「カリフォルニアスタイルの家を建てたいけど後悔することはある?」
「カリフォルニアスタイルの家のデメリットとは?」
「どうすれば後悔しない家を建てられる?」
カリフォルニアスタイルの家は、大きめのカバードポーチ、ラップサイディング、ブルーやホワイトの爽やかな外観カラーなどの特徴があります。
サーフィンや自転車、キャンプなどのアウトドアが好きな方に人気のスタイルです。
しかし、カリフォルニアスタイルのデメリットを把握しておかないと後悔するかもしれません。
この記事では、長年大手ハウスメーカーで営業マンをしてきた私が以下の内容について解説します。
- カリフォルニアスタイルの家の特徴
- カリフォルニアスタイルの家で後悔するポイント
- 後悔しないための対策
後悔するポイントや対策を知ることで、カリフォルニアスタイルが自分に合っているかどうか判断ができます。カリフォルニアスタイルの家を建てたいと考えている方はぜひ最後までお読みください!
カリフォルニアスタイルの家の特徴
カリフォルニアスタイルの家は、アメリカ西海岸のカリフォルニア州の自然や外観を反映しています。
主な特徴は以下の通りです。
- 大きめのカバードポーチ(屋根付きのウッドデッキ)
- ラップサイディング(小幅の羽目板を横に重ね合わせた外壁)
- ブルーやホワイトなどの爽やかな外観カラー
- 開放感のあるリビング
カバードポーチは屋根が付いたウッドデッキであり、自転車を置いたり、バーベキューができたりするスペースとして利用できます。
海沿いの家ではサーフボードを置くのに利用されています!
また、ラップサイディングは一枚の長い板状に加工された外壁材(サイディング)を横向きに重ね張りしていく手法のことです。海の近くに建築する場合には、水や湿気、塩に強い樹脂サンディングを利用することが多いです。
外壁には、パステル色のブルーやホワイト、グリーン、ベージュなどが使われます。
屋根にはパステルカラーのサンドカラーやテラコッタがよく使用されています。
カバードポーチから続く開放的なリビングがあるのも特徴の1つです。
カリフォルニアスタイルの家で後悔する7つのポイント
カリフォルニアスタイルの家には、日本の家にはない魅力がありますが後悔してしまうこともあります。ここでは、カリフォルニアスタイルの家を建てて後悔するポイントを解説します。
- 外から家の中が見えてしまう可能性がある
- 夏場は暑くなりやすく冬場は冷えやすい
- カバードポーチをつくることで費用がかかる
- カバードポーチを上手く活用できない
- 1階部分の居住面積が狭くなってしまう
- 周囲の住宅から外観が浮いてしまう
- インテリアの買い替えにコストがかかる
それぞれ詳しく解説します。
1.外から家の中が見えてしまう可能性がある
カバードポーチがリビングにつながっているので、外から見えてしまう場合があります。
大きな開口部で開放的な雰囲気をつくっていることで、外から室内が丸見えになってしまうことも。カーテンやブランドを閉めたままで過ごすことになる可能性があります。
プライバシーが保たれていないと快適に過ごすことは難しいでしょう。
2.夏場は暑くなりやすく冬場は冷えやすい
カリフォルニアスタイルの家は、夏場は暑くなりやすく冬場は冷えやすいでしょう。窓が大きく、開口部が広いスタイルだからです。
開放的な間取りをしているので、外気の影響を受けやすくなります。
カリフォルニアスタイルの家を建てる際には外気の影響を受けないよう、間取りや窓についてハウスメーカーなどに相談するようにしましょう。
3.カバードポーチをつくることで費用がかかる
カバードポーチをつくる場合には土地の広さに余裕が必要なため、土地代がかさみます。土地の購入費用に余裕がない場合には、カバードポーチをつくるか検討が必要でしょう。
カリフォルニアスタイルの家を建てる場合には、広い土地を探す必要がありますね!
家のまわりに屋根付きのデッキをつくるため、広い土地でないと居住スペースが狭くなる可能性があります。
4.カバードポーチを上手く活用できない
カバードポーチを思ったほど利用しなかったり、有効活用できなかったりする場合があります。
カバードポーチが狭すぎて上手く使えない場合もあります。
上手く活用できない理由は、どのような用途で利用するのか明確になっていないことです。カバードポーチは以下のような活用方法があります。
- BBQなどの食事スペース
- DIYスペース
- 自転車の収納場所
- サーフボードや自転車の手入れ
- 子どもの遊び場
- リラックス空間
- ガーデニング
事前にどのような用途で利用するか決まっていると、後悔せずに済むでしょう。
5.1階部分の居住面積が狭くなってしまう
カバードポーチの屋根部分が建ぺい率(土地の面積に対する建築面積の割合)の割合を超えてしまう場合には、居住スペースを狭くする必要があります。
建ぺい率は行政により定められており、上限を超えないように建築する必要があります。
居住面積が狭くなり、自宅内でくつろげなくなってしまってはストレスを感じるかもしれません。1階スペースとカバードポーチの広さのバランスを考える必要があるでしょう。
6.周囲の住宅から外観が浮いてしまう
日本住宅街では珍しいデザインなので、浮いてしまう可能性があります。
パステル色のブルーやホワイト、グリーン、ベージュなどの外壁が特徴なので、周囲の住宅となじみにくいことがあります。
とはいえ、自分が気に入ったデザインで建てることは間違いではありません。住宅が周りから浮いていることで、目立ってしまう点を把握しておいたほうがいいでしょう。
7.インテリアの買い替えにコストがかかる
外観に合わせてインテリアを買い替えるとコストがかかります。
外観はカリフォルニアスタイルなのに、インテリアなどが和風だと統一感がありません。使用している家具が住宅に合わない場合には、新しく買い替えを検討することになり別途費用がかかるでしょう。
建築前にインテリアにどれくらいの費用がかかるか計算しておくのがおすすめです。
「後悔しないカリフォルニアスタイルの家づくりができるか不安」だと感じている方もいるでしょう。実例や失敗談を知りたい方は、ぜひ一度すーさんに相談してみてください。どのようなことでも無料で相談できるので、気軽に利用できます。
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カリフォルニアスタイルの家で後悔しないための対策7選
カリフォルニアスタイルで後悔しないための対策があります。対策は以下の7つです。
- 外から室内が見えないように工夫する
- 性能の高い窓を使用する
- 敷地に余裕があるかを検討する
- カバードポーチの活用方法を明確にする
- メンテナンスを考えて素材を選ぶ
- 自宅周辺の雰囲気を確認しておく
- カリフォルニアスタイルが得意な会社を選ぶ
それぞれ詳しく解説します。
1.外から室内が見えないように工夫する
外から室内が見えないように、外構の工夫やエクステリアグッズ(住宅の外装建材)を使用するのがおすすめです。
具体的な方法は以下の通りです。
- 目隠しフェンス
- パーテーション
- 植栽(樹木や草花を植える)
- 生垣(木を並べて植えて垣根にしたもの)
- シェード
このような工夫を取り入れることで、カリフォルニアスタイルを保ちつつプライバシーを守れます。
シェードは最も手軽に採用できて、風も取り入れられますよ!
外構については、関連記事「【ほったらかしはNG】外構をやってない家の理由5選!デメリットやおすすめの外構を紹介」で解説しています。ぜひ参考にしてみてください!
2.性能の高い窓を使用する
窓が大きく開口部が広い場合には断熱性能の高い窓を採用することで、室温調整がしやすくなります。たとえば、樹脂製のサッシや複層ガラスなどは断熱性能が高いです。
断熱性能が高ければ、夏も冬も快適に過ごせますね!
開放感のあるカリフォルニアスタイルの住宅を実現するために、窓にこだわってみてください。
3.敷地に余裕があるかを検討する
カバードポーチをつくる場合には、敷地面積に余裕が必要です。
限られた敷地でカバードポーチをつくることで、家の中が狭くなってしまったり、隣家との距離が狭く快適に過ごせなかったりする可能性があります。
また、カバードポーチの屋根に囲まれた部分は建築面積に参入される点にも注意が必要です。建ぺい率の上限を超えないよう、ハウスメーカーの担当者と話しておきましょう。
4.カバードポーチの活用方法を明確にする
カバードポーチの活用方法に合わせた動線や必要面積をしっかり計画する必要があります。
例えば、アウトドアリビングとして利用したい場合には、キッチンと距離を近づけておくのがおすすめです。
カバードポーチの活用方法によっては、必要な広さも異なります。
カバードポーチは狭すぎると、窮屈に感じて快適に過ごせない可能性があります。そのため、少し余裕をもった広さでつくると快適に過ごせるでしょう。
ただし、奥行きが広すぎると室内に日光が届かないため、日当たりのチェックも必要です。使用目的がはっきりしていると、後悔を減らせるでしょう。
なお、カバードポーチの注意点は、関連記事「【事前確認が超重要】カバードポーチの設置で後悔する理由3つ!活用方法や注意点も解説」で詳しく紹介しています。ぜひ参考にしてみてください。
5.メンテナンスを考えて素材を選ぶ
カバードポーチは、屋外空間であるため定期的なメンテナンスが必要です。手間がかからない素材を選ぶようにしましょう。
ウッドデッキの場合は、雨や風、強い日差しの影響を受けます。自然な風合いが魅力の天然木を使用する場合には、劣化が進まないよう防虫・防腐剤の塗装を定期的に行う必要があります。
メンテナンスに手間がかかるのは大変ですよね!
メンテナンスを減らしたい方は樹脂製のウッドデッキがおすすめです。長く住むことを考えて、カバードポーチの素材にもこだわりましょう。
6.自宅周辺の雰囲気を確認しておく
家を建てる予定の土地周辺の雰囲気を目で見て確認しておきましょう。カリフォルニアスタイルの家を建てて周囲になじむかどうかをイメージできるからです。
どのような家が建っているのか、モノトーンカラーの家が多いのかなどをチェックしておいてください。長く住む家なので、周囲と調和するかを見ておくと後悔を減らせます。
山や海に近い自然が豊かな場所なら、カリフォルニアスタイルの家はなじみやすいですよ。
7.カリフォルニアスタイルが得意な会社を選ぶ
得意なスタイルやノウハウが異なるため、カリフォルニアスタイルの建築実績がある会社を選びましょう。
会社によって、デザインが異なります。
選ぶ際には複数の会社を比較して決めてください。イメージに合ったスタイルで建築してくれる会社を見極める必要があります。
カリフォルニアスタイルの家で後悔しないためには目的を明確にしよう
カリフォルニアスタイルの家を建てて後悔する理由は、カバードポーチを上手く活用できなかったり、1階の居室面積が狭くなることでくつろげなかったりすることです。
そのため、カバードポーチの活用目的などを明確にすることが重要です。目的がはっきりしていることで、適切なカバードポーチの広さや使いやすい動線を考えた間取りが設計できます。
デザインだけではなく、快適に過ごせるようにしたいですよね!
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