「地下室づくりが得意なハウスメーカーはどこ?」
「地下室がある家のメリット・デメリットを知りたい」
「地下室づくりを成功させる方法を知りたい」
地下室づくりを成功させるポイントが気になりますよね。
実は、特殊な技術や設計が必要なため、実績のあるハウスメーカーに依頼することが大切です。
ハウスメーカー選びに失敗すると、納得できない地下室になる可能性があるので要注意です!
この記事では、以下の内容を詳しく解説します。
- 特徴や費用の目安
- メリット
- 地下室づくりが得意なハウスメーカー
- 失敗しないための注意点
地下室のある家で、自分らしい暮らしを実現したい方は、ぜひ最後までお読みください。
【ハウスメーカー紹介の前に】地下室の特徴をサクッと解説
ハウスメーカー選びの前に、まずは地下室の特徴を把握しておきましょう。ここでは、次の3つを解説します。
- 地下室づくりには特殊な技術が必要
- 地下室には3つのタイプがある
- 予算はおよそ1,000万円
ひとつずつ見ていきましょう!
1. 地下室づくりには特殊な技術が必要
地下室をつくるためには、地盤の強度が大きく関係します!
地盤が軟弱な場合、改良工事が必要となるため、そのぶん費用が大きくかかる可能性があります。また、土地によっては地下室がつくれないというケースも。
土地を購入する前に、下水道管付近の土地ではないか、近隣の住宅との兼ね合いなど、地下を掘っても良い土地かどうか確認しておきましょう。
低い土地は雨水が溜まりやすくなります。水害が起きやすい土地ではないかについても確認しておくと安心ですよ!
2. 地下室には3つのタイプがある
地下室には3つのタイプがあります。それぞれの特徴を次の表をにまとめたので、参考にしてください。
タイプ | 特徴 |
---|---|
全地下タイプ | 地盤の面より下にある「全地下タイプ」 周囲の視線が気にならない 断熱性・遮音性に優れる 窓の設置ができないため、居室として使用できない |
半地下タイプ | 地下室の2/3以上が地上に出ている 地面より上の部分に窓を設置できるため、採光を確保しやすい 全地下タイプよりコストが抑えられる |
ドライエリアありタイプ | 外から地下室の全体が確認できる 居室として使うには、採光・通風の確保のため窓の設置が必要 全地下タイプよりもコストが高め 防音性はやや落ちる 排水設備を整える必要がある |
ひとことで「地下室」といっても3つのタイプがあるので、土地や使用目的に合わせて選ばなくてはなりません。
それぞれの特徴を踏まえて、どのタイプが適しているか検討してみてください!
3.予算はおよそ1,000万円
例として、10坪の地下室をつくる場合に必要な費用の目安をまとめました。
工事内容 | 費用目安 |
---|---|
地盤・地質調査費 | 約5万円 |
構造計算費 | 約25万円 |
山留工事費 | 150万円〜250万円 |
残土処分費 | 180〜230万円 |
断熱工事費 | 約20万円 |
除湿工事費 | 約15万円 |
RC造の実施図面 | 約40万円 |
配筋・RC打設工事費 | 200〜500万円 |
ドライエリア工事費 | 約150万円 |
最小で785万円、最大で1235万円かかる計算です。地上階だけの家を建てるよりも、予算を多く見積もっておく必要があります。
居室として使用する場合、窓をつくって風通しをよくしたり、光を採り入れたりする必要があるので、さらに費用がかかります。
地下室づくりを検討しているのであれば、家づくりのプロ「すーさん」に相談するのがおすすめです。
相談は無料で、予算に応じた家づくりのアドバイスをもらえますよ!
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ハウスメーカーの地下室がおすすめな4つの理由
地下室をつくるメリットは、以下の4つです。
- 敷地面積を有効活用できる
- 地震に強い
- 温度や湿度が安定している
- 防音性が期待できる
それぞれ見ていきましょう!
1. 敷地面積を有効活用できる
建築基準法で、敷地に対して建てられる床の面積を容積率で定めています。そのため、広い家を建てようと思っても、決められた範囲内でまかなうしかありません。
しかし、同じ建築基準法で、地下室は「延床面積の3分の1を限度として、容積として計算しない」と定めています。
つまり、地下室が延床面積(地下室を含む)の3分の1までの広さなら容積に計算されないということです!
3階建ての建築が禁止されている地域でも、地下室を取り入れると実質3階建てのような暮らしができます。
2. 地震に強い
地下室を鉄筋コンクリートづくりにすることで、家全体を支える強固な基礎となります。地上階も揺れにくなるのがメリットの1つです。
地下室は周辺の土の圧を基準に設計・施工されているため、地震が起こっても十分に耐えられる強さがあります!
実際に地震が起こると、周辺の地盤と地下室が一体となって動きます。しかし、地盤の中では構造物を振動させる力が小さいため、地下室自体の揺れが少なくなるのが特徴です。
3. 温度や湿度が安定している
外気の影響を受けにくいため、1年を通して温度や湿度が安定しています。
一般的に、地表面下3m付近では11〜21℃と比較的気温が安定しているのが特徴です。
また、調湿や換気といった対策をすることにより、快適な湿度が保てます。
室温や湿度変化が少ないので、ワインセラーや納戸などに適しているんですよ!
4. 防音性が期待できる
地下室は、周囲が地面に囲まれているので防音性に優れています。
地下室は鉄筋コンクリートづくりなので、音漏れしにくい特徴があります。
音楽やダンスなど音漏れを気にせずに趣味を楽しめるのも、地下室づくりのメリットです。
地下室が得意なハウスメーカー7選
地下室が得意なハウスメーカー7社と、それぞれの特徴を以下の表にまとめました。
ハウスメーカー | 特徴 |
---|---|
住友林業 | ・敷地を最大限に活用する空間づくり ・ミリ単位の設計が可能 |
三井ホーム | ・40年以上の地下室づくりの実績 ・独自の地下室施工技術 |
ダイワハウス | ・土地の条件を最大限に生かした地下室づくり ・木造×鉄筋コンクリート造の混構造 |
三菱地所ホーム | ・地下室づくりの建築実績が豊富 ・24時間365日の温度湿度調節 |
セキスイハイム | ・防水性能の高い地下室づくりが可能 ・土地探しなどのサポート体制も充実 |
クレバリーホーム | ・ローコスト住宅 ・地下室づくりの建築実績が豊富 |
ミサワホーム | ・昭和40年台から地下室づくりの実績 ・デットスペースの有効活用に定評 |
それぞれ見ていきましょう!
1. 住友林業
ハウスメーカー | 特徴 |
---|---|
住友林業 | ・敷地を最大限に活用する空間づくりができる ・ミリ単位の設計が可能 |
住友林業は、敷地を最大限に活用する空間づくりとして、地下室にも対応できるハウスメーカーです。
ミリ単位で変化する空間の印象にこだわり、狭小敷地や変形敷地などでも最適な間取りを提案してくれますよ!
2. 三井ホーム
ハウスメーカー | 特徴 |
---|---|
三井ホーム | ・40年以上の地下室づくりの実績を持つ ・独自の地下室施工技術 |
三井ホームは、40年以上の実績あるハウスメーカーです。空間を広げるだけでなく、スキップフロアや地下室で、限られた敷地を有効活用してくれます。
断熱性や機密性、メンテナンス性にも優れた住まいづくりに強みがあります!
3. ダイワハウス
ハウスメーカー | 特徴 |
---|---|
ダイワハウス | ・土地の条件を最大限に生かした地下室づくりが可能 ・木造×鉄筋コンクリート造の混構造 |
ダイワハウスは、木造の柔軟性と鉄筋コンクリート造の強さを掛け合わせた自由設計や、ヒノキな厳選した自然素材を採用しているハウスメーカーです。
デザイナーチームがニーズに合わせて設計してくれるため、限られた空間を有効活用できます!
4. 三菱地所ホーム
ハウスメーカー | 特徴 |
---|---|
三菱地所ホーム | ・地下室づくりの建築実績が豊富 ・24時間365日の温度湿度調節 |
三菱地所ホームは、地下室づくりの建築実績が豊富なハウスメーカーです。ツーバイネクスト広報で、耐震性・耐久性・省エネルギー性に優れた家づくりを得意とします。
全館空調「エアロテック」によって地下室も空調を行ってくれるので、湿気やカビの不安も解消されますよ!
5. セキスイハイム
ハウスメーカー | 特徴 |
---|---|
セキスイハイム | ・防水性能の高い地下室づくりが可能 ・土地探しなどのサポート体制も充実 |
セキスイハイムは、防水性能の高い地下室づくりができるハウスメーカーです。独自の「ラーメン構造」によって、自由度が高い間取りを設計できます。
将来的な間取り変更を見据えたプランニングや土地探しなど、サポート体制も万全です!
6. クレバリーホーム
ハウスメーカー | 特徴 |
---|---|
クレバリーホーム | ・ローコスト住宅 ・地下室づくりの建築実績が豊富 |
クレバリーホームは、地下室づくりの実績が豊富なハウスメーカーです。精通した建築デザイナーが、ニーズに対応してくれます。
ただし、施工対象区域は東京都に限られています!
7. ミサワホーム
ハウスメーカー | 特徴 |
---|---|
ミサワホーム | ・昭和40年台から地下室づくりの実績がある ・デットスペースの有効活用に定評 |
ミサワホームは、地下室づくりの実績豊富なハウスメーカーで、限られた空間の有効活用に定評があります。
ドライエリアのある地下室をリビングにしたり、ゲストルームを設けたりと、地下の常識を超えた明るい空間づくりも可能です!
限られた敷地や空間を最大限に有効活用するために「タウンライフ」で間取りプランを作成してもらうのもおすすめです。
多数の間取りを比較検討して納得プランを作成してくれるだけでなく、費用・土地探しも提案してくれますよ!
タウンライフの詳細は、関連記事「【希望が叶う】理想の家を実現する間取りの決め方を徹底解説!無料でプロに依頼する方法を紹介」で解説しているので、ぜひ参考にしてみてください!
ハウスメーカーに地下室づくりを依頼する際の4つの注意点
地下室づくりで失敗しないための注意点には、以下の4つがあります。
- 地下室をつくる目的は明確に
- 土地の条件や地盤調査結果を確認する
- 固定資産税が高くなることがある
- 浸水対策が必須
事前に注意点を把握しておくことが大切です!
1. 地下室をつくる目的は明確に
そもそもなぜ地下室をつくりたいのか、目的を明確にしておきましょう。たとえば「楽器を演奏したい」「ダンスの練習部屋として活用したい」「ワインセラーなどの貯蔵庫にしたい」など、地下室をつくる理由はさまざまあるはずです。
目的が明確になると、用途に応じて地下室づくりのために必要な面積や設備を決めやすくなります!
2. 土地の条件や地盤調査結果を確認する
地下室をつくっても問題ない土地なのかを確認しておくことが大切です。
下水管の近くなど土地の条件や、地盤の強度は問題ないかといった、調査結果をしっかり確認しておきましょう!
3. 固定資産税が高くなることがある
固定資産税は、建物の構造や面積、地域などによって決められます。鉄筋コンクリートづくりの場合、木造や鉄骨造に比べて固定資産税が高くなることを把握しておきましょう。
木造に比べて鉄筋コンクリートづくりのほうが経年劣化が少なく、資産価値が下がりにくいためです。
4. 浸水対策が必須
地面より低いため、雨水が溜まりやすい特徴があります。必ず浸水対策は万全にしておきましょう。特に、大雨や集中豪雨、台風などの際、浸水する可能性があります。
出入り口の床を道路からある程度高くしたり、排水溝は逆流を防ぐ構造にするなど、ハウスメーカーとよく相談することが大切です!
地下室が得意なハウスメーカーが見つからなければすーさんに相談しよう
地下室づくりには特殊な技術が必要とされるため、限られた敷地や空間を最大限有効活用してくれるハウスメーカーに依頼することが大切です。
地下室づくりで失敗しないためには、どういった目的で地下室を作りたいのかを明確にしておくと、土地選びや予算の目安が立てやすくなるでしょう。
具体的にどうすればいいかわからないという方は「すーさんの相談窓口」がおすすめです!
大手ハウスメーカーで住宅販売に15年携わった経験を活かし、些細なことでもアドバイスします!
相談は無料です。地下室のある家で、自分らしさを満喫できる暮らしを実現したい方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。