホーム購入に不安を感じてしまうでしょう。

収入が平均より低いからといって、諦める必要はありません。たとえば、ローコスト住宅を建てられる会社に相談をすれば、予算内で希望の家をつくれる可能性があります。

もちろん住むこと自体には問題がないため、自分のこだわりたい部分を叶えられるのであれば、選択肢に加えても良いでしょう。

2. 自己資金がない

自己資金を多く出すことで、住宅ローンにかかる金利を減らせる効果があります。

しかし、支払う自己資金が0円だとしても、住宅ローンの契約は可能です。一度ハウスメーカーから見積もりをもらい、ローンのシミュレーションをしてみてください。

月々の支払いに問題がなければ、無理に自己資金が貯まるまで待つ必要はないかもしれません。

3. 買うタイミングがわからない

マイホームに興味はあるものの、現在の年齢や収入で購入しても後悔しないかと、不安になることがあるでしょう。

買うタイミングがわからない場合、ライフスタイルの変化をきっかけにすると、購入するメリットが明確になるためおすすめです。ライフスタイルの変化は、主に以下のようなことがあります。

• 結婚・出産
• 昇給や昇進
• 子どもの独立 など

金銭面で不安のある場合は、一度概算の見積もりをもらうだけで、購入後の資金計画が立てやすくなります。

なお、家を建てるタイミングについては、関連記事「【2023年最新】家を建てるタイミング7選！社会情勢の変化や補助制度を解説」で詳しく解説しています。ぜひ参考にしてみてください！

4. 間取りで後悔したくない

マイホームで一度決めた間取りを変えることは、リフォームをしないかぎり難しいです。そのため、これから家族が増えるかわからない場合は、購入をためらってしまうでしょう。

家族構成が変化する可能性がある場合には、大きな部屋をつくっておき、間仕切りを取り付けられる設計にしておく方法が有効です。たとえば、子どもが2人になったら、簡易的な工事により部屋を2つに分けられます。

マイホームの強みである広さを活かし、後悔しない間取りづくりをしてみましょう。

なお、間取りの決め方にお悩みの方は、タウンライフで間取りプランを作成してもらうのがおすすめです！家にいながら複数のハウスメーカーから、間取りプランを提案してもらえます。

5. 金利を負担したくない

金利とは、住宅ローン借り入れ金額に対して、銀行に支払う利息のことです。

たとえば、3,500万円を35年ローンの金利1％で借り入れると、月々の支払いは約9万9,000円です。そのうち、1万6,000円程度が利息で、銀行の利益となります。

住宅ローンを借りなければ、家を購入できない方がほとんどです。そのため、金利の支払いをもったいないと感じてしまう方がいます。

モゲチェックであれば、複数の金融機関の金利が比較できます！希望条件から、最適な住宅ローンの提案が可能です。金利を重視したい方は、ぜひ利用してみてください。

6. 正社員ではない

契約社員や派遣社員など、正社員以外の雇用形態だとしても、住宅ローンを利用できる銀行は存在します。

とはいえ、住宅ローンの審査基準には雇用形態が入っているため、正社員と比べれば審査が厳しくなる可能性はあるでしょう。

審査がとおらなくてお悩みの場合は、フラット35の利用を検討してみてください。雇用形態や勤続年数を重視していない傾向にあるため、住宅ローンを組める可能性があります。

7. ライフスタイルが定まっていない

結婚や出産など、ライフスタイルが定まっていない状態だと、住む場所や間取りが固定されるマイホーム購入をためらってしまいます。

マイホーム購入が頭にある場合は、以下のように優先順位がなにかを検討すると良いでしょう。

• 親と住む広い家が欲しい
• 住宅兼事務所をつくりたい
• 住宅設備をそろえて家事負担を減らしたい

いますぐに叶えたい夢を優先するか、ライフスタイルを定めて後悔の少ない家にするかを検討してみてください。

8. 家族と意見が合わない

マイホーム購入自体が決まっているのであれば、絶対に譲れない条件を出し合ったうえで、妥協点を探す方法が有効です。

片方が納得しないまま家を建てると、後悔の残る買い物になってしまうかもしれません。

9. 賃貸とどちらがお得かわからない

賃貸とマイホームのどちらがお得なのかは、経済状況や生活の仕方により人それぞれです。生涯コストや老後の生活についてまでよく比較し、自分にあっているほうを選ぶ必要があります。

賃貸は、毎月の支払いが発生するかわりに、マイホームと比べて月々の料金が安い傾向にあります。対してマイホームは、ローンの支払いが終われば自分の資産になるのがメリットです。

なお、賃貸とマイホームの特徴を比較したい方は、関連記事「【損しない】賃貸と持ち家の特徴を徹底比較！生涯コストや老後についても解説」を参考にしてみてください！

10. どこに相談すればいいのかわからない

大きな買い物であるマイホームの相談を、どこにすればいいのか迷ってしまう方も多いでしょう。後悔しない家づくりのためには、安心して相談できるところを見つけることが大切です。

相談場所に迷っている場合は、中立的な立場でアドバイスをしてくれるところを選ぶのがおすすめです。

家づくりについてまだなにもわからない状態でも、一つひとつ親身になって疑問にお答えするので、ぜひお気軽にご相談ください。

11. 転勤をするかもしれない

転居を伴う転勤となると、せっかく建てた家に住めなくなる可能性があるため、マイホーム購入をもったいなく感じるかもしれません。

会社によっては、転居先での家賃手当や、帰省時の交通費が出る場合もあります。会社の福利厚生を確認し、問題ないと感じた場合は、帰る場所としてのマイホームを検討しても良いでしょう。

12. 借金の返済ができていない

借金額に応じて、希望の借入額より少ない金額で、住宅ローンがとおる場合があります。

審査にあたっては、教育ローンや自動車ローンなどの、返済能力が認められているものであれば大きな問題にはなりません。

マイホームを買えない状態から抜け出す5つのコツ

マイホームを買えない状態から抜け出すためには、以下5つのコツを実践してみましょう。

1. マイホームで実現できることを洗い出してみる
2. ライフプランを立ててみる
3. 収入を高める努力をする
4. 不動産の情報を仕入れる
5. 無料相談から始めてみる

それぞれの内容を、詳しく解説していきます。

1. マイホームで実現できることを洗い出してみる

現在の住まいで実現できていない夢を、マイホームであればどれだけ叶えられるのかを洗い出してみましょう。たとえば、以下のようなものが考えられます。

• 子ども部屋
• 大容量のクローゼット
• 菜園できる庭
• テレワークできる書斎

マイホームにどれだけ価値を見いだせるかは人それぞれです。一度じっくりと家の購入で実現できることを洗い出して、いま買うべきかを検討してみてください。

2. ライフプランを立ててみる

収入面でマイホーム購入を迷っている場合は、ライフプランを立ててみることをおすすめします。ライフプランとは、子どもの誕生や転職など、将来に訪れることが予想されるイベントのことです。

住宅ローンの月々の返済を考慮しても、生活が問題ないと判断できれば、購入へ踏み出すきっかけになるかもしれません。

どのハウスメーカーに相談すればいいかわからない場合は、LIFULL HOME’Sの「家づくりノート」をもらうことから始めてみてください。

「家づくりノート」には、間取り実例や住宅ローン基礎知識などの情報も掲載されています。無料で手に入れられるため、はじめの一歩として活用してみてはいかがでしょうか。

3. 収入を高める努力をする

経済面が不安な方は、収入を高めることを意識しましょう。収入が増えれば、ローンの承認率も上昇し、より有利な条件で住宅ローンを組みやすくなります。

スキルアップを目指したり、副業を始めたり、場合によっては転職を考えることも一つの手段です。

4. 不動産の情報を仕入れる

マイホームを購入する際には、不動産市場の最新情報を正確に把握しましょう。市場の動向を知ることで、購入の最適なタイミングを見極められ、理想の物件を見つけるチャンスが増えます。

情報収集の方法としては、不動産関連のニュースをフォローしたり、信頼できる不動産エージェントと連携したりするのがおすすめです。

5. 無料相談から始めてみる

マイホームは、見積もりをもらうだけでも一苦労です。住宅ローン会社やハウスメーカーなど、選択すべきことが多くあります。

なかなか行動できずにいる場合は、まずは無料の相談窓口を利用して、疑問を解決するのがおすすめです。

すーさんは、大手ハウスメーカーで15年経験を積んだ住宅のプロです。経験をもとにした的確なアドバイスで、住宅に関するどのような悩みでも解決します。

マイホーム購入についてスムーズに検討できるようになるので、お気軽にご相談ください！

買えないを解消できるマイホームならではの購入メリット5選

マイホーム購入には、賃貸にはない以下のようなメリットがあります。

1. 自分の資産にできる
2. いざというときは売却できる
3. 貸出物件として経営できる
4. 団体信用生命保険に入れる
5. 税制優遇を受けられる

家を買えない状態を解消するためにも、それぞれの内容を詳しく見ていきましょう。

1. 自分の資産にできる

住宅ローン完済後は、マイホームへの月々の支払いがなくなります。そのため、資産として手元に残るのがメリットです。

老後にお金の心配をせず住み続けられる家が欲しい方は、早めに住宅ローンを組んでおくと安心です。

2. いざというときは売却できる

万が一マイホームを手放す場合でも、売却をすればローンの支払いに充てられます。

家は時間が経つごとに価値が落ちるため、築年数が古いと売却金額も下がります。一方で、土地は国が定めた基準に沿って相場が決まり、年数の経過では価値が落ちません。

3. 貸出物件として経営できる

マイホームを貸出物件として経営すれば、資産を残したまま家賃収入を得られます。入居者がいないときに自分で再度住む選択もでき、自由度の高いところが魅力です。

とはいえ、住宅ローンの支払いが続く場合には、利益に期待できないケースが多いでしょう。

4. 団体信用生命保険に入れる

団体信用生命保険とは、住宅ローン契約者の死亡や、高度障害で働けなくなった場合に支払いを完済したとみなされる保険です。

住宅ローンの開始後すぐに利用できるため、家族の負担を大幅に軽減できます。三大疾病やケガの際に保険が適用されるなど、金融機関ごとにサービスが異なるのが特徴です。

5. 税制優遇を受けられる

戸建て住宅購入の促進を目的とした税制優遇は、マイホームをお得に購入するためにも活用するべきです。

ほか、省エネ基準をクリアした木造住宅に対し、最大140万の補助金が出る「地域型グリーン化事業」も、マイホーム購入に役立てられます。

受けられる税制優遇は積極的に利用して、できるかぎりお金をかけずにマイホームを購入しましょう。

マイホーム買えないを脱出！ローコストで建てられるハウスメーカー3選

ここからはローコストで建てられるハウスメーカーを3つ紹介します。

1. クレバリーホーム
2. アイフルホーム
3. アキュラホーム

詳しく見ていきましょう。

なお、ハウスメーカー選びで迷った際には、選定ポイントを押さえることが大切です。関連記事「【元住宅営業マンが力説】ハウスメーカーの選び方7選！失敗しないための5つの注意点を紹介」では、失敗しない選び方を紹介しているので、あわせてチェックしてみてください！

1. クレバリーホーム

クレバリーホームは、独特のタイル張りが特徴です。

タイルを使用した住宅建築において特化しており「クレタイル」と呼ばれる独自の素材を採用することで、耐久性のある美しい外観を実現しています。見た目の魅力と共に、優れたメンテナンス性で知られています。

2. アイフルホーム

アイフルホームは、LIXILグループであり、高品質な水回りの設備を低コストで導入できます。ローコスト住宅に定評のあるハウスメーカーでありながら、フランチャイズシステムを導入しているのが特徴です。

そのため、ニーズや価格にあったものを選択できます。

3. アキュラホーム

アキュラホームの強みは、完全自由設計で世界でたったひとつの我が家が建てられるところです。

徹底したコスト削減を行いつつ、オーダーメイドの家づくりと職人品質を維持しています。適正価格でありながら、間取りから外装や内装、設備まで、住む人のニーズを叶えてくれます。

長期優良住宅基準を上回る性能が標準仕様となっているため、長く快適に住めるのはもちろんのこと、35年にわたる長期サポートや、万が一のトラブル対応も万全です。

マイホームを買えない原因を解消して購入に踏み出そう

マイホームの購入ができない場合は、買えない原因を解決する方法について、知る必要があります。

解決方法を理解できれば、マイホームを買えない状態が解消され、購入へと踏み出せるようになるでしょう。

なお、自分だけでは解決できない場合は、プロに相談してアドバイスをもらってみてはいかがでしょうか。

すーさんの相談窓口では、適切な予算のアドバイスや希望に添ったハウスメーカーの紹介など、すべて無料でおこなっています。マイホームを買えない状態から抜け出したい方は、ぜひお気軽にご相談ください！